展示会動画とは?メリットから費用、作り方まで解説!【成功事例あり】

展示会動画とは?メリットから費用、作り方まで解説!【成功事例あり】

展示会は、自社の商品やサービスの認知度向上、見込み顧客(リード)の獲得が期待できる場所です。
コロナ禍では影響によりオンライン展示会の注目度も高まり、今では世界中の人にアピールする機会として一般化してきました。

この記事では展示会の成果を伸ばすために、ポスターやパネルなどの静止画だけでなく、動きのある動画・映像を活用することで期待できる効果や、展示会動画の作成の手順、ポイントを事例とともにご紹介します。

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日時

2024年11月12日(火)13:00-14:00

展示会動画の種類


展示会で使用される動画には、大きく分けると「サービス・商品紹介動画」と「ティーザー動画」の二種類があります。まずは、この2つについて簡単に解説します。

サービス・商品紹介動画

展示会で使うサービス・商品紹介動画は視聴者の理解促進が目的です。
文字や静止画の画像だけでは伝えきれないサービスや商品の魅力を動画で訴求することで、視聴者のサービス理解を促進し、導入ハードルを下げることができます。

また動画は、静止画よりも圧倒的に多くの情報を届けることができます。そのため、説明の時間を短縮でき営業活動の効率化に繋がり、営業ツールとしての活用も期待できます

会社紹介動画

会社紹介動画とは、視聴者の興味喚起を目的とした動画です。ブース前で足を止めてもらう為には会社紹介動画を流す事が効果的です。

オンライン展示会でも、自社ブースに訪れた方に見てもらい、興味・関心を引くことでオンラインセミナーや商談に繋げられる可能性が高くなります。

ティザー広告動画

ティザー広告とは、発売前の商品やサービスを紹介することで視聴者の期待を煽ることが目的の動画です。

商品やサービスの一部を公開することで、視聴者の「もっと知りたい」を刺激します。サービス・商品紹介動画とは、情報量と目的が大きく異なります。

段階的に情報を公開していき、期待を煽りつつ話題作りの効果をねらいます。発売前から認知度を上げ、ユーザーの期待を煽ることで販売開始時の売り行きを勢い付けられるでしょう。

プロモーション動画

プロモーション動画では、企業、商品、サービス、ブランドなどの詳細情報ではなく、イメージ訴求に重点を置きます。

イメージアップやブランディングを主な目的としており、詳細情報はほとんど使いません。

プロモーション動画を活用すれば、展示会会場で視聴者の記憶に残りやすいというメリットが得られます。また説明会開始前の集客、説明会冒頭の惹き込み、終盤の締めなど、活用方法がたくさんあることも魅力です。

プロモーション動画の制作では、企業のコンセプトやメッセージを盛り込み、いかに視聴者のなかに残る印象的な動画にするかがポイントになります。

展示会で動画を活用するメリット・効果


ここでは展示会動画の効果とメリットを詳しく説明します。

来場者の目にとまりやすい

展示会・イベントブースでは、多くのブースが立ち並んでいます。そのため、来場者がブースを通り過ぎるのは5秒と言われており、展示会においてはいかに自社のブースに興味を持ってもらい、立ち寄ってもらうのかが重要となります。

そこで、視覚だけでなく聴覚にも訴えかけることのできる動画を自社ブースで放映することで、文字や画像だけの静止物より、動きや音楽のある映像の方が来場者の目に留まりやすく、来場者が足をとめるきっかけにもなりえます。

限られた時間で多くの情報量を伝えられる

動画では短い尺で情報を的確にわかりやすく紹介することができます。少ない時間の中で自社の商品やサービスの強みを押し出すには動画が最適と言えるでしょう。

見る人にとっても、限られた時間で多くの情報を知ることができる点は大きなメリットです。

また、その場で紹介することのできない機械などの大型商材や、建物などを映像でPRできる点もメリットと言えます。

営業活動の効率が上がる

展示会において、商品やサービスの基本的な情報は動画で見せ、その後詳細を話す事でよりお客様の理解度向上や購買行動につながりやすくなり営業活動の効率化が進みます
あらかじめ動画内に質問されやすいポイントを盛り込むことで、追加に説明する手間が省け生産性の高い商談を行うことができるでしょう。

