イベントに参加した際、最初や最後に印象的な動画が流されることがあります。これからどのようなイベントが始まるのだろうとワクワクする気持ちを盛り上げたり、イベントの良かった点を振り返りながら余韻を味わえたり、イベント動画はさまざまな役割を果たしてくれるものです。
今回は、イベント動画の撮影のコツや実際の活用方法について解説していきます。これからイベント動画を撮影したいと考えている企業や、「どのような動画を撮影したらイベントを盛り上げることができるのだろう」と悩んでいる企業にとって参考になる内容です。
ただし、自社でクオリティの高い動画を撮影するのは難易度も高いので、プロの制作会社に依頼するのもおすすめです。最後まで読んで撮影や制作の参考にしてみてください。
イベント動画の撮影時のコツ
クオリティの高いイベント動画の撮影は準備や機材の扱い方がポイントです。自社で撮影する際には、次の6つのコツをおさえて取り掛かりましょう。
・入念に企画と計画を準備する
・長時間の動画に対応できる機材を用意する
・カメラは常に電源に繋いでおく
・カメラの性能にこだわる
・カメラマンを複数人用意する
・会場の下見をしておく
ここで紹介している方法は、テクニックの問題ではなく自社でも参考にできる基本的なことばかりです。きれいで質の良いイベント動画の撮影ができていれば、編集を行った際にもデザインが映えやすくなったり、イベントを見ている人の心を動かしやすくなったりします。
撮影する前に6つのコツについてすべて把握し、何度もやり直すことがないようにすることが重要です。
入念に企画と計画を準備する
スケジュールやイベント動画撮影の企画は時間をかけて入念に行うことです。
動画の撮影はあまり気軽にできるものではありません。カメラマンや機材、撮影場所の確保やそれに伴う費用など関係各所を多く巻き込むプロジェクトになります。そのため「やってみたら違った」ということが起きてしまっては困ります。
どのような素材を撮影すれば動画の制作がスムーズに進められるのか、事前に打ち合わせをしておきましょう。たとえば次のような事柄について決めておくことが必要です。
・機材の有無
・イベント動画の制作予算
・カメラマンの手配(自社もしくは外部)
・撮影スポットの確保
・プロジェクトメンバーの確保
・動画のシナリオ
どのような動画を作るかアイディアを擦り合わせ、プロジェクトメンバーが全員同じイメージを共有できている状態の把握ができます。
長時間の動画に対応できる機材を用意する
2つ目のコツは、撮影が長時間になる場合でも対応できるような機材を用意しておくことです。
イベント動画そのものは5分程度かもしれませんが、撮影は数時間かかることも珍しくありません。
カメラのバッテリー切れやメモリ不足などが発生すると撮影時間が長引いてしまったり、せっかくあたたまった場の雰囲気を壊してしまったりする可能性があります。音声も別撮りできるように機材を準備しておき、全機材のバッテリーは撮影が始まる前にフル充電が必須です。
また長時間の動画撮影を行うときには、あらゆるトラブルに対応できるようサブカメラを用意し、マイクやスマートフォンといった備品、延長ケーブルなどの小物も準備しておくのがおすすめです。撮影が始まる前にチェックリストを作って複数人での確認を心がけましょう。
カメラは常に電源に繋いでおく
3つ目のコツは、電源に繋いだままのカメラを使って撮影することです。
ビデオカメラはカメラワークなどでバッテリーの消費スピードが変わります。撮影中に切れてしまわないよう常にケーブルに繋いで置く必要があります。
ケーブルは有線なのでカメラを固定しない場合は長尺のものを用意しておくと良いです。撮影場所を事前に確認して、コンセントの位置や数を確認しておくことも忘れないでください。常に電源に繋いでおくことで撮り逃しを防ぐことができます。
カメラ設定はオート機能を使用する
撮影の際、カメラはオート機能を使用した設定に変えておくことも忘れないようにしましょう。初心者がきれいに撮影をするためには、カメラの持っている性能をフルに活かした方が効果的です。
ビデオカメラには一般的に「オート」「標準」「人物」「夜景」「風景」「料理」「モノクロ」「連写撮影」などシーンによってモード設定が選べる機能が備わっています。その都度設定を切り替えるのは、操作に慣れていなければスムーズに行うことができません。事前にオート設定にしておくことで自動的に最適な撮影設定に切り替わるため利便性が上がります。
