YouTube広告の費用は?料金の相場や仕組み、費用対効果の高めるポイントをご紹介
公開日2021年12月10日
更新日2022年11月11日
YouTube広告の料金の仕組みや種類、目安となる広告料について詳しく解説します。YouTubeには大きく分けて5種類の広告があり、それぞれの費用や活用のメリットが異なります。広告費用や特徴を理解し、自社に合った広告を選びましょう。
YouTube広告の費用の仕組みとは
まず、YouTube広告の課金は、「視聴」に対して(動画の再生時間や再生回数に対して)行われる仕組みです。
リスティング広告とは異なり、規定の再生時間や再生回数に達しなければ課金はされません。業界や広告の内容などによっても異なりますが、基本的な料金相場は1再生あたり3~20円と言われています。
YouTube広告では、予算設定が可能です。YouTubeの公式によると、大半の企業が1日の予算を1,000円に設定しており、大きな予算はかけていません。
YouTube広告は、国内だけで月間6,500万人以上のユーザーに視聴される可能性がある広告効果の高い媒体です。今のうちに低予算から、YouTubeに動画広告参入しておくことをおすすめします。
YouTube広告の種類と費用
ここからは、動画フォーマットごとの広告料について説明していきます。YouTubeの企業向け広告は、主に次の5種類です。それぞれの特徴や広告料を知って、適宜使い分けていきましょう。
①バンパー広告
「最長で6秒間と短い」「スキップが不可能な広告」です。バンパー広告は、視聴者が見ている動画の始まりか途中に表示されます。インプレッション課金制で、表示回数が1,000回に達すると課金される仕組みです。
広告料は、取り扱う広告ジャンルによって入札単価が異なるため、一概には言えません。まずは、低額のもので費用対効果の分析を行ってから、予算追加していくことをおすすめします。
パンパー広告の利用に向いているのは、主にブランドや商品の認知度アップです。スキップできないため、広告が流れている間は視聴者の視点を独占しやすく、アピールポイントを効率よく織り込むことで、記憶にも残しやすくなります。
②TrueViewインストリーム広告
TrueViewインストリーム広告は、バンパー広告と同様に動画の始まりか途中で表示されるのが特徴です。
パンパー広告との違いは、「再生開始5秒で視聴者が広告をスキップできること」。動画広告が30秒以上再生されたり、30秒以内であっても動画をクリックされたりした場合に料金が発生します。料金の目安は、2~25円です。
TrueViewインストリーム広告のメリットは、「少なくとも5秒間ターゲット顧客に視聴してもらうことができる」「5秒だけであれば課金されない」といった点です。
つまり、5秒間という短い尺をうまく使って視聴者に強い印象を残せれば、費用をかけずに広く宣伝することができます。そのため、販売促進や見込み客の獲得などに向いている広告と言えるでしょう。
インストリーム広告には、もう一つ「15秒以下でのスキップを不可とする」というものもありますが、こちらはインプレッション数で料金が発生するのが特徴です。
③TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告は、動画ではなく「YouTubeの検索画面や関連動画として表示される」広告です。ユーザーが動画コンテンツを探している場面で、動画タイトルとサムネイルが表示され、クリックすると動画が再生されます。
バナー広告と似たクリック課金制で、料金目安は3~20円ほどです。
TrueViewディスカバリー広告の最大の特徴は、受動的に視聴させるのではなく、「ユーザー自身の行動を促す広告」ということです。関連動画の一つとして表示されるため、クリックされる可能性が高まります。
見込み客をターゲットに、商品やブランドの比較検討や購買につなげたいときに有用なフォーマットだと言えるでしょう。
④アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、モバイル専用の広告です。スマホのサイズに特化しており、YouTube以外の外部のサイトやアプリ、SNSのフィードで流すことができます。パンパ―広告と同様インプレッション課金制で、表示回数が1,000回を超えると料金が発生します。
ただし、アウトストリーム広告については、その際の画面を占める広告の割合が50%以上かつ動画再生時間が2秒を超えると課金される仕組みです。まずは少額の入札から始めて、使い勝手を確かめてみるといいでしょう。
