IR(株主総会・決算説明会)動画とは?制作のメリットやコツ、事例を紹介

IR(株主総会・決算説明会)動画とは?制作のメリットやコツ、事例を紹介

近年、株主総会や決算説明会をはじめとするIRイベントの場で動画を制作し活用する企業が増えています。そこで今回は、どんな動画を制作すれば株主の理解促進にも役立てることができるのか、事例なども紹介しながら説明していきます。

目次

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日時

2024/11/2812:00-13:00

IR(株主総会・決算説明会)動画とは

IR動画は株主総会や決算説明会に使用する動画です。

リアルタイムでの配信や録画を通じて、株主や投資家に企業の進捗状況や財務情報を視覚的かつ具体的に伝えます。これにより、透明性や情報の公平性を確保し、リーチの拡大とアクセスの容易化を実現します。
また、遠隔地にいる株主や時間の制約がある投資家にとっても利便性が高く、参加や情報収集のハードルを下げることができます。

企業の信頼性や透明性を高め、投資家とのコミュニケーションを強化するために有効です。

IR(株主総会・決算説明会)動画は二種類ある

IR(株主総会・決算説明会)動画には、大きく分けると「株主総会中の説明に使う動画」と「株主総会の様子を録画した動画」の二種類があります。まずは、この二つについて簡単に解説します。

株主総会・決算説明会中の説明に使う動画

株主総会や決算説明会で、株主や投資家に向けて事業内容や決算に関する説明を行う際、紙資料やスライドだけでは説明が冗長で理解しづらいものになりがちです。そこで、事業説明や決算報告を動画で行うことで、より端的でわかりやすく説明を行うことができます。

株主総会・決算説明会の様子を撮影した動画

株主総会・決算説明会当日に参加できなかった人に対して、資料だけで当日の内容を理解してもらうことは容易ではありません。当日の様子を撮影して動画として残しておくことで、不参加者も参加者と同じように内容を理解することができます

IR(株主総会・決算説明会)動画を活用するメリット

株主総会・決算説明会当日に動画を活用することで、参加者に対して伝えたいことをより的確に伝えられます。

株主・投資家にわかりやすい業績報告が可能

IRイベントの場では、株主や投資家に対して事業の魅力や将来の展望を伝えることで、投資に値する企業であることを伝えることが大切です。 株主総会や決算説明会で動画を制作し活用すれば、映像と音声の相乗効果によって、文書のみのIR資料では伝えきれなかったことまで伝えることが可能です。

企業やブランドの想い・世界観が伝わる

売上・損益状況や活動内容は、具体的な数字や実績を文字で記せば万人に同じように伝わります。一方、企業やブランドの想い・世界観に関しては、文章で伝えた場合、受け取り手によって抱くイメージが異なることがしばしば。 しかし、動画を制作すれば色味や声色、テンポなども調整できるため、意図した通りに伝わりやすくなります

IR(株主総会・決算説明会)の説明用に動画を制作するメリット

事業内容や決算の概要を伝える手段としても、動画は有効です。続いてはその理由について説明します。

事業内容や決算の概要をわかりやすく伝えられる

動画を活用することで、複雑な事業内容や決算の概要を視覚的・聴覚的にわかりやすく伝えることができます。 特に決算報告は数字が並ぶため、文字や画像だけではわかりづらく、聞いていて退屈に感じてしまう株主や投資家も少なくありません。アニメーションを活用することで、業績の成長などを感覚的に理解しやすくなります

説明が冗長になることを防ぎ、メリハリをつけられる

株主総会や決算説明会での説明は、事業内容や決算を淡々と読み上げるだけの冗長なものになりがちです。株主総会動画でわかりやすく概要を伝えることで、説明にメリハリをつけることができます。

動画の情報量は、1分間で一般的なWEBページの3600倍に相当すると言われています。株主総会動画を活用することで、より短時間で、聴衆の集中力を保ったまま企業のIRについて伝えることができます。

熱意やブランドストーリーが伝わりやすい

動画は文章や写真のみの資料と比べて、訴求力が強いという特徴があります。そのため、言葉だけでは伝わりづらい事業に対する想いや情熱、ビジョンなども、動画を活用することで視覚的にわかりやすく伝えることができます。

とりわけ、企業ブランドがまだそれほど確立されていない中小企業は、ストーリー性を意識した動画作りを行うことで、株主や投資家から親しみやすさや信頼が得られやすくなり、株価の安定に貢献する可能性が高まります。

