【2026年最新】動画・映像制作の費用相場・料金はいくら?種類・尺・依頼先別に解説

【2026年最新】動画・映像制作の費用相場・料金はいくら?種類・尺・依頼先別に解説

動画・映像制作の費用は、動画の種類や尺、実写・アニメーションなどの表現方法、撮影規模などによって大きく異なります。

「動画制作にはどのくらいの予算が必要?」「100万円でどんな動画が作れる?」「1分の動画はいくら?」といった疑問を持つ方に向けて、この記事では動画・映像制作の費用相場をわかりやすく解説します。

この記事では、動画制作の費用について、以下の6つのポイントを紹介します。

  • 動画・映像制作の費用相場:用途・予算別に、どのくらいの費用がかかるのかを紹介
  • 実際の見積書から項目を確認:Crevoの見積書サンプルを公開、項目の内訳を解説
  • 動画制作の費用が決まるポイント:企画・撮影・編集・出演者など、見積もりの内訳を解説
  • 動画の尺による費用の違い:15秒・30秒・1分など、動画の長さと費用の関係を紹介
  • 依頼先による費用・特徴の違い:フリーランス・制作会社・広告代理店・AIなどを比較
  • 動画制作の費用を抑える方法:品質や目的を保ちながら、制作費を抑えるポイントを紹介

動画制作の費用相場を知りたい方はもちろん、「自社の場合はいくらかかる?」「どこに依頼すればいい?」と悩んでいる方にも役立つ内容です。ぜひ参考にしてください。

お役立ち資料集

目次

動画・映像制作の費用相場は?まずは料金表で確認

動画・映像制作の費用相場一覧

動画・映像制作の費用は、用途や制作内容によって大きく異なります。
まずは、会社紹介・商品紹介・採用・広告・SNS動画など、代表的な動画の費用相場を一覧で確認してみましょう。

用途費用相場費用が変わるポイント
会社紹介50~200万円撮影規模・出演者・演出
商品・サービス紹介30~100万円実写・アニメ・CG・尺
採用動画30~200万円程度撮影日数・出演者・構成
WebCM50~300万円程度キャスト・ロケ・演出
SNS動画10~100万円程度本数・尺・撮影方法

【予算別】動画・映像制作では何ができる?

動画制作では、予算によって選択できる撮影方法や演出、制作体制などが変わります。
ここでは、予算ごとにどのような動画を制作できるのか、目安を紹介します。

予算制作できる動画の例制作内容の目安
~30万円短尺動画・シンプルなアニメーションなど既存素材を活用した編集や、シンプルな構成の動画
30~50万円インタビュー・簡易的な実写動画など小規模な撮影やシンプルな編集を中心とした制作
50~100万円会社紹介・サービス紹介・採用動画など企画・撮影・編集を含む、一定の作り込みがある動画
100~200万円広告・採用・会社紹介・サービス紹介など複数の撮影場所や出演者、演出などを含む本格的な制作
200万円~WebCM・大規模なプロモーション動画など大規模な撮影、キャスト、複雑な演出、CGなどを含む制作

実際に、50万円未満でもサービス紹介動画を制作した事例があります。


SOPPRA Digital transformation「CodeAGI」
:アニメーション、60~120秒、50万未満


freee「freee会社設立」
:アニメーション、〜15秒、50万未満

このように、予算が限られていても、表現方法や制作内容を工夫することで動画を制作できる場合があります。

動画・映像制作の費用相場はなぜ幅がある?

同じ動画制作でも、10万円程度で制作できるケースがある一方、100万円以上かかるケースもあります。
これは、撮影の有無や規模、出演者、ロケーション、編集内容、CG・アニメーションなど、案件ごとに必要な工程が異なるためです。

そのため、動画制作の費用は「動画の長さ」だけで判断するのではなく、どのような動画を、誰に向けて、どのように活用するのかを踏まえて考えることが重要です。

【見積書サンプルあり】動画・映像制作の費用は何で決まる?実際の見積書例と費用内訳を解説

動画・映像制作の費用は、「動画1本でいくら」と一律に決まるものではありません。
企画・ディレクション、撮影、出演者、編集、デザイン、アニメーション、BGMなど、制作に必要な工程を積み上げて最終的な金額が決まります。

そのため、同じ1〜3分程度の動画でも、実写撮影を行うのか、アニメーションで制作するのか、キャストやスタジオを用意するのかによって、費用の内訳は大きく異なります。

ここでは、Crevoで想定した「アニメーション動画」「インタビュー動画」「広告動画」3種類の見積書例をもとに、実際にどのような工程で、どの程度の費用が発生するのかを解説します。

※以下はあくまで見積もり例です。動画の尺や制作内容、撮影日数、スタッフ数、キャスト、ロケーション、修正回数などによって実際の費用は異なります。

アニメーション動画の見積書例|総額約92万円

アニメーション動画のサンプル見積書

アニメーション動画の見積もり例は、税込919,600円です。
内訳は、制作人件費30万円、出演費3万円、編集費40万円、音効費3万円で、小計76万円。そこに管理費7万6,000円と消費税が加わっています。

今回の例では実写撮影を行わないため、カメラマンや撮影機材、スタジオなどの撮影費は発生していません。
一方で、映像の素材となるグラフィックを制作し、それらに動きを付ける必要があるため、グラフィック制作・アニメーション制作の費用が全体の中で大きな割合を占めています。

制作人件費:30万円

制作人件費には、動画制作全体を管理するプロデューサーや、映像の構成・演出を設計するディレクターなどの費用が含まれます。

プロデューサー・アシスタントマネージャー:10万円
クライアントとの打ち合わせやスケジュール管理、制作スタッフとの調整、納品までの進行管理などを担当します。
動画制作では複数のスタッフや工程が関わるため、それらをまとめて制作を円滑に進める役割です。

ディレクター:20万円
動画の目的やターゲットをもとに、構成や演出、シーンの流れ、アニメーションの見せ方などを設計します。
アニメーション動画では実際の映像を撮影するのではなく、ゼロから画面を設計する必要があるため、企画・演出の内容によってディレクション工数も変わります。

出演費:3万円

ナレーター(宅録):3万円
動画内で使用するナレーションを収録する費用です。
今回の例では、ナレーター自身の収録環境で録音する「宅録」を想定しています。

スタジオで収録する場合は、ナレーター費に加えてスタジオ費や音声スタッフ費などが必要になることがあります。
また、ナレーターの実績や動画の尺、使用媒体、使用期間などによっても金額は変動します。

編集費:40万円

アニメーション動画では、撮影費がかからない代わりに、映像を構成するグラフィックや動きを制作する工程が必要です。
今回の見積もりでは、制作費全体の中でも特に大きな割合を占めています。

グラフィック制作:20万円
動画内で使用するイラストや図形、背景、テキストなどのビジュアル素材を制作する費用です。
サービスの仕組みを図解したり、企業のブランドイメージに合わせた世界観をつくったりする場合には、新たにデザインを制作します。

アニメーション制作:20万円
制作したグラフィックやテキストなどに動きを付け、映像として仕上げる工程です。
シンプルな動きで構成するのか、細かなキャラクターアニメーションや複雑なモーションを取り入れるのかによって、制作工数と費用は大きく変わります。

