企業プロモーション動画のメリットとは?差別化するコツや制作ポイントなど成功事例を交えて解説


ブランディングやプロモーションが上手くいかず苦戦している企業は「自社をもっと正しく認知してもらうためにはどうしたらいいのだろう」「ニーズのあるターゲットに訴求する良い方法はないだろうか」と考えている方が多いのではないでしょうか。

本記事ではプロモーションの効果的な方法として「企業プロモーション動画」をおすすめしています。なぜ企業プロモーション動画の導入が良いのかについて、成功事例11選とメリット・デメリットを解説していきます。

「プロモーション動画制作を検討している方」「プロモーション動画制作の差別化するコツについて知りたい方」に向けた記事になっています。

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人事同士で繋がる交流会@東京・六本木<Crevo・JHR共同主催>

日時

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企業プロモーション動画とは?

まずは、企業プロモーション動画とは何かについて説明していきます。

そもそもプロモーションとは「販売を促進するための一連の活動」を指します。つまり企業が消費者に対して広報活動をおこなったり、消費を促すための広告を出したり呼びかけたりする行動を意味しています。

企業プロモーション動画とは、企業が消費者に対して消費などの行動を促すための動画です。ただし販売に特化しているわけではなく、「企業の認知度を上げる」「求職者に応募を促す」「イメージを一新させる」などさまざまな目的があります。

たとえばCMは、テレビで流すために作られているため平均15〜30秒程度と動画の尺が短く、サービスや製品などを分かりやすく伝えている内容が多いです。しかし、企業プロモーション動画は平均して1〜3分以上の尺を使い、企業そのもののアピールをすることが多いです。

また、YouTubeのような動画プラットフォームや、Instagram・TwitterといったSNS、新卒・中途社員向けの企業説明会など色々なシーンで活用ができます。

企業プロモーション動画の成功事例

企業プロモーション動画の成功事例を11社紹介します。動画制作の背景や動画のポイントについても一緒に解説していきます。実際の動画も確認しながら、自社で企業プロモーション動画を制作する際の参考にしてみましょう。

商品紹介動画「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺120秒〜
業種不動産・建築

「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」は千葉県浦安市にあるシーサイドマンションです。動画は居住者を獲得するためのPR動画として作成されています。

広々とした室内を開放的に表現しており、30〜50代をメインターゲットとして洗練されたイメージを持ってもらえるような作りとなっています。東京の主要駅からのアクセスの良さはユーザーに実際に住んだ時のメリットを想像させ「リゾートヴィラを作ります」というキャッチが興味を大きく惹きつけます。

クライアントとはあえて対面でのミーティングを重ねることで「双方のイメージの齟齬がでないように気をつけた」という部分も制作時のポイントです。

タクシー広告動画制作「splashtop(スプラッシュトップ)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
サイネージ広告(タクシー)
費用レンジ100〜299万円
長さ・尺15〜30秒
業種IT・通信

スプラッシュトップ株式会社のタクシー広告動画です。
タクシー広告やWebサイトへの掲載による認知度向上を目的に制作されました。

テレワークを手軽に導入できるsplashtopを活用し、「働く場所に縛られ、大切なことを諦めているすべての人にsplashtopを届けたい」というメッセージを伝えるストーリーです。

社員の実体験をもとに、サービスの利便性をわかりやすく訴求している動画です。

観光プロモーション動画「茨城県石岡市」


出典:Crevo制作実績

表現実写
用途・目的観光プロモーション
費用レンジ300万円〜
長さ・尺60〜120秒
業種官公庁・団体

茨城県石岡市のYouTube掲載用に作成した観光プロモーション動画です。
こちらの動画は若い女性をメインターゲットとして、今までよりも幅広い層に石岡市のユニークな魅力を伝えるために制作しました。

「石岡とマッチしない?」という気になるキャッチフレーズがサムネイルになっています。マッチングアプリを取り入れた印象に残るストーリーで、他の観光PR動画との差別化を図りました。

YouTubeに投稿してから10日間で20万回再生の反響があり、石岡市の魅力が伝わった手応えを感じていただきました。

創価大学国際教養学部 学生インタビュー~「英語×専門性」で学び続ける~


出典:Crevo制作実績

表現実写
用途・目的学校・店舗・施設・会社紹介
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種人材・教育・医療

学校法人創価大学の国際教養学部で学生インタビューを行っている動画です。国際教養学部として学生にPRするために実際の学生にインタビューを行い、リアルな声を反映させている仕立てになっています。