IR(株主総会・決算説明会)を撮影した動画を制作するメリット

株主総会・決算説明会に参加できなかった人に、当日の様子を撮影した動画を観てもらうことにもメリットがあります。

遠方に住む株主にも株主総会・決算説明会の様子が伝わる

株主総会や決算説明会には、株主全員が参加できるわけではありません。IR(株主総会・決算説明会)動画の撮影によって、遠方に住んでいて参加が難しい株主にも、資料だけでは伝えることができない株主総会・決算説明会の雰囲気や株主との質疑応答まで克明に伝えることができます。

これにより、株の長期保有促進に欠かせない安心感や信頼感を醸成することにつながります。

繰り返し見返せることで、株主の理解促進に貢献

株主総会や決算説明会の様子を動画にすることで、当日理解しづらかった部分や後日気になった部分も繰り返し視聴してもらうことができるため、株主の理解促進につながります。

さらに、ただ撮影したものを流すだけでなく、目次を作って見たい箇所から飛べるようにすることで、より見返しやすい株主総会動画にすることができます。

オンライン株主総会にも応用可能

株主総会動画を撮影すると同時にリアルタイムで配信することで、オンライン株主総会を行うこともできます。

コロナ禍の影響により、ソーシャル・ディスタンスを維持しながら行うことができるオンライン株主総会の注目度は今までになく高まっています。株主総会動画の撮影と同時に配信を行うことで、感染リスクを抑えながら株主総会を行いつつ、動画として記録することが可能です。

IR(株主総会・決算説明会)動画を制作する際のポイント

IR(株主総会・決算説明会)動画は、ただスライドを映しただけ、会の様子を撮影しただけでは興味をひくコンテンツにならず、最後まで視聴される可能性も低くなります。記録の面では有効ですが、株主が本当に知りたいことが描けていない可能性もあるのです。

そこで、ここではIR(株主総会・決算説明会)動画を制作する際の重要なポイントについて説明していきます。

映像にメリハリをつける

株主総会や決算説明会を撮影した動画は、多くの場合1時間以上の長時間になるため、視聴者を退屈させない工夫が必要です。途中で視聴者が見るのをやめると本当に伝えたいことが伝わらず、誤解を招いて株価にマイナスの影響を与えてしまうかもしれません。カメラアングルを変えたり、話している人をクローズアップしたりなど、より視聴者が引き込まれる演出を行いましょう。

株主総会や決算説明会に動画を活用する場合は、細かい情報まで動画で伝えようとすると冗長になり、動画の効果が半減してしまいます。細部は紙資料や口頭説明で補うなど、動画とうまく使い分けることが大切です。

わかりやすい内容を心がける

IR(株主総会・決算説明会)動画を制作する際には、企業の事業内容や投資について詳しくない人でも理解しやすい内容にすることが大切です。

IR(株主総会・決算説明会)動画は、収益や経営指標などに重点をおいたコンテンツなど専門性の高いコンテンツばかりになりがちです。
もしも専門用語やカタカナ語が多用されるようであれば、株主総会や決算説明会の内容にあわせて動画に字幕やテロップを入れて、情報を補足するのがおすすめです。

クリアなメッセージ設計を心がける

IR動画では、複雑な情報をわかりやすく伝えることがポイントです。主要なポイントを明確にし、順序立てて伝えることで視聴者の理解を深めることが重要です。
情報の整合性を保ちながら、視聴者が簡単に理解できるように配慮します。具体的な事例やデータを用いて説明を裏付け、企業の戦略や成果を明確に示すことで、信頼性を高めます。

また、企業の課題などを正確に伝えることも必要であるため、状況の悪い数字や課題感なども明確に入れつつ、課題の原因や対策まで説明する用に心がけましょう。

ブランドのイメージに合わせた動画を作る

動画は企業のブランドイメージを反映するために重要です。色彩やデザイン、音楽などを活用して、企業のアイデンティティや価値観を視覚的に表現します。
視聴者が動画を見たときに、直感的に企業の特徴やスタイルを認識できるよう、一貫性を持たせることが大切です。ブランドの声と視覚的な要素を調和させ、より説得力を持たせます。

視聴者を飽きさせないような工夫をする

IR動画は長尺になりがちであるため、視聴者の興味を引き続ける工夫が必要です。
テンポの良い編集や、視聴者の関心を引く演出、分かりやすいグラフやインフォグラフィクなどを活用することで、飽きにくい動画を作ることができます。