音効費:3万円

音楽費(選曲):3万円
動画の内容や世界観に合ったBGMを選定・使用するための費用です。
映像に合った音楽や効果音を組み合わせることで、動画のテンポや印象を調整します。

管理費:7万6,000円

今回の見積もりでは、制作費の小計76万円に対して10%の管理費として7万6,000円が計上されています。

管理費は、制作スタッフや外部パートナーとの調整、制作環境の管理など、プロジェクト全体を進行するために必要となる費用です。
制作会社によって、管理費の設定方法や見積書上の表記は異なります。

インタビュー動画の見積書例|総額約59万円

実写インタビュー動画の見積書サンプル

インタビュー動画の見積もり例は、税込592,900円です。
内訳は、制作人件費15万円、撮影費22万円、編集費10万円、音効費2万円で、小計49万円。管理費4万9,000円を加えた税別合計は53万9,000円となっています。

今回の例では、インタビューを行う人物を新たにキャスティングするのではなく、社員や顧客など実際の関係者が出演することを想定しているため、キャスト費は発生していません。
その一方で、実際に人物を撮影するため、カメラマンなどの撮影人件費や撮影機材費が必要になります。

制作人件費:15万円

プロデューサー:5万円
制作全体のスケジュールや予算の管理、撮影スタッフの手配、クライアントとの調整などを担当します。

ディレクション費:10万円
動画全体の構成やインタビュー内容、撮影方法などを設計する費用です。

インタビュー動画では、ただ出演者に話してもらうだけでは、伝えたいメッセージが整理されないことがあります。
事前に「どのような内容を聞くのか」「どの順番で見せるのか」などを整理することも、ディレクションの重要な工程です。

撮影費:22万円

今回の見積もりでは、撮影人件費15万円、撮影機材費5万円、撮影雑費2万円が計上されています。

撮影人件費:15万円
カメラマンなど、撮影当日に必要となるスタッフの人件費です。
撮影スタッフの人数や拘束時間、撮影日数によって費用は変動します。

撮影機材費:5万円
カメラやレンズ、照明、マイクなど、撮影に使用する機材の費用です。

インタビュー動画では、人物を撮影するだけでなく、声を聞き取りやすく収録したり、人物の表情をきれいに見せたりする必要があるため、カメラ以外にも照明や音声機材を使用することがあります。

撮影雑費:2万円
撮影時に必要となる軽食、美術、小物などの細かな費用です。
撮影場所によっては、このほかに交通費や宿泊費などが発生する場合があります。

編集費:10万円

オフライン/オンライン編集:10万円
撮影した映像の中から使用するシーンを選び、不要な部分をカットしながら1本の動画として構成していく費用です。

インタビュー動画では、話した内容をそのまま使用するのではなく、伝えたいポイントを整理しながら適切な長さに編集します。
必要に応じてテロップや写真、資料なども挿入し、視聴者が内容を理解しやすい動画に仕上げます。

音効費:2万円

BGM素材購入:2万円
動画内で使用するBGMなどの音源を購入するための費用です。
インタビューの内容を邪魔しない範囲で音楽を加えることで、動画全体の雰囲気を整えます。

管理費:4万9,000円

制作費の小計49万円に対して、10%の管理費として4万9,000円が計上されています。
管理費を含めた税別合計は53万9,000円、消費税を加えた総額は59万2,900円です。

広告動画の見積書例|総額約226万円

実写の広告動画の見積書サンプル

広告動画の見積もり例は、税込2,262,700円です。
制作費の小計は187万円で、今回紹介する3つの見積書の中では最も制作規模が大きい例となっています。

広告動画では、限られた時間の中で商品やサービスの魅力を伝え、視聴者の興味を引く必要があります。
そのため、企画や演出に加えて、キャスト、撮影機材、スタジオ、ヘアメイク、グラフィックなど、映像のクオリティを高めるための工程に費用がかかりやすいのが特徴です。

制作人件費:35万円

プロデューサー:5万円
予算やスケジュールの管理、スタッフ・キャスト・撮影場所などの調整を行い、制作全体を管理します。

ディレクション費:30万円
広告の目的やターゲットを踏まえて、企画や演出、撮影方法、画面構成、映像のトーンなどを具体的に設計する費用です。

今回の例では、インタビュー動画と比較してディレクション費が高くなっています。
広告動画では「どのような映像を撮影するか」だけでなく、短い時間でどのように商品やサービスを印象付けるかというクリエイティブ設計が必要になるため、企画・演出の工数も増えやすくなります。

出演費:30万円

キャスト(女性):30万円
広告動画に出演するキャストを起用するための費用です。

キャスト費は、撮影時間だけでなく、出演者の実績や知名度、動画を使用する媒体、使用期間などによっても大きく変わります。

たとえば、Webサイトのみで使用する動画と、Web広告やSNS広告などで広く配信する動画では、出演条件が異なる場合があります。
そのため、キャストを起用する際は、制作費だけでなく利用範囲や契約条件まで確認することが重要です。

撮影費:80万円

今回の見積もりでは、撮影費だけで80万円が計上されています。
広告動画の総額が大きくなる理由のひとつが、撮影に必要となるスタッフ・機材・場所・美術などの費用です。

撮影人件費:20万円
カメラマンなど、撮影現場で映像を制作するスタッフの人件費です。
スタッフの人数や撮影時間、撮影日数によって費用は変動します。

撮影機材費:25万円
カメラ、レンズ、照明、音声機材などを使用するための費用です。
今回の例では1日分として25万円が計上されています。

広告動画では映像そのものの質感が商品の印象にも影響するため、撮影内容によっては高性能なカメラやレンズ、照明などを使用することがあります。

メイク/スタイリスト:10万円
出演するキャストのヘアメイクや衣装を整えるスタッフの費用です。
ブランドや商品のイメージに合わせて人物の見せ方を調整し、映像全体の世界観をつくります。

ハウススタジオ:15万円
撮影場所としてスタジオを借りるための費用です。
スタジオの広さや設備、利用時間、立地などによって料金は変わります。

撮影雑費:10万円
撮影時に使用する美術、小物、備品などの費用です。
広告動画では、映像内に映り込む家具や商品周辺の小物などもクリエイティブの一部となるため、撮影内容によっては美術費が必要になります。

編集費:40万円

オフライン/オンライン編集:30万円
撮影した映像から使用するカットを選び、広告として伝わりやすい順番やテンポに編集する費用です。

不要な映像をカットするだけではなく、色味の調整やテロップの追加なども行い、完成形へ仕上げていきます。
広告動画では数秒単位のテンポや見せ方が視聴者の印象を左右するため、細かな編集調整が必要になることもあります。

デザイン/グラフィック制作費:10万円
動画内で使用するテキストや図形、商品情報、グラフィックなどを制作する費用です。

実写映像だけでは説明しづらい情報をデザインで補ったり、ブランドに合わせて画面全体のトーンを統一したりすることで、広告としての視認性や完成度を高めます。

音効費:2万円

BGM素材購入:2万円
広告動画内で使用するBGMなどの音源を購入するための費用です。
映像のテンポや世界観に適した音楽を使用することで、視聴者に与える印象を調整します。

