動画が説明コストのカットに貢献
―まずは、御社の事業について教えてください。
町田様:「事業会社の持続的な成長を支援する」ことを目的に、企業価値や顧客情報を可視化・分析する「coval(コバル)」と「Persa(ペルサ)」、そして今回リリースをすすめるプロジェクトの実行を支援する「BPaaSプラットフォーム」の3つのサービスを事業の柱としています。これらの「経営をDXする」サービスで生産性を向上し、より本質の部分に力を注げる世界をつくることをミッションとしています。
私たちは事業開発に携わっており、今年ローンチ予定のBPaaSプラットフォームでは企画から立ち上げまでプロジェクトの統括を行っています。
―サービス開発初期の段階で動画を導入しようと思ったきっかけは何でしたか。
榎本様:まず課題としてあったのが、顧客になりえるような方々だけではなくて、いわゆる投資家の方々や今後協業をさせていただくであろう方々とお話をする機会が非常に多かったのですが、前例の少ないサービスだからこそ理解をいただけるまでじっくり説明を行う必要があり、そのための時間がかなりかかってしまうということでした。
相手の理解度を顔色を伺いながら資料を用いて説明していたのですが、説明後の本題に移る頃には残り時間が足りないというようなことが多々ありました。私たち自身はいいものを作っているという自負はあるものの、「このままだと次の話に進まないな」と日々課題を感じているところでした。
町田様:その時に、代表の藤田から「動画を作ったらわかりやすいんじゃない?」とCrevoさんに繋がるきっかけをいただいて。
榎本様:いわゆるYouTubeとかタクシーの広告で見るような説明動画には日々触れていたので、「そういえば動画で解決できそうだ!」と。そこから意思決定までは結構早かったです。
サービスを理解した上での精度の高いアウトプットが魅力
―Crevoからのご提案やサポートはいかがでしたか。
町田様:当初は開発初期段階というのもあり、正直私たちの方でもこのサービスをどのように説明していくべきかがまだ固まり切っていなかったのですが、Crevoさんにはサービス内容や現状の課題などを理解いただいた上で、相手に伝わりやすいストーリー展開をご提案いただき非常にありがたかったです。
これまでの沢山の事例の中からイメージに近いものをいくつか見せて頂きながらご提案をいただけたのも、イメージが湧きやすく良かったです。そのご提案のおかげで「これだ」というものが私たちの中でも定まってきた感覚がありました。
―実際の動画制作はいかがでしたか。
町田様:ライティングをお願いする段階では口頭で要素を伝えただけだったのですが、制作のスピード感と字コンテの精度も非常に高かったです。ただ、そこですごくいいものが上がってきたからこそ「もっと磨きをかけたい」と社内のメンバーも熱が入ってしまい(笑)言い回しやアニメーションの動きなど細かいニュアンスの修正もたくさんお願いしてしまったのですが、今回制作をご担当いただいた方はお伝えしたことを汲み取ってアウトプットに落とし込む力がすごく高く、おかげでいい説明動画ができたと思います。
―今回の動画制作で良かったと思うポイントをお伺いできますか。
町田様:これまでいろいろな映像会社さまとお付き合いさせていただいた中でも、圧倒的に対応力が素晴らしかったです。クリエイターさんも専属に近い感覚で密にコミュニケーションを取って下さってスピーディーに進行ができました。
あとはクラウドで動画の確認や修正指示ができるツール(※Crevoに動画制作依頼する際に活用可能な独自の制作管理ツール)がかなり使いやすかったです。社内のメンバーにもメール通知が届いて制作中の動画を見ることができるので、皆で意見を出し合いながら進められ効率が良かったです。
この内容に対しての費用も魅力で、Crevoさんの制作ノウハウやサービスの仕組みがあったからこそ今回の動画がお願いできたのかなと思っています。
動画によって社内外でサービス理解が加速した
―どのように動画をご活用頂いていますか。
榎本様:お客様、取引先様などとのWEB会議時はもちろん、ビジネスイベントで知り合った方へのサービス説明の際にも活用しています。
