不動産の内覧や観光地紹介に!パノラマ動画のおすすめマーケティング活用法
更新日2024年06月10日
公開日2019年03月01日
YouTubeなどで、自分で視点を自由に移動させながら360度空間を見渡せる動画を見たことはありませんか。スケール感のあるこういった表現はパノラマ動画と呼ばれるもので、マーケティングに活用する企業が増えてきています。この記事では、パノラマ動画を取り入れるメリットや活用法について紹介していきます。
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パノラマ動画とは
パノラマ動画は、視聴者が動画の画面上で視点を自由に動かして上下左右好きな方向を見られるものです。視聴者が本来一点の方向からしか見られない動画を好きな方向から見ることができる、双方向性を持った動画ともいえるでしょう。パノラマ動画の特徴は、複数回視聴されやすいという点です。そのため、1度目は正面からなどの映像を見て、2度目は後ろからの視点で視聴するといった、繰り返し何度も視聴されやすいメリットがあります。YouTubeやFacebook、Vimeoなどの大手ウェブサイトが視聴に対応したことから、パノラマ動画はさらに注目されてきています。また、iPhoneやAndroidといったスマートフォンでもアプリを使えば視聴できるため、視聴環境が整っている点もパノラマ動画を導入する理由となるでしょう。
パノラマ動画のメリット
パノラマ動画は比較的新しい技術なので、興味がある反面導入には一歩踏み出せないという企業も少なくないかもしれません。この段落では、パノラマ動画のメリットについて説明し、その魅力を解説していきます。
その場にいるような臨場感が味わえる
パノラマ動画では、空間を360度滑らかに見渡すことができます。平面的な画像ではなく立体的な空間として映像をとらえられるため、画面越しであったとしても、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができるのが特徴です。今までの映像では撮影者の視点でしか映像を見ることはできませんでしたが、パノラマ動画によって視聴者は自分の視点で映像を楽しめるようになったのです。また、360度空間が見渡せるというのは、VR(バーチャル・リアリティ)に近い感覚があり、次世代の映像技術との親和性が高くなっています。
動画の世界により深く入り込める
パノラマ動画は自分の意志で自由に視点を変えることができるため、ゲームを操作するような感覚で動画の世界により深く入り込めるのもメリットです。視聴者は受け身で作品を眺めるだけではなく、自分も動画の一部になったような感覚を味わえます。今までにはなかったような視点からも映像を見られるため、個々の好みにあったやりかたで映像を楽しむことができるでしょう。動画の世界に入り込めるということは、マーケティングにおいてより高い訴求力を持つことを意味します。
パノラマ動画の活用法
パノラマ動画の良さを最大限に活かした、マーケティング動画の活用法も見ていきましょう。この段落では、パノラマ動画に適したプロモーションのアイデアを、4つの観点から紹介していきます。
観光地のプロモーション
パノラマ動画は、雄大な自然の紹介やイベントの疑似体験などに最適な手法です。観光地のプロモーションに活用すれば、より印象に残る動画を制作することができます。たとえば、遊園地やレジャー施設といった、見るポイントがたくさんあるワクワクするような施設では、視聴者もまたその場にいるかのようなワクワク感を味わうために積極的に動画の世界に入り込んでいくことでしょう。さらに、スカイダイビングやアトラクションなどの体験映像も、パノラマ動画を使えば、よりリアリティのある疑似体験として楽しませることができます。そのほかにも、花火大会や期間限定のイベントなど、アイデア次第でさまざまなイベントを魅力的に紹介することが可能です。
施設案内
施設の内部や周囲の風景を撮影することでも、視聴者に疑似体験してもらうのに役立ちます。パノラマ動画と聞くと広い場所での撮影をイメージしがちですが、建物の中を細部まで映すことにも長けています。そのため、観光施設の内部はもちろんのこと、学校紹介や社内案内などにも最適です。また、ライブハウスやスポーツイベントの会場といったものでも、パノラマ動画は活躍します。ステージなどの場合、人によって注目したい演者は異なります。好きな部分を集中して見ることで、視聴者はまるでその場に自分が座っているかのような感覚を味わえるでしょう。
不動産の内覧
不動産の内覧にパノラマ動画を活用すれば、写真やパンフレットよりはるかに実物に近いイメージを視聴者に伝えられます。btraxの統計によると、1分の動画は3,600ページ分の文字情報に匹敵するといわれますが、パノラマ動画は通常の動画よりもさらに多くのより視聴者が知りたい情報を伝達できるでしょう。動画を通じて不動産の内覧を行うことは、視聴者にとっても不動産側にとってもメリットがある方法です。たとえば、視聴者は自分の見たい部分をじっくりと観察でき、住む際のイメージを高めることができます。一方、不動産側としては、管理者がいなければ入れない物件でもパノラマ動画であれば無人で内部を紹介できるので、業務の効率化につなげられます。
商品の体感
パノラマ動画を活用すれば、自動車のように大きな商品や無形商品であるサービスなども、視聴者に疑似体験してもらえるので便利です。プロモーションの一環としてパノラマ動画を利用したい企業も多いでしょう。パノラマ動画では、よりリアルに商品やサービスの使用感を体験できるため、視聴者自身に安心感や親近感が芽生えやすいのが特徴です。また、アイデア次第ではチュートリアルやハウツー動画にも、360度を見渡せる技術は応用できるでしょう。マーケットを意識した訴求力が高い動画を求めているのなら、パノラマ動画の活用は期待できそうです。
パノラマ動画の活用事例紹介
パノラマ動画がどのようなものを理解した今、具体的な事例を見てさらにイメージを高めていきましょう。この段落では、パノラマ動画を用いた2つの活用事例を紹介していきます。
マザー牧場「ふれあい牧場」
出典:マザー牧場
マザー牧場の「ふれあい牧場」を紹介する動画には、パノラマ動画の手法が効果的に用いられています。ふれあい牧場とは、実際に動物と身近に接することができる空間です。それを疑似体験してもらうために、牧場の全景や動物のいる様子を動画では映しています。動物が360度どこにでもいるシーンからは、まるで自分が動物に囲まれて立っているかのような感覚を受けることでしょう。この動画は、視聴者に「牧場を訪れるとどのような状況になるのか」をダイレクトに伝えています。また、施設だけではなく動物を愛らしくかつ魅力的に見せることに成功している好例です。
SUBARU「インプレッサ インテリア」
SUBARUインプレッサのインテリアを紹介した映像も、パノラマ動画の手法がとられています。こちらの作品では、まるで自分が運転席や助手席、あるいは後部座席にいるかのような疑似体験ができます。音がなく動きも非常に少ない動画ですが、そのぶん視聴者は車内の様子を観察することに集中できます。視聴者が自ら視点を動かすことを目的としているため、映像では運転席、助手席、後部座席からの視点の切り替えしか動きはありません。パノラマ動画は視聴者が能動的になれるぶん、あえて作品自体の動きを少なくすることも、表現方法としては大いに考えられます。
パノラマ動画に精通したプロに依頼しよう
パノラマ動画を制作する際には、通常の動画とは違った視点が必要となります。また、今までの動画とは異なるアイデアを用いることも大切で、頭をより柔軟にすることが求められます。インパクトのあるパノラマ動画で訴求効果の高い動画を制作したいなら、パノラマ動画の制作実績が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。パノラマ動画を使った良いアイデアが思い浮かばなかったり、アイデアがあっても実現が難しかったりする場合には、ぜひ一度動画制作のプロに相談してみましょう。視聴者の「ここが見たかった!」を叶える映像を制作し、ビジネスに役立てていきましょう。
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