管理費:18万7,000円

制作費の小計187万円に対して、10%の管理費として18万7,000円が計上されています。
管理費を含めた税別合計は205万7,000円、消費税を加えた総額は226万2,700円です。

3つの見積書を比較すると、動画制作費の違いがわかる

3つの見積書を見ると、動画の種類によって「どの工程に費用がかかるのか」が大きく異なることがわかります。

アニメーション動画では実写撮影がないため撮影費は発生しませんが、グラフィック制作やアニメーション制作に費用がかかります。

インタビュー動画では、実際の社員や顧客に出演してもらうことでキャスト費を抑えやすい一方、撮影スタッフや機材などの撮影費が必要です。

広告動画では、映像のクオリティや演出にこだわるため、キャストやスタジオ、撮影機材、メイク・スタイリストなど必要な工程が増え、制作費も高くなる傾向があります。

このように、動画制作費を考える際は、単純に「動画1本の価格」を比較するのではなく、動画の目的を達成するためにどの工程が必要なのかを見ることが重要です。

動画制作の見積書を確認するときのポイント

動画制作会社から見積書を受け取った際は、総額だけで判断せず、「その金額に何が含まれているのか」を確認しましょう。

特に確認しておきたいのが、修正回数や撮影日数、キャストの使用条件、納品形式、交通費などの追加費用です。
同じ金額の見積もりでも、含まれる制作範囲によって実際に依頼できる内容は異なります。

修正回数と追加修正の費用

動画制作では、初稿提出後にテロップや映像、ナレーションなどを修正することがあります。
あらかじめ何回までの修正が制作費に含まれているのか、それを超えた場合に追加料金が発生するのかを確認しておきましょう。

また、当初の構成から大きく内容を変更する場合や、編集後に追加撮影が必要になった場合などは、通常の修正とは別に費用が発生することもあります。

キャスト・ナレーターの使用期間や媒体

キャストやナレーターを起用する場合は、出演料だけでなく、動画を使用できる期間や媒体についても確認が必要です。

Webサイト、YouTube、SNS広告、テレビCMなど、使用する媒体によって契約条件や費用が異なる場合があります。
制作後に別の媒体でも使用する可能性がある場合は、あらかじめ制作会社へ相談しておくとよいでしょう。

撮影費に含まれる範囲

撮影費には、撮影スタッフやカメラなどの機材費が含まれている場合がありますが、交通費、宿泊費、スタジオ費、美術費などが別途必要になることもあります。

特に複数拠点での撮影や遠方でのロケを行う場合は、見積書に含まれていない費用がないか確認しておくことが重要です。

納品形式や二次利用の条件

完成した動画をどの形式で納品してもらえるのかについても確認しておきましょう。
完成動画のみの納品なのか、字幕なし・ありなど複数パターンを受け取れるのかによって、後から活用できる範囲が変わります。

また、完成した動画の一部を切り抜いてSNS広告に使用したり、別の動画に再編集したりする場合は、素材やキャストなどの権利条件によって二次利用費が発生することもあります。

「一式」と記載された費用の内訳

見積書では「撮影費一式」「編集費一式」のように、複数の作業をまとめて記載している場合があります。

一式という表記自体に問題があるわけではありませんが、複数社の見積もりを比較する場合は、その中にどの作業まで含まれているのかを確認しておくことが重要です。

動画制作の見積もりを比較する際は、単純な総額だけではなく、必要な工程が含まれているか、追加費用が発生する条件は何か、自社が必要とする範囲まで対応してもらえるかという観点で確認するとよいでしょう。


お問い合わせ・無料見積もり

実写とアニメーションで費用はどう変わる?

実写とアニメーションで費用はどう変わる?

動画の費用は、どのような表現方法を選ぶかによっても変わります。
実写なら撮影や出演者、ロケーションなど、アニメーションならイラストやアニメーション制作など、表現方法によって必要な工程が異なるためです。
ここでは、実写・アニメーション・3DCGそれぞれの特徴と、費用を考える際のポイントを解説します。

実写映像の特徴と費用

実写動画では、撮影機材やカメラマン、出演者、ロケーションなどが必要になるため、
撮影規模によって費用が変わります。

アニメーション映像の特徴と費用

アニメーションでは、イラスト制作やアニメーション制作などの工程が必要になります。
実写では表現しにくいサービスの仕組みや抽象的な内容を視覚化できる点が特徴です。

3DCG・特殊な映像表現の費用

3DCGなど高度な映像表現を取り入れる場合は、制作工程や専門的な技術が必要になるため、
費用が高くなる傾向があります。

実写とアニメーション、どちらを選ぶべき?

実写とアニメーションのどちらが安いとは一概にはいえません。
動画の目的や伝えたい内容、必要な表現に合わせて選択することが重要です。

例えば、アニメーションによってサービスの仕組みをわかりやすく表現する一方、実写で商品や社員の様子を伝えるなど、両方を組み合わせる方法もあります。


SOPPRA Digital transformation「弁護士ドットコム株式会社」
:アニメーション、15〜30秒、50万未満


LIXIL「KINUAMI」
:実写、〜15秒、100〜299万

【目的・用途別】動画・映像制作の費用相場

動画・映像制作の費用は、動画の目的や用途によっても異なります。
まずは代表的な用途ごとの費用相場を一覧で確認し、その後、それぞれの動画の特徴や費用が変わるポイントを詳しく見ていきましょう。

動画の種類 費用相場 主な用途
会社・事業紹介 50~250万円 企業説明・Webサイトなど
商品・サービス紹介 50~200万円 商材・サービスのPR
採用動画 50~200万円 採用サイト・説明会など
広告・WebCM 50~500万円 Web広告・SNS広告など
インタビュー動画 30~100万円 お客様の声・社員紹介など
イベント・セミナー動画 50~200万円 イベント記録・セミナー配信など
IR動画 50~150万円 投資家向け情報発信
マニュアル動画 30~80万円 操作説明・社内教育など
施設・学校紹介 50~200万円 学校・施設のPR
教育・研修動画 要相談 社内研修・教育など
YouTube動画 30~150万円 YouTube運用・情報発信
縦型ショート動画 10~50万円 TikTok・Instagram・SNS広告など
ショートドラマ 30~150万円 SNS・採用・商品PR・ブランディングなど

会社・事業紹介動画の費用相場

会社・事業紹介動画は、会社や事業内容を広くPRするために制作される動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜250万円程度です。

社員が働く様子や動く図解などを活用することで、文字や画像だけでは伝わりにくい会社の特徴や事業内容をわかりやすく伝えられます。
企業説明会やイベント会場、自社Webサイト、SNSなど、さまざまな場面で活用できます。

商品・サービス・アプリ紹介動画の費用相場

商品・サービス・アプリ紹介動画は、企業が提供する商品やサービスの特徴・魅力をわかりやすく伝えるための動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜200万円程度です。

