動画制作の費用相場は?動画制作を外注した場合の価格を解説

企業や商品、サービスのPR動画を外注するにあたって気になることのひとつが費用相場です。そもそも、どの程度の金額を出せばどんな動画を制作してもらえるかわからなければ、発注内容を詰められません。そこで今回は、動画制作費の相場について解説します。

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2024年4月18日(木)19:00〜21:00

動画制作の費用相場が依頼先によって変わる

動画制作の費用相場は、依頼先によって大きく変わります。そのため、予算が少ない場合は、リーズナブルな値段でも対応してくれそうな依頼先にお願いすることが望ましいといえるでしょう。そこで続いては、具体的にどのような依頼先があるのかを解説していきます。

動画制作会社

動画制作会社とは、発注された動画を社内クリエイターが手掛けている制作会社です。場合によっては新人や若手が担当になることもありえますが、知識や経験豊富なスタッフがきちんとフォローすることが考えられるため、動画のクオリティは高いことが期待できます

ただし、小規模~中規模の制作会社の場合は人材に関しても機材に関してもリソースが十分でない場合があるので、契約前にどんな映像なら制作可能かきちんと確認しましょう。

広告代理店

「どんな映像を作ってどんなふうに展開していきたいか」に関してのアイディア出し込みで制作を依頼したいなら、広告代理店が適任といえるでしょう。ただし、広告代理店は社内に動画制作部隊を有していない場合がほとんど。

動画制作そのものは提携する制作会社にアウトソーシングすることになるため、制作費用は高くつきます。それを踏まえたうえで、代理店ならではのプロモーション展開とセットで依頼するのは選択肢としてアリでしょう。

個人

制作費を抑えることが第一の目的なら、フリーランスの映像クリエイターに依頼するのがベストでしょう。とはいえ、フリーランスもピンキリなので、相場より低い費用でも請け負う人もいれば、逆に相場より高く見積もりを出す人もいます。

基本的には、経験が浅いクリエイターのほうが見積もりは安いと予想されますが、仕上がりに不安があるでしょう。しかし、実績がなくても最初からいいものを生み出す人がゼロとはいえないので、未来の売れっ子に出逢えるかもしれないことを楽しむのも一手です。

動画制作会社に外注した場合の費用相場

セミナー・イベント動画制作の費用相場

ものによって幅はありますが、15万円~と比較的リーズナブルな価格で依頼できることが多いでしょう。なぜならば、セミナー・イベント動画の場合は、すでに内容が決まっており、制作会社の方でゼロから企画してもらう必要がないからです。

特に、内容の記録を目的に、ただカメラを固定して撮影するだけであれば、安価で済むことが多いでしょう。もちろん、単調な仕上がりにならないように、アングルを変えて撮影してもらったり、スライド資料を差し込んだりといった編集をしてもらうことも可能です。

アニメーション動画制作の費用相場

ものによって幅があり、20万〜100万円ほどかかることもあれば、もっとかかることも珍しくありません。作業工程が多ければ多いほど高額になるため、「既存の素材を使用するか」「新規でオリジナル素材を用意するのか」によって費用が大きく変わってきます。

たとえば、自社保有の静止画とアニメーションを組み合わせた動画であれば、70~90万円ほどが相場です。3DCGを用いる場合は、100~300万円になる場合もあります。尺の長さや3DCGの構成比率、動きの細かさなどによって、価格が大きく変動します。

動画の中では費用がかかるほうですが、アニメーションはビジュアル的に訴求力が高く、固い内容を分かりやすく、柔らかく伝えるのに効果的です。

会社紹介動画制作の費用相場

こちらも物によって幅はありますが、50万円程度から制作可能です。企業の紹介動画は、公式サイトや企業説明会などのイベントなど、さまざまなシーンで利用できます。比較的リーズナブルな価格で制作することもできますが、企業のブランドイメージに直結する以上、仕上がりのクオリティにはこだわるべきでしょう。

特に、多くの企業が出展するイベントで流すのであれば、訴求力が高いコンテンツでないと人々の印象には残りません。通りすがりの人でも、ふと足を止めてしまうような視覚的な工夫が求められます。また、明らかに古いものを使っていると、かえってブランドイメージを損なってしまいますので、定期的なアップデートも必要です。

動画の種類制作費用の相場
セミナー・イベント動画15万円~
アニメーション動画20万円~100万円
会社紹介動画50万円~

動画制作の構成と費用相場

動画の制作費用の内訳についても知っておきましょう。動画の費用は、基本的に「人件費」+「諸費用」で計算され、動画の制作は大きく3つの工程に分けられます。ここからは、それぞれの工程ごとにかかる費用について説明します。ただし、ここで紹介する流れはあくまで一例であり、制作する動画の内容や外注先によって変わる可能性もあります。

企画

企画は動画の目的などを確認し、脚本作成やスケジューリングを行う段階のことです。目的を踏まえ、クライアントの求める世界観を実現するためには、実写とアニメーションのどちらが適切か、ナレーションは必要かなど、構成を練ります。そして、構成案をもとに綿密なスケジューリングを組み立てていきます。