アウトストリーム広告は、YouTube以外のSNSユーザー等にもリーチを拡大でき、拡散されやすい点がメリットです。ブランドの認知拡大に効果的と言えるでしょう。余った広告費を有効活用したいときや、ターゲット顧客とスマホとの親和性が高い場合などに検討すべきフォーマットです。
⑤マストヘッド広告
マストヘッド広告は、YouTubeホーム画面の最上部に大きく長く表示されるもので、YouTubeで最も目立つ広告です。その分、出稿費用は高額となっており、1日で数百万の費用が発生するケースもあります。
音声はミュート可能ですが、最大30秒自動再生されるため、絶大な訴求効果が期待できます。さらに、パソコンやスマートフォンなど、どのデバイスからも視聴可能です。「新しい商品やサービスを大々的に宣伝したい」「短期間で大規模なターゲットにリーチしたい」といったときに最適と言えます。
マストヘッド広告の料金体系はCPD方式(日数ベースでカウントして課金)とCPM方式(1,000インプレッションごとの課金)から選択可能で、予約ベースでのみ利用可能です。
YouTube広告の費用相場
広告の種類 | 費用相場 | 料金発生の条件 |
バンパー広告 | ジャンルにより異なる | 表示回数1,000回時点 |
Trueviewインストリーム広告 | 2~25円ほど | 30秒以上再生もしくはクリック |
Trueviewディスカバリー広告 | 3~20円ほど/1クリック | 動画再生ごと |
アウトストリーム広告 | 10〜500円 | 表示回数1,000回時点 |
マストヘッド広告 | 1日数百万になる場合も | 日数別もしくは表示回数1000回ごと |
5種類のYouTube広告の料金発生の条件と費用相場は上記の表の通りです。料金や条件はそれぞれ異なっているため、自社で打ち出したい広告の内容と予算に合わせて活用すると良いでしょう。
YouTube広告は低予算から出稿できる
YouTube広告は、種類が多いため、企業の目的や予算に合わせた形式で低予算からでも出稿が可能です。出稿のコストを抑えられる分、「動画の質にこだわってみる」という考え方もできるでしょう。
動画編集ツールの普及により、従来よりも動画制作のハードルは下がっていますが、数秒で興味を喚起させる構成やターゲット設定にはコツが必要です。自社での制作に不安な場合は、動画制作サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
<関連サービス>Crevo(クレボ)のYouTube広告・ウェブCM動画制作・映像制作実績
YouTube広告で費用対効果を高めるポイント
YouTube広告は低予算で始められるとは言え、手間暇をかけるならできる限り効果を高めたいところ。ただ動画を出稿するだけでは、広告費用を効率的に使えないでしょう。ここでは、YouTube広告で費用対効果をアップさせる4つのポイントを紹介します。
ターゲットを明確にする
まず、どのような人に対して自社の商品やサービスをPRしたいのか、動画広告のターゲットを明確にしましょう。
YouTube広告はGoogle広告で管理するため、細かなターゲティング設定が可能です。年齢や性別、子どもの有無、居住地など、Googleが蓄積するユーザーデータを広告配信に活用できます。これらを詳細に設定することで、広告を見せたいターゲット層へのリーチにつながるため、より費用対効果が高まります。
目的に合った広告を選択する
次に、どのフォーマットで広告を配信するのかを決定します。同じYouTubeのプラットフォーム内で配信されるとは言っても、それぞれに表示場所や再生時間が異なります。YouTube広告を活用する際にはフォーマットに合った選択をしなければなりません。
たとえば、ブランド認知度が目的ならバンパー広告やインストリーム広告が向いていますが、短期間での効果を望むならマストヘッド広告が有効でしょう。目的に合わせて広告を選択することが費用体効果を高めるポイントです。
分析ツールで効果測定を行う
YouTube広告の費用対効果を高めるためには、分析ツールを使った効果測定も欠かせません。
設定したターゲティングは正しいのか、広告を配信するタイミングは問題ないのかなど、分析ツールを上手く活用することで、より効果的な戦略を立てられるでしょう。広告の効果を客観的に見るために、「YouTubeアナリティクス」だけでなく、「Googleアナリティクス」の活用がおすすめです。基本的にどちらのツールも無料で使えます。
高いクオリティの動画を用意する
