YouTubeの再生回数はどうすれば増える?仕組みから増やし方まで徹底解説
更新日2024年08月23日
公開日2024年04月05日
YouTubeは世界中で利用されている動画プラットフォームの代表格です。誰でも簡単に動画アップロードして世界中に発信できることから、個人から企業まで幅広いユーザーに利用されています。簡単に動画をアップロードできる一方で、ライバルも非常に多いことから、せっかく動画を制作しても再生回数が増えないといった悩みを抱えている方も多いようです。
YouTubeの再生回数を増やすためには、どのようにしてユーザーが動画を発見し、視聴するかといった仕組みを把握して戦略を立てる必要があります。この記事ではYouTubeの仕組みや再生回数の増やし方について詳しくご紹介します。
中堅・中小企業の採用担当者向け
【採用力アップ】魅力的な求人と動画で若手人材を惹きつける方法
日時
2024/11/2812:00-13:00
YouTubeの再生回数の仕組みとは?
まずはYouTubeの再生回数の仕組みをご紹介します。YouTubeの動画は視聴者がタイトルやサムネイルなどの情報から観たい動画を選択し、再生ボタンをクリックすることによって1再生としてカウントされます。
ただし、カウントには条件があり、視聴者が30秒未満で離脱してしまうとカウントされないと言われています。ただし、YouTubeで公式に何秒再生すれば再生数としてカウントされると公表しているわけではありません。
また、定期的に仕様は変更され続けていますので確実に再生数としてカウントしてもらうには長く動画を視聴してもらうに超したことはありません。そのため、早い段階での離脱を防止するために、冒頭から視聴者をしっかりと惹きつけることが大切です。
詳しくは後ほどご紹介しますが、YouTubeのチャンネルは一定の条件を満たすことによって、広告から得られる収益を受け取ることができます。再生数が多くなればそれだけ得られる収益も多くなり、近年ではYouTubeで莫大な利益を得ているというチャンネルも増えています。それだけに、YouTubeのチャンネルを運営する上で再生数を増やすことはとても重要なのです。
同じ人が何回見てもだめ?再生回数がカウントされない場合
先ほども少し触れましたが、視聴者が再生ボタンをクリックしたとしても再生回数としてカウントされないケースもあります。継続して視聴した時間以外にも、同一のIPアドレスで連続して再生しても1回にしかカウントされないと言われています。
そのため、同じ人が連続で再生したとしても再生数を増やすことはできません。とはいえ、この点もYouTubeで公式に発表されているわけではなく、仕様変更されることも多いためその都度最新の情報を集めて対応していく必要があります。
YouTube動画が再生されるまでの流入経路
YouTubeで動画の再生数を増やすためには、どのような経路で視聴者が流入しているのかをしっかりと把握する必要があります。とはいえ、視聴者の流入経路はひとつではありません。そして、それぞれの流入経路によって対策が異なっています。そこで、ここでは中でも代表的なものをピックアップして具体的な対策などについて詳しくご紹介します。
検索エンジンからの流入
YouTube動画の流入経路としてはまず、GoogleやYahoo!といった検索エンジンから動画を発見して再生されるというルートです。検索エンジンからでもYouTubeのタイトルやタグ、説明文などのキーワードで表示されるため、有力な流入経路となります。
検索エンジンからの流入を意識するのであれば、Googleなどの検索ワードのトレンドなどをリサーチすることが大切です。トレンドなどをうまく活かすことができれば、動画が上位に表示されやすくなり、再生数が増えるきっかけとなる可能性が十分にあります。
特にGoogleなどの検索結果画面では動画のタイトルのみでなく、サムネイルも表示されるようになっています。特に上位表示の場合、サムネが大きく表示されるため視聴者により強くアピールすることができるというメリットがあります。
YouTube内での検索からの流入
YouTube内にも検索機能があります。Googleなどの検索エンジンと同様に、YouTube内から動画を検索できる仕組みです。こちらも検索エンジンの場合と同様に動画のタイトル、説明文、タグなどに含まれるキーワードと検索ワードが一致することによって検索結果に表示されるという仕組みになっています。
