映像(動画)制作の種類|実写・アニメーション動画のジャンルと事例を合わせて紹介

映像(動画)制作の制作を検討して方のなかには、動画の種類の豊富さから「どのジャンルの動画を制作したらいいか分からない」「どんな動画が適しているか知りたい」方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、映像制作(動画制作)における「動画の種類」「おすすめジャンル」「動画事例」をそれぞれ紹介します。

また動画イメージをしやすいよう、ジャンルごとに事例を紹介しています。
ぜひご一読いただき、参考にして下さい。

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映像制作(動画制作)の種類

映像制作(動画制作)といっても、動画の種類はさまざまです。

その種類を大きく分類すると、以下の3つに分けられます。

動画の種類動画の特徴
実写映像動画実際の映像を用いる
・企業紹介動画
・車内の様子の紹介
など、信頼性重視の動画に向いている
アニメーション映像動画実写では再現できない、自由な表現が可能。
・無形サービスの紹介
・イベント動画
などにも向いている
実写+アニメーション映像動画実写とアニメーションを組み合わせた、近未来的な表現が可能
双方のいいとこ取りの表現が可能なので、
・商品紹介動画
・企業ブランディング動画
など、幅広い用途に向いている

映像制作(動画制作)のジャンル例

映像制作(動画制作)におけるジャンルは、じつに多岐にわたります。

とくに代表的なものとしては、以下のとおりです。

ジャンル動画の特徴
商品紹介動画商品やサービスの魅力を伝えられる
採用動画企業の概要、入社のメリットが伝えられる
ブランディング動画企業のブランド力を強化できる
モーショングラフィックスイラストやアニメーションで視覚的に訴求できる
ストップモーションパラパラ漫画のような、温かみのある表現が可能
3Dアニメーション立体的な映像で、特徴的な表現が可能
ホワイトボードアニメーション手書き調の描画で、温かみや親しみが演出できる
イラストアニメーション王道のイラストアニメで幅広い表現が可能
3DCGアニメーション3DとCGをかけ合わせ、近未来的な演出が可能

上記ジャンルそれぞれに特色があります。
そのため、ターゲットとなるユーザーや動画の目的によって使い分けることが重要です。

たとえば採用動画では、実際の企業の雰囲気や社員の表情を伝えなくてはならないため、実写が用いられることが一般的。
しかしここでアニメーション動画を活用してしまうと、実際の社内の雰囲気は伝わらなくなるため、逆効果となってしまいます。

こういった相違を避けるためには、動画の目的を明確化することが大切です。
そのうえで「どんな表現方法が適切か」を逆算して考えることがおすすめです。

実写映像(動画)制作のおすすめジャンルと参考事例

動画や映像制作には、大きく分けて以下の3つの種類があると前述しました。

  • 実写映像動画
  • アニメーション映像動画
  • 実写+アニメーション映像動画

これらの表現方法ひとつが変わるだけで、完成のイメージは180度異なるといっても過言ではありません。

動画制作を検討する際は、企画の段階で「この目標を達成するために、どんな表現が適切なのか」を炙り出しておくことが大切です。
そうすることで、その後の企画立案がスムーズになるメリットがあります。

