Instagramの動画広告を利用するメリットや運用方法を徹底解説
更新日2024年06月10日
公開日2020年02月15日
写真や動画などを投稿できるアプリInstagram(インスタグラム)の広告を利用して、自社の商品やサービスの販売につなげようと考える企業が増えています。Instagram広告の中でも、最近は特に動画広告が注目を集めており、動画形式での広告を上手に配信することで、商品やサービスの宣伝につなげられる効果があります。この記事ではInstagram広告の動画広告を活用するメリット、そして事例について詳しく見ていきます。
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Instagram広告で動画を活用する方法とは
Instagram広告は、主に静止画広告と動画広告に分けられます。大きな違いとしては、動画広告では、最大で60秒間の動画を掲載することができるので、より長い時間視聴者に商品の魅力を紹介することが可能です。そして、その広告で動画をうまく活用するためのポイントは、「可愛い」「試してみたい」といった感情に訴求できる商品や、サービスを紹介することです。またインスタ映えを狙った、視覚的にも華やかな動画が好まれる傾向があります。
Instagramの動画広告の掲載場所
では実際に、Instagramの動画広告が視聴者の目に触れる場所、掲載されるのはどこになるのか、その配信場所について詳しく見ていきます。
メインフィード(タイムライン)
まず1つ目の表示場所は、メインフィードと呼ばれる場所です。メインフィードとは、ユーザーがフォローしている人の投稿を見ることができる、通常のタイムラインのことを指します。このメインフィードに動画広告を配信することで、他のユーザーの一般投稿と同じ場所に広告が表示されるようになります。
ストーリーズ
2つ目の配信場所は、ストーリーズと呼ばれる機能の箇所です。ストーリーズとは、縦長のフルスクリーンで動画や写真を表示できる場所の事を指します。自分以外のユーザーの投稿は保存やその他の機能を使わない限り、24時間が経過すると見られなくなってしまうので、気軽に動画を更新するユーザーも多いです。そのストーリーズの投稿の間に、広告を配信することができるので、自然な形でアプローチしたいときに有効です。そして、ストーリーズに動画広告を出稿する場合は、最大15秒間の長さになることも覚えておきましょう。
Instagramの動画広告の課金の種類
動画広告の掲載場所について、理解を深めたところで、ここからはInstagramの動画広告の中の、課金のタイミングや種類について紹介していきます。
CPM
動画広告の課金の1つ目は、CPMと呼ばれるものです。CPMとは、Cost Per Milleの略で、インプレッションの数によって課金金額が計算される仕組みです。つまり、1,000回広告が表示されると、その段階で料金が発生します。また、広告が視聴者のメインフィードで表示されるとインプレッション数がプラスされます。
CPC
2つ目は、CPCです。CPCはCost Per Clickの略で、広告のリンクがクリックされるごとに課金されます。この広告は、ウェブサイト・販売ページ・アプリなどに誘導したいときなどに使われるため、広告の効果を測定しやすい特徴があります。
CPI
3つ目は、CPIです。CPIは、Cost Per Installの略で、広告を配信しアプリがインストールされた時点で課金される仕組みです。Instagramの特徴として、スマートフォンでの利用者が多いので、スマホアプリを配信したいときには、相性の良い広告です。
CPV
最後に4つ目は、CPVです。CPVはCost Per Viewの略で、動画広告を配信し10秒以上動画が再生された場合に課金されます。基本的には、動画広告のみ使用が可能となっています。
Instagramの動画広告を活用するメリットとは
では、実際にInstagramの動画広告を活用するメリットは、どのようなところにあるのでしょうか。ここから詳しく説明します。
細かいターゲット設定が可能である
Instagram動画広告の特徴は、細かいターゲット設定ができる点です。例えば、ターゲットの設定項目として、地域や年齢、家族構成・学歴など、さまざまな分野を指定することができます。このようにターゲットを明確に絞ることで、より届けたい層に自社の商品やサービスを認知させることが可能になります。また、ターゲットを絞り込んで、動画広告を配信することで時間や費用の削減につながるメリットもあります。
商品・サービスの内容を具体的に伝えられる
Instagramと聞くと、写真のイメージがあるかもしれませんが、これまで紹介してきたようにInstagramでは動画広告を利用できますので、文字や画像では伝わりきらない商品やサービスの魅力を伝えたいときには有効です。動画広告として、化粧品や機械類など、実際に商品の利用シーンを動画で配信することで、使い方など細かく理解できるだけではなく、視聴者が購入した後のイメージを湧きやすくなる効果もあるので、商品の購入につながりやすくなります。