特にITシステムやアプリケーションなどの無形商材は、実際の商品を見せることができないため、動画との相性が良い分野です。

  • ・サービスを実際に使用している様子
  • ・実際のUI画面や操作方法
  • ・サービスを利用する前後の変化を描いたストーリー

こうした情報を動画で表現することで、視聴者はサービスの特徴や利用シーンを具体的にイメージしやすくなります。

採用動画の費用相場

採用動画は、企業の経営理念や事業内容、仕事内容、職場の雰囲気、実際に働く社員の声などを求職者に伝えるために制作される動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜200万円程度です。

社員インタビューやオフィス・現場の様子を映像で見せることで、求人票や採用サイトの文章だけでは伝わりにくい、会社の雰囲気や働く人の人柄、仕事のリアルを具体的に伝えられます。
企業説明会や採用サイト、求人媒体、SNS、スカウトメールなど、採用活動のさまざまな場面で活用できます。

広告(CM・WebCM)の費用相場

広告動画は、商品やサービスの魅力を短時間で伝え、認知拡大や興味喚起、購入・問い合わせなどの行動につなげることを目的とした動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜500万円程度です。

限られた時間の中で視聴者の印象に残るよう、企画やストーリー、映像表現、音楽などを組み合わせて訴求できるのが特徴です。テレビCMのほか、YouTubeやSNS、Webサイトなど幅広い媒体で活用できます。
キャストの起用やロケーション、撮影日数、CG・アニメーションなどの演出によって制作規模が変わるため、費用の幅も大きくなります。

お客様の声・インタビュー動画の費用相場

お客様の声・インタビュー動画は、商品やサービスを実際に利用した顧客や、企業で働く社員などへのインタビューを映像化した動画です。
おおよその制作費用相場は、30万〜100万円程度です。

実際の利用者や社員自身の言葉で魅力や体験を伝えられるため、企業側から一方的に説明するだけでは伝わりにくいリアルな評価や具体的なエピソードを届けられます。
商品・サービスの導入事例や営業資料、Webサイト、採用コンテンツなど、第三者の声を通じて信頼感を高めたい場面で活用できます。

イベント・セミナー動画の費用相場

イベント・セミナー動画は、周年イベントや社員総会、展示会、講演、ウェビナーなど、イベントの内容を映像として残したり、当日の演出に活用したりするための動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜200万円程度です。

当日の様子を記録するだけでなく、イベントのオープニング・エンディング映像やダイジェスト動画、後日配信用のコンテンツとして制作することもできます。
一度きりのイベントを動画として残すことで、参加できなかった人への情報共有や、Webサイト・SNSでの二次活用にもつなげられます。

IR動画の費用相場

IR動画は、企業の業績や事業内容、経営方針、成長戦略など、株主や投資家に向けた情報をわかりやすく伝えるために制作される動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜150万円程度です。

経営者によるメッセージやグラフ・図解、事業紹介映像などを組み合わせることで、数字や文章だけでは理解しづらい情報を視覚的に整理して伝えられます。
決算説明会や株主総会、IRサイト、事業報告などで活用でき、企業の事業内容や今後の方向性への理解を促すコンテンツとして利用できます。

マニュアル(How to)動画の費用相場

マニュアル(How to)動画は、商品やサービスの使い方、機器の操作方法、業務手順などを映像で説明するために制作される動画です。
おおよその制作費用相場は、30万〜80万円程度です。

実際の操作画面や手元の動きを映しながら説明できるため、文章や静止画だけでは理解しづらい手順も直感的に伝えられます。
顧客向けの商品・サービス説明だけでなく、社内の業務マニュアルや新人教育、問い合わせ対応の効率化などにも活用できます。

施設・学校紹介動画の費用相場

施設・学校紹介動画は、施設や学校の特徴、設備、雰囲気、そこで過ごす人の様子などを映像で紹介する動画です。
おおよその制作費用相場は、50万〜200万円程度です。

館内やキャンパスを実際に歩いているような映像や、利用者・学生へのインタビューを取り入れることで、写真だけでは伝わりにくい広さや雰囲気、日常の様子まで具体的に伝えられます。
学校説明会やオープンキャンパス、施設のWebサイト、SNS、広告など、来校・来館前の理解を深めるコンテンツとして活用できます。

教育・研修動画の費用相場

教育・研修動画は、新入社員研修や社員教育、業務ルール、接客方法、コンプライアンスなど、社内で必要な知識やノウハウを共有するために制作される動画です。
制作費用は、動画の本数や尺、実写・アニメーションといった表現方法、撮影の有無などによって大きく異なりますが、おおよその制作費用相場は、30万〜150万円程度でイメージしていただくとよいでしょう。

研修内容を動画化することで、担当者による説明のばらつきを抑えながら、拠点や受講時期にかかわらず同じ内容を繰り返し学べるようになります。
実際の作業や接客シーンを見せることで、文章だけでは理解しづらい動きや判断基準を伝えやすく、研修担当者の負担軽減や教育の効率化にもつながります。

YouTube動画の費用相場

YouTube動画は、YouTubeでの継続的な情報発信や認知拡大、商品・サービスのPRなどを目的として制作される動画です。
おおよその制作費用相場は、30万〜150万円程度です。

商品・サービスの解説やノウハウ紹介、社員インタビュー、企画コンテンツなど、目的やターゲットに合わせてさまざまな形式で制作できます。
単発の動画制作だけでなく、チャンネルの企画設計や定期的な動画投稿を行うことで、企業やサービスとの継続的な接点づくりにも活用できます。

縦型ショート動画の費用相場

縦型ショート動画は、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなど、スマートフォンでの視聴に適した縦型の短尺動画です。
おおよその制作費用相場は、1本10万〜50万円程度です。

短い時間で商品やサービスの魅力を伝えられるほか、テンポの良い編集やテロップを活用することで、SNS上でユーザーの興味を引きやすいのが特徴です。
企業のSNS投稿やWeb広告、採用広報、商品・サービスのPRなど、幅広い用途で活用できます。

ショートドラマの費用相場

ショートドラマは、数十秒〜数分程度の短いストーリーを通じて、商品やサービス、企業の魅力を伝える動画です。
おおよその制作費用相場は、1本30万〜150万円程度です。

ストーリーの中に商品や企業のメッセージを自然に盛り込むことで、広告感を抑えながら視聴者の興味や共感を引き出しやすいのが特徴です。
SNSでの商品・サービスPRをはじめ、採用広報や企業ブランディング、認知拡大などに活用できます。

動画の長さはどう決める?目的・視聴フェーズ別に解説

動画の長さはどう決める?目的・視聴フェーズ別に解説

動画の尺は、目的や視聴者の検討段階に合わせて決めることが重要です。
特に、認知・興味関心の段階では短く、比較・検討の段階では必要な情報を詳しく伝える構成が適しています。

認知・興味関心フェーズでは短く伝える

まず商品やサービスを知ってもらいたい場合は、
5〜30秒程度の短尺動画がおすすめです。
冒頭で興味を引き、伝えたい内容を簡潔にまとめることで、視聴者にメッセージを届けやすくなります。

