ブランドの本質的価値をストーリーで具現化。社内外の反響を得たブランディング動画活用方法とは?

株式会社ベルシステム24ホールディングス 様

商品・サービス紹介

創業以来40年以上にわたり、コールセンター事業を中心に企業の課題解決に貢献してきたベルシステム24。「総合BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)パートナー」として、幅広い領域でソリューションを提供しています。 近年では、データマーケティングやコンサルティングなど、特定領域において高い専門性を持つ国内外の会社との資本提携等を次々と発表し、BPO領域をさらに拡大している最中にあります。 同社は「総合BPOパートナー」としてのブランドイメージを確立するため、2023年にブランド戦略室を設置し、新ブランドメッセージによるリブランディングを実施。ブランドメッセージをより具体的に伝えていくための手段として、Crevoとともに「プロジェクト・ストーリー」というブランディング動画を制作しています。今回は、動画制作のご感想やブランディング動画の効果について、株式会社ベルシステム24ホールディングス ブランド戦略室 室長の山中洋平様にお話を伺いました。

悩み・課題

  • ブランドコンセプトをわかりやすく伝え、新たなイメージを確立するためのブランディングを行いたい
  • 多角的な事業内容を広く発信し、各カテゴリーにおける認知度や想起率を高めたい

効果・結果

  • 新たなブランドコンセプトをドキュメンタリー映像で解像度高く社内外に伝えることができた
  • 広告と連動し動画閲覧回数を増加させ、ターゲット層に事業内容を深く伝えることができた

ブランドの本質的価値を動画でストーリー化

―リブランディングを実施された背景をお伺いできますか。

山中様:私たちベルシステム24は、1982年に国内初の本格的なコールセンターサービスを開始以来、長年にわたりコールセンターサービスを中心に事業を拡大してきました。そのため、「コールセンターの会社」としての認知度が高く、それ以外の総合的なBPOサービスにおける認知度に対しては課題があったため、ブランドイメージの幅を広げ、想起率を高めたいと考えていました。

そこで2023年にブランド戦略室を立ち上げ、新たなブランドメッセージを使用した様々なブランディング施策を行っているところです。

引用:https://www.bell24.co.jp/ja/

―メッセージを「伝える」ための手段はたくさんある中で、どのような経緯で動画制作を実施するに至ったのでしょうか?

山中様:まず、初めはアウターブランディングとして、企業ロゴやWEBデザインなど、世の中とのタッチポイントとなる全てのブランドビジュアルのリニューアルおよび統一を実施しました。さらに「総合BPOパートナー」として「顧客の様々な課題に応える」という意味合いを込めて、“コーポレートボイス”も『その声に、どうこたえるか。』というものに一新しました。

また、対社外だけでなく、国内外でのグループ会社も含めると約40,000人の様々なバックグラウンドの従業員が在籍する会社なので、新たなブランドを社内に浸透していくためのインナーブランディングも重要です。
ビジュアルだけでもメッセージの伝達はできますが、社内外の多くの方に本質的な価値を伝えるためには、ストーリーにする方がより効果的だと思ったのです。

とくに、当社独自の強みや特徴は、社内で行われている様々な事業やプロジェクト、またその中のプロセスで発揮する価値観といったところで強く表現されていると感じています。そのプロセスをテキストや静止画ではなく、そのまま動画としてストーリーにのせることで、抽象的なコーポレートボイスを多角的かつ解像度高く伝えられるのではないかと考え、動画を制作することにしました。

意図を汲み取った提案が決め手に

―数ある動画制作会社の中からCrevoを選んでいただいた決め手は何でしたか?

