TrueView広告(YouTube動画広告)とは?種類や特徴、メリット、 5秒でスキップされないポイントを解説

YouTubeでコンバージョン増加が期待できるTrueView広告の特徴やメリットを紹介します。また、TrueView広告を5秒後にスキップされないためのポイントも解説していますので、広告効果を最大化したい方はぜひ参考にしてみてください。

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2024/11/2812:00-13:00

TrueView広告とは

TrueView広告(YouTube動画広告)とは、YouTube内で展開される動画広告のフォーマットのことを指します。

TrueView広告は視聴者の属性や興味・関心にあわせたターゲティング配信が可能で、ターゲット層に向けて、ピンポイントにアピールできます。YouTubeでは、TrueViewインストリーム広告、TrueViewディスカバリー広告、バンパー広告など幅広い広告の種類があります。

「特定のターゲット層に刺さるバズ動画を作りたい」「販促キャンペーンを幅広い層に向けて告知したい」「新商品の認知拡大したい」など、TrueView広告の活用理由は様々です。YouTubeは、世界最大の動画配信プラットフォームであり、細かな配信先のターゲティングもできるため、動画広告がはじめての方の配信媒体としておすすめです。

TrueView広告の種類と特徴

TrueView広告=YouTubeで配信される動画広告、であることがわかりましたが、TrueViewにはいくつかのフォーマットが存在します。それぞれ表示場所や再生時間が異なります。ここでは、代表的なフォーマットの3つを紹介します。

TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告とは、動画の本編が始まる前や途中、終わった後などに表示されるものです。

広告が開始してから5秒が経過すると、視聴者はスキップできるようになります。広告費用が発生は、視聴者が30秒以上を再生、もしくは特定のアクションを起こした場合です。つまり、すぐにスキップされると広告費用は発生しません。戦略的に利用すれば、費用対効果の高い広告を打つこともできるでしょう。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告とは、YouTubeのトップページや検索結果、関連動画に表示されるものです。

サムネイル画像とテキストが表示され、それをユーザーがクリックすることで動画広告が流れる仕組みです。ユーザーが検索したキーワードや視聴した動画に関連する内容が表示されるため、より関心度の高いユーザーに視聴してもらえるでしょう。サムネイル画像をクリックし、広告が視聴された段階で料金が発生します。

TrueViewアクション広告

TrueViewアクション広告とは、TrueViewインストリーム広告と基本仕様は同じで、動画広告の再生中や再生後に具体的なアクションを喚起することに特化したものです。

TrueViewアクション広告には、動画と重なる形で「Call To Action」ボタンが設置されています。つまり、動画広告からサイトへの導線があるため、インストリーム広告と比較してコンバージョンの獲得が期待できるでしょう。

TrueView広告のメリット

YouTubeへの広告出稿は、企業にとって高いマーケティング効果があり、出稿している企業も増え続けています。ではTrueView広告にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、TrueView広告を始める3つのメリットについて紹介します。

幅広い年齢層のユーザーにリーチが可能

YouTubeは、世界各国で膨大な視聴者を持つ動画共有プラットフォームとして、圧倒的な存在感を誇っています。国内だけでも月間アクティブユーザー数は6,500万人に達しており、30~40代の利用率も80%を超えるなど、幅広い年齢層に対して広告配信が可能です。

また、テレビ離れが深刻化するZ世代に対しても効率的にアプローチできるでしょう。Googleが実施した調査によると、YouTube広告がテレビCMを上回るリーチ力を持っていることが確認されています。

ターゲティングの精度が高い

TrueView広告はGoogle広告で管理するため、細かなターゲティング設定が可能です。

「オーディエンスターゲティング」では、ユーザーの年齢や性別、子どもの有無などの属性から、「コンテンツターゲティング」では、広告を配信する動画のカテゴリーや、動画が視聴されているデバイスなどから絞ります。