対象は4年生の在学生で、4年間国際教養学部で過ごして印象深かったことや就活を通して学んだことについて話している内容です。いつも接している実際の職員と話してもらうことでリラックスして普段の会話に近づけた環境を整えていることがポイントです。

インタビュー動画を撮影するときは、つい緊張してセリフのような発言になってしまうことがあります。自然な表情を引き出すためには、今回の事例のように動画を意識させない体制作りが重要です。また、声だけに頼らずすべての発言について字幕を入れることで、内容が理解しやすくなるためおすすめです。

サービス紹介動画 クラウドネイティブソリューション「C-Native」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
実写
用途・目的サイト掲載
事例紹介・お客様の声
商品・サービス紹介
営業ツール
費用レンジ100〜299万円
長さ・尺120秒〜
業種IT・通信

CTC株式会社とレッドハット株式会社の共同推進プロジェクトである「C-Native」のサービス紹介動画です。

動画の前半は建築業界にDXを導入するサービスの説明を音声とアニメーションで分かりやすくアピールしており、後半は両社の担当者にインタビューしている様子が差し込まれています。

アニメーション動画だけではなく、実際に携わる人が顔を出して話している画(え)を入れることで信頼感や安心感を獲得しやすい作りになっています。

「C-Native」がスタイリッシュで洗練されたブランドイメージを持っているため、クジラをモチーフにしたデザインと組み合わせることで硬くなりがちなテクノロジーの印象を柔らかくまとめています。青をベースとしたデザインに、レッドハット社の赤色が差し色になっており、視覚的にもよく映える組み合わせです。

児童書プロモーション動画


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種出版・メディア

絵本・図鑑など、子供の教育に関連する書籍を出版している株式会社学研プラスによる、新しい書籍のPR動画です。有名な漫画家のイラストが最大限活かされた、アニメーション動画となっています。ポップで明るい印象の色使いで、小さなお子さんから大人まで幅広い層が楽しめるデザインです。

書籍に登場するキャラクターのバトルストーリーとなっていて、決着は書籍で公開するという着地点におさめています。続きが気になって書籍を買いたくなるような動画です。動画の長さは2分強と見やすく、最後までワクワクした気持ちをキープしながら見続けられます。

イラストは別手配したものですが、アニメーション化しやすいよう、一度データ化を挟んでいます。さらに小さな子どもから興味を持ってもらいやすいように、漫画形式でなくTVアニメのような動きにすることで視聴しやすくなっている点がポイントです。

サービス紹介動画 腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺120秒〜
業種不動産・建築

株式会社サイキンソーによる、腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」のサービス紹介動画です。医学的な説明を動画で分かりやすく伝えるためにアニメーション形式がとられており、主人公となる辨野博士さんが説明する設定になっています。

「腸内フローラ」とはなにか?という導入から、腸内フローラと病気との関連性、腸内を検査することの必要性を伝え、腸内フローラの状態を簡単な検査で調べることができることを紹介している流れです。

どうしてこのサービスが有益なのか、順序だてて説明されているため、動機付けから細かく仕立てられていることが感じられる企業プロモーション動画です。

単にサービスの紹介だけに留まらず、情報を開示することでニーズを生み出し、つい購入したくなるような惹きつけに優れた動画構成です。

サービス紹介動画 研修プログラム「N-impro(ニンプロ)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的イベント・展示会
費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜
業種人材・教育・医療

ねりまコンビニ協働プロジェクトによる「N-impro(ニンプロ)」のルール紹介動画です。

ねりまコンビニ協働プロジェクトは、コンビニエンスストアを、地域ぐるみで認知症高齢者を見守る支援拠点とするため、コンビニ従業員などが認知症について学べるゲーム形式の研修プログラムの開発および普及活動をしている組織です。

動画ではコンビニエンスストアにおける高齢者(特に認知症の方)への対応について学ぶカードゲームプログラムのルールを紹介しています。テキストのマニュアルより動画の方がずっと分かりやすく、効率的に発信できています。

幅広い世代に見てもらうことを想定し、明るく柔らかい女性のナレーションを使用しています。キャラクターの明るい表情を通して、ゲームの楽しさを表現し、実際のワークショップを想像できるような見せ方にこだわっている点がポイントです。

自動車パーツ製品紹介動画「FLEX A」「EDFC ACTIVE PRO」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種メーカー

サスペンション専門メーカーの株式会社テインの企業プロモーション動画です。

動画内では自動車パーツの「FLEX A」と「EDFC ACTIVE PRO」の製品を紹介しています。帰省中の家族のドライブシーンという設定で、製品があるときとないときの比較が分かりやすくまとめられている動画です。