カメラの性能にこだわる
イベント動画は会場のサイズにもよりますが大画面で放映されることが多くなります。そのため、いつも以上に画質の良い動画を作る必要があり、そのためには良い性能のカメラを選ぶことが必要です。
たとえば動画が1秒間に何枚の静止画で構成されているかを表すフレームレートが多ければ動画をスローに再生したときもなめらかになるため、緩急を付けた動画を撮影したい時はチェックしてみましょう。他にもオートフォーカス機能が搭載されていれば「ピンぼけ(ピントがぼやけてしまうこと)」せずに動画の撮影ができたり、手ブレ防止機能がついていたりするカメラもあります。
誰が撮ってもきれいに撮影できるようなカメラを選べば失敗しにくくなるため、クオリティの高い動画を作りやすくなります。
据え置きカメラを用意する
カメラの性能については他にも、据え置き型のカメラを用いることもポイントです。
イベントで流す動画の撮影はもちろん、過去のイベントを記録しておく時にも据え置きカメラは役に立ちます。三脚に設置して録画開始ボタンを押すだけで全体の引きの映像を録画することができます。
イベント動画の作成というよりも、記録用として全体像を残しておく時に非常に便利です。細かな寄りの動画はハンディカメラで撮影するようにし、据え置きタイプのものと使い分けると良いことがおすすめです。
長時間録画に対応したビデオカメラを選ぶ
もしカメラを新しく用意する必要があるなら、長時間録画ができるタイプのビデオカメラを購入を検討が必要です。
ミラーレスカメラやコンパクトデジタルカメラでも撮影はできますが、29分程度になるため、30分以上撮影が可能なビデオカメラを用意してください。ものによっては最高画質で12時間以上撮影できるようなカメラもあります。
作りたいイベント動画の長さにも寄りますが、撮影はその何倍もかかる可能性があります。あらかじめ必要な撮影時間を確認し、保有しているビデオカメラの録画時間が対応しているものかどうかのチェックが大切です。
カメラマンを複数人用意する
5つ目のコツは、カメラマンを複数名用意しておくことです。
据え置きカメラの見張りをしているスタッフと、動きながら撮影するスタッフの2名体制の方が動画の種類を増やすことができ、あとから編集したときの見栄えが良くなります。
動きのある動画は躍動感やスピード感を伝えることができるため、イベントの始まりには多く加えたいテイストです。逆に固定カメラのように全体を映し出す映像はイベント終わりに落ち着いた印象を出すためにはぴったりです。
複数のカメラマンを用意しておけばそうした動画を1度に撮り切ることができ、ビデオカメラの不調で撮れなかったというシーンもカバーしやすくなります。
会場の下見をしておく
6つ目のコツは、事前に撮影会場の下見をしておくことです。
あらかじめ下見をしておくことは非常に重要で、どのような映像を撮るときでも必要になります。イベント動画の撮影の場合、シナリオに沿っていくつかシーンを取り分ける必要があるためシーンごとに動きの確認や機材の配置、スタッフの動き方を現場で打ち合わせしておきましょう。
音声の響き方などもチェックしておくと「思ったより声が小さかった」といったトラブルを防げます。
イベント動画撮影の重要ポイント
イベント動画の撮影には、次の3つの重要なポイントがあります。
・動画撮影の目的や用途を意識して撮影をする
・動画を見る人の視点に立って撮影をする
・広報に用いるものはプロへの依頼も検討する
もし自社でイベント動画を制作しようと考えている場合、撮影テクニックも大切ですが何よりも動画の構成が重要です。多少粗削りな動画であっても、「どのように撮影したら人々の心を動かすだろう?」と考えながら撮影しましょう。
また、イベント動画は大きなスクリーンを通して多くの人に一度に見られる動画です。短く端的に結論を伝え、なおかつ強いインパクトを持たせるためには、自社で作るよりプロの制作会社に依頼する方が、クオリティが上がりおすすめです。
動画撮影の目的や用途を意識して撮影をする
