YouTubeで動画を上位表示させるために知っておきたい7つのポイント
更新日2024年06月10日
公開日2021年11月01日
YouTube(ユーチューブ)で動画マーケティングをする際、通常のウェブサイトのSEOと同じく、動画を上位に表示させるための動画SEOの対策をすることが重要です。この記事では、制作した動画をYouTube上で上位表示させるために必要な、SEOのポイントと活用方法について紹介していきます。
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動画SEOとは
動画SEOとは、動画の検索順位を上位に表示させるための手法を指します。動画SEOは「Video Search Engine Optimization」の頭文字を取って、「VSEO」とも呼ばれることもあります。
YouTubeやGoogleなどで動画を検索すると、自分たちの作品が上にこなかったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。検索ワードと動画の内容が合致していたとしても、YouTubeやGoogleなどでは動画の中身までは把握できません。
そのため、タイトルや動画の説明文といったテキスト情報が検索順位を決める重要なSEO対策となるのです。ウェブサイトやブログなどのSEOとは違い、動画の場合は中身によるSEO対策はできない点をまずは押さえておきましょう。
YouTubeのSEOで動画を上位表示させる方法
ここでは、具体的にYouTubeで動画を上位表示させるための方法について主なものを2つ紹介し、詳しく説明していきます。
YouTubeのSEOで動画を上位表示させる方法①キーワード設定
YouTube内の数ある動画の中から上位で表示させるためには、ウェブサイトのSEOと同じく、キーワードの設定が重要な役割を担います。
ポイントは、動画の内容をきちんと踏まえたうえでキーワードを決定することです。まずは視聴ターゲットを想定して絞り込み、そのターゲットが検索する可能性のあるキーワードを設定します。
関連ワードの中から最適なキーワードを見つけるためには、誰にどのようなシーンで見てもらいたいかを想定することがポイントです。
YouTubeのSEOで動画を上位表示させる方法②動画情報の設定
動画に関する情報の設定も、YouTubeで上位表示させるために大切です。重要なワードをタイトルに入れたうえで、可能な限りタイトルの前半に持ってくるように設定します。
YouTubeの仕様では、32文字を超えた部分に関しては途中で切れてしまい、すべてを読むことができません。タイトルや説明文ではキーワードを入れ込みながらも、ターゲットひきつける内容にすることがポイントです。
YouTubeの動画SEOのポイント
動画SEOにはいくつかの重要なポイントがあります。ポイントを無視して対策をしても、大きな効果は期待できません。ここでは、YouTubeの動画SEOに必要不可欠なポイントを7つ紹介し、それぞれの効果的な制作の仕方について説明していきます。
YouTubeの動画SEOのポイント①タイトル
動画のタイトルは非常に重要な役割を持ちます。動画の場合、タイトルはその動画の内容を簡潔かつ端的に表すものが好ましいです。そのため、YouTubeが動画の内容を判断するにあたって、タイトルは重要な項目といえます。
タイトル作成のポイントは、動画の内容と関連したものにするという点です。例えば、インパクトのあるタイトルで目立とうとしても、視聴者が検索するワードと動画の内容があっていなければ視聴には至らず、効果は期待できないでしょう。
動画マーケティングでは、単に再生回数を増やすことだけではなく、可能な限り最後まで動画を視聴してもらい、サービスや商品の購入に結びつけることも大切です。
YouTubeの動画SEOのポイント②説明文
タイトルだけではなく、YouTubeは動画の説明文からも内容を把握するため、説明文の内容が検索順位に影響します。
説明文で気をつけるポイントは、動画の内容やタイトルと矛盾しないよう注意することです。あらかじめいくつかのキーワードを決めておき、それをうまくタイトルにも説明文にも利用すると、より動画SEO対策としては有効になります。
また、どうしても文字数の関係上タイトルに入れることができなかったワードを、説明文に含めることも可能です。
YouTubeの動画SEOのポイント③タグ
タグもまたYouTubeでの動画SEO対策で重要な役割を果たしますが、タグを使用することでは動画を検索結果の上位に上げることはできません。
YouTubeにおけるタグとは、どのカテゴリーに属している動画なのかをYouTubeに知らせるための機能となっています。つまり、タグを活用すれば、同じカテゴリーにある動画の関連動画として表示されやすくなるのです。
タグを入れる際のポイントは、3〜5個くらいまでにワードを厳選することです。あまりにも多くタグを入れすぎてしまうと、「タグスパム」というスパム状態と認識されるおそれがあります。
YouTubeの動画SEOのポイント④チャンネルのカスタムURL
YouTubeには、チャンネルオリジナルのURLである「カスタムURL」というものがあります。これを取得していると、YouTubeで評価されることを覚えておくと良いでしょう。
カスタムURLは誰でもすぐに取得できるわけではありません。チャンネルを作成してから30日以上や、100名以上のチャンネル登録者がいること、チャンネルアイコンをアップロードしていること、といった要件を満たす必要があります。
カスタムURLはチャンネル開設後すぐに取得できるわけではありませんが、投稿を繰り返していれば、決して取得が難しいというわけではないこともあわせて覚えておきましょう。
YouTubeの動画SEOのポイント⑤コメントやお気に入りの数が多い
コメント数やお気に入りの数、評価の数、チャンネル登録数などもYouTubeでの評価対象になります。
これらの数が多い動画は、すなわち「たくさんの人に支持されている」ことを意味します。YouTubeはより多くの人に動画を見てもらうことを目的としているので、視聴者からのリアクションが多い動画は上位表示されやすいのです。