この章では「実写映像動画」に焦点を当て、ジャンルと参考事例を解説します。

商品紹介動画

「商品紹介動画」とは、特定の商品・サービスの使い方やメリットを、実際の映像で紹介する動画のことを指します。

実写における商品紹介動画の例は多岐にわたりますが、代表的なものをあげると以下のとおりです。

  • テレビ
  • パソコン
  • 掃除機
  • スマートフォン
  • 化粧品

実際の商品を360度の角度から写したり、実際の使用例を見てもらうことで、視聴者に商品のメリットを訴求している点がポイントです。

店内デジタルサイネージ用動画「カンタン美容テク!」

ミュゼコスメの商品紹介動画で、店内デジタルサイネージ用に制作された背景があります。

「聞いたことはあるけど、まだ手が出しにくい」と思われがちな

  • プラセンタ
  • ミュゼオリジナル美容器

といったスキンケアアイテムに、興味をもってもらえるように工夫されている点がポイントです。

採用動画

採用動画は主に、企業説明会などの場面で

  • 企業内で行っている事業
  • 作業現場の雰囲気
  • 実際に働く社員の表情

などを紹介し、プロモーションを図る動画のことを指します。

一般的には、ほとんどの企業が「実写映像」で採用動画を制作する傾向です。
上記のような事業や雰囲気は、実際の映像にすることで視聴者がイメージしやすくなります。

採用動画は「その会社にすでに興味をもっている人」はもちろん、それ以外の方にも広く知ってもらう手法として広く用いられています。

サービス紹介動画 採用支援サービス「ビズリーチ・ダイレクト」


採用支援サービス「ビズリーチ・ダイレクト」のサービス紹介動画です。
採用担当者向けに効率的な採用が実現できる「ビズリーチ・ダイレクト」の3つの特徴を紹介しています。

ビズリーチのイメージカラーをふんだんに使い、サービス内容の認知度アップのため、ポイントを3つに絞っている点に注目です。

ブランディング動画

ブランディング動画とは、主に「企業のブランド力アップ」を目的に制作される動画です。そもそも「ブランディング」とは「〇〇といったらこの会社」のような、人の心にブランドイメージを植え付けるための取り組みです。
つまり、そのブランディング活動を推進するために用いられる動画が「ブランディング動画」になります。

特定のサービスや商品、イベントなどを紹介するものではなく、あくまで企業のブランド力と認知度拡大の目的で作られることが一般的です。

周年記念動画 ゲーム「怪盗ロワイヤル」


ゲーム「怪盗ロワイヤル」のリリースから10周年を記念して制作された動画です。

10年の時を経て「昔の仲間に会えてまた一緒に遊べる場所」として、「怪盗ロワイヤル」をリブランディングすることが主な目的となっています。

「昔のユーザーとの接点を再度作れるきっかけ作り」がコンセプトになっており、水彩画による懐かしいタッチが特徴的です。

アニメーション映像(動画)制作のおすすめジャンルと参考事例

自由な発想やアイデアによって、じつに多種多様な表現が可能になるのがアニメーション動画のメリットです。

「実写ではとても再現できない非現実的な映像」も自由に表現できるうえ、さらに実写映像制作よりも比較的制作費用を安く抑えることができます。

アニメーション映像といっても、

  • モーショングラフィックス
  • ホワイトボードアニメーション
  • イラストアニメーション
  • ストップモーション
  • 3DCGアニメーション

などのように、その種類は多岐にわたります。

これらの違いによって制作費も大きく変動するので、事前に決めておくのが理想です。

アニメーション映像(動画)のおすすめジャンルと参考事例を見ていきます。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスは、画像やテロップ、イラストといった要素に対し、特定の動きや音を追加して制作するアニメーション手法で作られる映像を指します。

具体的にはモーショングラフィックスの活用シーンとして

  • YouTubeのタイトル
  • 映画のタイトル

などがあげられます。

シンプルで高い訴求力をもっていることから、動画広告のシーンでも頻繁に用いられている手法です。

コンセプトムービー 決済サービス「Paidy」


オンラインショップで利用できる決済サービス「Paidy(ペイディー)」の企業ブランディング向けコンセプトムービーです。

シンプルなアニメーションと複雑なアニメーションの演出を交互に見せるテクニックを活用。
そうすることで「Paidy」のサービスのシンプルさと「Paidy」の裏にある複雑なテクノロジーが表現されています。