具体的には、「FLEX A」を搭載したことで運転中の突き上げと跳ね返りの不快な揺れを軽減することができ、「EDFC ACTIVE PRO」でカーブの不快な揺れを緩和し乗り心地が良くなっている様子が描かれています。

店頭用のプロモーション動画での活用を想定しているため、思わず足を止めてしまいそうな表現をイメージして制作されています。躍動感のあるアニメーションを使用することで、製品に対してインパクトを持たせることが可能です。

サービス紹介動画 企業向けAIコンシェルジュ「Corproid(コーポロイド)」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
広告(Web・テレビCM)
費用レンジ〜49万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種IT・通信

株式会社SyncThoughtが提供している企業向けAIコンシェルジュ「Corproid(コーポロイド)」のサービス紹介動画です。視聴者が動画を通してサービスを理解し問い合わせを増やす目的で制作されています。

「Corproid(コーポロイド)」とは、クラウドで提供する企業コンシェルジュ型の人工知能サービスです。動画内ではある商品に関して疑問をもち、問い合わせをするもつながらず、イライラする顧客にたいしてAIコンシェルジェが疑問を解消してくれるというストーリーになっています。

動画はポップなアニメーションで作られており、「Corproid(コーポロイド)」だけタッチが異なる美少女にしている対比が分かりやすく、AIコンシェルジェについ目がいってしまうようなデザインです。実際のサービスキャラクターを登場させ、視聴者がサービス導入をイメージしやすいように工夫されています。

店頭PR動画 自動車サスペンション「EDFC ACTIVE PRO」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
用途・目的商品・サービス紹介
費用レンジ50〜99万円
長さ・尺60秒〜120秒
業種メーカー

株式会社テインが販売している自動車パーツ「EDFC ACTIVE PRO」の製品紹介動画です。男性2名がカーレースの対決をするシーンにスポットを当てた2分弱のショートアニメで、店頭POPでの放映を想定しながら制作されています。

流れはカーレースで対決する2人のシーンから始まり、主人公はみるみるうちにライバルに距離を離されてしまいます。レース後、ライバルに話を聞いてみると「EDFC ACTIVE PRO」を搭載したことが勝利の秘訣だと教えられ、悔しがるというストーリーです。

躍動感のあるアニメーションで、製品の機能についてもところどころ分かりやすく説明が入っており、見終わった後に特徴や有効性が理解できる点がポイントです。特にレースのシーンはスピード感と迫力がある動画になっています。

企業プロモーション動画の活用メリット

企業プロモーション動画には、次の3つの活用メリットがあります。

  • 視覚・聴覚を使ってユーザーの「記憶」に残りやすい
  • テキストや言葉だけでは難しい表現をイメージさせられる
  • 短時間で多くの情報の訴求ができる

自社で制作を検討する際は、メリットを存分に活かした動画にするためにもあらかじめ内容について理解しておきましょう。

視覚・聴覚を使ってユーザーの「記憶」に残りやすい

1つ目のメリットは、動画は映像とアナウンスといった視覚と聴覚の両方からアプローチするため、記憶に定着しやすい点です。

記憶というのは人間の五感をフルに使うと定着しやすくなります。視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚がある中で「声に出したり」「触ったり」「食べたり」といった行動を伴うことで記憶の定着を強くすることが可能になるものです。

企業プロモーション動画は、視覚と聴覚に同時に訴えかけることができます。そのため、パンフレットを読んだり、サービスの説明をただ聞いたりするよりずっとユーザーの記憶に残りやすくなります。

企業プロモーション動画を制作する目的は、ユーザーの認知を拡大させ行動を促すことにあります。インパクトの強い動画や興味を惹くようなユニークな動画を作ることができれば、少ない接点でも記憶に残りやすくなり、その分拡散効果は高めることができます。

テキストや言葉だけでは難しい表現をイメージさせられる

2つ目のメリットは、文章や難しいワード・表現も動画にすることで具体的にイメージさせやすくなる点です。

たとえば、前述で紹介した腸内フローラ検査サービス「Mykinso Pro(マイキンソープロ)」を紹介した動画が良い例です。「腸内フローラの検査が必要」といきなり言われても、どのようなリスクがあるのか分からない方が多いでしょう。