先ほどの検索エンジンの場合との違いは、YouTube内検索の場合、最初から動画を探しているユーザーである点です。そのため、上位に表示されればそのまま動画再生に繋がる可能性がより高いのが利点です。こちらの場合も人気のキーワードやトレンドなどを分析し、うまく活かすことができれば上位に表示されやすくなるため、再生数が増加する可能性が高くなります。YouTubeの再生数を伸ばすためにはYouTube内の検索を意識することは特に重要な要素となります。
トップページのおすすめ動画からの流入
YouTubeのトップページを開くとおすすめ動画がいくつも表示されるという仕組みになっています。おすすめ動画はユーザーのこれまでに視聴してきた動画の傾向などに合わせてYouTubeのAIが選択して表示するという流れになります。ここでも人気の動画やトレンドのキーワードなどをタイトルや説明文などに取り入れることによっておすすめ動画に表示されやすくなります。
ただ、おすすめ動画に表示される仕組みについてはYouTubeで公式に発表されているわけではありません。さらに、頻繁に仕様変更がされているためおすすめ動画に表示される動画の傾向は時期によって変化します。こういった変化を見逃さずにすぐに対応することができれば、より再生数を増やしやすくなるでしょう。YouTubeStudioで確認することができる視聴者情報などを定期的に確認することで、自チャンネルの視聴者の傾向などを知り、より対策しやすくなるでしょう。
他の動画の関連動画からの流入
視聴する端末やアプリ、ブラウザなどによっても表示の方法は異なりますが、YouTubeには視聴している動画の横や下などに関連する動画が表示されるという機能があります。また、ユーザーの設定によっては動画の再生が終了すると自動で関連する動画が再生されるという機能もあります。こういった関連動画からの流入も多く、動画のジャンルによっては流入してくる視聴者の中でも高い割合を占めているというケースもあるほどです。
関連動画として表示される動画は、現在視聴されている動画と近いキーワードが入っているものや、視聴者が共通している動画などが中心です。ただ、こちらの仕組みもYouTubeが公式に発表しているわけではありません。YouTubeの大幅な仕様変更によっては表示の傾向が変わることもあります。そのため、関連動画が常にどのように表示されているのかをチェックすることが大切です。
SNSやブログなどからの流入
XやInstagramなどのSNS、ブログなども有力なユーザーの流入経路です。投稿内にYouTube動画を埋め込んだり、リンクを貼ることによって動画の再生が期待できます。
多くのユーザーに見られる可能性のあるSNSやブログなどを活用してうまく宣伝することができれば短期間でも多くの視聴者を獲得できる可能性があります。
YouTubeは1回再生されると収益はいくら?
特定の条件を満たしたYouTubeチャンネルは広告収益の分配を受けることができます。そこで気になるのが、1再生あたりでどのくらいの収益が発生するのかという点ではないでしょうか。
YouTubeでは広告によって得られた収益を動画の再生数などに応じて分配する仕組みになっているため、常に一定というわけではありません。時期によって大きくバラつきがあるため1再生あたりいくらと定まってはおらず、常に変動しています。また、同じ時期であっても、視聴者層や動画の再生時間などによっても単価は変動します。
そもそも、YouTubeでは公式に収益の計算方法などを公表しておらず、収益を受け取ったチャンネル主がその額を公表することも規約違反となっています。そのため、正確な金額は不明ですが、よく0.05〜0.7円ほどと言われています。
YouTubeの再生回数を増やすための方法8選
YouTubeは仕組みが複雑で、公式に発表されていない情報も多いことから再生回数を増やすためにはさまざまな対策が必要となります。ここではそんなYouTubeの再生回数を増やす方法を8種類ピックアップして詳しくご紹介します。
検索されやすいキーワードを取り入れる