コメント数や評価数などを多く得るためには、必然的にチャンネル登録者数を増やすことが近道でしょう。チャンネル登録者を獲得するためには、より魅力的な動画コンテンツの制作が求められます。
YouTubeの動画SEOのポイント⑥総再生時間
実はYouTubeでは再生回数よりも、総再生時間で動画を評価しています。つまり、一人の人が機械的に何十回もブラウザの更新をクリックして再生数を上げたとしても、YouTube上では評価につながらないのです。
再生回数と総再生時間の大きな違いは、後者は動画をきちんと見る必要があるという点です。総再生時間の多い動画がすなわち視聴者から支持されている動画となり、YouTubeではそういった動画が高評価につながる仕組みとなっています。
YouTubeの動画SEOのポイント⑦視聴者維持率
視聴者維持率も、YouTubeから高評価を得るためには重要なポイントです。視聴者維持率とは動画が視聴者の注目をどの程度維持できたかを示す指標であり、YouTubeは視聴者維持率レポートを公表しています。
レポートには、チャンネル内の全動画の平均視聴時間や総再生時間が上位の動画、特定の動画における視聴者維持率データといったものが掲載されています。
このレポートをチェックするには、アカウントにログインして「クリエイターツール」を選択した後に、 「アナリティクス」から特定の動画の視聴者維持率を確認することも可能です。
VIDEO SQUAREでは、YouTubeで人気なCMランキングを毎月更新しています。また、どのような動画が拡散されるか紹介している記事もございます。YouTubeで評価される、拡散される動画をつくる際の参考にしてみてはいかがでしょうか?
<関連記事>YouTubeのCM人気ランキングベスト10
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YouTubeの動画SEOの分析
投稿したものがどの程度見られているのかを解析することは、マーケティング戦略を練るうえでは必要です。ウェブサイトのアクセス解析では「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」が一般的に使用されますが、それと同じように、YouTubeにも「アナリティクス機能」があります。
アナリティクス機能では、「視聴者維持率」「視聴者層」「トラフィックソース」といった、マーケティングにおいて役立つデータが獲得できます。これらの情報を参考にしながら戦略を改善すれば、おのずと上位表示につなげられるでしょう。
YouTubeの動画SEOの分析①視聴者維持率
「視聴者維持率」とは、“視聴者が動画をどのくらいの時間見続けていたかを示す指標”です。動画の開始から終了までの間のどの時点で視聴者維持率が下がったかを知ることで、視聴者維持率低下の改善策を考えることができます。
YouTubeで動画を検索上位に表示させるには、まずは視聴者維持率40%以上を目指しましょう。40%を超えると、YouTube上で「関連動画」や「おすすめ動画」に掲載される確率が高まるとされています。
YouTubeの動画SEOの分析②視聴者属性(年齢・性別・地域)
視聴者の年齢層、性別、住んでいる地域を知ることも、SEO対策を練る上ではとても大切です。自分の動画の視聴者の属性を把握しておけば、熱心なファンを獲得しやすくなるからです。
また、視聴者属性を確認した結果、自分の動画がターゲットとしたい層にリーチしていないことがわかった場合、動画の内容やプロモーションの方法を修正すべきだと判断することができます。
YouTubeの動画SEOの分析③時間帯
自分の動画の視聴者が、YouTubeにアクセスしている時間帯を知ることも重要です。なぜなら、再生されやすい時間帯に投稿するかどうかで、再生される確率が大きく変わってくるからです。
たとえば、10代の学生をターゲットしているなら、放課後である17時以降を狙って投稿するのが鉄則。午前中のうちに動画が完成したからといってお昼前後に投稿してしまうと、再生される確率の低下が考えられます。
YouTubeの動画SEOの分析④トラフィックソース
「トラフィックソース」とは、動画を再生した人が自分のチャンネルを訪れる前に経由したwebサイトやページのこと。どこを経由しているかを知ることで、自分の動画やチャンネルをどこで知ったかを把握できるだけでなく、ユーザーの趣味や嗜好を知ることができます。
また、経由した具体的なページだけでなく、該当ページを経由した人の割合、動画の再生時間、平均再生数なども確認することが可能です。
YouTubeの動画SEOの分析⑤インプレッションとクリック率
「インプレッション」とは、“自分の動画のサムネイルがYouTubeのサイト内に表示されること”を意味します。表示場所は不問。「関連動画」「再生リスト」などすべてカウントします。インプレッション数が多ければ多いほど、動画が視聴される確率が上がります。
また、サムネイルのクリック率を上げるには、「見て0.5秒で内容がわかるようにする」「フォントや色使いをチャンネルのイメージに合わせる」「人の顔を映す」などが有効といわれています。
YouTubeの動画SEOに精通した動画制作会社に相談しよう
動画を上位表示させるためには、通常のウェブサイトとは違ったノウハウが必要となります。「SEO対策はどれも同じ」とは考えず、プラットフォームごとに柔軟に対応することが重要です。数あるYouTube動画の中で少しでも目立つためにも、適切な動画SEO対策をしていきましょう。どのように動画SEO対策をすれば良いか分からない方は、YouTubeの動画SEOに精通した動画制作会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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筆者情報
筆者:三木 隆
Crevoに入社して3年。営業を務めたのち、インサイドセールス・マーケティングを統括するマーケティングチームを担う。
<執筆記事>
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