またナレーションはいれずにシックなBGMをいれることで、Paidyの世界観を表現している点にも注目です。

ストップモーション

ストップモーションは、特定のイラストを1枚ずつ動かしながら撮影するアニメーション技法です。

いわゆる「パラパラ漫画」のようなイメージで差し支えありません。

静止画を複数枚撮影し、それを1枚1枚組み合わせてあたかも動いてみせる技法のため、制作に時間がかかるのが特徴です。

ストップモーションはあえて滑らかではない「カクカクした動き」を用いることで、独特な雰囲気を表現でき、注目を集めやすくなります。

近年はストップモーションと「CG技術」を組み合わせ、表現の幅を広げている動画が増えています。

話題のハンドモデルを動かしてみた「コマ撮り」


こちらはYouTubeチャンネル「Animis」による、ハンドモデルアクションフィギュアのプロモーション動画です。

動画にはストップモーションが活用されています。
全体的になめらかではなく、あえて少しカクカクした表現を採用することで、独特の世界観を再現しているところに注目です。

3Dアニメーション

3Dアニメーションとは、通常のアニメーションより立体的な表現を用いたアニメーション映像を指します。

具体例としては、ディズニー映画の

  • ベイマックス
  • トイ・ストーリー

などがあげられます。

2Dアニメーションとは違って高い映像技術が必要になりますが、実写映像に近い制作となるため、あらゆるシーンで汎用的に活用できる点が特徴です。

サービスロボットコンセプト紹介動画


シンフォニアテクノロジー株式会社が提供する「病院向けロボット」のコンセプト紹介動画です。

言葉だけでは分かりづらい製品の特長を、アニメーションを使って具体的にわかりやすく伝える目的のもと制作されました。

動画そのものは2D表現となっているものの、3Dアニメーションのようなイメージに見せるような工夫が見られます。

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードアニメーションとは、白い背景に対し手書き調でイラストを描いていく様子を表現した映像を指します。

まっさらな状態のものに、手書きで情報を見せることができるため、ユーザーにわかりやすく訴求が可能です。

こちらは実写映像に比べて表現の自由度が高いことが特徴のため、マーケティングやブランディングなど、アイデア次第で高い効果を期待できます。

主な活用シーンとしては、

  • YouTube動画
  • 保険
  • コンサルティング
  • インターネットサービス

など、の紹介で目にすることが多くなっています。

スズキ株式会社 第1話スズキハスラー「あーりんの妄想カーライフ」


自動車大手「スズキ」がYouTubeで配信している、ハスラーのプロモーション動画です。

人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバー「あーりん」が、免許を取得することと、ハスラーに乗ることのメリットを訴求する内容です。