比較・検討フェーズでは詳しく伝える

商品やサービスの特徴や機能、利用方法などを詳しく伝えたい場合は、
1〜3分程度の動画が向いています。
必要な情報をしっかり盛り込み、視聴者が比較・検討しやすい構成にすることがポイントです。

ただし、動画は長ければよいわけではありません。

「誰に、何を伝えたいのか」を明確にしたうえで、目的に必要な情報量に合わせて尺を設定しましょう。

動画の目的・情報量に合わせて尺を決める

動画の尺は、短ければよいというわけではありません。
認知・興味関心を目的とする広告やSNS動画では、短時間で要点を伝える構成が適しています。
一方、商品・サービスの比較や検討、企業紹介、ブランディングなど、詳しい情報を伝える必要がある場合は、必要な情報量に合わせて十分な尺を確保することが重要です。

そのため、動画の長さを決める際は、視聴者や配信媒体だけでなく、
「誰に、何を伝え、どのような行動につなげたいのか」を明確にしたうえで、
目的の達成に必要な情報量に合わせて尺を設定することが大切です。

不要な情報を詰め込んで長くするのではなく、
動画の目的に必要な情報を整理し、適切な長さにまとめることを意識しましょう。

【尺別】動画・映像制作の費用相場

動画制作の費用は、動画の種類だけでなく「尺(動画の長さ)」によっても変わります。
ただし、同じ尺でも撮影規模や出演者、実写・アニメーションなどの表現方法によって費用は大きく異なります。
ここでは、〜15秒以内、15秒〜30秒、30秒〜60秒、60秒〜120秒の4つに分けて、費用相場とCrevoの制作事例を紹介します。

〜15秒以内の動画の場合

15秒以内の動画の場合、費用は数万円〜300万円程度です。
SNS広告やWeb広告など、短時間で商品やサービスの魅力を伝える動画に適した尺です。
動画自体は短くても、実写撮影やCG、アニメーションなど、表現方法によって制作費は大きく変わります。


サービス紹介動画 AI アシスタント「Microsoft 365 Copilot」
:アニメーション、〜15秒、100〜299万円

この事例のように、短尺でも実写撮影や演出にこだわることで、制作費が高くなる場合があります。

15秒〜30秒の動画の場合

15秒〜30秒ほどの動画の場合、費用は数万円〜100万円程度です。
15秒以内の動画よりも多くの情報を盛り込めるため、SNS広告やWeb広告、サービス紹介、採用動画など、幅広い用途で活用されています。


会社紹介動画「Braze株式会社」
:実写、15秒〜30秒・50〜99万

アニメーションと実写を組み合わせた動画で、短い尺の中でも独自の世界観を表現しています。

動画の尺だけでなく、撮影方法や出演者、アニメーションなどの表現内容によって制作費は変わります。

30秒〜60秒の動画の場合

30秒〜60秒ほどの動画の場合、費用は数十万円〜300万円程度です。
30秒以上になると、商品やサービスの特徴をより詳しく紹介できるため、サービス紹介や商品紹介、プロモーションなどで活用されます。

SNS上の口コミからサービスを知り、実際に受講するまでのストーリーを描いた実写動画です。

このように、30秒〜60秒程度の動画でも、企画やストーリー、実写撮影などの制作内容によって費用は大きく変わります。

60秒〜120秒の動画の場合

60秒〜120秒ほどの動画の場合、費用は数十万円〜300万円以上です。
1〜2分程度の動画になると、商品・サービスの紹介だけでなく、会社紹介や採用、プロモーションなど、より多くの情報を伝えることができます。
その分、企画や構成、撮影、編集などの制作工数も増えるため、費用に幅が出やすくなります。


茨城県石岡市「プロモーション動画」
:実写、60秒〜120秒・300万円〜

観光資源や地域の魅力を幅広い層に伝えることを目的とした実写のプロモーション動画です。

この事例からも、60秒〜120秒の動画では、尺だけでなく、撮影規模や企画・演出の内容によって制作費が大きく変わることが分かります。

「1分○万円」と単純に決められない理由

動画制作の費用は、尺だけで単純に決めることはできません。

同じような尺の動画でも、
撮影規模・出演者・ロケーション・演出・CG・アニメーションなどによって費用は大きく変わります。

このように、動画制作では「何秒・何分の動画か」だけではなく、
どのような動画を、どのような表現で、どこまで作り込むのかによって制作費が決まります。

【依頼先別】動画・映像制作の費用相場

動画制作は、フリーランスや制作会社、広告代理店、自社制作、AIなど、さまざまな方法で依頼・制作できます。
ここでは、それぞれの費用感や特徴を比較し、自社に合った依頼先を選ぶためのポイントを解説します。

フリーランス

フリーランスに動画制作を依頼する場合、1本あたり5万〜50万円程度がひとつの目安です。

既存の動画素材を使った編集のみであれば数万円程度で依頼できるケースもあります。一方で、企画や構成から依頼し、撮影や編集まで一通り任せる場合には、10万〜50万円程度になることもあります。実写やアニメーション、必要なスタッフ・機材などによって費用は変わります。

フリーランスは制作会社と比べて関わるスタッフが少ないため、比較的費用を抑えやすい点が特徴です。「撮影は自社で行い編集だけ依頼する」「SNS用の動画を継続的に編集してもらう」といった部分的な依頼にも向いています。

一方、対応できる業務範囲や制作規模は個人によって大きく異なります。企画、ディレクション、撮影、アニメーション、ナレーションなど複数の工程が必要な場合は、一人ですべて対応できるとは限りません。

依頼する際は、費用だけでなく、過去の制作実績や得意な動画ジャンル、対応可能な工程、修正回数などを事前に確認しておくことが重要です。

動画・映像制作会社

動画・映像制作会社に依頼する場合、1本あたり30万〜200万円程度が一般的な目安です。本格的な撮影やキャスティング、CG・アニメーションなどを取り入れる場合は、200万円を超えるケースもあります。

制作会社では、動画の目的やターゲットを踏まえた企画・構成から、撮影、編集、ナレーション、BGM、納品まで、一連の制作工程をまとめて依頼できるケースが多いのが特徴です。

たとえば、既存素材を中心に制作する比較的シンプルな動画であれば30万〜50万円程度、企画・撮影・編集まで含む企業紹介やサービス紹介などでは50万〜100万円以上、本格的な演出を取り入れる場合には100万〜200万円以上になることがあります。

フリーランスへの依頼と比べると費用は高くなりやすいものの、ディレクターやカメラマン、編集者など複数の専門スタッフで制作できるため、一定以上の品質や制作体制を求める場合に適しています。

ただし、制作会社によって得意なジャンルや表現方法は異なります。会社・サービス紹介、採用、広告、アニメーション、SNSなど、自社が制作したい動画と近い実績があるかを確認するとよいでしょう。

広告代理店

広告代理店に動画制作を依頼する場合、制作規模によって幅がありますが、100万〜1,000万円程度になるケースがあります。動画制作そのものに加えて、広告戦略の立案やクリエイティブ企画、メディア選定、広告配信などが含まれるため、制作会社への依頼より総額が大きくなる傾向があります。