また、動画を営業ツールとして活用することで、担当者の力量に左右されずに相手に同じ情報を届けられるため、営業担当者のスキルの均質化も見込めます

会場に持ち込めない商品も紹介できる

展示会では多くの場合持ち込んだ商品についてのアピールがメインとなりますが、展示会動画を使えば持ち込めなかった商品についても紹介することができます。

大型製品、危険物、無形商材(サービス)などは展示会でのPRが難しいものですが、動画であれば問題なく紹介できます。

展示会やイベントでの人員を削減できる

展示会動画を活用すると、展示会やイベントに必要な人員を削減する効果が得られます。

動画を使うことで専門的な内容の説明やサンプルの搬入、管理などに必要な人員が不要となり、人員削減ができるのです。

またプレゼンの一部を動画に任せることで人員を削減できるだけではなく、質疑応答や商談などに時間を割けるようになり、来場者の満足度も向上するというメリットもあります。

展示会で使う動画制作のポイント

展示会で使う動画は、単に動画を撮影して編集すれば完成するものではありません。きちんとポイントを押さえた作り方をしないと、思うような効果をもたらさないこともあります。

ここでは展示会動画を制作する際のポイントについて説明します。

画面に映す動画のサイズに配慮した制作

動画制作で重要なポイントのひとつは、どの媒体で視聴するのかという点です。

スマートフォンやノートパソコンなどの手に持つデバイスの場合と、プロジェクターやデジタルサイネージなどの大きなスクリーンの場合とではスケールが異なります。

動画の制作時には、画面のサイズに解像度を合わせることが重要です。
例えば、スマートフォン向けの動画を大型スクリーンで表示すると画像が粗くなり、大型スクリーン向けの動画をスマートフォンで再生すると通信量に負荷がかかります。

画面と動画のサイズの最適化に配慮するようにしましょう。

動画の尺(時間)はコンパクトにまとめる

来場者はさまざまなブースを見て回っているため、短い時間でもサービス内容を伝えられるように「サービス・商品紹介動画」は1分前後、「ティーザー動画」は15〜30秒を目安に展示会用の動画を制作しましょう。

長い動画を見せるより、短い尺で伝えたいポイントをまとめた動画を、何度も流す方が効果的です。

字幕やテロップを表示させる

展示会・イベント会場では、動画の音が会場内のBGMでかき消されたり、周りの話し声で聞こえなかったりなど、決して良好とはいえない再生環境が考えられます。そのため、動画内の重要なポイントがはっきり伝わるように、通常よりも大きめの字幕やテロップを表示させることがポイントです。
(※オンライン展示会の場合は音を聞く前提となる為、テロップは必須ではありません。)

ダイナミックな演出で印象的な映像に

来場者に自社ブースで足を止めてもらうには、映像のインパクトも重要です。

アニメーション動画ではCGを使うなど、派手な演出が効果的です。他社の動画クリエイティブと比較し、いかに人目につくか考えながら制作すると良いでしょう。

BGMやSEなどの音響にこだわる

展示会やイベント会場で来場者に強い印象を残すためには、BGMやSEといった音の効果は重要です。制作時にも意識しましょう。

キャッチーなフレーズを入れる、オリジナル音源を使う、効果的なSEを入れるなど、音に関する編集にも力を入れることで動画のクオリティや印象がグッと向上します。

展示会後にも活用しやすいコンテンツに

展示会動画は、イベント終了後もYouTube、TikTok、Instagram、FacebookといったSNSや企業サイト、説明会などさまざまなシーンで配信できます。

動画制作時は、展示会やイベント以外での配信を想定しておくのがおすすめです。

1つの動画を複数の媒体に掲載することで視聴回数が増えれば、動画制作の費用対効果を高められることを覚えておきましょう。

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展示会動画を制作会社に依頼する場合の費用相場とメリット

動画制作の経験が少ない場合、無難なのは制作会社への依頼です。自社制作と比べるとクオリティが安定しやすく、進行もスムーズです。

ここでは、制作会社に展示会用のサービス紹介動画の制作を外注した場合の費用相場について、アニメーション動画と実写動画の2つに分けてメリットとともに説明します。

アニメーション動画制作の費用相場

アニメーション動画は出来上がりのクオリティによって料金の幅があり、20万〜100万円ほどかかることもあれば、もっとかかることも珍しくありません。作業工程が多ければ多いほど高額になるため、「既存の素材を使用するか」「新規でオリジナル素材を用意するのか」によって費用が大きく変わってきます。

たとえば、自社保有の静止画とアニメーションを組み合わせた動画であれば、50~100万円ほどが相場で、3DCGを用いる場合は、100~300万円になる場合もあります。尺の長さや3DCGの構成比率、動きの細かさなどによって、価格が大きく変動します。