最大60秒間の動画で幅広い表現ができる
最大で60秒の時間が使えることもInstagram動画広告の特徴の一つです。この60秒間を使い自由に内容を盛り込むことができます。そのため、動画の構成やストーリーの内容を、企業独自のアイデアを凝らしたユニークなものにすることで、SNSで拡散され多くの人に届けられる可能性もあります。そこで、この60秒間を最大限活用するため、その時々に合わせた期間限定キャンペーンの告知動画を用意したり、ブランドを認知してもらうための動画を制作したりと、ターゲットや目的に合わせた、動画の構成・内容を考える必要があります。
制作会社にInstagramの動画広告の制作を依頼するときの2つポイント
Instagramの動画広告を制作しようとした際に、動画制作会社に制作の依頼を検討する企業も多いと思います。そこで、制作会社にInstagram動画広告の制作を依頼するときに大切な2つのポイントがあります。
Instagramの文化・世界観にマッチした商品を事前に選んでおく
大前提として、Instagramには視聴者が抱く『インスタ映え』といった独自の文化・世界観があります。そのため、その世界観にマッチする商品を事前に選び、動画制作を依頼することが重要です。どれだけ素敵な動画を撮影しても、商品自体がインスタ映えしないものだと効果が薄くなってしまいます。前述の通り、「可愛い」「試してみたい」といった感情に訴求できる内容であることが大切なので、商品を紹介するときでも、生活スタイルに溶け込む見せ方をするなどの工夫をすることで効果が高まります。一方、金融商品のような無形商材などは、インスタ映えの世界観に基本的に合っていないので、工夫が必要です。
動画サイズは目的に応じて担当者と相談しながら決定する
動画を制作する際には、商品やサービス・目的によって最適な動画サイズや、再生時間が変わるので、制作会社の担当者と相談しながら決定することも重要です。依頼する側とすれば、情報をたくさん盛り込みたいと考えますが、逆にそれによって再生時間が長くなってしまうと、視聴者にもっとも伝えたいことが伝わりきらない可能性もあります。しっかりと動画のプロと相談しながら、内容を決めていくことが大切です。
動画広告のおすすめの運用方法
動画広告を効果的に配信するためには、いくつかのテクニックも必要になります。ここからは具体的に動画広告のおすすめの運用方法、そのコツについて紹介していきます。
カルーセル形式を利用する
有効な運用方法の一つにカルーセル形式があります。カルーセル形式とは、1つの投稿に対して2〜5個の動画や画像広告を配信することができるメニューのことを指します。このカルーセル形式を利用して、ユニークなストーリーを組み立てることができれば、より具体的に視聴者に商品の魅力を伝えることができ、訴求力アップにつながります。
ハッシュタグを積極的に使う
Instagramには、ハッシュタグと呼ばれる機能があります。このハッシュタグ機能を使って、広告にハッシュタグをつけることで、そのハッシュタグで検索した視聴者の目に触れる機会を作ることができます。そこで、ハッシュタグのキーワードには、製品名を含め広告内容に関連するものや、ターゲットが検索しそうなキーワードを盛り込むことが大切です。しかし、ウェブサイトなどの誘導目的の場合、ハッシュタグのつけすぎは、視聴者の出口を増やしてしまう心配があるので、最小限に抑えておきましょう。
「メインフィード」と「ストーリーズ」の双方で配信して成果を比較する
動画広告の配信場所には、「メインフィード」と「ストーリーズ」がありますが、広告を配信するにあたっては、効果の分析や検証を繰り返しながら、自社商品を紹介するための方法を最適化していく意識を持つことが大切です。メインフィードとストーリーズでは、動画のサイズや再生時間も異なるので、それによって広告としての結果も異なる可能性が高いです。双方で配信して、成果を比較し、その結果に応じて、配信場所や方式を柔軟に変えていくようにしましょう。
Instagramの動画広告で自社の世界観をアピールしよう
これまで述べてきたように、Instagram広告の動画は、Instagramの『インスタ映え』という世界観に合わせた、動画を制作することが重要です。中でも感情に訴求できる内容であれば、視聴者が違和感のない自然な形の宣伝活動につながります。Instagramで企業の商品やサービスをアピールしたい人は、一度、動画制作会社にInstagram動画広告の制作を依頼してみてはいかがでしょうか。
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