TrueView広告はターゲティングの精度が高く、属性に応じて異なる広告を配信すれば訴求効果の向上も期待できるでしょう。

コストパフォーマンスが高い

TrueView広告はユーザーが広告をクリックしたり30秒以上再生されない限り、費用は発生しません。

動画が流れたら必ず課金されるわけではないため、定額の広告費用がかかるCMなどと比較すると、コストパフォーマンスが高いと言えます。また、1回再生されるごとに数円~20円という金額であることもメリットです。興味を持った動画を視聴してくれた場合にのみ課金される仕組みなので、広告費を効率的に使えるでしょう。

TrueView広告の5秒CMに対する視聴者の反応について

視聴者のほとんどは広告を見たいわけではないため、5秒後にスキップされることが多いのが現状です。そのため、TrueView広告を制作する際は、いかに5秒後にスキップされないかを考える必要があります。

広告主としては、こうした視聴者の反応を逆手にとった動画を制作することが求められます。アイデア次第では、動画本編より広告動画のほうが面白いと思わせることも可能となるでしょう。

TrueView広告が5秒後にスキップされないためのポイント

アイデアがあればスキップされないとはいうものの、きちんとポイントを押さえておく必要があります。ここでは、5秒後にスキップされないためには何に気をつけるべきかについて、4つの視点から解説します。

動画の冒頭でインパクトを与える

5秒でスキップされることが多いため、動画の冒頭でポイントとなる要素を含めることがひとつのカギとなります。興味を持ってもらいやすくするためには、たとえば、インパクトのあるBGM・音楽を活用したり、視聴者に問いかけるようなメッセージを冒頭で取り入れたりすることが有効です。

TrueView広告は、場合によってはYouTube動画を見るたびに流れるものになります。何度も同じインパクトある広告を目にすることで、視聴者の印象に強く残し、認知拡大につなげることも可能となります。

ストーリー性を持たせる

5秒後にも続きを見てもらう方法として、ストーリー性を持たせる方法も役立ちます。「この先どうなるのか?」「ラストが気になる」と視聴者に思わせるようなストーリーにすることで、広告視聴完了率が上がる可能性が高くなります。

ここで考えるべきは、最初の5秒間でどのように内容で惹きつけるか、5秒後のストーリー展開はどうするかという点です。ドラマ仕立てにする手法や、自分ごとのように思わせる内容にするなど、さまざまな見せ方が考えられるでしょう。

バンパー広告も積極的に活用する

YouTube動画広告には、TrueView広告のほかにも「バンパー広告」があります。バンパー広告の特徴は、6秒間スキップができない点です。つまり、視聴者は強制的に広告を見せられる形をとりますが、その時間は短いのです。

広告動画を強制されると、一般的に視聴者は良い気持ちを持ちません。しかし、6秒という短い時間だとそのようなマイナスの感情は和らぎやすくなります。また、視聴者が自らスキップボタンをクリックしなくて済むので、視聴者側の利便性も高いです。

5秒間だけでは視聴者の興味を引けない、もしくはアピールできない場合には、バンパー広告も検討してみると良いでしょう。

5秒以内で伝えたい内容にふれる

5秒後にスキップされるのなら、スキップが前提で動画を作るやり方もあります。最初の5秒以内に伝えたいことを凝縮させることで、視聴者に印象付けることが可能となります。5秒以内にすべての情報を網羅することは難しくても、重要な内容にふれることは大切です。

その際は5秒以内に、商品やサービスの魅力をいかにテンポよく伝えられるかが重要となります。また、認知度拡大を重視する場合は、企業やブランドなどのロゴやサウンドロゴ、サービスや商品名といった情報を冒頭に持ってくることでも効果が期待できるでしょう。

TrueView広告の動画制作においての注意点

TrueView広告を制作するうえで、気をつけておきたいこともあります。ここでは、2つの注意点について詳しく紹介していきます。

5秒という時間にとらわれすぎない

5秒後のスキップを意識しすぎてしまうと、5秒以降の内容やストーリーが雑になる可能性があるので注意が必要です。何秒の動画であっても視聴者にとって有益な情報を発信するという意識を常に持ちながら、ストーリーや内容を考えることが重要です。

また、インパクトある動画を作るにあたり、スキップボタンをうまく取り入れる方法もあります。たとえば、スキップボタンを広告の一部として活用し、広告全体をスキップボタン込みの映像とするなどのやり方もあるでしょう。