広告代理店の大きな特徴は、「動画を作ること」だけではなく、「誰に・どの媒体で・どのように届けるか」まで含めて相談できる点です。

テレビCMやYouTube広告、SNS広告など、広告出稿を前提とした動画を制作する場合には、動画制作と広告施策を分けずに設計できるメリットがあります。

一方で、動画制作費とは別に広告出稿費や運用手数料が発生する場合があります。広告運用では、広告費の15〜20%程度を手数料とする料金体系も見られます。

そのため、見積もりを比較する際は「動画制作費」だけを見るのではなく、企画費、制作費、広告費、運用手数料など、どこまでが提示金額に含まれているのかを確認することが重要です。

自社制作

動画を自社で制作する場合、制作会社などへ支払う外注費は発生しませんが、撮影機材や編集環境を整えるための初期費用として10万〜80万円程度かかるケースがあります。
さらに、編集ソフトなどの利用料と、企画・撮影・編集を担当する社員の人件費も考慮する必要があります。

スマートフォンやすでに所有しているPCを活用し、簡単なSNS動画などを制作するのであれば、初期費用を大きく抑えることも可能です。

一方、カメラやマイク、照明、三脚などの撮影機材を揃えたり、本格的な編集ソフトを導入したりする場合には一定の初期投資が必要です。

ただし、一度制作環境や社内体制を整えれば、動画を制作するたびに外注費が発生しないため、SNS動画や社内向け動画などを継続的に制作する企業では、1本あたりのコストを抑えやすくなります。

注意したいのは、外部への支払いが少ないからといって「制作コストがゼロになるわけではない」ことです。企画、撮影、編集、確認、修正などには社員の作業時間が必要になるため、担当者の人件費まで含めて外注と比較することが重要です。

AIを活用した動画制作

近年では、生成AIやAI動画制作ツールを活用し、動画制作の一部または大部分を効率化する方法も増えています。

自社でAIツールを利用する場合、サービスによって異なりますが、月額1,000円〜3万円程度のツール費用で利用できるものもあります。これに加えて、企画やプロンプト作成、生成結果の確認・修正、編集などを行う担当者の工数が必要です。

AIは、構成案や台本の作成、画像・映像素材の生成、ナレーション、字幕作成、編集など、動画制作のさまざまな工程で活用できます。
特に工数を削減しやすいのが、企画のたたき台作成や文字起こし、字幕作成、素材生成、動画の切り抜きといった、これまで人が手作業で行っていた下準備や反復作業です。

たとえば、動画制作では次のような作業にAIを活用できます。

  • 動画の目的やターゲットをもとに、企画案・構成案・台本の初稿を作成する
  • インタビューやセミナー動画を文字起こしし、字幕データを作成する
  • 長尺動画の内容を要約し、SNS用のショート動画として使える箇所を抽出する
  • 動画内で使用する画像やイラスト、背景などの素材を生成する
  • ナレーション音声を生成し、仮ナレーションや説明動画に活用する
  • 横型動画から縦型動画へのリサイズや、複数媒体向けの動画を作成する

こうした工程をAIで補助することで、ゼロから企画案を考える時間や、素材を探す時間、文字起こし・字幕入力などにかかる作業を減らし、人は企画のブラッシュアップや演出、最終的な品質確認といった部分に時間を使いやすくなります。

特に、SNS用の短尺動画やマニュアル・研修動画、商品説明動画など、一定のフォーマットで継続的に制作する動画では、制作時間やコストを削減できる可能性があります。

一方で、AIを使えばすべて自動で高品質な動画が完成するわけではありません。

ブランドイメージに合っているか、情報に誤りがないか、不自然な映像になっていないか、使用する素材や生成物に権利上の問題がないかなど、人による確認や調整が必要です。

また、AIを活用した制作を外部の制作会社などに依頼する場合は、ツール料金だけではなく企画・編集・ディレクションなどの費用が加わります。そのため、「AIを使っている=必ず低価格」と考えるのではなく、どの工程をAIで効率化し、どの工程を人が担当するのかまで確認するとよいでしょう。

依頼先ごとの費用・特徴を表形式で比較

このように、動画制作は依頼先によって費用だけでなく、任せられる範囲や必要な社内工数も異なります。

単純に制作費の安さだけで選ぶのではなく、「どの程度の品質を求めるのか」「企画から任せたいのか」「継続的に動画を制作するのか」「制作した動画を広告などでどのように活用するのか」まで整理したうえで、自社に合った制作方法を選ぶことが重要です。

依頼・制作方法 費用の目安 特徴
フリーランス 5万〜50万円程度/本 比較的低予算。編集のみなど部分的な依頼もしやすい
動画・映像制作会社 30万〜200万円程度/本 企画・撮影・編集まで一括して依頼しやすい
広告代理店 100万〜1,000万円程度 広告戦略・制作・出稿までまとめて相談しやすい
自社制作 初期費用10万〜80万円程度
+人件費
継続制作ではコストを抑えやすい
AIを活用した動画制作 月額数千〜3万円程度
+制作工数
素材作成や編集など一部工程を効率化しやすい

また、制作会社に依頼する場合でも、すべての工程を外注する必要はありません。
自社で素材を用意したり、撮影規模を見直したりすることで、必要な品質を保ちながら制作費を抑えられる場合があります。

動画・映像制作の費用を抑える7つの方法

動画制作の費用は、依頼先だけでなく、企画内容や撮影規模、制作する動画の尺、使用する素材、表現方法などによって大きく変わります。

そのため、単純に「安い制作会社を選ぶ」のではなく、制作工程の中でどこに費用がかかっているのかを整理し、不要な工程やコストを減らすことが重要です。

ここでは、動画の品質や目的を大きく損なわずに、制作費を抑えるために検討したい7つの方法を紹介します。

目的・ターゲットを明確にする

動画制作を始める前に、まず「誰に」「何を伝え」「どのような行動につなげたいのか」を明確にしておきましょう。

目的やターゲットが曖昧なまま制作を進めると、「この内容も入れたい」「別のターゲットにも使いたい」と企画や構成が膨らみ、動画の尺が長くなったり、追加撮影や大幅な修正が必要になったりする場合があります。

一方、目的が整理されていれば、必要なメッセージやシーンを絞りやすくなります。

たとえば、採用動画でも「会社全体の魅力を伝える動画」と「若手社員の仕事内容を伝える動画」では、必要な出演者や撮影場所、構成が異なります。

制作前に目的を明確にすることで、不要な撮影や編集、修正を減らし、結果的に制作費を抑えやすくなります。

必要な素材を自社で用意する

動画内で使用する写真や既存動画、ロゴ、イラスト、会社資料などを自社で用意できれば、新たに素材を制作・撮影する費用を抑えられる場合があります。

たとえば、過去に撮影した社内風景や商品写真、イベント映像、採用サイト用の写真などがあれば、動画素材として活用できる可能性があります。

また、会社概要やサービス資料、ブランドガイドラインなどを事前に共有しておくことで、制作会社側が情報を整理する工数を減らしやすくなります。

ただし、素材の画質が低かったり、動画全体のトーンと合わなかったりする場合は、無理に使用すると品質を下げる原因になることもあります。

制作会社に相談する前に、使用できそうな既存素材を整理し、「使えるもの」と「新たに用意するもの」を分けておくとよいでしょう。

撮影規模を見直す

動画制作では、撮影日数や撮影場所、スタッフ数、使用する機材などによって撮影費が大きく変わります。

たとえば、複数拠点で撮影する場合は、撮影スタッフの拘束時間や交通費、宿泊費などが増える可能性があります。

そのため、複数のシーンを同じ日にまとめて撮影したり、必要なカットを事前に整理したりすることで、撮影日数を減らせる場合があります。

また、必ずしもすべてのシーンを大規模な撮影で用意する必要はありません。既存素材や写真、図解、アニメーションなどで代替できる部分があれば、撮影規模を抑えられる可能性があります。