先ほどもご紹介した通り、検索エンジンやYouTubeの検索機能から多くの視聴者が流入してきます。そのため、検索されやすいキーワードを取り入れることがまず重要となります。タイトルはもちろんのこと、説明文やタグなども検索の対象となるため、人気のキーワードをうまく取り入れて検索からの流入を増やします。
また、人気動画と同じキーワードを取り入れることで関連動画や、その動画の視聴者のおすすめ動画にも表示されやすくなるというメリットもあります。
サムネやタイトルを工夫する
YouTubeのトップページや検索結果画面、またGoogleなどの検索エンジンの検索結果画面などでも動画のサムネイルやタイトルが表示されるようになっています。それだけに、サムネやタイトルは視聴者がその動画を再生するかどうかを決める重要な要素となるのです。
そこで、より視聴者の目を惹きつけるためにはサムネとタイトルを工夫することで再生数を増やすことができます。同じ内容の動画でもサムネとタイトルが違えば再生数には大きな差が出ることもあります。動画をアップしてもなかなか再生されないという悩みを抱えている方はサムネやタイトルを工夫してみましょう。
投稿時間を工夫する
投稿時間も再生数に大きな影響を与えるポイントのひとつです。多くのユーザーがYouTubeにアクセスするタイミングでアップロードすれば新着動画として表示される可能性が高くなります。
自社のチャンネルの視聴者数が伸びやすい時間帯をアナリティクスで確認し、参考にするやり方がおすすめです。
投稿数が足りず、まだ傾向がつかめない場合は、夕方から夜にかけてなど多くのユーザーがYouTubeにアクセスするタイミングで投稿してみるのも一つの手です。
再生リストの作成
YouTubeには再生リストという機能があります。これは複数の動画を連続して再生するための機能です。そこで、自分の動画の中で人気の高いものや同じジャンルのものをまとめて再生リストを作ってみましょう。
リスト化した動画が連続して再生されれば、チャンネル全体の再生数を伸ばすことに繋がります。再生リストの作成数には制限はありませんので、ある程度動画が増えてきたら複数のリストを作ることでさらに再生数を伸ばせる可能性が高まります。
ショート動画の活用
YouTubeの新機能として2021年に登場したのがショート動画です。これは通常の動画より短い60秒以内の動画を配信できるという機能。スマートフォンでの視聴を前提としたもので気軽に視聴できることから若い世代を中心として人気が高まっています。
視聴のハードルが低いこともあって、再生数を伸ばしやすく、チャンネルへの誘導にも使えます。現在では多くのチャンネルでショート動画が活用されるようになっており、再生数を増やすための手段としては定番になりつつあります。
アナリティクスを活用した分析
YouTubeではアナリティクスによってチャンネルの再生状況や視聴者情報などを分析することができます。過去の再生回数やリアルタイムでの再生回数、そして視聴者層の割合、インプレッション数やクリック率といったデータまで細かに確認できるようになっているのです。
この機能をうまく活用し、チャンネルの状況をリアルタイムで常に把握できることから、今後の動画作成や投稿に活かすことができます。YouTubeで再生回数を伸ばすためにはアナリティクスの活用は必須です。
視聴維持率を意識した動画作り
タイトルやサムネを工夫してせっかく再生ボタンを押してもらってもすぐに離脱されてしまっては意味がありません。そこで、視聴維持率を意識した動画作りが特に重要となります。
冒頭からしっかりと視聴者を惹きつけて、先の展開に期待感を持たせることを意識してみてください。前述のアナリティクスでは動画別に維持率も確認できます。このデータを活用して維持率を伸ばすための工夫をしてみましょう。
終了画面で他の動画に誘導する
終了画面も再生数を伸ばすためには重要な要素です。動画の最後の10秒ほどにチャンネル登録ボタンや、他の人気動画、関連動画のリンクなどを配置することによってチャンネル登録や他の動画に誘導できます。終了画面はYouTubeStudio内の機能で簡単に設定できるので必ず活用するようにしましょう。
YouTube動画の再生回数が増えた成功事例
Crevoではこれまでに多くのYouTube動画の作成を行ってきました。そして、再生回数が伸びたという事例がいくつもあります。
