もうすぐ4/1ですが、エイプリルフールになると企業がこぞって面白い動画をアップすることも今では珍しくなくなりました。普段真面目なコミュニケーションを実施している企業もこの日はユーモアを交えたコミュニケーションができるので、会社の新たな一面を紹介するチャンスという面もあります。
本記事では有名企業がこれまでに制作したエイプリルフール動画とその動画に組み込まれているユーモア要素を紐解いていきます。また、日本と海外のエイプリルフール動画の違いも一緒に見ていきます。
毎年恒例!Googleジャパンのエイプリルフール用プロモーション動画
出展:Google Japan
Googleは毎年エイプリルフールになるとユーモアのある動画をアップして、会社のプロモーションをしています。
この動画は2014年のエイプリルフールに合わせてアップされたもので、マジックハンド入力ツールというものを使うことによって入力がより簡単に快適になるという内容です。
どう見ても入力しにくそうですが、そんなことはお構いなしにあたかも快適そうに見せています。
見れば嘘だとすぐわかる動画ですが、Googleのような世界規模の大企業がやると「本当にそうなのではないか」、「未来の商品へのアイデアなのではないか」と思ってしまいます。
ただ、動画ありきの機械音声のナレーションで若干安っぽく見せることで嘘臭さを匂わせる工夫がされていてさすがGoogleといったところです。
大手三社が手がけた贅沢なエイプリルフール動画
出展:日産自動車株式会社
「NISSANとNISSINが造った飛行物体がNISSENに不時着」という題名を見ただけでも面白いこの動画。
最初の時点で外国人のキャスターの付け髭が雑に付けられているので、この時点でギャグ動画であることがわかります。
途中に出てくるCGもわざと雑に作ることで視聴者の笑いを誘っています。
タイトルからしても嘘なのはわかりきっていますが、エイプリルフール動画も最初から最後までバカバカしく仕上げることで、全体としてかなり面白い動画に仕上がることがわかりました。
日本の大企業3社がこのようなエイプリルフール動画を作ったという豪華感や意外性が、この動画を面白くしている一番の要素なのかもしれません。
歴史あるエイプリルフール、あのBBCもエイプリルフール用実写映像を作っていた!?
BBCは日本でいうとNHKに当たる国営放送。
そんなお堅い企業のイメージのBBCですが、モンティーパイソンに始まりかなり真面目にふざけることで有名です。
1957年にBBCによって制作されたこの動画は、エイプリルフールの日に放映されました。
動画の内容を簡単に説明すると、南スイスの「スパゲッティー農園」で今年もスパゲッティーがよく実り収穫されるというニュース仕立ての実写映像です。
この動画は特に訂正されることなくそのまま終了したため、放映終了後問い合わせが殺到。
この時代イタリア料理はまだイギリスではあまり知られていなく、パスタが小麦粉や水から作られると知っている人はわずか、そのため本当に信じてしまう人続出で、問い合わせには「どこでスパゲッティーの木が手に入るのか」と言う内容もあったとか。
上の動画を比べるとお国柄が出ますね。
日本のエイプリルフール動画では最初から嘘であることを見せがちですが、イギリスでは嘘のまま通して本当に騙すことでその面白さが出てきています。
このような手法を日本でも取り入れることで、新しいエイプリルフール動画ができるかもしれません。
このように昔からBBCがこのような取り組みをしてきたと言うことはBBC、イギリス全体のイメージ、そしてイギリスの国民性を反映しています。
この動画は大変話題を呼んだ動画となったため、今でも撮影場所のスイスで観光ホームページにも掲載されるほどです。
エイプリルフール動画で会社プロモーションに効果!?
国内外のエイプリルフール動画について触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。海外・国内の動画の構成に違いはあれどエイプリルフール動画を効果的に使えば、視聴者に強力なインパクトを与えることができ、プロモーションの効果が見込めることがわかっていただけたと思います。
「嘘を本当のように見せる」という点においてマーケターやプロモーターとして動画制作の手腕が問われる分野でもあるでしょう。
是非エイプリルフール動画にチャレンジして見てください。
動画制作におすすめのCrevo
VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
Crevoの関連サービス
幅広い表現を活用した動画制作・映像制作
動画制作の目的や課題、予算、コンセプトなどに合わせて最適な表現方法をご提案します。