企業では新卒採用をより効果的に進めていくために、ネットを活用した採用活動を積極的に行っています。パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットを利用することを想定したコンテンツとして使い勝手が良い動画は、多くの企業で採用されています。しかし、就活生に向けて自社を紹介する内容は、差別化が難しいという悩みを抱えている採用担当者も多いのではないでしょうか。採用活動に効果的な動画にするためには、おもしろさやオリジナリティが重要です。では、どのように制作をすればよいのでしょうか。この記事では、新卒採用動画制作のポイントや面白い採用動画の事例を紹介します。
中堅・中小企業の採用担当者向け
【採用力アップ】魅力的な求人と動画で若手人材を惹きつける方法
日時
2024/11/2812:00-13:00
新卒採用動画のパターン
新卒採用動画では、紹介する内容が同じような見せ方になってしまいがちです。ストーリーの展開に若干の差はあるものの、そのパターンは就活生から見ると同じに見え、どの企業も大差ないように感じてしまいがちです。どのような表現でアピールすれば就活生に強く印象づけられるのでしょうか。
企業アピール
新卒採用動画では、まず企業自体を説明します。淡々と企業の概要や業務内容を話すのではなく、その企業らしさが出るようなアピール手法をとるようにします。そのためには、いくつかのポイントがあります。
ひとつ目は、動画であることを最大限に生かし、音と映像を組み合わせたプロモーションビデオのような動画で企業を紹介するという手法です。動画全体の印象はそのままその企業の印象になりますので、しっかりと個性が出てアピールするポイントが明確になるようなシナリオにします。
採用担当者は、就活生にとって企業の顔になりますので、動画では企業のナビゲーターとして募集概要や企業について説明をします。動画であることを活かす手法としてアニメーションがあります。会社の成長性や業務内容をアニメなどで説明することで学生にとってなじみのない領域も理解を深めることができます。どのような人たちが働いているのかも就活生にとっては気になるところですので、多くの社員が登場して、それぞれの仕事の内容を説明するという形をとるのも効果的です。
社員インタビュー
社員インタビューでは、より現場に近い声を就活生に届けることができます。実際に企業で働いている社員が、自分の仕事のどこにやりがいや魅力を感じているのかを聞くことができますし、働いているシーンを映像化すると、仕事の内容だけでなく、職場の雰囲気をリアルに伝えることができます。いろいろな部署のいろいろなタイプの社員に多く登場してもらうことで、どのような社員が働いているかを知ってもらうことも可能です。現場をより身近に感じてもらうことは、就活生に好印象を与えることができます。
職場環境の紹介
新卒採用動画では、職場環境を紹介するシーンが多く見られます。実際に社員が働いている姿をドキュメンタリー風に紹介することで、視聴者は、自分が入社したときにどのような働き方や環境になるのかを明確に想像することができるようになります。また、会議やミーティングの様子は現場の臨場感を伝えることができます。仕事をしている場面だけでなく、休憩時間やイベントの様子など社内の風景を伝えることで職場環境がどのように自分にかかわってくるかも体感でき、より効果的な動画になります。
新卒採用動画制作のポイント
就活生に向けた採用動画を制作するときには、いくつかのポイントを押さえて、より効果的でインパクトの強いものにすることが大切です。着目したポイントによっては動画が採用の流れを進める手助けとなります。では、どこに着目して制作を進めていけばよいのでしょうか。
採用したい人材を明確にする
就活生採用の場合は、応募数を増やすことが目的になり、実際に欲しい人材が応募してくれないということも少なくありません。この原因のひとつは、採用したい人物像を明確にしていないことにあります。効果的な新卒採用動画を制作するときには、どのような人材に応募してほしいのかをまずは明確にして、その人に向けたメッセージを発信することが重要です。
一方で、応募数が少なければ、その中で良い人材を絞りこむこともできません。新卒採用動画でインパクトのあるメッセージを出し、応募数を増やすことも重要です。応募数を増やすことを目的した場合と、人材を絞りこんで応募してもらいたいという目的の場合とでは動画の内容が違ってきますので、採用動画の目的を明確にすることも重要になります。
裏側を見せる
動画の視聴者となる学生は、どのような動画であれば興味をもつのでしょうか。もちろん、かっこよくてセンスがよくリズムもあり華やかな動画は目をひきます。しかし、それはあくまでも動画をただ観賞するために選ばれた動画であり、自分が真剣にその企業のことを知りたいと考えてみる場合は、「カッコイイ採用動画」では共感しにくく、逆に親近感をもちづらくなってしまう可能性があります。