ここではこれまでに実際にYouTube動画を作成して再生回数が増えたという成功事例をいくつかピックアップしてご紹介します。YouTube動画の再生数をもっと伸ばしたいという方の参考になれば幸いです。
株式会社共伸興建
YouTubeを活用した企業のブランディング、認知度向上を目的とした動画です。オリジナルのキャラクターを使ったストーリー仕立てのアニメーションとなっています。全部で5部構成となっており、キャラクターが成長する様子を描いており、広告としてのみでなくコンテンツとしても楽しめるようになっています。
特に、動画の前半部分では広告らしさをできるだけ出さないようにして離脱を防止するといった対策を行ったことによって、動画維持率を高め、再生数を伸ばすことができた事例のひとつです。
出典:Crevo制作実績
茨城県石岡市
茨城県石岡市のプロモーションを目的としたYouTube動画です。実写動画となっており、実際の美しい景色や観光スポットなどでロケを行い、石岡市の魅力をしっかりとアピールできる動画として仕上げました。
今回の動画では20代、30代の女性にターゲットを絞って「映え」などを意識した構成でストーリー性も盛り込むことによって、多くの視聴者の獲得に成功しています。サムネでも「石岡とマッチしない?」というキャッチコピーを大きく表示することでインパクトを出しています。
出典:Crevo制作実績
公益社団法人日本眼科医会
これからコンタクトレンズをはじめて使用する若い世代に向けて、その使用方法やさまざまな知識を伝えることを目的とした動画です。今回は若い世代がターゲットということもあり、オリジナルキャラクターによるサッカーやバスケットボールといったスポーツと掛け合わせてキャッチーなものに仕上げました。
歌やダンスといった要素もあり、YouTubeのみでなくTikTokなどでの拡散も狙った動画でもあります。狙い通り、ターゲット層を中心に再生数を増やすことに成功しています。
出典:Crevo制作実績
テレビ東京
テレビ東京のサービスである「テレ東ファン支局」をアピールするための動画として制作しました。この動画ではポップなアニメーションを多用して、このサービスに加入することによって得られるメリットなどをわかりやすく説明しています。
広告動画ではありますが、ストーリー仕立てのアニメーションとなっているため、コンテンツとしての魅力を高めることも意識しており、視聴者の離脱を防止しながら、再生数の増加に成功しています。
出典:Crevo制作実績
株式会社ヤマノアンドアソシエイツ
フロリダ産のグレープフルーツをアピールするための広告動画です。この動画はYouTubeのみでなくテレビCMとしての使用も想定して制作しています。対象となるグレープフルーツの魅力をアピールするのはもちろんのこと、全体をコミカルなアニメーションに仕上げることによって、広告動画としてのみでなくコンテンツとしての魅力も高めています。
ターゲット層を主婦層に絞り、親近感を持って貰えるように親子のキャラクターを中心としたストーリー仕立てにしたことも再生数増加のポイントとなっています。
出典:Crevo制作実績
YouTubeの動画制作ならCrevo
近年ではさまざまな動画制作ツールが登場していますが、多くの視聴者に求められる魅力的なコンテンツを作るのは決して簡単なことではありません。Crevoではこれまでさまざまな動画制作を行ってきました。もちろん、YouTubeで再生数を伸ばすことを目的とした動画の制作実績もあります。
これからYouTubeチャンネルを運営したいと考えているものの、どのように動画を制作すればいいのかわからないという方は気軽にご相談ください。
まとめ
YouTubeはビジネスシーンなどでも使われることの多いサービスです。多くのユーザーを抱える人気サービスだけあって、多くの動画が常にアップロードされ続けており、単に動画投稿をはじめたとしても簡単には再生数を増やすことはできません。
そこで、ここではYouTube動画の再生数の仕組みや、再生数を増やすためのポイント、そして実際の成功事例などについてもご紹介しました。YouTube動画の再生数を増やしたいと考えている方の参考になれば幸いです。
幅広い表現を活用した動画制作・映像制作
動画制作の目的や課題、予算、コンセプトなどに合わせて最適な表現方法をご提案します。