【2021年版】YouTube動画広告のメリットや種類を徹底解説!それぞれの広告の特徴は?
公開日2021年07月01日
更新日2023年06月30日
この記事では、YouTube広告の料金の仕組みや種類、目安となる広告料について詳しく解説します。
YouTubeは、世界中で月間20億人以上、国内でも月間6,500万人以上の幅広い世代に視聴されています。YouTube広告も成長著しく、多くの企業がYouTube広告に参入しています。
しかし、自社でもそろそろYouTube広告に参入したいけれど、「種類が多くどれを選んだらいいのかわからない」「広告出稿費が高いのではないか」など、心配している担当者の方もいるのではないでしょうか。自社にとって最適な選択の一助になるよう、ぜひ参考にしてください。
YouTube広告の料金の仕組み
多くのYouTube広告は、「視聴」に対して課金される(動画の再生時間や再生回数に対して)インプレッション型です。
リスティング広告とは異なり、規定の再生時間や再生回数に達しなければ課金はされません。業界や広告の内容などによっても異なりますが、基本的な料金相場は3~20円と言われています。
また、YouTube広告では予算設定が可能であり、低予算からでも広告を出稿することができます。
YouTube公式によると、大半の企業が1日の予算を1,000円に設定しており、大きな予算はかけていません。
動画広告は成長が著しく、中でもYouTube広告収入は2021年度で200億ドル(約2兆2,000億円)に達する勢いです。さらに、5G普及に伴ってさらに飛躍していく可能性も考えられます。
そのため、今のうちに低予算から、YouTube広告に参入しておくことをおすすめします。
YouTube広告の種類と広告料
ここからは、動画フォーマットごとの広告料について説明していきます。
YouTubeの企業向け広告は、主に次の5種類です。それぞれの特徴や広告料を知って、適宜使い分けていきましょう。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
バンパー広告 | 表示回数が1000回に達すると課金 | 動画再生中に流れる 最長で6秒 スキップが不可能 |
TrueViewインストリーム広告 |
30秒以上再生、もしくは動画クリックで課金 |
動画再生中に流れる 再生開始5秒でスキップできる |
TrueViewディスカバリー広告 | 動画クリックで課金 |
検索画面や関連動画として 表示される |
アウトストリーム広告 | 表示回数が1000回に達すると課金 |
モバイル専用の広告 YouTube以外でも流せる |
マストヘッド広告 | 日数ごと、もしくはインプレッション単価で課金 |
YouTubeホーム画面に大きく、長く表示される |
①バンパー広告
バンパー広告は、視聴者が見ている動画の始まりか途中に表示される「最長で6秒間と短い」「スキップが不可能な広告」です。
インプレッション課金制で、表示回数が1,000回に達すると課金される仕組みです。広告料は、取り扱う広告ジャンルによって入札単価が異なるため、一概には言えません。まずは、低額のもので費用対効果の分析を行ってから、予算追加していくことをおすすめします。
パンパ―広告の利用に向いているのは、主にブランドや商品の認知度アップです。スキップできないため、広告が流れている間は視聴者の視点を独占しやすく、アピールポイントを効率よく織り込むことで、記憶にも残しやすくなります。
また、6秒は決して長すぎない尺となるため、視聴者がストレスを感じる前に広告を終了できる可能性が高いこともメリットです。
「6秒でいかにブランドや商品のオリジナリティを訴求できるか」がポイントとなるため、制作サイドの腕の見せどころと言えるでしょう。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
バンパー広告 | 表示回数が1000回に達すると課金 | 動画再生中に流れる 最長で6秒 スキップが不可能 |
②TrueViewインストリーム広告
バンパー広告と同様に、動画の始まりか途中で表示されるのが特徴です。
パンパ―広告との違いは、「再生開始5秒で視聴者が広告をスキップできること」です。料金の目安は、2~30円となっています。動画広告が30秒以上再生されたり、30秒以内であっても動画をクリックされたりした場合に料金が発生します。
TrueViewインストリーム広告のメリットは、「少なくとも5秒間ターゲット顧客に視聴してもらうことができる」「5秒だけであれば課金されない」といった点です。
つまり、5秒間という短い尺をうまく使って視聴者に強い印象を残せれば、費用をかけずに広く宣伝することができます。
そのため、販売促進や見込み客の獲得などに向いている広告と言えるでしょう。繰り返し表示されるうちに興味を持ち、そのうちスキップせずに見てくれるようになる可能性も考えられます。
インストリーム広告には、もう一つ「15秒以下でのスキップを不可とする」というものもありますが、こちらはインプレッション数で料金が発生するのが特徴です。
