「16秒〜30秒の広告が最もCTRが高い」 モバイル動画広告の長さがCTRと視聴完遂率に与える影響


メディア視聴行動分析サービスを提供する「ニールセン」の調査によると、2013年度の1年間でPCからのインターネット利用者数が6%減少したのに比べて、スマートフォンからのインターネット利用者数は38%増加しております。

ユーザーのモバイル利用率増加に伴い、アメリカでは2013年から2014年の一年間で市場規模が2倍に成長しました。また、国内においては、400万人が利用するニュースアプリ「スマートニュース」で2014年7月に試験的に動画広告が導入されるなど、動画広告市場においてモバイルの存在感が徐々に大きくなってきています。

そうしたモバイル動画広告市場が盛り上がりを見せる中で、モバイルを通してマーケティングに変革を促す非営利団体「モバイル・マーケティングアソシエーション」が、モバイル動画広告においてスキップできる広告と、スキップできない広告の長さが視聴完遂率CTR(クリック率)にどのような影響を与えるのかについて調査結果を発表しましたので、紹介していきます。

モバイル動画広告の長さが各指標に与える影響とは動画広告の長さが視聴完遂率に与える影響について

Ad Length的にユーザーは、視聴時間の長い動画広告は見たがらず、短い動画広告のほうが最後まで見てくれる可能性が高いと考えられています。しかし、調査結果によると、動画広告は動画の時間が長くなればなるほど、視聴完遂率が高くなることがわかりました。

「15秒以下」「16秒〜30秒」「31秒以上」の動画広告において、スキップできないモバイル動画広告の視聴完遂率が軒並み90%以上に比べて、スキップできるモバイル動画広告は9%〜14%の推移となっています。

動画広告の長さがCTRに与える影響について

Ad Length(CTR, Phone/Tablet)

CTRという指標において動画広告の長さは、視聴完遂率よりも際立った影響をユーザーに与えます。調査結果からは15秒以下のモバイル動画広告から30秒までのモバイル動画広告では、わずかにCTRが上昇しますが、30秒以上のカテゴリーになると急速に減少しました。

このことから、ユーザーにとって一番クリックしやすい動画の長さは16秒〜30秒までの動画広告であることが分かります。

モバイル広告で視聴される大半がiOSのアプリ内559 Million Ad Impressions広告において、ブラウザ上に表示される広告は9%しか見られていないのに対して、アプリ内に表示される広告は75%以上も見られています。調査結果に基づく仮説では、ユーザーはクリックした際に表示される広告内容には興味がないのですが、iOS内で表示され、見ることできる広告には興味があるということが言えるのではないでしょうか。

このことから、モバイル上においてユーザーは、SafariやChromeといったブラウザで情報を得られる広告をクリックしたくはないと想像できます。

まとめ

モバイル上で動画広告を展開する場合、スキップできる動画広告に比べて、スキップできない動画広告は長くなればなるほど視聴完遂率が高まります。このことから、商品やサービスを丁寧にプロモーションしたりブランディングしたい企業にとっては、モバイルでの動画広告は非常に相性が良いのではないでしょうか。

また、モバイル動画広告において、CTRが一番高い動画の秒数は16秒〜30秒までとなっており、その広告の多くが、ブラウザ上ではなく、アプリ内での広告となっています。

※調査方法について
ImServiceを使用しPre-Meditated Mideaのデータ統合とGerard Broussardからの分析を行いました。これらの分析は5億5900万ものモバイル広告のインプレッション表示を含んでおり、その多くはアプリ内に含まれています(75%)。

その内、53パーセントは携帯で、32%はタブレットで、iOSは全広告の80%以上を占めており、Androidは18%となっています。また、スキップできない広告は68%と大部分を占めています。これらのデータは2013年3月に入手されたものとなっています。

(編集:サムライト)

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