アニメーション動画の種類費用相場
自社保有のイラストのアニメーション50万円〜100万円
3DCGを用いたアニメーション100万円〜300万円

アニメーション動画のメリット

    • 実写では表現が難しいものもアニメーションなら簡単に表現

文字だけでは長くなってしまいがちなサービス説明や機械の内部イメージなどもコンパクトに伝えられます。

    • 悩み系などセンシティブなテーマも柔和にして表現

柔らかいテイストの動画にすればやや重いテーマの動画も共感を得られながら表現する事が可能です。

    • 制作コストを抑えて制作することが可能

アニメーション動画の場合、実写撮影の場合に必要なカメラマン、モデル、スタジオ、撮影機材などが必要ないため費用を抑えられます。

    • 既存の動画の追加修正だけで費用を抑えて制作することができる

動画内で紹介するサービス内容が変わってしまった場合でも、一部分差し替えれば制作する事ができます。

実写動画の費用相場

実写動画の制作費用の相場は50〜100万円程度です。費用の内訳は大きく分けると「企画」「撮影」「編集」の3工程に分けられており、それぞれに人件費が発生します。

その中でも「撮影」の工程が最も費用ボリュームが高いです。なぜならば、スタッフやキャストといった人件費に加えて、機材費や場合によっては交通費・宿泊費がかかってくるためです。

どれだけの人員を使い、何を、どのくらいの期間で撮影するのか、撮影規模によって費用が大きく変わってきます。そのため、いかにして「撮影」の工程を削るかで費用が変わってきます。

実写動画の制作工程費用相場
企画10万円〜50万円
撮影8万円〜35万円
編集5万円〜25万円

実写動画のメリット

    • リアルな映像で商品やサービスの様子をそのまま伝えられる

まず、実際の様子をそのまま見せるので、雰囲気をリアルに伝えることができ、視聴者の信頼感も高まります。

    • 具体的な手順や動作などがわかりやすい

商品やサービスが実際にどう使われるのかがわかるので、視聴者自身が使っている具体的な姿をイメージしやすいでしょう。

Crevoで制作した展示会動画の動画事例

ここでは、動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作実績を紹介していきます。

AIプラットフォーム「ABEJA Platform」


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺120秒~
費用レンジ100万円~299万円

インフォグラフィック動画を使用し、サービスの内容やAI、IoTが企業に対し、どのような役割を果たしているのかを視覚的にわかりやすく伝えられています。さらに、動画自体が、スタイリッシュでシンプルなデザインにすることで、先駆的なイメージを持たせる効果もあります。

サービス紹介動画「東洋テックス」

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺15秒~30秒
費用レンジ50万円~99万円

他の動画と差別化するためにグラフィックを活用した動画で魅力を伝えています。特性の異なった3つの商材をそれぞれのテイストに合わせて魅力を伝えた上で全体の世界観を崩さずに説明しています。画像では伝わりずらいものをアニメーションで伝えたいポイントをわかりやすく表現しています。

ブランディング動画「Makuake」

出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺60秒〜120秒
費用レンジ100~299万

「Makuake」で掲載されたプロジェクトが、クラウドファンディングの力で実現していく様子が描かれています。実行者と「Makuake」を支えるスタッフが心身一体となり、プロジェクトを進めていくシーンを盛り込むことで、世界観をわかりやすく表現しています。プロジェクトを進めていくワクワク感が伝わるような見せ方やアップテンポなBGMにこだわっています。

サービス紹介動画「iSYS(アイシス)」

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺120秒~
費用レンジ>50万円~99万円

ターゲットを限定しすぎないよう、大きな枠組みでデザインするよう意識しました。 また「分かりやすく、見た感じで理解できる」「人型を用いて理解の促進を図る」点に留意し、テイストを調整しています。

展示会動画事例集

こちらのリンクでは、他にも展示会動画の事例をご覧いただけます。ぜひ参考にしてください。
イベント・展示会動画制作のおすすめ映像制作事例まとめ21選!活用方法・シーンを解説 | VIDEO SQUARE

まとめ

本記事では、展示会動画の重要性とトレンドを踏まえた制作のポイントについて解説しました。
インタラクティブ要素の導入、リアルな社員の声の活用、日常業務の可視化など、最新のトレンドを取り入れることで、より効果的な採用動画を制作できます。

制作時には、画面サイズへの配慮、コンパクトな尺設定、字幕の活用、ダイナミックな演出、音響へのこだわりなど、細かな点にも注意を払うことが大切です。
これらのポイントを押さえることで、来場者の注目を集め、効果的な情報伝達と営業活動の効率化につながります。

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