YouTube広告で費用対効果をアップさせるには、高いクオリティの動画を用意することが大前提です。
動画クリエイティブの質が低いと、スキップされやすいうえに、企業に対してマイナスイメージを持たれてしまうことも。どれだけきちんとしたターゲティングを行っても、品質が低ければユーザーは反応してくれません。自社での制作に不安があったり、思うように広告運用ができていなかったりする場合は、動画制作の専門業者に依頼することをおすすめします。
CrevoでYouTube広告動画を制作するメリット
最初の5秒でインパクトを残す
YouTube動画広告(TrueView動画広告)は最初の5秒が経過すると視聴者側で広告スキップができるため、この5秒でいかに続きを見たいと思わせ、離脱されずに最後まで視聴されるかが重要となります。
また、6秒のバンパー広告では短い尺の中でいかに印象を残せるかが重要となります。Crevoでは、YouTubeの媒体特性を考慮したうえで、動画の企画段階からサポートに入り、YouTube動画広告として最適なシナリオをご提案します。
動画のイメージに合ったナレーターをご提案
最初の5秒で続きを見たいと視聴者に思わせるためには「音(ナレーション・BGM・SE)」も重要です。YouTubeのユーザーは動画の視聴を前提としているため、YouTube動画広告(TrueView動画広告)はテレビCMと同様に耳に訴えることがポイントです。
Crevoでは、ナレーターのオーディションも行っており、原稿を読み上げている複数のナレーターをご提案することもできます。ナレーションの声で動画の印象も大きく左右されるため、動画のイメージや世界観に合ったナレーションを採用し動画を制作することが可能です。
制作用途に合わせた、最適な見せ方へのこだわり
「特定のターゲット層に刺さるバズ動画を作りたい」「販促キャンペーンを幅広い層に向けて告知したい」「新商品の認知拡大したい」など、YouTube動画広告(TrueView広告)の制作理由は様々です。
YouTubeは、世界最大の動画配信プラットフォームであり、細かな配信先のターゲティングもできるため、動画広告がはじめての方の配信媒体としておすすめです。Crevoでは、国内外のクリエイターネットワークを生かした用途に合わせた最適な見せ方にこだわった、動画・映像を制作いたします。
Crevoでの予算別YouTube広告・ウェブ広告制作事例
以下からは、動画制作会社Crevoで制作したYouTube広告・ウェブ広告動画事例をご紹介します。
Crevoでの制作事例:ブランディング動画 タクシー配車アプリ「DiDi(ディディ)」昔話篇
出典:Crevo制作実績
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 30~60秒 |
費用レンジ | 100~299万 |
Crevoの強みであるアニメーションを活かしながらDiDiのイラストトンマナを踏襲しています。 シンデレラやウサギと亀など昔話のキャラクターがDiDiを使うユーモアあるストーリーです。
<関連サービス>100万円から299万円の動画制作・映像制作
Crevoでの制作事例:プロモーション動画 スマホゲーム「荒野行動」(女子高生編)
出典:Crevo制作実績
動画の種類 | 実写動画 |
長さ・尺 | ~15秒 |
費用レンジ | 300万~ |
15秒という短い尺の中に「荒野行動」の面白さが詰め込まれています。テロップを入れることで音が無くても臨場感が伝わります。ゲームユーザーとの親和性を考慮し、女子高生を主人公としている点もポイントです。
Crevoでの制作事例:YouTube広告用動画 JX金属株式会社「カッパーくん」
出典:Crevo制作実績
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 〜15秒 |
費用レンジ | 100~299万 |
JX金属のイメージキャラクターカッパーくんを3Dで表現し、バンパー動画の6秒という短い尺でインパクトのある動画に仕上げました。
<関連サービス>100万円から299万円の動画制作・映像制作
動画制作・映像制作でお悩みならCrevo
VIDEO SQUAREを運営する動画制作会社Crevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約10,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
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