イベント動画の撮影は目的を決めてから企画が進行します。動画1つに対して1つのメッセージを乗せるようにすることが重要です。あれもこれもと目的を詰め込んでしまうと全体像がぼんやりしてしまい、見ている人に何も残らない動画になってしまいます。
目的を決めれば動画のコンセプトも見えてきます。
たとえば「会社の成長」を伝えたいとしたら、過去から現在までの比較が流れてくるようなオープニングだったり、分かりやすい数字を示した動画など具体的な動画の流れを決めやすくなります。他にも「会社の成長」だけを強調するにはどんな表現方法があるか等、1つのメッセージに対してフォーカスすることがクオリティの高いイベント動画を生み出します。
イベント動画を通して見ている人に伝えたいことや、見た後にどうなってほしいかを考えた上で撮影を進行させましょう。
動画を見る人の視点に立って撮影をする
イベント動画は会場で見てくれる視聴者のためにあるものです。主催する側は自社の紹介や功績など伝えたいことがたくさんあるかもしれませんが、押し付けになってしまわないように気をつけましょう。
まずはどのようなターゲットに見せるのかを仮定し、ターゲットの思考に寄り添った動画の制作が重要です。イベントの最初や最後に見て気持ちが盛り上がったり、イベントのゴール設定を実現させたりするようなサポートをするのがイベント動画です。
「なにかを買ってほしい」「企業の良いイメージを強化したい」「会場の一体感を生み出したい」などのゴールに対して集まった人々の興味や好奇心をくすぐるような内容を意識します。オプションとして、ライティングやサウンドといったインパクトを強化させる演出を付け足していけば、視聴者に寄り添ったイベント動画が完成します。
広報に用いるものはプロへの依頼も検討する
イベントの規模に寄りますが、人の心を動かすクオリティの高い動画は、プロの制作会社へ依頼するのが一番です。機材を自社で準備するのは思った以上に大変ですし、シナリオから撮影・編集までをスキルのない企業が行うのは非常に難易度が高いです。
またプロが制作したものと一般の人が制作した動画は、見たらすぐに分かるほどクオリティが異なります。撮影技術や編集の技術はすぐに身に付くものではないため、経験のあるカメラマン・デザイナーに任せる方が結果的に時間も手間も省けます。
ただし、依頼して「丸投げ」するのは良くありません。協力しながら意見を出し合い、プロの技術を借りながら撮影・制作を進めていくようにしましょう。
自社でも各部署からメンバーを集めてプロジェクトを組むのがおすすめです。こまめに打ち合わせをしながらお互いのアイディアを擦り合わせていくと良いです。
イベント動画の制作会社は多数あります。複数の会社に見積もり依頼や問い合わせを行い、打ち合わせの中で相性を確認してみてください。制作会社の実績や得意なジャンル、やり取りのスムーズさといった定性的な部分を比較しながら決めるとより良いイベント動画の完成に近づけることができます。
イベント動画撮影で準備する道具
イベント動画を撮影する前には、次の4つのアイテムを揃えましょう。
・ビデオカメラ
・静止画用のカメラ
・カメラの三脚
・ガンマイク
ほかにも細々とした必要なものはありますが、どれもベースで用意してもらいたいものばかりです。
それぞれのアイテムの選び方や種類について解説していきます。準備する道具の性能があまりにも低いとせっかく良い構成のイベント動画を撮影しようとしてもクオリティが下がってしまいます。
音声が極端に小さかったり、画質が悪かったりすると編集でごまかすことになり、作業にも手間がかかります。今後も同じようにイベント動画の撮影をする可能性がある場合、初期費用はかかりますが良いものを集めておくと良いです。
専用のビデオカメラを使用する
1つ目のアイテムは、イベント動画専用のビデオカメラです。ビデオカメラは一眼レフカメラなどに比べると画質は劣るものの、長時間の撮影に長けており、音声との同時録画も可能です。ハンディカメラであれば軽量なので、片手に持って動きながら撮影しやすくなります。
家庭用のビデオカメラでも十分ですが、もし予算に余裕があるなら業務用ビデオカメラもチェックしてみましょう。業務用ビデオカメラは大きくて明るく映りやすいレンズが使われており、アップだけではなく全体を映すことも得意としています。
それぞれの予算ですが、家庭用なら2万円前後、業務用も安価なものなら10万円前後で購入することができます。
