テレビからスマホへ 〜動画今昔物語〜
更新日2024年06月14日
公開日2019年04月24日
犬より猫よりインコ派です。
こんにちは、動画制作サービス「Crevo」の本間です。
突然ですが、皆さんはスマートフォンを持っていますか?
スマートフォンの個人保有率は全世代平均で60.9%を記録し(※総務省調べ)、20代から50代ではなんと90%を超える保有率を記録しています。これだけの人数に普及していれば、「あの動画がバズっていた」「このアプリが面白かった」と話題になるのもうなずけます。
一方で、人気に陰りが見え始めているのがテレビです。特に若い世代を中心に、家にテレビがない人も珍しくありません。一時代を築いたテレビと新しい時代を築こうとしているスマートフォンを、映像の観点から比較していきたいと思います。
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人と映像とのタッチポイントが生まれたテレビの時代
テレビは「みんなで」楽しむコンテンツ
シャープ社より国産第一号の白黒テレビが発売された1953年から約50年間、テレビは娯楽の王様ともいえる存在でした。
テレビの全盛期時代、人が映像に触れる機会は常にテレビと共にありました。
カラーテレビの価格が下がり、各家庭に普及すると人々はさらに映像に親しみを持つようになりました。放送される番組はバラエティ、ドラマ、ニュース、アニメなど多岐に渡り、華やかなテレビの世界に憧れを持った人も少なくなかったのではないでしょうか。
この時代においてのテレビ視聴スタイルは、テレビの前に腰を据えて、まとまった時間をとってリアルタイムで視聴するのが当たり前でした。「昨日のあの番組、見た?」「もちろん見たよ!」「あれ面白かったよね!」という会話が生まれ、その番組を見ていれば周囲とのギャップを感じることは少なかったでしょう。「国民的○○」という言葉が生まれ、老若男女すべてに好かれるタレントが登場したり、人気アイドルの髪型を一斉に真似したり、国全体を巻き込んだムーブメントが起きやすい時代でもありました。テレビは「みんなで」楽しむことが前提のコンテンツだったのです。
さらに賢く、さらに便利に発展していくスマホの時代
「一家に一台」から「一人に一台」に
日本で携帯電話が普及し始めたのは1990年代後半になってからでした。2000年代になると携帯電話の機能は飛躍的に向上し、新たなインフラとして活用されるようになりました。そして2009年、Apple社の「iPhone3G」が日本で発売されたのをきっかけに、スマートフォンの潮流がやってきます。
携帯電話は電話やメール機能の他に財布やカメラ、インターネットの機能を備えたスマートフォンに進化しました。様々な機能をもったスマートフォンはテレビに代わる新たなデバイスとなり、人々と映像との接点を増やすことにも大きく貢献しました。
個人がスマートフォンで撮影した動画をSNSで簡単に発信することができ、常に受動的だった映像との関わり方が、見たり、作ったり、発信したりする能動的な関わり方に変化したことで、人々が動画にさらに関心を持ちやすくなったとも考えられます。
スマホの時代に特筆すべきことは、テレビのように「一家に一台」ではなく「一人に一台」の時代になり、個人がどんなコンテンツに対して興味を持ち、どんな生活をしてどんなものを買っているかまで全て追いかけられるようになったことです。それに伴ってターゲティング広告の精度も飛躍的に向上しました。ターゲティングの精度が向上するということは、常にスマートフォン上には自分に興味あることしか表示されないということに他なりません。
媒体が違えば、広告も違う
商材に合わせて出稿先を選ぶべし!
テレビの広告は「より多くの人に」「売れそうなものを」訴求するタイプの広告です。
視聴者層に狙いを定めてスポンサー枠に会社名も出るため、露出効果が高いのが特徴です。
テレビの広告で訴求するのに適した商材は消費者の思考があまり購買に関与しない商材で、例えばお菓子や飲料、洗剤などが該当します。また、新商品や期間限定の商品などの販促にも向いています。
対するスマートフォンの広告は、そのユーザーがどのようなコンテンツに興味があるかを解析し、そのデータを使って最適な商品やコンテンツを配信することができます。そのターゲティング精度の高さから消費者が熟考して選ぶ高価格な商品でも、求めている人に求めているタイミングで訴求できます。「旅行」に関する検索が多い人に「ホテル」や「航空券予約サイト」の広告を表示するなど、その時々の興味に合わせて配信することができるので、広告効果は非常に高いといえます。また、広告が表示された後にユーザーがどのような動きをしたかを追うのも容易なので、効果が思わしくないときにすぐに改善できるというメリットもあります。
テレビの広告にもスマートフォンの広告にもそれぞれ違ったメリットがあります。自社の商材にどちらの広告が適しているのかをきちんと見極めた上で、目的に合わせて広告を出稿することが大切です。
5G時代の到来で、動画はもっと見られるようになる
5Gとは、第5世代移動通信システムのことです。5Gが普及すると、より大容量かつ高速の通信ができるようになります。データ通信容量は4Gの1,000倍、通信速度は100倍にもなると予測されています。事業者は、今年2019年からサービス提供をスタートすると発表しています。5Gの特徴としては、「超高速」「超大容量」「多数同時接続性」「低遅延性」「省電力」「低コスト」などが挙げられます。
ボトルネックの解消
この動きを受けて、各携帯電話事業者は大容量プランや無制限プランなどの新しい料金プランを制定し、5Gを最大限活用してもらうための準備を進めています。今までボトルネックとなっていた通信量制限が解消されることによって、動画を時間や場所を選ばず見るようになる動きはさらに加速していくことが予想されます。
視聴者の心を掴む動画広告
動画広告の市場は年々拡大しています。YouTubeや動画配信サイト、SNSなど様々な媒体で動画広告を目にすることが増えてきていると実感されている方も多いのではないでしょうか。同時に、動画広告に慣れた視聴者の見る目がシビアになってきているのも事実です。そのような視聴者の心を掴むには、動画自体の高いクオリティと視聴者の「見るべき理由」作りが大変重要であるといえます。
プロに頼んでより効果的な動画広告を
動画制作サービスのCrevo(クレボ)では、世界中のクリエーター5,000名以上を抱える独自のプラットフォームを展開しています。そのため業種・用途問わず、幅広い案件に対してニーズにあった人材をアサインすることができ、質の高いクリエイティブが実現できます。
またCrevoスタッフが制作進行と品質管理の面でサポートをさせていただきますので、動画制作が初めての方でもご安心ください。
Crevoは1,000社以上の動画制作実績があり、特にアニメーション制作では業界トップクラスの実績を誇ります。もし少しでも動画制作をご検討されているようであれば、是非一度Crevoにご相談ください!
<筆者プロフィール>
本間 菜々子
あだ名:ほんまちゃん
出身:東京都
好きな食べ物:生ハム
一言:ダイエット中です。
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