事業モデルを深く正しく伝える見せ方
– 当時の松井様の業務内容について教えてください。
普段は、広報に関する業務全般を統括しています。「ギークスをより多くの方に知ってもらい、ギークスファンを増やす」というミッションのもと、事業・会社のことを社外に発信し、ブランドや評判などの「目に見えない資産」の形成につながるよう活動しています。業務内容は、社外広報、社内広報、採用広報など多岐にわたります。その中で、コーポレートサイトのリニューアルに際して、事業内容をよりわかりやすく伝えるための方法を探っており、動画を検討したことがCrevoさんに依頼するきっかけとなりました。
– 具体的に「動画」を導入しようと思った背景は何でしたか?
今回のサイトリニューアルの目的のひとつに、事業メッセージを改めて整理し打ち出す、「リブランディング」がありました。ビジョンは変えず、キャッチコピーやサイトデザインを一新しました。私たちのメッセージを、よりわかりやすく伝えたいと思っていたところ、たどり着いた手法が動画でした。特に、アニメーション動画は見やすくイメージがつきやすいことから、制作を決めました。
– 今回の動画制作を通して叶えたかったことは何ですか?
動画の役割としては、事業内容・ビジネスモデルの理解促進が一番の目的でした。弊社のIT人材事業モデルがITフリーランスと企業の方をマッチングする業務委託のスタイルなのですが、よく派遣や人材紹介と誤解されることが多く、その誤解をなくし、正しく伝えたいという背景がありました。
また、動画を通して事業の伝え方の統一という狙いもありました。営業ツールとしての活用以外にも、採用活動でも活用する想定で制作に着手しました。
– Crevoに決めた理由を教えて下さい。
動画制作のパートナー企業様を選定する際、コスト・クオリティ・実績はもちろんですが、何社かお会いした中で一番コミュニケーションがスムーズだったことが大きかったです。担当者さんとのコミュニケーションが円滑にスピーディーに進むことで、良いアウトプットにもつながりやすいのではと感じていました。実際に制作が始まってからも制作管理ツール(※)を介したやりとりを中心にスピーディーかつ柔軟に対応してくださり、スムーズに進行することができました。また、Crevoさんのサイトには多くの実績動画が掲載されており、制作する動画の完成イメージがわきやすかったです。 (※Crevoの動画制作時に活用する独自の制作管理ツール)
双方向のクライアントに違和感のない設計
– 今回の動画のポイントについて教えてください。
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今回は、コーポレートサイトのリニューアルとタイミングを合わせたので、クリエイティブの部分ではサイトの世界観と合わせることを意識しました。サイトはコンセプト重視の見せ方にこだわっており、温かみのある色味の中で、メッセージを主張したい箇所は英語でキーワードを目立たせています。動画でも色使いも含めてトンマナを合わせていていただきました。
– 逆に今回の動画制作で苦労した部分はどこでしたか。
IT人材事業モデルが双方向のクライアントを相手としているため、その見せ方に関して、制作時にかなりご相談させていただきました。特にシナリオ作りにおいて、企業向けのメッセージとITフリーランス向けのメッセージをひとつの動画にいかにまとめるかが難しかったです。 Crevoさんに相談させていただく中で、企業向けメッセージをメインにしながらも、ITフリーランスが見ても違和感のない設計になりました。 例えば、冒頭でIT人材不足の深刻化の現状を見せることで、社会問題を提議し、企業へ警鐘を鳴らしています。
そして、 ITフリーランス向けには、働き方支援として提供している福利厚生サービスの内容にふれています。
双方向のメッセージとなると、あれもこれもと盛り込みたい要素が非常に多く、つめこんでしまうところでしたが、クリエイターさんがコンパクトに絞り込んでくださったことで、テンポの良い動画に仕上げることができました。客観的に見ていただき、情報を取捨選択していただいたおかげで、より良い動画につながったと感じています。
– 制作管理ツールの使い心地はどうでしたか?
レビュー機能が使ってみて一番感動しました。実際の動画の上に修正希望箇所を追記できるので、伝えやすさが全然違いました。その他にも、スケジュール機能のおかげで進捗管理がしやすかったです。
チームワークを存分に発揮
– どんな場面で動画は活用されましたか?
コーポレートサイトの事業紹介ページに掲載した他にも、採用活動では会社説明会で放映したり、求職者に配布する資料の最後のページにQRコードを載せたりと幅広く活用しています。また、今後は株主総会などの場でも活用できるのではと考えています。弊社が上場したてのタイミングでもあるので、弊社のことを知ってもいただくうえで有効だと考えています。
– 動画の反響はいかがでしたか?
他社の広報さんから「事業モデルがわかりやすくなった、自社でもこういう動画を作りたい」という声を多くいただきました。アニメーションだと実際にクリエイターが手を動かす分費用がかかるイメージを持つ知り合いも多く、かかった費用を伝えると驚かれます。
– 最後にCrevoに対しての印象を教えて下さい。
弊社の社員かのように、弊社側の想いをくみ取って制作してくださったチームという印象が強かったです。様々なパートナー企業とお付き合いがありますが、その中でも非常にチームワークが発揮できた制作物だったと感じています。しっかりとこちらに寄り添ってくれて、課題や叶えたいことの解決・実現を一緒に目指してくれるよきパートナーで、非常に満足度の高いものが制作できたことに感謝しています。