動画制作におけるナレーションの役割と効果を高めるコツとは
更新日2024年06月10日
公開日2018年11月15日
動画制作を進めていくなかで、ナレーションを入れるかどうかは迷うポイントなのではないでしょうか。ナレーションを入れる際には、文章を考えたりナレーターを用意したりと、少なからず手間とコストがかかります。そこで、より動画の質を上げるために知っておきたい、ナレーションの役割と効果を高めるコツなどについて説明します。
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動画制作にナレーションは必要?その役割と重要性とは
動画を作成するうえで、ナレーションはどのような役割を担っているのでしょうか。最低限映像が入っていれば、動画自体は成り立ちます。しかし、音による情報もまた動画にとっては重要な要素なので、ナレーションの重要性について理解していきましょう。
多くの情報を伝えることができる
動画では情報量を増やすために、テロップを入れる方法が一般的に取られています。テロップは駅などの騒音が多い場所や、病院の待合室などあまり大きな音を出せない場所で動画を楽しむためにも向いているやり方です。テロップでは、ナレーターがセリフを読まず、文字だけを映像内に入れるやり方もよく見かけられます。しかし、ナレーションを入れたうえで補足としてテロップをつけるほうが、より多くの情報を伝えられるので効果的です。動画のメリットのひとつは音声を出せる点なので、この性質をできるだけ活かしながら、ユーザーに企業やサービスを理解してもらえるきっかけを作りましょう。
インパクトのある動画になる
聴覚情報は視覚情報に次いで印象に残りやすいといわれています。動画にナレーションを入れることによって視覚と聴覚を同時に刺激でき、より作品を印象深いものにすることができるようになります。インパクトを与えることでユーザーが好奇心を持つことにつながるので、動画において興味を惹く情報はできるだけ多く入れることが重要です。
また、TVCMのように、動画自体を見ていなくても耳で聞いているケースも多いため、インパクトのあるナレーションが入っていることでユーザーの印象に残るケースもあります。実例として千趣会社「むねハムの乳がん“かんたん”セルフチェック」という乳がん検診を促す動画を見てみましょう。
出典:Crevo制作実績
ナレーションは方言を使っていますが、それによってユーザーの関心を持たせるのに一役買っています。検診に対する不安を少なくし、健康についてより身近に考えることを促す動画としてよく考えられている例です。ナレーション以外にも、乳がんのセルフチェックの動画にかわいらしいハムスターのキャラクターが登場しており、映像自体も印象に残るものになっています。
感情の表現ができる
映像の内容によっては、楽しさや喜びを伝えるナレーションを入れることで、映像だけでは伝わりにくい感情を表現することが可能になります。動画制作では、映像だけでいいたいことのすべてを表現しきれないことは多々あります。ナレーションを入れることによって、ユーザーがより興味を持ちながら動画を視聴することに期待できるでしょう。たとえば、九州光インターネットサービス「BBIQ」のラッパー風のものは、感情表現豊かなナレーションで笑いを誘ったり、見る人を楽しい気持ちにさせたりします。
出典:Crevo制作実績
この動画ではテロップもアニメーションやナレーションのテイストと合ったものとなっているので、動画全体にまとまり感があります。動画作品は制作の目的やターゲットとするユーザーによって多様な表現方法が考えられるため、ナレーションを上手に利用して表現の幅を広げていくことが大切です。
動画制作のためのナレーションを選ぶコツ
動画制作におけるナレーション選びは、言うまでもなく慎重に行うことが大切です。声のトーンや調子といった微妙なものでも動画のイメージは大きく変わるため、非常に重要なフェーズだと考える必要があります。一般的に、女性ナレーションは声が高いためすっきりしていて聞きやすく、男性ナレーションはかっちりとしていて信頼感を得やすいといわれています。ナレーションを選ぶ際には2つの重要なポイントがあるので、以下をしっかり押さえておきましょう。
1つ目は、ターゲットを明確にし、ターゲットがどのようなナレーションを好みそうかについて考えることがポイントです。たとえば、高齢者に訴求するためには同じ高齢者の声を使ったり、孫やひ孫と同じくらいの幼い子どもの声を使ったりすることで興味を惹かせられるでしょう。
2つ目のポイントは、動画のテイストを考慮してナレーションを選ぶことです。実写かアニメーションかによって、訴求ポイントは必然的に異なってきます。ナレーションと映像には切り離せない関係があるので、全体を見つつナレーションの雰囲気を決めることが重要です。
動画制作にナレーションを活用する利点とは?
動画制作において、ナレーションを活用する利点にはどのようなものがあるのでしょうか。この段落では、動画にナレーションを入れることで発生するメリットについて大きく2つに分けて紹介していきます。
容易に多言語化できる
せっかく作成した動画を日本だけではなく、世界に発信したいと考えるのは珍しいことではありません。しかし、発信する国ごとに新しく動画を作成するのは、コスト的に厳しいというケースも多いでしょう。動画にナレーションが入っていれば、外国語にアフレコするだけで簡単に多言語化が可能となるので便利です。Crevo(クレボ)では、納品後でも内容の差し替えやさまざまな言語への翻訳ができるなど、グローバル化が進む社会に動画制作を対応させています。実例としては「Blue Bee Native」の中国語版が挙げられるでしょう。
出典:Crevo制作実績
ナレーションに加えてテロップにも中国語が使われており、多言語化が図られています。アニメーションには癖がなく、どの国の人でも理解できるように作られている点も、注目すべきことです。いくらアフレコで多言語化を図っても、映像がその国の人にとって理解するのが難しい内容であれば意味がありません。Crevoの動画は多言語化を視野に入れて、世界中でわかりやすい映像を提案しています。
シンプルな動画でも訴求性を高められる
動画がシンプルであれば、落ち着いたブランドイメージを作ることができます。しかし、その分だけ情報伝達力に劣るというデメリットが発生することもあります。それを補完するのが、ナレーションの役割なのです。特に企業紹介の場合、格式や歴史、ブランディングを意識したトーンにする必要があるため、ナレーションによる説明が重要になるケースが多くあります。Crevoでは、実際に原稿を読み上げた音声からイメージに沿ったナレーションを選定できるため、代表メッセージや社員のナレーションの代わりに選んだナレーターの音声を変更することが可能です。
たとえば、BtoB向けの複雑なサービスもナレーションを入れることで、よりわかりやすい内容に変更できます。「ABEJA Platform」の紹介動画では、AIという最新テクノロジーをアニメーションによって親しみやすい形で紹介しています。
出典:Crevo制作実績
AIはそれ自体が難解なものであるため、わかりやすくかみ砕いてサービスを紹介することが動画の目的のひとつです。こちらの動画では、シンプルながらもポイントを押さえた内容と聞き取りやすい女性のナレーション、アクセントとなる効果音などを用いて、紹介するサービスの難解さを感じさせない作りとなっています。
ナレーションを活かした動画制作をしよう
ナレーションは動画にとって大変重要な要素です。動画は目からも耳からも情報を得られるツールなので、音声でできる工夫のひとつとして、ぜひナレーションを取り入れてみましょう。そして、人の関心を惹きつける動画を制作し、ビジネスチャンスを広げていきましょう。
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VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
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