また、業務用カメラの種類によっては、メモリのスロットが2つついている(ダブルスロット)ことが多いため、1つ消費したらもう1つが作動する順次撮影やバックアップ用の同時撮影といった利便性を高める機能がついています。大容量の記録が可能になるため、長時間撮影になりやすいイベント動画の撮影に向いています。
静止画用のカメラも準備する
2つ目のアイテムは、静止画を撮影するためのデジタルカメラや一眼レフカメラです。ミラーレスカメラと呼ばれる、レフボックスのないスタイリッシュなカメラもおすすめです。イベント動画に写真をスライドするような形の動画を差し込む場合、専用のカメラを用意しておくときれいで鮮明な画像を取り入れやすくなります。
ビデオカメラの撮影とは別で、瞬間を切り取ることができるためインパクトの強いサムネイルにしたり、動画では出せない美しい映像を作り出したりすることが可能です。
たとえば一眼レフカメラでは、被写体にだけピントを合わせて、背景をぼかすような独特の写真を撮影することができます。また使用するレンズを取り換えればそれだけで雰囲気の異なる写真を用意することができるため、「広角レンズ」「望遠レンズ」「広角ズームレンズ」「魚眼レンズ」などいくつかセットで購入してみても良いです。
動画の撮影と同時に写真素材を用意することができるため、写真を撮るカメラマンも1名配置させておくようにしましょう。
三脚は必須
3つ目のアイテムは、カメラに使う三脚です。三脚にはカメラを固定して手ブレを防ぐ効果があります。長時間の撮影を手で持ちながら撮影すると、慣れていない方であれば画面がゆらゆらと揺れてしまい、見ている人を不快にする恐れがあります。
全体を撮るシーンなどは三脚を使って高さを固定し、左右の動きのみに留めるときれいな映像を撮りやすくなります。 また、写真を撮影するときにも使えるため、必ず1つ用意しましょう。高さの調節がしっかりでき、安定性の高いタイプのものを選ぶと良いです。
三脚の使用方法ですが、脚が3本ありますので、1本をレンズの向きに設置して使います。スタッフは残りの2本の間に入ってカメラのモニターを確認することができます。必ず平らな場所で使うようにして、ケーブルなどにひっかからないように注意しながら使用してください。
イベント動画撮影には「ガンマイク」が重要
音声を拾うガンマイクも準備すると便利です。ガンマイクは、ふわふわとしたスポンジが雑音をカットする機能をもっており、まるで銃のように細長い形状をしていることから呼び名が付けられているマイクです。方向を変えれば狙った音声を拾いやすくなるため、撮影をしながら音声を拾いたい方向に向けるだけで使えます。
ビデオカメラと合わせて使用するため、カメラのサイズ感に合わせて選ぶと良いでしょう。ビデオカメラが大きいのに小さなガンマイクを選んだり、コンパクトなカメラなのに大きなガンマイクを選んだりするとバランスが悪く、性能を発揮することができません。
音声ボリュームを調整できるタイプのものや、ノイズ除去機能に優れたものなどメーカーによって機能がさまざまなので比較をおすすめします。コンパクトなサイズのものであればだいたい5,000円〜20,000円くらいで購入できます。
全体的な音声を拾うならガンマイク、スポットで音声を拾う場合は人物に装着するピンマイクなども併用するときれいな音声を得やすくなります。
イベント動画の活用法
イベント動画はさまざまな活用方法があります。シーンによって内容や見せ方を変えることで会場の人々を飽きさせることがありません。具体的には次の5つの活用方法があります。
・過去のイベントを振り返る動画
・イベント主催者のメッセージ動画
・オープニングムービー
・アタックムービー
・ティザー動画
撮影・制作する際にはイベント動画の役割を踏まえながらシナリオを組み立てていくことが重要です。イベントの成功を左右する重要なプログラムとなります。詳しい特徴について順番に解説していきますので確認してみてください。
過去のイベントを振り返る動画
同じイベントが数回過去にも開催されている場合、記録として残しておき編集すれば振り返りの動画を制作することができます。
振り返る動画を会場で流すことにより、「過去にも盛り上がったイベントである」ことが具体的にアピールできます。参加者が盛り上がっているシーンや、主催者が話しているシーンなどのシーンがあげられます。