そのため、企画構成費や人件費であるディレクション費が発生し、費用相場は10万円~50万円ほどです。撮影にも入っていないのに高いと感じてしまう人もいるかもしれませんが、企画は動画の出来栄えを左右する重要な工程です。社内の要望とズレがないか、ここでディレクターと十分なすり合わせを行っておきましょう。

撮影

撮影では、スタッフやキャストといった人件費に加えて、機材費や場合によっては交通費・宿泊費がかかります。実写映像の場合、もっとも費用ボリュームが高いのがこの撮影の工程です。そして、どれだけの人を使い、何を、どのくらいの期間で撮影するのか、撮影規模によって費用が大きく変わってきます

たとえば、撮影期間は最短で1日、長ければ数週間に及ぶ場合もあり、撮影費の相場は、8万円~35万円ほどです。加えて、機材費が5万円~50万円、ロケハン費が2万円~10万円ほどかかってきます。

タレントやモデルなどを起用するとなると、キャスティング費も発生しますし、スタイリストやヘアメイクのスタッフを手配する必要も出てきます。

動画編集

撮影された動画素材を編集し、一本の動画に仕上げる最終工程です。具体的には、動画編集を行うスタッフやナレーターを雇う場合の人件費、素材費などがかかります。

編集作業では、撮影が済んだ動画から無駄な部分をカットしたり、テロップや効果音を加えたりしながら、訴求したいメッセージを固めていきます。最終化する前に、1~2回は確認のタイミングを持ち、自社として必要な要素がカットされていないか、まとめかたの方向性は正しいかなど、チェックするようにしましょう。

編集加工は、こだわればいくらでも凝ることができ、クオリティもアップします。しかし、手間をかける分だけ費用も膨らみますので、ディレクターと相談しながら、妥協点を見つけていくことをおすすめします。

工程制作費用の内訳費用相場
企画企画構成費、人件費10万円〜50万円
撮影撮影費、機材費、ロケハン費、人件費8万円~35万円
編集素材費、人件費5万円〜25万円

動画制作費用を抑えるには

動画制作費用を抑えるためには、「自社で対応できるものは自社で」という発想を持つことが大事です。まず、企画についても自社で用意すれば、その分費用を浮かせられます。企画構成を作るのが難しくても、動画の目的や要望を明文化し、実現したいイメージに近いサンプル動画などを共有するだけでも、ディレクターの負担を減らせます。

また、出演者を社員のみにすればキャスティング費などもかかりません。会社案内の動画であれば、社員の起用は、企業への親近感にもつながるでしょう。動画に使用する静止画や素材についても、まずは自社で提供できるものがないか探してみましょう。加えて、遠方・長期に渡るロケを避け、人件費や宿泊費、交通費を抑えれば、大幅にコストダウンできます。

予算枠の中で、優先順位を明確にすることも大事です。「〇月〇日のイベントまでに必ず完成させる」など、納期厳守を最優先として、内容やクオリティはある程度譲歩可能とするといった判断がその一例です。予算や納期を優先すると決めていれば、「費用がかかる3DCGは一部にだけ効果的に使う」「既存の素材に変更する」など、妥協案への切り替えもスムーズに行えます。

動画制作の費用レンジが〜49万円の動画事例

費用によって制作する動画が変わってきます。できるだけ少ない予算で動画を制作するときには、どのようなものが期待できるのでしょうか。49万円以下の予算で動画を制作する場合を動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作実績から紹介します。

〜49万円の動画で出来ること

アニメーション動画の場合は、伝えたいメッセージを強調して表現することができます。比較的短時間の作品であれば、費用も抑えることが可能です。

また、YouTube動画のように短い尺でインパクトを出す目的でもアニメーションは有効です。実写の場合は、インタビュー形式にしたりすでに持っている写真をスライドショーのようにして見せたりすることで全体費用を抑えることができ、制作時間の短縮にもなります。

ネットショップ制作サービス「stores.jp」広告用動画


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺~15秒以内
費用レンジ~49万円以下

ネットショップ制作サービス「stores.jp」の広告用動画です。ネットショップを作ろうとするオーナーにとって、実際にどのようなショップにできるのか、機能は満足できるものなのかが検討する際のポイントになっています。

<関連サービス>49万円以下の動画制作・映像制作

動画制作の費用レンジが50万円~99万円の動画事例

予算が50万円~99万円くらいの場合は、オリジナルのイラストを描き上げてのアニメーション動画制作や、ストーリー性を持たせたアプローチが可能になります。99万円くらいまでの予算でどのようなクオリティの動画が制作できるかを、動画事例を含めて紹介します。

50万円〜99万円の動画で出来ること

動画のためにオリジナルのイラストを制作し利用する場合は、既存のイラスト利用に比べて制作費用がかかります。ですが、オリジナルイラストは独自の世界観や印象を与えることができるためインパクトのある動画になります

