縦型動画とは?メリットやSNS別の活用法、事例をご紹介

スマートフォンでの動画視聴の主流は縦型動画です。あらためて縦型動画のメリットや事例を知ることで、マーケティングにも効果的に使えるようになるでしょう。
この記事では、SNS広告で縦型動画を活用するために知っておくべきことを解説します。

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2024/12/11(水)13:00~14:00

縦型動画とは

縦型動画とは、スマートフォンで向きを変えることなく縦向きで再生することに特化した動画です。 従来の横向きにしないとフルスクリーンでの視聴ができなかったのに対して、縦型動画は縦向きのままで動画の視聴が可能です。

ユーザーがスマートフォンで見ることを前提に、画面の向きとサイズを合わせて作成されています。

縦型動画が増えている背景

スマートフォンの普及

縦型動画が増えている背景に、スマートフォンの普及が大きく関係しています。

従来の動画は、主にパソコンやテレビで見ることを前提に作られていました。しかし、スマートフォン需要が増えたことで、いつでも動画の視聴ができる時代へと変化しています。この需要に対応するため縦型動画が増えているといえるでしょう。

SNSの利用者の増加

SNSの動画の利用者が増えていることも、縦型動画の需要が高まっている理由の一つです。

スマホユーザーのニーズに応えるために、縦型動画を扱う動画配信サービスが数多く展開されています。また、InstagramやTikTokなどで縦型動画が定着していることも大きく関係しています。企業のマーケティング手法としてSNSの活用はもはや定番といえ、今後も縦型動画の需要はますます伸びていくでしょう。

縦型動画のメリット

縦型動画には、どのようなメリットがあるのでしょうか。縦型動画がトレンドだと知っていても、具体的なメリットがなければ制作に一歩踏み出せないかもしれません。ここでは、縦型動画の持つメリットを3つに絞って説明していきます。

注目度と視認性が高い

縦型動画を活用するメリットの一つが視認性の高さです。

SNSのタイムラインはスマートフォンを縦向きにして使うのが一般的です。縦型動画であればスマートフォンの向きを変える必要がなく、そのままの流れで視聴するでしょう。フルスクリーンで動画を再生することで、視聴者にもインパクトを与えられ、他との差別化にもつながります。

画面サイズが300%アップ

前述のように、一般的な縦仕様のスマートフォンで横型動画を見ようとすると、上下に余白ができて再生画面がかなり小さいサイズとなってしまいます。しかし、縦型動画であれば画面をいっぱいに使用したフルスクリーンで見ることができ、そのサイズはおよそ300%もアップします。

画面サイズは人目を引きつけることに一役買う、重要な要素であることにも注目しましょう。

動画にはさまざまな種類やジャンル、内容のものがあり、画面サイズの大きさにこだわる必要のないものも存在します。音声をメインにした動画であれば、画面の大きさにこだわらなくても良いでしょう。一方、とりわけ鮮明な色彩やインパクトのある表現、細部にまでこだわって作られている動画であれば、画面サイズは大きいに越したことはありません。また、縦でも横でも、それに合う表現方法を選択する必要が出てきます。

動画の具体的なイメージを決める前に「視聴者に何をどう伝えたいのか」を改めて振り返り、縦か横かを決めることがポイントとなります。

完全視聴率が高い

こちらの記事によると、縦型の動画広告は従来の横型の動画広告に比べて、完全視聴率が約9倍も高くなることがわかっています。

総務省の調査によると、日本においては2017年にスマートフォンの世帯普及率がパソコンの世帯普及率を上回っているという結果が出ています。そのため、動画の視聴者も必然的にスマートフォンで視聴している可能性が高いといえるでしょう。

完全視聴率を高くするためには、やはり視聴しやすい環境がないと難しい側面があります。視聴しにくい環境にあれば、よほど内容に興味がある場合などを除いて「見るのに疲れたからこれ以上の視聴はやめよう」と考える人が出てくるのも自然です。