しかし、腸内フローラがどのような微生物で「どんな病気の関連性があるか」「イラストと声」で分かりやすい解説が入っていればイメージしやすくなります。

こうした事例のように、文章で書くと馴染みがないケースや専門的な事象については、動画を活用して説明してあげた方がユーザーから理解してもらいやすくなります。

短時間で多くの情報の訴求ができる

3つ目のメリットは、時間をかけずに多くの情報を訴求できる点です。

企業プロモーション動画は5分以内のものが多く、最後まで集中して見続けられる尺で制作されていることがほとんどです。そのためユーザーの時間を多く奪いません。

また、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量だといわれています。3600ページ分のWebページを読む場合、何時間もかかってしまうでしょう。さらに「読む」という能動的な行為と、「見る」という受動的な行為では、見るだけの動画の方が楽に情報を得ることができます。

動画であればテキストや写真の情報よりはるかに多くのアピールが可能になり、結果的に消費行動を促しやすくなります。

企業プロモーション動画のデメリット

企業プロモーション動画には次の2つのデメリットがあります。

  • インパクトがある動画制作が重要
  • 静止画に比べ制作に時間がかかる

事前に把握しておくことで対策も打ちやすくなり、デメリットを逆に活かすことができないか考えることもできるでしょう。

インパクトがある動画制作が重要

1つ目のデメリットは、インパクトがない動画は効果が下がってしまう点です。

企業プロモーション動画の需要は年々高くなっており、その重要性も認識され始めています。クオリティの高い動画の制作が増えており、インパクトが弱い動画からの反響は得られない可能性があります。

コストをかけたくないあまりに、シンプルな説明動画のようなものを制作してしまうと効果が見込めず、結果的に無駄な労力をかけたことになってしまいます。何度も作り直すものではないからこそ、制作会社のようなプロに任せることで一定のクオリティを担保できるようにしておきましょう。

静止画に比べ制作に時間がかかる

2つ目のデメリットは、静止画より動画の制作に時間がかかってしまうことです。

静止画のような素材を制作する場合、最短で1〜2週間くらいで完成するケースがあります。一方動画の場合、コンセプトの設計・打ち合わせ・撮影・編集・修正のやり取り・納品といった多くの工程を踏むため、制作期間は2〜3か月かかるのが普通です。

どうしてもすぐにプロモーション活動を行いたい場合、動画の制作はおすすめしません。しかし、動画制作会社に依頼することで、時間をかけつつも確実にニーズを満たす動画に近づけることが可能です。

最初から3か月程度かかることを踏まえ余裕をもったスケジュールで相談し、クオリティの高い動画制作を目指しましょう。

企業プロモーション動画の制作ポイント

企業プロモーション動画を制作するにあたって、良い動画制作のポイントは3つあります。

  • プロモーションの目的は時間を掛けて明確にする
  • 企業プロモーション動画は伝えたいターゲットを明確にすること
  • 注目が集まるようなインパクトを動画で演出する

動画制作会社に依頼する場合でも、ポイントの認識を揃えておくとスムーズに打ち合わせが進められます。

プロモーションの目的は時間を掛けて明確にする

動画を制作する前に、目的となるゴール設定を決める必要があります。非常に重要なプロセスになるため、時間をかけて進行するようにしましょう。

目的としては次のようなものがあげられます。

  • 新商品について興味を持ってもらうユーザーを増やす
  • 昔から抱かれている企業イメージを一新させたい
  • 求職者から応募したいと思ってもらえるようなアピールをしたい

基本的に目的は1つの動画に1つだけと絞りこみます。むやみに増やしてしまうとメッセージ性が弱くなり、結果的に訴求力のない動画が仕上がってしまいます。

また、目的を決めずに動画制作をはじめてしまうとプロジェクトを振り返ったときに善し悪しを判断しにくくなります。そのため、ブランディングのように定性的な目標だけでなく、「1年後にユーザーを1万人増やす」といった数値化できる目標もセットで計画することが重要です。

企業プロモーション動画は伝えたいターゲットを明確にすること

構成を考える上で「何を」伝えるかに考えが行きがちですが、「誰に」伝えるかも大切なポイントです。

たとえば70代の男女にアピールしたいと考えているなら、文字は大きく情報量もシンプルに、ゆっくりとしたスライドのムービーの方が見やすくなります。反対に動画慣れしている10代の若者をターゲットにしている場合、スピード感のあるショートムービーでデザイン性の高いものにした方が興味を持たれやすくなります。

ターゲット設定は具体的に設定し、1人の人物を明確にイメージできるくらい作り込むことが重要です。年齢・性別・住所・職業・年収・家族構成などのハード面だけではなく、不安やニーズといった面についても明確にします。
ターゲットの思考を掘り下げて考えることで「〇〇について不満に思っているAという人物に向けて、〇〇を打ち出そう」といった動画の方向性を考えやすくなります。