ホワイトボードにシーンごとのイラストを書き、それを早送りで再生することで、楽しげで賑やかな雰囲気を演出しています。

イラストアニメーション

イラストアニメーションは、1コマずつ細かく描いた絵をつなげて映像にする手法です。

別名「手書きアニメーション」とも呼ばれており、パラパラ漫画のようなニュアンスの仕上がりが最大の特徴です。

こちらのイラストアニメーションは、イラストレーターや書き手による絵のニュアンスによって動画の仕上がりや印象が大きく異なります。

動画配信サービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド」


動画配信サービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド」のサービス紹介動画です。

短い秒数の中でもサービス内容が伝わるよう、番組の一覧や利用シーンが、テンポよく動画に盛り込まれています。

また、アナウンサーの相内優香さんがガイド役となっている点も注目ポイントです。

3DCGアニメーション

3DCGアニメーションは、3D空間にキャラクターやイラストをモデリングし、CG技術を駆使して動きをつけていく手法で作られる動画のことです。

一般的な平面の2DCGアニメーションと比較してとてもリアルで、より現実に近い表現が可能になっています。

実写では表現できない非現実的な映像を、より現実に近い形で映像化したいときに重宝する表現方法といえます。

「内視鏡AI」紹介動画


株式会社AIメディカルサービスによる、「内視鏡AI」のサービス紹介動画です。

文字と画像だけではなかなか伝わらない本サービスの魅力と特徴を、わかりやすくスピーディーに理解してもらう目的で制作されました。

サービス内に組み込まれたAIにフォーカスを当てた演出で、視聴者の興味を促している工夫が見られます。

なお、こちらはまだリリース前の商品となっているため、より「視聴者の期待感や興味を促進する」ように仕上げている点も特徴です。

アニメーション映像(動画)制作+実写映像(動画)制作のおすすめジャンルと事例

映像(動画)制作においては、実写映像とアニメーションを組み合わせた表現にすることも可能です。

実写とアニメーションの表現を、ひとつの映像作品に盛り込むことによって

  • 実写映像ならではの臨場感、リアルさ、信頼性
  • アニメーションならではの温かみ、独創性、表現の幅広さ

といった、両者のメリットのいいとこ取りの動画に仕上がります。

それぞれのメリットをうまく盛り込めば、より視聴者に刺さる、宣伝効果の高い動画を作ることができます。

アニメーション映像(動画)+実写映像(動画)のおすすめジャンルと事例を紹介します。

アニメーション映像(動画)制作+実写映像(動画)制作の事例

アニメーション映像(動画)制作+実写映像(動画)制作の事例を紹介します。

サービス紹介動画三井住友海上「火災保険見直さない会議」


三井住友海上による、火災保険の新サービス紹介動画です。

通常のサービス紹介では動かない被保険者様を対象に、火災保険の乗り換えを訴求する目的で制作された背景があります。

被保険者向けのDMにリンクをつけて配布することで、さらに視聴者への興味を喚起。

また「皆幼い」と「見直さない」の言葉を掛けて、子役が演じる保険説明動画をコミカルかつテンポよく表現しています。

映像制作(動画制作)の種類「メリットとデメリット」

上記で紹介した動画は、いずれもメリットが大きいため、おすすめといえます。

それぞれに特色や強みが異なるため、動画によって成し遂げたい目的・ゴールを明確にしたうえで、逆算していくことが大切です。

なおメリット・デメリットをそれぞれまとめると、以下のようになります。

メリットデメリット向いているジャンル
実写・リアルな現状を
伝えられる
・実物映像によって
信頼性が得られる
・撮影の手間が必要になる
・アニメーションに比べて制作コストが高い
・採用動画
・商品、サービス紹介動画
・ブランディング動画
アニメーション・アイデア次第で自由な表現が可能
・制作費用が比較的安い
・実物ではないため「現状を伝える」用途に不向き
・クオリティによっては費用がかかる
・無形サービス紹介動画
・企業ブランディング動画
実写+
アニメーション
・実写とアニメーション、双方のいいとこ取りの映像が作れる・実写とアニメーションに比べて制作コストがかかる・サービス紹介動画
・採用動画

この章では、映像制作(動画制作)のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット

ここでは、まず

  • 実写映像
  • アニメーション
  • アニメーション+実写映像

それぞれのメリットを見ていきましょう。

実写映像

実写映像のメリットは、以下のとおりです。

  • 実際の現場の雰囲気、人の表情など、リアルな現状を伝えられる
  • 実物の映像となるため、視聴者からの「信頼感」が得られる

学校や施設や作業現場、またはそこに関わる人の表情など「リアルな現状」を伝えることができる点が、実写映像の最大のメリットであり強みです。
現場の雰囲気や人の表情などは、アニメーションで表現しても、どうしてもなかなか視聴者に伝わりません。

また、実際の映像を動画に盛り込むことで、視聴者からの「信頼感」を獲得できる点も、実写動画がもつ強みのひとつです。

実写動画の多くは、リアルな「人の顔」を動画に取り入れるためです。
「人の顔」を出すことは、思っている以上に信頼獲得に大きな効果をもたらすことは事実としてあります。