学生は、今から社会に出ることへの期待もありますが不安もあります。だからこそ、動画で見ている企業がどのような会社で、実際に企業に入ったときはどのようなものかをイメージできるような裏側の情報もしっかりと知りたいと考える傾向にあります。新卒採用動画で企業のリアルな裏側を見せることで志望する確率も上がりやすくなるでしょう。
個性をアピールする
採用動画は、応募をする候補となっている企業のことをより深く知りたいと考えたときに見るだけでなく、複数の企業を比較するときの資料にもなっています。採用動画では、他社と差別化を明確に見せるために、個性をアピールすることが重要です。
会社の紹介を淡々と並べるのではなく、力強い思いが伝わる場面や、会社の特徴としてスタイリッシュさや斬新さ、あるいは独自の技術を活用したオリジナリティのあるアピールをするなど、学生に伝えたいイメージをふまえて、自社が持っている個性や良さを前面に打ち出すと動画の印象も強くなり、視聴者の記憶にも残りやすくなります。個性をしっかりとアピールしている企業の採用動画は、応募数が増える効果を期待できます。
採用動画の事例紹介
個性をアピールしている採用動画といっても、なかなかイメージがしにくいものです。実際に動画を採用活動に取り入れて成功している動画はどのようなものでしょうか。企業が制作した面白い採用動画の事例を紹介します。
<関連サービス>Crevo(クレボ)の動画制作・映像制作実績
司法書士法人A.I.グローバル
出典:Crevo制作実績
動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作した司法書士法人A.I.グローバルの採用向け動画は、アニメーションをフル活用しています。司法書士法人という特性上、差別化が難しいという課題がありました。そのため、まず法的手続きのプロフェッショナル集団であるA.I.グローバルグループの強みを紹介して興味をひくようにしています。
その後で、グループが掲げるモットーをベースにして、仕事の楽しさを見せてくれます。最後は「楽しくなければ仕事じゃない」というメッセージで締めくくることで、ポジティブなイメージを視聴者に残してくれます。A.I.グローバルの社風を全面に出している動画といえるでしょう。
三和建設(株)新卒採用動画『The fact that』
出典:三和建設(株)新卒採用
三和建設の採用動画では、青木源太アナウンサーによる突撃インタビュー風の会社紹介をしています。普段明かされることのない、三和建設の内部や現場に潜入し、現場の声をとどける動画となっており、視聴者にはとても印象的で記憶に残る採用動画になっています。
名古屋市「集え名古屋へ 輝け人間たちよ!」
イケメンゴリラが自己紹介をするシーンから始まる名古屋市職員採用の広報映像「集え名古屋へ 輝け人間たちよ!」は、ゴリラが一緒に働かないかと問いかけるオープニングが印象的です。名古屋市で働く職員が、それぞれ自分の仕事を紹介しつつ、仕事への熱い思いを語っていく中で、どのような仕事があるかが明確に理解できます。さまざまな職場で活躍する職員の姿は、その仕事に向けた働きがいを効果的に紹介しています。最後のまとめもイケメンゴリラというのが個性的です。
採用動画で新卒採用の効果を高めよう
就活生にとって就職活動は一大イベントです。決められた時間内に希望の企業を見つけ応募し、採用まで至ろうと思うとのんびりとしていられません。そのため、時間を選ばず企業を知ることができる採用動画は就職活動者にとっては有効な手段です。そのため、採用に動画を活用する企業は増えています。
新卒採用対象者に面白いと思ってもらえるように個性をアピールすることは、その動画の視聴率を上げるために不可欠な条件になります。そのため、制作には採用動画の経験が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。動画制作サービスのCrevoでも多くの採用動画の制作をてがけているので、ぜひご相談してみてはいかがでしょうか。
採用動画の効果的な使い方
VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、採用課題ごとに、どのような採用動画をつくるべきか制作実績をふまえてご紹介している資料を配布しています。
【こんな方にオススメ!】
✓ エントリー数を増やしたい
✓ 応募者の質を高めたい
✓ 内定者をつなぎとめたい
Crevoは、採用向け動画の制作実績が多数あり、採用において動画を活用するノウハウをご提案できます。ぜひ資料をダウンロードしていただき、ご興味ある方はお気軽にご相談ください。
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