注目が集まるようなインパクトを動画で演出する

企業プロモーション動画は短時間で強く興味を惹きつける必要があります。さらに記憶に残すことを考えるとより強いインパクトが重要です。になります。

たとえば紹介したいサービスについて、淡々と説明しているような動画ではインパクトは薄くなります。インパクトを出すためには「個性的なストーリーを仕立てたり」「ユニークな写真・キャッチコピーを使ったり」など他社がやっていなような差別化する表現が必要です。

他にもアピールしたいサービスの特徴をとことん研究し、別のものに「置き換え」や「言い換え」が出来ないか考えてみましょう。プロジェクトメンバーで集まり、連想ゲームのようにアイディアを出していくのも良い方法です。

動画での表現方法は非常に幅広いため、プロの制作会社に相談しながら演出方法を考えてみると良いでしょう。自社の強みやサービスの情報を分かりやすく伝えられるようかみ砕いておくと、打ち合わせの際、制作会社に理解してもらいやすくなります。

企業プロモーション動画で差別化するコツ

企業プロモーション動画はインパクトが重要だと説明してきました。どのように他社の動画と差別化すればよいか、自社ならではの動画を作る3つのコツを紹介します。

  • 拡散を目的にSNSを活用する
  • 競合他社の動画を研究し差別化を考える
  • メッセージや情報は1つに絞りインパクトのある構成にする

上記3点をおさえた上で、長く愛用していける企業プロモーション動画を制作しましょう。

拡散を目的にSNSを活用する

1つ目のコツは、SNSで企業プロモーション動画を拡散していくことです。SNSは拡散性が高いため、上手く活用することができれば爆発的に視聴数を伸ばすことができます。

たとえば、Twitterには「リツイート・引用リツイート」や「いいね」という機能があります。面白いと思ったツイートは気軽に情報共有されていくため、インパクトのある動画を作ることができれば露出を増やすことができます。

Instagramなら若年層にアプローチしやすく 、Facebookなら40代〜60代くらいまでに訴求力があります。SNSの種類によってメインユーザーや強みが異なるため、設定したターゲットに合わせてSNSを使い分けるのもおすすめです。

競合他社の動画を研究し差別化を考える

2つ目のコツは、競合他社の動画を研究してみることです。独自性を高めるためにはまず相場観やトレンドを知ることが重要になります。

企業プロモーション動画は、ホームページやYouTubeなどのプラットフォームを検索すれば簡単に見つけられます。自身で見つけるのが難しい時は、制作会社に事例がないか聞いてみても良いです。

「競合他社はあるサービスについてどのようなアプローチ手法を用いているのだろう?」ということを把握することで、アイディアのヒントが見つかることもあります。

また、競合他社の場合、似たようなサービスを提供していることもあります。動画の方向性がたまたま類似してしまうことを防ぐためにも、市場のトレンドをチェックしてみてください。たとえ同じメッセージを伝える場合であっても、動画であればアプローチ方法は無限にあります。競合他社の動画を踏まえて、競合調査を行い、自社に合う表現を見つけることが大切です。

メッセージや情報は1つに絞りインパクトのある構成にする

3つ目のコツは、企業プロモーション動画1本に対して伝えたいメッセージは1つに絞ることです。あれもこれもと詰め込んでしまうと全体がぼやけた印象になり、記憶に残りにくい動画となってしまいます。

たとえば「このサービスを使えば、コストが下がり、作業効率が上がり、人手も不要になるため便利です」という動画内のアピールは、一見メリットがたくさんあって良さそうですが、1つ1つのインパクトが薄くなってしまいます。

一方で「年間コストを100万円おさえることが可能なサービス」という打ち出し方に変えれば、コストに悩む企業に対してとにかくコストを下げられるサービスであるということを強調して伝えやすくなります。

動画で伝えたいメッセージは1つだけに絞り、具体的に伝えたり、繰り返したりすることで強調することが大切です。

まとめ

今回は、企業プロモーション動画の成功事例やメリット・デメリットについて説明してきました。企業プロモーション動画は上手く活用することができれば業績を大きく左右する影響力を持っています。

「もっとこのサービスの良さを伝えたいのにどうしたら良いか分からない」「新商品のリリースに向けてユーザーの記憶に残りやすいプロモーションをおこないたい」など課題をブランディング・プロモーションを課題とされている企業に向いています。

企業プロモーション動画は自社で作る方法もありますが、できればクオリティの高いものをプロの制作会社に依頼するのが良いでしょう。今回解説したポイントやコツを踏まえて、動画制作を検討してみてはいかがでしょうか?

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