動画の目的を達成するために本当に必要な撮影はどこかを整理し、撮影場所・日数・出演者・スタッフ数を最適化することがポイントです。

動画の尺を見直す

動画の尺が長くなるほど、撮影するカット数や編集作業、ナレーション、テロップなどの制作量も増える傾向があります。

そのため、伝えたい内容を整理し、必要以上に長い動画にならないようにすることもコストを抑える方法のひとつです。

たとえば、会社紹介動画の中に会社概要、事業紹介、社員インタビュー、代表メッセージ、採用情報などをすべて盛り込むと、動画が長くなり制作規模も大きくなります。

用途によっては、すべてを1本にまとめるのではなく、重要な内容に絞った短い動画にする方法もあります。

ただし、単純に動画を短くすればよいわけではありません。

動画の目的を達成するために必要な情報を残したうえで、「本当に動画内で伝える必要がある内容か」を整理することが重要です。

実写・アニメーションを使い分ける

動画の表現方法によっても制作費は変わります。

実写動画では、撮影場所や出演者、撮影スタッフ、機材などが必要になります。一方、アニメーションでは撮影が不要な場合もありますが、イラスト制作やモーション制作の量が多くなると、その分制作費が高くなることがあります。

そのため、「実写なら安い」「アニメーションなら安い」と一概に判断するのではなく、伝えたい内容に応じて表現方法を選ぶことが重要です。

たとえば、社員の人柄や職場の雰囲気を伝えたい場合は実写が適していますが、複雑なサービスの仕組みや目に見えない概念を説明する場合は、図解やアニメーションの方が効率的に伝えられることがあります。

また、人物や現場は実写、サービス説明は図解やアニメーションといったように、複数の表現を組み合わせる方法もあります。

必要な表現だけにコストをかけることで、動画全体の制作費を調整しやすくなります。

複数社から見積もりを取る

動画制作を外注する場合は、複数の制作会社から見積もりを取り、費用と提案内容を比較するのも有効です。

ただし、単純に見積金額だけを比較するのはおすすめできません。

同じ「100万円の動画制作」でも、企画・構成・撮影・編集・ナレーション・修正対応など、含まれている内容が会社によって異なる場合があります。

見積もりを比較する際は、

  • 企画・構成費
  • 撮影費・スタッフ費
  • 編集費
  • キャスト・ナレーション費
  • 修正回数
  • 交通費・機材費などの諸経費

など、どの工程が含まれているのかを確認しましょう。

また、制作費が安くても、必要な工程が含まれておらず後から追加費用が発生すれば、最終的な費用が高くなることもあります。
金額だけではなく、同じ条件・制作範囲で見積もりを比較することが重要です。

AIを活用できる工程を検討する

動画制作のすべてをAIに置き換えるのではなく、費用がかかりやすい工程の一部をAIで補助できないか検討することも、コストを抑える方法のひとつです。

たとえば、制作会社にすべてをゼロから依頼するのではなく、社内でAIを使って企画の方向性や参考イメージをある程度整理してから相談すれば、初期の検討やすり合わせにかかる工数を減らせる場合があります。

また、1本の動画を制作して終わるのではなく、完成した動画をもとにAIを活用してSNS投稿用の短尺コンテンツや記事、告知文などへ展開すれば、1回の撮影・制作で得られるコンテンツ量を増やし、結果的に1コンテンツあたりの制作コストを抑えることも可能です。

特に、複数本の動画を継続的に制作する場合は、毎回すべての工程を個別に行うのではなく、テンプレート化できる部分やAIで補助できる部分をあらかじめ整理しておくと、制作を重ねるほど効率化しやすくなります。

ただし、AIの導入そのものが目的になってしまうと、確認や修正にかえって工数がかかる場合もあります。
「AIを使えば安くなる」と考えるのではなく、どの工程なら人の作業を減らせるのか、制作会社と相談しながら見極めることが重要です。

費用を削るのではなく「かけるべきところ」を見極めることが重要

動画制作費を抑える際に注意したいのが、費用削減そのものを目的にしないことです。

撮影や編集、企画などの工程を過度に削減すると、動画の品質が下がるだけでなく、本来伝えたかった内容が視聴者に伝わらなくなる可能性があります。

たとえば、商品・サービスの魅力を伝えることが目的であれば、企画や構成には十分な時間をかけつつ、既存素材の活用や撮影日数の削減によってコストを調整するといった考え方があります。

重要なのは、「削っても動画の成果に影響しにくい費用」と「目的達成のために必要な費用」を分けて考えることです。

予算だけで判断するのではなく、制作した動画を何に活用し、どのような成果につなげたいのかを整理したうえで、制作内容を決めるとよいでしょう。

また、制作会社を選ぶ際は費用だけでなく、自社が制作したい動画に近い実績があるか、企画段階から相談できるかなども確認することが重要です。

実際の制作実績や費用、対応範囲などを比較しながら、自社の目的や予算に合った動画制作会社を検討してみましょう。

動画・映像制作の流れ

動画制作を依頼するときは、ヒアリングから企画、シナリオ・絵コンテ制作、撮影、編集、修正、納品という流れで進むのが一般的です。
ここでは、動画制作を依頼する前に知っておきたい基本的な工程と、それぞれの段階で確認しておきたいポイントを解説します。

動画制作の流れについては以下の記事でも詳しく説明しているので、ぜひこちらもご覧ください。

<関連記事>
動画制作の流れと制作スケジュール!外注方法や事前準備・工程や依頼時の注意点を解説
https://crevo.jp/video-square/product/workflow/

ヒアリング・要件整理

まず、動画を制作する目的やターゲット、予算、納期などを整理します。
「誰に何を伝えたいのか」「動画をどのように活用するのか」を明確にしておくことで、その後の企画や制作をスムーズに進めやすくなります。