短時間の動画であれば写真をスライドするタイプの動画でも見やすくなります。音楽や歓声をしっかり入れることで臨場感のある雰囲気にまとめることが可能です。
イベント主催者のメッセージ動画
イベントを主催している企業からのメッセージ動画もイベント前半に流すことで会場を盛り上げてくれます。イベントの背景や、参加者への感謝などを直接主催者が述べることでイベントそのものの期待度の向上につながります。
大手企業になればなるほど、社長や役員の話を聞くチャンスは貴重です。イベントという特別な機会だからこそメッセージで伝えることで他社との差別化ができます。たとえばアップル社(Apple, Inc)のスティーブ・ジョブズのようにプレゼンテーションが上手な主催者であれば、より効果的な動画となります。
このイベントはどういった目的なのか、イベントを通して伝えたいメッセージを取り入れた動画制作がおすすめです。
オープニングムービー
オープニングムービーは、イベントの始まりを知らせる最初の動画です。会場の視線を一番集めやすいタイミングとなるため、来場者にもっともインパクトを与えられます。
テクニック的な部分では、カウントダウンを入れたり、会場のライティングを上手に活用して演出を盛り上げたり、音響ボリュームも通常より上げて注目を集めやすくしたりと、創意工夫が必要です。映像には、撮影した素材だけではなくCGのデザインやアニメーションなど編集技術を活かした見栄えの良い動画が可能です。
参加している人を「これから何が始まるのだろう」というワクワクした気持ちにすることができれば良いオープニングムービーといえます。
アタックムービー
アタックムービーとは、イベントの合間や表彰式などに流されることが多い動画です。これまでの展開を変えたり、この後のプログラムに向けて注目を集めたりするために挟まれることが多いです。アタックムービーはオープニングに使われることもあります。
イベントの途中で流されることが多いため、イベント全体のコンセプトと揃えるようにし、イベントが中だるみしないように区切りとなる映像を制作します。プログラムとプログラムを繋ぐ役割も持っているため、文字ベースの動画や表彰式を盛り上げるようなゴージャスな映像が好まれます。
イベント全体の印象を決めるアタックムービーはクオリティの低いものを流すと参加者の士気を下げてしまうため、プロの制作会社に相談し、成功事例を参考にしながら進めましょう。
ティーザー動画
ティーザー動画のティーザー(teaser)とは、「焦らす」という意味の英単語です。ティーザー動画とは全貌をすべて見せず、一部だけ小出しにした動画を制作し、当日までの期待度を上げることを目的とした動画です。
内容には、イベントの概要や開催日など大枠の情報を盛り込み、「何があるんだろう」「おもしろそうなイベントだな」とユーザーに思われる狙いがあります。アニメやドラマの次回予告のようなもので、全てを知るためにはイベントに参加しなければなりません。
ティーザー動画には、過去に開催したイベントの様子を入れるのも効果的です。インパクトのあるキャッチコピーや、情報の一部をちょこちょこと加えた編集をすることでイベントへの誘致が進みます。SNSなどのプラットフォームを活用してティーザー動画を露出させることで集客効果を見込めます。
まとめ
ここまでイベント動画の撮影や制作のポイントや、道具の選び方・イベント動画の活用事例を紹介してきましたがいかがでしたか?
イベントを成功させるためにはクオリティの高いイベント動画は欠かせません。自社でプロのスキルを持っているスタッフがいれば良いのですが、人材も時間も不足している場合、外部の制作会社に依頼しましょう。
とくにプロのカメラマンは、元の素材の何十倍と魅力を引き出しながら撮影してくれます。機材を集める必要もなければ、無理な加工・編集の必要もなくなります。今回の記事を参考に、良い制作会社を探してみましょう。相談や見積もりは無料の会社も多いので、ぜひ気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
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