実写映像に向いている動画としては、

  • 企業・学校・その他施設紹介動画
  • 企業ブランディング動画
  • 採用動画
  • 商品・サービス紹介動画

より人の心に響く動画を求めるなら、実写動画がおすすめといえます。

アニメーション

アニメーション動画を選択するメリットは、主に以下のとおりです。

  • 実写では表現できないような、自由な発想が表現できる
  • 実写映像に比べると、比較的制作費用が安い傾向にある

アニメーション動画の最大のメリットは、その表現の幅広さです。
作り手のアイデアや発想次第では、じつに幅広い表現が可能になります。

たとえば「人が空を飛ぶ」のような表現は実写では難しいですが、アニメーションなら簡単に表現が可能です。

また実写映像に比べると、制作費用が安いこともメリットのひとつ。
実写に必要な一連の撮影工程(キャスティング、ロケ地の選定、機材調達など)が省けるためです。

アニメーション動画が向いているジャンルとしては

  • 無形サービス紹介動画
  • 企業ブランディング動画

などがあげられます。

とくにITサービスやアプリケーションといった「無形商材」を紹介するとき、アニメーション動画が大活躍することは間違いありません。

アニメーション+実写映像

アニメーション+実写映像のメリットは、大きく以下のとおりです。

  • 実写映像にアニメーション要素を取り入れることで、多種多彩な表現が可能
  • 実写とアニメーション、両方のいいとこ取りな動画に仕上げることが可能

アニメーション+実写も、表現の幅広さが最大のメリットといっても過言ではありません。

たとえば実写映像にCGによる効果を付け加えることで、近未来的な雰囲気だったり、温かみのある楽しい雰囲気の動画に仕上げることができます。

このように、実写の映像だけでは表現しきれない部分にアニメーションの効果を加えることで、再現できる動画の幅が圧倒的に広がります。

その名のとおり、実写とアニメーション、双方のいいところを取り入れられる表現手法です。

実写+アニメーション動画が向いているジャンルは主に以下のとおり。

  • サービス紹介動画
  • ・採用動画

双方のメリットをうまく活用すれば、サービスの世界観がうまく表現できます。

また企業によっては、採用動画にこちらの手法を用いているケースもあります。

デメリット

この章では、

  • 実写映像
  • アニメーション
  • アニメーション+実写映像

における、それぞれの「デメリット」の部分を見ていきます。

実写映像

実写映像で動画を制作するデメリットは、以下のとおりです。

  • 撮影の手間や費用が必要になる
  • アニメーションに比べて制作コストが高い

実写映像で動画を制作するということは、当然のことながら「撮影」の作業が必要。

またひとことで「撮影」といっても、やるべき作業は以下のように多岐にわたります。

  • ロケ地の選定
  • キャスティングの選定・起用
  • 撮影機材の調達
  • ロケ弁の手配

キャスティングでは、有名モデルや著名人を起用した場合、相応の金額が必要です。
また、その「キャストのマネージャーやメイク担当の人件費」もその制作費として発生します。

以上のことから、傾向としてアニメーションに比べても制作コストがかかる点がデメリットといえます。

アニメーション

アニメーションでの動画制作におけるデメリットとしては、主に以下のようなものがあげられます。

  • 実物ではないため「現状を伝える」用途に不向き
  • クオリティによっては費用がかかる

アニメーション動画はいわば、イラストで表現された映像ともいいます。

実物ではないぶん、視聴者が具体的なイメージを想像しにくくなるため、企業や学校・施設紹介のような「現状を伝える必要がある動画」には不向きなのが現実です。

たとえば「実際の現場で活き活きと働く社員の表情」をアニメーションで表現しても、視聴者は具体的なイメージができません。
それどころか疑いの目で見られてしまい、逆効果となってしまう可能性があります。