制作会社に相談する際は、動画の目的や希望するイメージ、予算など、現時点で決まっている内容を伝えましょう。

企画・構成

ヒアリング内容をもとに、動画の企画や構成を検討します。
動画の目的やターゲットに合わせて、どのような内容・演出で伝えるのかを整理していきます。

この段階で、撮影場所や使用する機材、出演者、制作予算、スケジュールなどについても確認します。

シナリオ・絵コンテ制作

企画や構成が決まったら、動画の台本となるシナリオや、映像の流れを具体的に確認するための絵コンテを作成します。

実写動画の場合は、必要に応じて撮影場所の下見や撮影許可の申請、出演者や小道具などの準備も行います。

撮影・素材制作

準備が整ったら、実際の撮影や素材制作を行います。
事前に決めたシナリオや絵コンテをもとに、動画に必要なカットや素材を揃えていきます。

アニメーション動画の場合は、イラストやグラフィックなど、映像に使用する素材を制作する工程が中心となります。

編集・加工

撮影した映像や制作した素材を編集し、動画を仕上げていきます。
必要に応じて、テロップやBGM、効果音、ナレーション、エフェクトなどを加えます。

動画の目的や配信媒体に合わせて、情報量やテンポ、画面構成などを調整することも重要です。

修正

編集した動画を確認し、必要に応じて修正を行います。
誤字脱字や内容の確認だけでなく、映像や音声、テロップなどについてもチェックします。

修正回数や対応できる範囲は制作会社によって異なるため、依頼前に確認しておきましょう。
大幅な構成変更などは追加費用が発生する場合もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

納品

最終確認が完了したら、指定された形式で動画を納品します。
WebサイトやSNS、広告など、公開する媒体によって適したファイル形式やサイズが異なる場合があるため、事前に必要な仕様を確認しておきましょう。

また、納品後に動画を別の媒体で利用する予定がある場合は、
二次利用の条件や必要なデータについても確認しておくことをおすすめします。

動画制作では、最初のヒアリングや企画段階で目的やターゲットを明確にしておくことが、その後の工程をスムーズに進めるポイントです。
制作を依頼する際は、費用だけでなく、制作期間や修正対応、納品形式なども含めて確認しておきましょう。

動画・映像制作に関するFAQ

動画・映像制作の費用を検討する際に、特に疑問になりやすいポイントを5つに絞って解説します。
本文で紹介した相場や制作工程の内容を踏まえ、実際に依頼するときに確認しておきたいポイントを中心にまとめました。

動画制作の見積もりを比較するとき、何を確認すればいい?

動画制作の見積もりを比較するときは、金額だけで判断せず、
企画・撮影・編集など、どこまでの工程が含まれているかを確認しましょう。

また、修正回数や納品形式、出演者・撮影機材の費用、二次利用の条件なども確認しておくことが重要です。
同じ金額でも、含まれている内容によって実際に依頼できる範囲が異なる場合があります。

動画制作の予算は、いつ制作会社に伝えるべき?

動画制作を依頼する際は、できるだけ早い段階で予算を伝えるのがおすすめです。

予算が分かれば、その範囲で撮影規模や表現方法、動画の尺などを調整しながら、実現可能な制作プランを検討できます。
予算がまだ明確に決まっていない場合でも、想定している金額や上限の目安を伝えることで、相談しやすくなります。

動画制作はどのくらいの期間がかかる?

動画制作にかかる期間は、動画の内容や制作規模によって異なりますが、一般的な企業向け動画では1〜2か月程度がひとつの目安です。

既存素材を活用したシンプルな編集動画であれば2〜4週間程度、企画・構成から撮影、編集まで行う会社紹介動画やービス紹介動画では1〜2か月程度、本格的な撮影やキャスティング、アニメーション・CGなどを含む場合は2〜3か月以上かかることもあります。

動画制作では、企画・構成、撮影準備、撮影、編集、ナレーション収録、修正など複数の工程があるため、撮影日数や関係者の人数、修正回数によっても納期は変動します。公開日やイベント開催日など明確な期限がある場合は、余裕を持って制作会社へ相談するとよいでしょう。

納期が決まっている場合は、依頼する段階で希望納期を伝え、スケジュールに余裕を持って相談しましょう。

動画を複数の媒体で使う場合、何を確認すればいい?

WebサイトやSNS、広告、イベントなど、複数の媒体で動画を利用する場合は、
納品形式や動画サイズ、二次利用の条件などを事前に確認しておきましょう。

同じ動画をそのまま使用できる場合もありますが、媒体によって適したサイズや尺が異なることもあります。
制作前に利用予定の媒体を伝えておくと、必要な形式を含めて相談しやすくなります。

動画制作会社に相談するとき、何を準備しておけばいい?

動画制作を相談する際は、まず
「動画を作る目的」「ターゲット」「利用する媒体」「希望納期」「予算」などを整理しておくとスムーズです。

具体的な内容や表現方法が決まっていなくても、動画を制作したい背景や解決したい課題を伝えることで、企画や構成から相談できる制作会社もあります。

まとめ|動画・映像制作の費用は「目的→表現→予算」の順で考える

動画・映像制作の費用は、動画の種類や尺だけで決まるものではありません。
撮影の有無や規模、出演者、表現方法、編集内容、制作体制など、さまざまな要素によって変わります。

そのため、「1分あたり○万円」「100万円ならこの動画」といった金額だけを基準に考えるのではなく、
「何のために、誰に向けて動画を制作するのか」を明確にすることが大切です。

目的が決まったら、伝えたい内容に合わせて実写・アニメーションなどの
表現方法や必要な尺、撮影規模を検討します。
そこから必要な制作工程を整理すると、自社に必要な予算も具体的に考えやすくなります。

また、費用を抑えたい場合は、社内で素材を用意する、撮影規模を見直す、動画の尺を整理する、AIを活用できる工程を検討するなど、制作内容を工夫する方法があります。
ただし、費用を抑えることだけを優先するのではなく、
動画の目的を達成するために必要な部分には適切に予算をかけることが重要です。

動画制作の費用相場を参考にしながら、自社の目的や予算、必要な品質を整理し、複数の制作方法や見積もりを比較してみましょう。

自社の動画制作費用を相談する

制作したい動画の内容や予算がまだ決まっていない場合も、
目的やご希望をお聞きしながらご提案します。


お問い合わせ・無料見積もり

本コラムに関連する参考動画はこちら

用途別の参考動画

サービス・商品紹介動画の関連記事

マニュアル・研修動画の関連記事

会社紹介動画の関連記事

広告・PR動画の関連記事

幅広い表現を活用した動画制作・映像制作


動画制作の目的や課題、予算、コンセプトなどに合わせて最適な表現方法をご提案します。

動画制作・映像制作をご検討の方
まずはお気軽にご相談ください!

050-1742-3575(受付時間/平日10:00~19:00)

動画制作・映像制作のCrevoとは
動画制作会社Crevo(クレボ)は2,000社10,000件以上のアニメーション・実写動画を制作してきた実績をもとに低価格・高品質な動画でお客様のビジネス課題の解決にコミットします。パートナー企業とも連携をし、動画を掲載する先のLPやサイト設計・ユーザーを集客するための広告運用までサポート可能です。また、全体的なプロジェクト総予算の配分見直しを行った上で、企画段階からの制作も、YouTube動画編集を部分的に依頼したいなどの一部業務のご依頼も可能です。
サービス紹介、アプリ紹介、YouTube広告、SNS動画、TVCM、インタビュー、展示会、採用、学校紹介、会社紹介、ブランディング、マニュアル動画を制作するために最適なクリエイターをアサインしてプロジェクトチームを作り、適切な価格で制作いたします。