雲が流れる様子やつぼみがほころんで開く様子など、長時間の動きを短縮して見せている動画はさまざまなシーンで見かけます。同様の映像なのに、視点を動かしながら雲が流れる様子や高速道路を流れる車の様子などを、時間を短縮して見せる動画を見かけたことはありませんか。前者の動画を「タイムラプス」といい、後者の動画を「モーションタイムラプス」と呼んでいます。この記事では、モーションタイムラプス動画のメリットや活用法を紹介します。
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日時
2024/11/2812:00-13:00
モーションタイムラプスとは
タイムラプスとは「時間の経過」という意味を持っています。時間の経過に合わせた変化や動きを映像化している動画を指し、コマ送りの形で被写体を見せています。タイムラプスではカメラを固定して撮影します。これは、実際に動画化したときに、視点が動くとブレがあるように感じられ、映像が見にくくなるためです。タイムラプスは映像が映し出されている場面は常に同じ場所、アングルになります。視点固定という前提を覆し、固定されたカメラを移動させて撮影しているのがモーションタイムラプスになります。モーションタイムラプスは、視聴者が時間軸を超えて広い範囲を見渡しているような映像を見ることができます。
タイムラプス動画についての記事もございますので、気になる方はチェックしてみてください。
モーションタイムラプスのメリット
モーションタイムラプス動画は、長時間にわたる過程を短時間の映像にまとめることができます。通常の静止画や動画ではその瞬間、数分の短い時間で切られた映像になりますので、どうしても時間の流れを映像で見せづらいと面があります。一方、モーションタイムラプスの大きなメリットは時間の流れを視覚的に見せることができます。さらに視点が固定されているタイムラプスとの大きな差は、視点が移動できることでより臨場感のある動画が撮影できるということです。モーションタイムラプス動画は、広い範囲を見渡す動画を撮影でき、その映像が長時間にわたる変化を見ることができるので、視聴者の興味を惹く効果を期待できます。通常の動画に比べると、より視聴者の注意をひきやすいことがメリットとなります。
モーションタイムラプス動画の活用法
インパクトが強く独特の印象を与えてくれるモーションタイムラプスは、その特性を生かした活用によってより効果の高い露出ができるようになります。そのヒントとなる活用法について説明します。
観光地の移りゆく景色を紹介
モーションタイムラプス動画では、長時間の変化を短時間で見せることで映像にインパクトが与えます。観光地の景色が長時間かかってゆっくりと変化していく様子は、実際にその場にいても感じられません。しかし、モーションタイムラプスの映像では、その土地の魅力を十二分に表現してくれます。1日の変化では、夜の静寂から朝が明け、活気にあふれる時間を経過したのち日が傾き日没を迎えるという流れの中で、観光地の良さを伝えられます。
1年を通じた風景の違いも観光地の景色を伝えることができます。BGMとともに変化していく映像は、変わりゆく風景が走馬灯のように見えて、観光地の雰囲気をより具体的にイメージしやすくなります。すぐにでも行ってみたいという気持ちは、観光サイトや露光サイトへのアクセスを促したり、リアル店舗への集客につながったりすることが期待できます。
メイキングや製造過程を紹介
さまざまな食品のトレーサビリティが社会的な問題になったことで、消費者は、自分が購入するものがどのように作られているかに興味を持つようになりました。それらは食品に限らず、身の回りにあるあらゆるものへと広がっています。モーションタイムラプス動画で、さまざまな商品のメイキングや製造過程を紹介すると、視聴者は、その商品に対しての理解が深まり、より製品に対して親近感を持ちやすくなります。これにより、製品に対してロイヤリティを持つことへとつながりますので、効果的なアプローチになります。商品ができあがるまでの様子は、普段では見ることのないものなので、生産者や開発者がどのような想いやこだわりを商品に持っているかが、より伝わりやすくなります。
ホテルや施設の1日を紹介
旅行を計画するときに重要なホテルの選定でもモーションタイムラプス動画を活用することができます。よくあるホテルサイトでは、外観、玄関、フロント、部屋など、それぞれ場所にわかれた施設の写真が掲載されています。これらでホテルの設備はわかりますが、画像が並んだだけの見せ方では競合ホテルとの差別化は難しくなります。ここにモーションタイムプラス動画を加えると、ホテルスタッフが仕事をしている様子や、顧客との接点の持ち方、それぞれの付帯サービスがどのように宿泊客と関わるのかがわかるようになります。映像の中に自分と重ね合わせることができる顧客の視線を加えることで、よりその場にいるような現実感に近い印象を持つことができます。
この手法はホテルだけでなく、さまざまな施設のプロモーションにも活用できます。施設の設備を単に説明するのではなく、その施設の1日の流れについて時間を追って紹介することで、施設の想いや顧客への想いをより伝わりやすく表現できます。
モーションタイムラプスの活用事例
モーションタイムラプス動画は、どのように活用されているのでしょうか。人気の高いモーションタイムラプス動画の事例を通して視聴者への印象付けがどのように行われるかを紹介します。それぞれの特徴を生かした動画は、視聴者が見終わった後にも感覚が残るという特徴を持っています。モーションタイムラプスでどのポイントを特に印象づけたいかを考慮して制作をすると、より強いインパクトを与える動画ができます。
東京ディズニーリゾート「150秒で東京ディズニーシー15周年の2日をまとめてみたら」
出典:東京ディズニーリゾート公式/TokyoDisneyResortOfficial
キャラクターたちの挨拶から始まる東京ディズニーシーの動画は、15周年という特別なイベントの2日間がギューッと凝縮されています。スタッフの動き、キャラクターたちのパフォーマンス、人々が楽しむ姿という動的なものがあざやかに描かれています。面白いのはそれだけではありません。移り行く時間がはっきりとわかる夕暮れ時の風景や、夜のライトアップでロマンチックに変化した東京ディズニーシーが、モーションタイムラプスで印象深く表現されています。イベントのメインであるショーがインパクト強く押し出されていますので、東京ディズニーシーに行きたいという気持ちを高めてくれます。
モーションタイムラプス動画では、これから行く人だけでなく、すでにその場を訪れて体験した視聴者にも強い印象を与えます。自分で撮影した写真やビデオとは違う視点の動画は、ここでこれをした、あれを買った、そのシーンは見たといったように、参加していた自分と重ね合わせることができ、動画が共有の思い出になります。
モーションタイムラプスの実績が豊富なプロに相談しよう
モーションタイムラプスは、プロでないと制作が難しい部分があります。専用の機材が必要になり、一般的な動画とは制作のポイントも違います。シナリオも独特の感性で作られており、なにより、視聴者の視点を中心に描くことが重要です。このように、一般的には制作が難しいことから、視聴者のツボを押さえたモーションタイムラプスの制作は、実績が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。
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