山中様:Crevoさんは、正しくこちらの背景や実現したいことを理解した上でのご提案をいただいたことに安心感がありました。

実は、ブランドビジュアルのリニューアルをした際にキービジュアルと合わせたテイストのブランドフィルム(動画)を作っていたのですが、これをマスターストーリーとした上で、さらに一歩踏み込んだ表現のもの、かつビジネス感のある映像にしたいと考えていました。

また、以前制作したブランドフィルムはどちらかというとコンセプチュアルな表現のものでしたが、今回はドキュメンタリーに近いものを作りたいと考えていました。そういった意図を一番深く汲み取り、現在取り組んでいる「プロジェクト・ストーリー」の原型となる企画を提案してくれたのがCrevoさんでした。

ベストな役割分担でスムーズな進行を実現

―動画制作で印象的だったことを伺えますか?

山中様:スムーズに進めていく上で、お互いの役割分担が非常にうまくいったと感じています。

私はコンテンツなどをパートナー企業様と作っていく際には、伝えたいメッセージや全体の流れなど“ストーリーボード”を作って詳細に伝えていく方法をとることが多いのですが、その内容を受けて演出を考えていただく時も上手く噛み砕いてくださっていましたし、スムーズに進行していただきました。

多くのクライアントさんはもっとざっくりと依頼する方が多いと思いますし、ディレクターさんによってはこのやり方がやりづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、Crevoさんとの制作はその辺りの感覚が非常にしっくりきて進めやすかったです。

企画をブレイクダウンしていく時や撮影後の編集も、一貫して非常に適切なスピード感でした。

広告と連動し動画閲覧回数が急増。社内の評価基準としても活用

―今回の企画である「プロジェクト・ストーリー」としてはこれまで9本の動画が公開されており、現在(※2025年1月時点)は10本目を制作中ですが、これらの動画の反響や効果はいかがでしたか?

―社外の成果としては記事からの閲覧回数が好調

山中様:2024年9月に「総合BPO」のブランドサイトが立ち上がったのですが、そのサイトの記事内で動画も紹介しています。

記事内では様々な切り口で私たちの強みを訴求していて、その記事のテーマと「プロジェクト・ストーリー」の動画のテーマがぴったりとリンクするようになっており、記事とあわせて動画の閲覧回数はどんどん増加しています。

もともとは動画を作ってもYouTubeやWEBサイト内の「動画ギャラリー」で公開するのみだったのですが、現在は広告によって新規ウェブサイトへの流入が増えているので、相乗効果で動画も見てくださる方が急増しています。各領域のBPOパートナーを探しているターゲット層の方にも動画をしっかりと見てもらえているので、まずは十分な成果かなと感じています。

―社内では“ベルシステム24らしい取り組み”の評価基準として活用

山中様:また、社内の成果でいうと、「動画で訴求しているストーリー=ベルシステム24らしい取り組み」といったように、企業理念を実践した好事例としても活用されています。

具体的には、毎年社内でアワードを開催しているのですが、そこでは「総合BPOパートナー」に向かって新たな施策を推進した方が高く評価されます。動画では「総合BPOパートナー」としての取り組み事例はもちろん、「どのような事業展開がベルシステム24らしいといえるのか」「どのような行動によって私たちが世の中に価値を提供できるのか」という評価基準が明確化されているので、動画内容を基にアワードも選出されていたりします。

すなわち、本質的価値を発揮した取り組みを評価するのに適したツールになっているということだと思っているので、「ベルシステム24らしさ」が体現された動画という評価をいただけているのかなと思います。

―今後の展望をお聞かせください。

山中様:動画を通して伝えたい本質は今後も変わらないですが、今後10本、20本とある程度の本数を作っていくならば、同質化しないようにリニューアルしていかなければいけないと考えています。その際の新たなフォーマットや構成のご提案も、今後とも非常に期待しています。

―本日はありがとうございました!

株式会社ベルシステム24ホールディングス ホームページ : https://www.bell24.co.jp/

※「プロジェクト・ストーリー」動画はこちらで公開されています。

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Crevoでは、「企業の成長を支援する」動画制作を行っています。ブランディング動画以外にも、商品紹介動画、展示会紹介動画、YouTube・SNS広告動画、TVCM、採用・営業動画など多岐に渡る動画を制作しています。「動画を活用してブランディングをしていきたい」というご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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