スマートフォンの普及に伴い、動画の視聴環境は大きく変わりました。縦型動画の導入を考えることは、ビジネスにとってはもはや必要不可欠といえるでしょう。

SNS別・縦型動画の活用法

TikTok

10~20代を中心に大人気のTikTokは、縦型動画に特化したSNSの代表例として挙げられます。 投稿される動画のほとんどが縦型であり、上下にスワイプすることで次の動画が表示。動画間で流れるインフィード広告も縦型動画となっており、縦向きに特化した動画SNSと言えるでしょう。

Instagram

Instagramの「ストーリーズ」は、国内ユーザーの約70%が利用し、1日700万件が投稿されています。投稿から24時間でコンテンツが消えるという手軽さが人気の理由です。 他にも、短編動画投稿機能のリールや長い動画を無期限で投稿できるIGTVなど、縦型動画が利用できる機能が満載

若い世代に向けた動画コンテンツの相性が良いため、幅広い縦型動画の活用が期待できるでしょう。

facebook

Facebookのストーリーズは、Instagramの機能とほぼ同じの動画配信コンテンツです。Facebook広告に代わる広告エリアとして、ユーザー数は急激に増加中です。 Facebookストーリーズの利用数はMessengerやWhatsAppを含めると5億人の巨大マーケット。

年齢層が高めのユーザーをターゲットにするなら、Facebookでの縦長動画を活用すると良いでしょう。

Twitter

Twitterはタイムラインを流し読みしながら上下にスクロールするユーザーがほとんどです。縦型動画なら目に留まった動画をそのまま視聴できるため、視認率の向上にもつながります。 また、タイムラインで表示されるサムネイル画像に縦型の画像の表示されるようになっています。将来的に動画でも縦型表示が適用される可能性があるのではないでしょうか。

縦型動画の事例紹介

縦型動画にメリットが多いことがわかった今、具体的な事例も見て参考にしていきましょう。今回は、動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作事例を紹介します。縦型動画の有効的な使い方や効果的な内容など、参考にできる部分が多くあるはずです。

「ビズリーチ・キャンパス」アプリ内掲載用動画

出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺15~30秒
費用レンジ50~99万円

大学別にOB・OG訪問をネットワークでつなげるアプリ「ビズリーチ・キャンパス」の掲載用動画です。
スマートフォン普及率が高い若い世代をターゲットにした動画であり、アプリ内掲載用動画のため、スマートフォンでの視聴を前提としています。そのため、縦長での見やすさを重視した映像構成となっています。

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サービス紹介動画「ミュゼホワイトニング」


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺15~30秒
費用レンジ50~99万円

「ミュゼホワイトニング」のサービス紹介動画です。ブランディング動画としての活用も想定し、制作されています。15秒という短い尺の中でコンパクトに魅力を伝えられる動画になっています。スマートフォンから視聴することで、画面いっぱいに広がるアニメーションが大きなインパクトを与えられるでしょう。

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広告用動画「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺~15秒
費用レンジ~49万円

ネットショップ制作サービス「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」の広告用動画です。Instagramの販売連携が簡単にできるという機能を実際の操作ステップを見せながら紹介しています。実際にスマートフォンで使用する時の操作方法をわかりやすく見せられるのも縦型動画の強みです。

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縦型動画のメリットをマーケティングにも活かそう

特にスマートフォン向けの動画であれば、縦型のメリットを生かした作品を制作することが成功へのポイントです。縦型であれば横型動画よりも、場合によっては高い視覚効果や訴求力が期待できるでしょう。ただし、縦型動画は通常の横型動画とは注意すべきポイントも違ってくるので、制作の際には注意が必要です。

縦型動画制作に不慣れな場合や、イメージはあるのに何だかしっくりこないという場合などは、縦型動画の実績が豊富な制作会社に依頼するのもおすすめの方法です。先ほどの実例動画を制作した動画制作サービスのCrevo(クレボ)でも、スマートフォンでの視聴を前提とした動画の制作が可能です。

時代のニーズに合った動画を作成してマーケティングへ活かすためにも、ぜひ一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

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執筆者

VIDEO SQUARE編集部
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