ブランド担当者必読!動画を最後まで見てもらうための3つのコツ
更新日2024年06月14日
公開日2019年08月15日
YouTubeやFacebook、TwitterなどのSNSはじめ、動画広告に対応できる媒体も増えてきましたが、どうしても尺内に収めることを意識し過ぎた動画を作っていませんか?
視聴者に動画を見つけてもらうためのTipsは多くありますが、やはりブランドのことや会社のことは最初の5秒だけでは伝わりきりません。特にブランドメッセージやコンセプトを伝えるための動画は、しっかりと最後まで見てもらうことで本来の目的が達成されるはず。
今回は完全視聴してもらうための工夫にフォーカスして、事例をもとに紹介していきます。
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重要なのは完全視聴のための「3S」
動画に引き込むポイントを、3つの「S」としてまとめてみました。
・Story:わかりやすい物語性
・Smooth:心地よい演出構成
・Surprise:意外性
ここからは、順番に3つの「S」をそれぞれ解説していきます。
Story:わかりやすい物語性
映画やドラマそして小説など、お決まりの展開があります。次の展開がなんとなく読めるからこそ理解ができるのが物語の良さです。
「Retirement is about exploring your wide open future.(引退とは、広く開けた未来への旅の始まりだ)」
出典:BMW
世界的自動車メーカーのBMW社から、同国のライバルであるメルセデス・ベンツなどを扱うダイムラー社CEO退任に伴って公開されたブランドムービー。競合へのリスペクトという切り口でブランディングを図っていて、見ていても気持ちいい内容です。映像の構成も言語がわからなくても、ストーリーは明快です。シニカルなエンディングも車好きにはたまらない見せ方ではないでしょうか。
Smooth:心地よい演出構成
ヒトは、見ていて疲れない動画を求めている。
「Laundry OUT」紹介動画
出典:Laundry OUT
サービスコンセプト動画で、コマ撮りのアニメーション動画ですね。長尺ではないですが、BGMと刺繍の動きで淡々と展開されていきます。デザインや配色、動きの細かさなどに気をつかっていますね。アニメーションでは、画面の切り替えのタイミングや動きの大きさも視聴のしやすさに関係します。
動きが激しいとアニメーションは疲れやすい表現のひとつなので、いかに滑らかに動いているように見せるかがカギとなります。
Story:意外性
ヒトはいい意味の裏切りを求めている。
「結婚できないひと」
結婚という誰もが考えるテーマ。冒頭は視聴者に「?」を投げかけるフレーズから始まります。そこから視聴者はその答えを考えながら映像を追いかけていきます。そして、予想外の結末を迎えます。おそらく半数くらいの視聴者は自分の思い描いた答えとは違う結末だったのではないでしょうか。
最近は商品の訴求やインサイトをとらえることと同じくらい、社会的なテーマにもスポットを当てることも企業ブランディングにおいて重要視されており、ブランディングを図る広告や施策でも増えている印象があります。
おわりに
今回は動画に引き込む3つの「S」ということで、
・Story:わかりやすい物語性
・Smooth:心地よい演出構成
・Surprise:意外性
にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
配信方式やプランによって、動画を見てもらうキッカケから完全視聴してもらうまで、多様な企画ができると思います。
目に止めてもらう動画から、動画だからこそ伝えられるメッセージを作り込むというステージへトライする時にぜひ参考にしてみてください。また、普段見ている動画以外のコンテンツにも、ヒントが多く隠されているかもしれません。
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<筆者プロフィール>
工藤 駿
あだ名:くどしゅん
出身:青森県
好きな食べ物:納豆
一言:最近、サルサはじめました
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