アニメーション動画は実写映像と比較して、制作費用は安い傾向です。

しかし凝った表現方法や映像技術を用いてアニメーション制作を行う場合、実写映像動画よりもコストが掛かってしまう可能性も否めません。

アニメーション+実写映像

アニメーション+実写映像のデメリットは、以下があげられます。

  • 実写とアニメーションに比べて制作コストがかかる

実写+アニメーションによる映像制作では、両方のメリットを得られるうえ、それぞれのデメリットを半分にできます。

そのため、「これといったデメリットはない」といっても過言ではありません。
しかし、やはり「その分制作コストがかかってしまう」点は唯一、デメリットといえます。
実写映像制作で必要となる「一連の撮影工程」に加えて、

  • アニメーション動画制作における素材の調達・作成
  • 実写映像とアニメーション映像の合成・編集

など、制作会社の工数が増えてしまうためです。

ひとことで「撮影作業」といっても、キャスティングや撮影機材の調達のほか、やるべきことは多岐にわたります。

そのため、制作を依頼する際は、

  • 「本当に実写+アニメーションでなければならないのか」
  • 「実写かアニメーション、どちらかでうまく表現できないか」

など、検討・相談することが大切です。

映像(動画)をマーケティングに取り入れるコツ・方法

ここまで、動画の種類それぞれのメリットやデメリットを紹介してきました。

続いて、映像(動画)をマーケティングに取り入れるコツを3つご紹介します。

広告出稿する

広告出稿することは、映像にマーケティングを取り入れるコツとして有効といえます。

何らかの映像をマーケティングする際、広告へ出稿するのがもっとも効果が高いためです。

広告は不特定多数の方々が見るコンテンツのため、認知度アップや売上向上が見込めます。
ただ「不特定多数」とはいえ、それぞれの媒体によって、主に利用するユーザー層は異なります。
そのため、そのユーザー層およびターゲット、商材に沿った媒体を選定することが大切です。

さらに、ユーザーに広告を最後まで見てもらうため、

  • 動画を短くする
  • ストーリー性で見せる

といった工夫も必要です。

Webサイトに掲載する

映像(動画)をマーケティングに取り入れる方法として、「Webサイトへの記載」もあげられます。

Webサイトへ掲載することによって、サイトを訪問してくれたユーザーに自動的に宣伝することが可能になるからです。

たとえば企業の採用動画の場合、YouTube広告として配信するよりも、Webサイトへ掲載したほうが成果につながります。

ユーザーがWebサイトへ訪れるということは、すでに何らかの形で「その企業に興味をもっている」ことが考えられます。
すでに興味をもってくれている方にアプローチを行うことで、問い合わせや成約率を高められます。

SNSを活用する

SNSを活用するのも、マーケティングに取り入れるひとつの手段といえます。

SNSは「拡散力」があり、動画の内容によっては爆発的に拡散される現象「バズ」が起こります。
その背景から、大きな宣伝効果を得られる可能性があります。

近年では公式サイトへの掲載はもちろん、YouTubeなどの各種SNSを通じて動画を配信する企業も少なくありません。

いまや各種SNSは娯楽ではなく、貴重な「情報ツール」として多くの人に活用されています。
どのように動画を配信し運営していくかが、マーケティングにおいて鍵といえます。

まとめ

本記事では、映像(動画)制作の種類やジャンルごとの事例、メリット・デメリットをご紹介してきました。

ひとことで動画といっても、そのジャンルや表現方法、活用シーンは多岐にわたります。

動画のコンセプトや目的・ゴールを明確にし、それの達成に向けてどのような表現方法が最適なのか、逆算しつつ制作することが重要です。

動画制作サービス「Crevo」では、動画制作に関するお客様の幅広い要望を叶えるサービスを提供しています。

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執筆者

VIDEOSQUARE編集部
VIDEOSQUARE編集部
VIDEOSQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。業界トップクラスである2,000社10,000件の動画制作実績から培ったノウハウとビジネス理解力で高い企画力を低価格で提供できる動画制作会社、「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

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