YouTubeの広告システムを逆手に取ることで、ユニークでスキップされづらい動画広告を制作することもできます。

動画冒頭でいきなり売り込まない

あまりにも強く5秒以内に商品やサービスをアピールしようして支離滅裂なコンテンツを入れ込んでしまうと、視聴者に敬遠される恐れが出ます。ブランドイメージの低下にもつながるため、動画冒頭では極力売り込まずに、あくまで「興味をひかせる」という視点を重要視しながら内容を考えることがポイントです。

視聴者の多くは、宣伝臭が強いものにあまり興味をひかない傾向があります。広告が逆に商品へのネガティブなイメージにつながらないよう注意しましょう。

TrueView広告(YouTube動画広告)事例

ここで、視聴者の興味をひいているYouTube動画広告の事例をチェックしましょう。動画制作サービスのCrevo(クレボ)による、3つの動画広告を紹介します。

動画配信サービス「dTV(ディーティービー)」

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺30~60秒
費用レンジ100~299万円

動画配信サービス「dTV(ディーティービー)」の広告用動画は、アニメを見逃してしまったと落胆するOLのやりとりのシーンからはじまります。続いて、「アニメ大好きOLあるある劇場」とタイトルを映し、これから何がはじまるのかと続きが気になる導線を作っています。1分の尺がある動画でも思わず最後まで見てしまう、つかみのあるアニメーション動画となっています。

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九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺~15秒
費用レンジ100~299万円

九州の光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」のテレビCM用動画では、BBIQのキャラクターのコネクトくん、うさぴー、キュッティの3匹が主役です。彼らの顔のアップと「BBIQ!」というリズムの良いかけ声が印象的な動画で、思わず最後まで見てしまうアップテンポなアニメーション動画です。

テレビCM向けのプロモーション動画ではありますが、冒頭に演出がなされている点で参考になります。同じフレーズを連呼することで印象付けることにも成功し、15秒の短い時間でもしっかりと存在感を放っています。

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5秒でCM視聴者の興味を引くTrueView広告を制作しよう

TrueView広告においては、視聴者にスキップされる可能性があることを理解する必要があります。そのうえで、続きを見てもらえる内容を考えることが重要です。成功する動画を求めているのなら、実績のあるプロに依頼することで道が開けるでしょう。

動画制作サービスのCrevoでもYouTube広告動画の制作を数多く手がけているので、相談してみてはいかがでしょうか。動画制作をお考えの方はぜひお問い合わせください

CrevoでTrueView広告(YouTube広告動画)を制作するメリット

CrevoではTrueView広告インフォグラフィック動画の制作実績が豊富にございます。ここでは、CrevoでTrueView広告動画を制作するメリットについてご紹介します。

最適なシナリオをご提案

前述の通りTrueView広告は最初の5秒でインパクトを与え、短い尺の中でいかに印象を残せるかが重要となります。Crevoでは、YouTubeの媒体特性を考慮したうえで、動画の企画段階からサポートに入り、YouTube動画広告として最適なシナリオをご提案します

動画のイメージに合ったナレーターの採用

Crevoでは、ナレーターのオーディションも行っており、原稿を読み上げている複数のナレーターをご提案することもできます

最初の5秒で続きを見たいと視聴者に思わせるためには「音(ナレーション・BGM・SE)」も重要です。YouTubeのユーザーは動画の視聴を前提としているため、YouTube動画広告(TrueView動画広告)はテレビCMと同様に耳に訴えることがポイントです。

そのため、動画のイメージや世界観に合ったナレーションを採用し動画を制作することが重要です。

制作用途に合わせた、見せ方へのこだわり

Crevoでは、国内外のクリエイターネットワークを生かした用途に合わせた最適な見せ方にこだわった、動画・映像を制作いたします

TrueView広告の制作理由は様々です。YouTubeは、世界最大の動画配信プラットフォームであり、細かな配信先のターゲティングもできるため、動画広告がはじめての方の配信媒体としておすすめです。

動画制作におすすめのCrevo

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約10,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

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執筆者

VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

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