長めの尺は、ブランド認知に効果的ですが15秒もの間スキップできないことで逆に好感度を下げてしまう恐れもあります。つまり、ターゲット設定が成功の可否を左右すると言えるでしょう。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
TrueViewインストリーム広告 | 30秒以上再生、もしくは動画クリックで課金 | 動画再生中に流れる 再生開始5秒でスキップできる |
③TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告には、前述の2つの広告と大きく異なる点が一つあります。それは、動画の再生中に流れるのではなく「YouTubeの検索画面や関連動画として表示される」という点です。
ユーザーが動画コンテンツを探している場面で、検索画面や関連動画として動画タイトルとサムネイルが表示され、クリックすると動画が再生されます。仕組みとしてはバナー広告に似ており、クリック課金制で料金目安は3~20円ほどです。
TrueViewディスカバリー広告の最大の特徴は、受動的に視聴させるのではなく、「ユーザー自身の行動を促す広告」ということです。関連動画の一つとして表示されるため、クリックされる可能性が高まります。
さらに、クリックするのはある程度内容に関心を持っている人に限られるため、結果的にコンバージョン率が高くなりやすいことがメリットです。見込み客をターゲットに、商品やブランドの比較検討や購買につなげたいときに有用なフォーマットだと言えるでしょう。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
TrueViewディスカバリー広告 | 動画クリックで課金 | 検索画面や関連動画として 表示される |
④アウトストリーム広告
モバイル専用の広告です。スマホのサイズに特化しており、YouTube以外の外部のサイトやアプリ、SNSのフィードで流すことができます。
パンパ―広告と同様、表示回数が1,000回を超えると料金が発生するインプレッション課金制です。
ただし、アウトストリーム広告については、画面を占める広告の割合が50%以上かつ動画再生時間が2秒を超えると課金される仕組みです。ほかの広告と比べて課金料金が発生しやすいため、まずは少額の入札から始めて、使い勝手を確かめてみるといいでしょう。
アウトストリーム広告の一番の魅力は、YouTube以外の動画サイトユーザーに動画広告のリーチを拡大できることです。ブランドの認知度アップに有効となるため、SNSで拡散されやすいこともメリットと言えるでしょう。
ただし、前述の通りYouTube内では流れずパソコンでも表示はされません。余った広告費を有効活用したいときや、ターゲット顧客とスマホとの親和性が高い場合などにおすすめのフォーマットです。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
アウトストリーム広告 | 表示回数が1000回に達すると課金 | モバイル専用の広告 YouTube以外でも流せる |
⑤マストヘッド広告
YouTubeホーム画面の最上部に大きく、長く表示されるもので、YouTubeで最も目立つ広告です。
音声はミュート可能ですが、最大30秒も自動再生されるため、絶大な訴求効果が期待できます。さらに、パソコンやスマートフォンなど、どのデバイスからも視聴可能です。
例えば、「新しい商品やサービスを大々的に宣伝したい」「短期間で大規模なターゲットにリーチしたい」といったときに最適でしょう。
マストヘッド広告は、予約ベースでのみ利用ができます。料金体系は、CPD方式(日数ベースでカウントして課金)とCPM方式(1,000インプレッションごとの課金)から選択可能です。
動画広告の内容や、出稿時期によっても異なりますが、ほかの方法と比べて出稿費用は高額となっており、1日で数百万の費用が発生するケースもあります。
また、マストヘッド広告では、動画の制作費も比較的高額となりやすくなります。
YouTubeのホーム画面に表示される動画ともなると、視聴者からの期待値は上がります。さらに、マストヘッド広告の注目動画は、テレビ向け YouTube アプリのホーム画面でも自動再生されるため、高解像度動画であることはもちろん、企画や構成などもしっかりと練り上げることが必要です。
広告の種類 | 費用 | 詳細 |
マストヘッド広告 | 日数ごと、もしくはインプレッション単価で課金 | YouTubeホーム画面に大きく、長く表示される |
YouTube広告は低予算から出稿できる
YouTubeの動画広告の料金体系は、広告フォーマットの種別によって異なります。
5種類の広告の中から、企業の目的や予算に合わせた形式を選ぶことができ、低予算からでも出稿が可能です。
出稿のコストを抑えられる分、「動画の質にこだわってみる」という考え方もできるでしょう。
動画編集ツールの普及により、従来よりも動画制作のハードルは下がっていますが、数秒で興味を喚起させる構成やターゲット設定にはコツが必要です。自社での制作に不安がある場合は、動画制作サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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