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総務省統計局によると、2015年における高齢者(65歳以上)の数は、日本では 26.8%、世界では 8.2%と増加傾向にあります。これまで、動画マーケティングは主にスマホやSNSを使用する頻度の高い20代〜30代などいわゆる、デジタルネイティブ世代をターゲットにしているものがメインでした。

今回は、シニア世代に対してどのくらいのネット動画に対する需要があり、どのような方法で供給していくのが最適なのかについてご紹介していきます。

シニア世代のネット動画視聴時間から見える市場規模

アイ・エム・ジェイの「インターネット動画の視聴・シェア実態調査」によれば、10代男女の1日の平均視聴時間は、「1時間〜1時間30分」と平均約20%なのに対し、60代以降の男女では、約21%となるなど若干シニア世代が上回る形となりました。
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さらに、IMJモバイルの「シニアのインターネット利用に関する調査」によればインターネット利用頻度は20~30代と同様に約70%が1日2回、1時間以上使用し、インターネットでの商品購入率は90%、年間利用総額10万円以上は約35%となるということです。これは、本格的にシニア世代へのマーケティング戦略を考えるフェーズに入ってきたことを意味します。

シニア世代によるSNSの使用状況

近年、ネット動画を多くの人が見る上で重要なチャンネルになってきているのは、FacebookやTwitterといったSNSです。すでに、FacebookTwitterなどでは、動画の自動再生機能が実装されるなど、動画への比重が上がってきています。

そこで、ここでは、ネット動画をリーチさせる上で重要なSNSをどのくらいのシニア世代が使用しているのかについてご説明していきます。

現在、高齢者(65歳以上)のうち約3900万人がFacebookはじめ、TwitterやSkypeなどを使用しています。さらに、全世界のFacebookユーザーの11%はシニア世代であり、この世代の数字は伸び続けております。

間違えてもシニア世代を新聞やテレビしか見ず、ネットには触れもしないという見方をしてはいけません。近年では、彼らは、emailのアカウントを持っているのみならず、Googleで検索をかけたり、Facebookのニュースフィードのブラウジング、iPadからYoutubeを見たりとオンライン上で活発に動いているのです。
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どのデバイス? どのようなコンテンツ? どの時間帯が最適なの?

デバイス

動画視聴をする際、主役のデバイスは、モバイルと思っている方は多いかと思います。事実、若者の約30%はモバイルから動画視聴を行っています。では、シニア世代が視聴するデバイスについてどれが最適なのかについてご説明していきます。
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上記グラフでは、約90%を超えるシニア世代がデスクトップから動画を視聴しています。つまり、シニア世代という切り口で見たとき、PCに最適化した動画を見せるべきであることが分かります。

コンテンツ

次は、どのようなコンテンツを作れば多くの人に見てもらえるかについてです。下記グラフを見ると総じて自分にポジティブな影響を与える内容に興味が高く、特に「楽しい」は全体の半数以上の人が見たくなると答えています。
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ジャンルごとにシニア世代に刺さるコンテンツを見ていくと、「楽しい」をトップに「役に立つ、ためになる」や「感動」といった項目が多くのシニア世代に見られていることが分かります。

企業事例


お財布と心が笑顔になる家事代行サービス「CaSy」スマホアプリ紹介動画。


http://csmovie.kddi.com/
KDDI、スマホの操作を動画で解説する「au動画ガイド」。

最も好まれるコンテンツは「楽しい」。その次に「役に立つ、ためになる」という項目が来ています。これについて、企業事例を交えてご説明します。シニア世代にとって細かいやり方や、ノウハウをウェブ上の活字から得るには難しいところがあります。

そこで、近年、企業の取り組みとしてサービスや使い方を動画で紹介する事例が増えています。例えば、auは、(年配の)利用者から寄せられた「スマホの操作方法は、言葉だけの説明では、わかりづらい」といったリクエストに応え、スマートフォンの操作方法を動画で説明するサイトをオープンしました。すでに、1000本以上のガイド動画がアップされるなどその関心の高さが伺えます。

最適な時間

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最後に、ネット動画を視聴する時間帯ですが、14時~15時と20時~21時の2つの時間帯に最も視聴時間が伸びています。全体的に16時以降から視聴時間が伸び始めることから、配信する時間帯に留意するのは無論、配信する際の紹介文や、画像にも気をつけるべきです。

まとめ

これまで、動画コンテンツは、20代~30代の比較的インターネットに馴染みのある層をメインターゲットにしてきました。

しかし、記事中のデータや事例からわかるように大きなネット動画の需要が残されているのは、シニア世代に対してです。

ぜひ、記事中で紹介したコンテンツやデバイスなどのデータを活かし一度、シニア世代をターゲットにした動画マーケティングを考えてみてください。

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(編集部=今村 光一郎)

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参考文献


http://www.imjp.co.jp/report/research/20141127/20141127_IMJ_research.pdf


http://dentsu-ho.com/articles/2025

http://www.businessinsider.com/facebook-video-v-youtube-market-share-data-2014-12


http://www.stat.go.jp/info/wadai/pdf/035.pdf

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