また、ビデオ映像を上手に使ってインパクトを出すこともできます。動画全体の印象と紹介するメッセージの印象を統一させるなどの映像に加工を施すことも一策です。

中古車検索アプリ「カーセンサー」紹介動画

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺~30秒
費用レンジ50万円~99万円以下

スマートフォンを利用してさまざまな情報を得ることが増えてきたことに伴い、アプリの紹介動画も数多くアップされています。中古車検索アプリ「カーセンサー」の動画は、3人のニーズの異なるユーザーがカーセンサーアプリをどういうふうに利用するかがアニメーションで表現されています。

<関連サービス>50万円から99万円の動画制作・映像制作

動画制作の費用レンジが100万円~299万円の動画事例

予算が100万円~299万円くらいになると、どのような動画が制作できるのでしょうか。実写であってもアニメーションであってもクオリティが大きく変わります。予算を増やすことでクオリティがどれほど期待できるかの動画事例を紹介します。

100万円〜299万円の動画で出来ること

実写の撮影において、費用はクオリティを大きく変える要因となります。撮影の現場を変えたり、実際の動画以上の長さの撮影を行い、目的に合うように編集をしたりとさまざまなことができます。短い尺でシチュエーションを変えてシリーズ化も考えられます。個性の強いキャストはそれだけで強い印象を与えます。

また、アニメーションの場合であれば、3DCGを使った動画にすることで、より幅の広い表現が可能になります。スマートフォンでの動画再生やテレビCMでのインパクトを出すのであれば、躍動感のあるカットやオリジナルの音楽を活用するという演出もできます。

排水圧送ポンプ「SFA」3Dプロモーション動画(オフィス編)

出典:Crevo制作実績

動画の種類3Dアニメーション動画
長さ・尺~15秒以内
費用レンジ100万円~299万円以下

排水圧送ポンプ「SFA(オフィス編)」では、3Dを活用したプロモーション動画に仕上がっています。15秒の短い動画ですが、立体的に社内を表現することで視聴者はまるで自分がそこにいて課題を抱えているように感じることができます。

<関連サービス>100万円から299万円の動画制作・映像制作

動画制作の費用レンジが300万円以上の動画事例

予算が300万円以上になると、さまざまな技術を駆使した納得のいく動画が制作できます。技法はもちろんのこと、撮影に係わる器材や撮影場所、アニメーションのクオリティなど、使う動画に合わせた高品質の動画になります。

300万円以上の動画で出来ること

300万円以上の予算があれば、利用できる技術の幅が広がり、それにともない表現の仕方も選択肢が増えます。動画制作の目的や配信する対象媒体によっては、より明確な表現方法を利用したり、シズル感や躍動感などを出すといった画像の質にこだわったりすることが可能です。

実写動画の場合は、撮影するカメラによって映像が大きく変わります。業務用ハンディカメラからデジタルシネマカメラまで映像の目的によって変えることができます。アニメーションにおいては、時間をかけることによってさらに詳細な動きにしたり、音楽にこだわったりすることが可能になります。

「モスバーガーのネット注文」SNS用プロモーション動画

出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺30秒~60秒
費用レンジ300万円以上

最初に出てくる口元に寄ったハンバーガーにかぶりつくシーンや口元に付いたソースにクローズアップしたシーンが印象的です。商品がいかにおいしいかが直感的に感じられる映像で仕上げることで、今すぐにサービスを利用しようという気持ちにさせます。

<関連サービス>300万円以上の動画制作・映像制作

動画制作会社の選び方

制作会社を選ぶ際のポイントは次の3つです。

まず、多少手間がかかっても、複数社から見積もりをとり、比較するようにしましょう。比べることで、各社からの見積もりの妥当性を客観的に評価できます。

次に、担当者と相性が合いそうに思えたかどうかも重要です。動画の制作となると、担当者とは何度も打ち合わせを重ねることになります。波長が合う担当者のほうがなにかとスムーズですし、結果的にいい仕事につながるはずです。

最後に、できるだけ費用を抑えるためには、ある程度の融通をきいてくれるところかという点も選定の目安になります。たとえば、「任せるのは撮影までで、編集は自社で行いたい」などの融通をきいてもらえれば、限られた予算をオーバーすることなく、予算を使いたい部分に有効活用できます。

まずは動画制作の見積もりをとってみよう

動画制作を外注する際は、まずは複数の制作会社に見積もりを依頼し、費用相場と内容を比較しましょう。また、提示された費用だけで判断するのではなく、見積もりの根拠についても説明してもらうことをおすすめします。費用への納得感も生まれますし、担当者の雰囲気もチェックできます。

できるだけ余裕をもったスケジューリングで相見積もりを取り、もっとも自社に合いそうなところを吟味しましょう。

動画制作・映像制作におすすめのCrevo

VIDEO SQUAREを運営する動画制作会社Crevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作に携わっています。国内外約10,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
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