最近では藤田(代表)が採用の面接時にも活用していて、このようなサービスに関わったことのない方、例えば管理部の新しいメンバーの採用などでも、動画を見るだけで弊社がやろうとしていることを理解してもらえるので助かっています。
―課題に感じられていたサービス説明にかかる負担は軽減されましたか。
榎本様:それはもう本当に楽になりました。打ち合わせの際にはどういうシステムかを知っていただくためにまず動画を見て頂くのですが、動画終了後から一気に具体的な本題の話に入っていけるようになりました。
また、同時にシステムに対しての基本的な質問もほとんど受けることがなくなったんです。さらにその次に話したいって思うようなところに相手からご提案やご意見をいただけるようなことも増えましたし、動画のおかげで理解度が圧倒的に高まりました。
動画の詳細ページはこちら
町田様:今までサービス説明に10分~15分くらいは要していたのですが、結局完全にはご理解いただけず、もやっとしたまま終わることが多かったんです。それが今は2分の動画でわかってもらえるようになったので、説明コストは5分の1になりました。
榎本様:お客様や取引先様だけではなく、このシステムに直接的に携わっていない社内のメンバーも動画を見ることでようやく理解できたという声もあり、社内でも効果がありました。動画で実際のシステムの動きを見せながら表現できたことで、イメージがすごく持ちやすくなったと思います。
―新規事業開発に動画を活用するメリットを教えてください。
町田様:私たちのように、自社サービスについて「説明しても理解してもらえない」という状況に陥ったとき、「方向性はこれでいいのか?」「自分の説明が悪いのではないか?」と迷ってしまうこともあると思うんです。それが動画を活用することで常に一定のクオリティで説明ができるので、余計な不安がなくなり自社サービスに自信を持てるようになるといったメリットもあると思いますし、レベルの平準化という意味では営業担当者が多い企業様でもかなり使えそうです。
榎本様:あともう一つのメリットとしては、社内で認識の共通化ができたことです。弊社ではリファラル採用を推進しているのですが、例えばエンジニアから知人にどういうことをやっている会社なのかを説明する際に、動画を活用してもらうと齟齬がなく伝えられるようになりました。開発に限らず部署や立場が違うとなんとなく言葉の使い方も異なったりすると思いますが、それが統一されてきている実感があります。
実際の「もの」がまだ完成していないときに共通の認識をもつことって凄く難しいことだと思いますが、動画を通して社歴や職種を問わず誰もが一定の基準でサービス知識を得ることができたのがすごく良かったです。
―今後の取り組みについてお聞かせいただけますか。
榎本様:私たちが開発を進めるBPaaSプラットフォームは、今まで以上にプロジェクト推進を円滑にする画期的なものです。このサービスによって、まだプロジェクトの推進経験が足りない人にとってはスキルを磨く場、既に経験を積んでいる方にはさらに効率化を実現するものとして活用可能です。
今回の動画では、概要をステークホルダーにわかりやすく伝えることができたと思いますので、次のフェーズではより利用者が使いやすいサービスにしていくために、今後も開発に注力していきたいと思っています。
町田様:プロフェッショナルのノウハウがすぐに手に入るツールって、働く人にとってはまだ身近ではないと思います。BPaaSプラットフォームはすべてのプロジェクトを支えることができるツールだと思っていますので、「coval(コバル)」「Persa(ペルサ)」と連携しながら企業に必ず入っているようなツールに進化させていきたいと思っています。
今回の件では、新規事業での動画活用に高いポテンシャルを感じています。まだ動画を制作していない他のサービスに関しても、是非Crevoさんにお願いできればと思っています!
BPaaSプラットフォームは2023年にはローンチ予定ですので、お楽しみにしていただければと思います。
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