また、インタラクティブな要素や質疑応答の場を設けることで、参加感を促進し、視聴者の参加意欲を引き出します。視聴者の視点に立ち、見やすく興味深い動画を制作することが成功の鍵です。

IR(株主総会・決算説明会)動画の活用事例

IR(株主総会・決算説明会)動画の活用事例を見て、どのような構成や見せ方が考えられるのかを学んでいきましょう。また、事例のどこが優れているのかもあわせて解説していきます。

事業報告動画・決算説明会動画 キーコーヒー株式会社(Crevo制作実績)


出典:Crevo制作実績
キーコーヒー株式会社第71期の事業報告です。映像を青を基調とする安定感のある色合いにし、視聴者の集中力を損なわずにリラックスした雰囲気を醸し出しています。
報告動画であるため、正確な情報を的確に提供することに重点を置いています。また、写真を効果的に配置することで、ビデオ全体にインパクトを与えています。

株主総会動画 オリコン株式会社 (Crevo制作実績)


出典:Crevo制作実績
今後、事業がどう伸びていくのかを伝えるために制作しました。説明の難しい部分もインフォグラフィックで分かりやすく表現しています。
こちらの動画は株主総会で放映され、IRサイトにも掲載されています。

株式会社kubell


出典:株式会社kubell
インフォグラフィックを効果的に使うことで、事業内容や業績をわかりやすく表現しています。サービスが解決できる課題をわかりやすく提示した株主総会動画です。

サイボウズ株式会社


出典:サイボウズIRチャンネル

コロナ禍の中でバーチャル株主総会を行ったサイボウズの株主総会動画です。シーンによってスライドを大きく見せたり、発表者を大きく見せたりと画面に変化をつけることで、長時間でも見やすいメリハリのある動画となっています。

楽天株式会社


出典:Rakuten Group Official

実写とインフォグラフィックを組み合わせることで、専門的な内容でも飽きずに見ることができます。さらに、話題ごとにPVを挟むことで、長時間の動画でもメリハリのある構成になっています。

IR(株主総会・決算説明会)動画を活用しよう

株主総会や決算説明会は株主だけではなく、投資家やメディアなどからも関心を持たれる可能性があるものです。魅力的で誠実な株主総会動画を制作することで、企業ブランディングに役立てることができます。

一般的に退屈なものと思われがちなIR(株主総会・決算説明会)動画であったとしても、工夫次第で魅力的なものにすることは可能です。株主や投資家などを引きつける動画を制作したいなら、動画の制作実績が豊かなプロの動画制作サービスに頼むのも選択肢のひとつでしょう。

動画制作サービスのCrevo(クレボ)ではIR(株主総会・決算説明会)動画に最適なわかりやすいインフォグラフィック動画等の制作をしております。まずは、どのような動画を制作してみたいのか相談してみてはいかがでしょうか。

CrevoでIR(株主総会・決算説明会)動画を制作するメリット

Crevoではインフォグラフィック動画やブランディング動画など、株主総会や決算説明会に活用できる動画の制作実績が豊富にございます。ここでは、CrevoでIR(株主総会・決算説明会)動画を制作するメリットについてご紹介します。

直感的に伝わるよう、データや情報をわかりやすく表現

グラフィックや動きを加えたインフォグラフィック動画を活用することで、数字や文字だけのデータよりも視聴者の印象に残りやすく、情報を深く理解することができます。

また、情報をただ並べるだけではなく、メリハリをつけて重要なポイントを強調することが重要です。Crevoでは、最後まで視聴者を飽きさせない、視覚的に訴求力のある動画を制作します。

ワクワクするシナリオをご提案

「なぜやるのか」「なにを目指すのか」など、企業姿勢をインフォグラフィックを使って表現することで、文字や画像だけでは伝えきれないワクワク感を演出することができます。また、数値データをグラフや表で相対的に見せることでよりデータを印象づけることができます。

他社と差別化し、ブランド価値を高める演出

企業のビジョンに共感して株式投資を決める株主は少なくありません。Crevoでは、豊富なブランディング動画の実績を活かし、他社と差別化できるIR(株主総会・決算説明会)動画を制作します。

文字や画像だけではピンとこない企業が目指す世界観やミッションも、動画・映像で視覚的に訴求することで株主の理解促進につなげることができます。

動画制作・映像制作におすすめのCrevo


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執筆者

VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

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