ふるさとの魅力を動画で伝えよう!動画を活用するメリット
更新日2024年08月30日
公開日2019年11月27日
「ふるさと納税」の商品選びが毎年の楽しみだという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自身のふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度として、多くの方に利用され、平成30年度のふるさと納税受入額は約5,127億円となっており、地方自治体にとって大きな財源となっています。(※自治税務局市町村税課調べ)
一方で、ふるさとの魅力を知ってもらい、納税の寄附増加につなげたいとプロモーションに力を入れる地方自治体も増えてきました。この記事では、プロモーション手法のひとつとして動画を取り上げ、活用するメリットや実際の事例を取り上げます。
ふるさと納税のプロモーションに動画を活用するメリット
ふるさと納税のプロモーションでは、その土地柄の魅力を知ってもらい、共感や親近感をもってもらうことが大切です。ここでは、より多くの魅力を伝えるために動画を活用することによって得られるメリットを紹介します。
差別化が行える
ふるさとをプロモーションするうえで、差別化は重要な要素となります。どのような場所なのかアピールをし、他の地域とは異なる魅力を表現することで、「ふるさと納税をするのならここを応援したい!」と視聴者に思わせる必要があります。
ふるさと納税は、制度が始まって以来、どんなものを返礼品とするかで差別化を図り、寄付額をアップさせていました。しかし、返礼品の過剰な競争により、本来の目的と外れているといった指摘がなされ、規制が強化されています。
このような状況において、その土地ならではの魅力を発信するうえで動画を活用したプロモーションに力をいれる地方自治体が増えてきました。動画は、地域ブランディングと相性がよく、多くの魅力を発信できますので、ふるさとの認知度をあげ、差別化を行う手法として適しているツールだといえます。
返礼品の魅力を様々な角度から伝えられる
返礼品に対する規制が強化されたといえ、廃止されたわけではありません。返礼品には、そのふるさとならではの魅力がつまっています。動画を活用することで、今まで気づかなかった返礼品の魅力を知ってもらう絶好の機会になり、返礼品自体をより丁寧に、かつ、詳細に伝えることができます。
たとえば、返礼品の魅力をそのふるさとでとれた食材だけの紹介にとどまるのではなく、生産された地域の美しい自然を動画の中でみせることで、食材が育つ背景をひとつの物語で表現でき、より一層魅力的なプロモーションにつなげることができます。
また、地元の方であれば、返礼品の食材はふだんから見慣れているので調理も困りませんが、そうでない方の場合は、どう扱っていいものかがわからないというケースもでてきます。食材を調理するレシピ動画をアップしたり、製品を使用している様子を動画で撮影したりすることで、視聴者に返礼品を手に入れた後のイメージを想像してもらうことができ、寄附のアクションにつながります。返礼品には地元の特産の食材を採用している自治体も多く、その食材で作られた料理をシズル感あふれる映像で表現することで視聴者をよりひきつけることもできます。
視聴者の感情に訴求できる
ふるさと納税は、その土地自体をアピールするのはもちろんですが、ふるさと納税自体を積極的に利用してもらうことも重要な役割を果たします。動画を使ったプロモーションは、視聴者の感情に訴求できるので、より多くの人たちにふるさと納税を利用しようと働きかける効果が生まれます。
たとえば、返礼品の食材を育てた生産者の思いや、ふるさと納税によって自治体の生活がどのように変わるのかを伝えると、視聴者は自分が行った納税がどのように役にたったのかを知ることができるので、そこから「応援しよう」「寄付をしよう」という行動を呼び起こせる可能性があります。市民自ら動画に出演し、直接視聴者に訴えかける手法もひとつです。
ふるさと納税プロモーション動画の制作ポイント
ふるさと納税のプロモーション動画を制作するときは、どのような点に気をつければよいのでしょうか。動画制作で押させておきたいポイントについて紹介します。
目的を明確にする
ふるさと納税のプロモーションで動画を使う地方自治体が増えています。同じ動画の活用でも、アプローチの仕方によって、視聴者の受ける印象は異なります。どのようなアプローチを行うか、その動画を誰に向けて発信していて、何を訴求するかによって異なります。
ふるさと納税の動画では、まず目的を明確にして、その目的に応じてどうアプローチするか検討していくことが大切です。目的を達成するために最適な見せ方は何か、じっくりと練る必要があります。視聴者としてその土地に馴染みのある方を想定しているのか、土地に関する前提知識がほとんどない方なのかによっても動画の見せ方は異なります。
話題性を意識する
ふるさと納税のプロモーションで動画を活用する自治体が増えているので、その中でインパクトを出すことは重要です。すでに認知度があり、広く知られているポイントに絞ったプロモーション動画では新鮮味に欠け、差別化することが難しくなっています。
また、どんなにすばらしい動画を完成させたとしても、その動画が多くの視聴者に届かなければプロモーション効果は小さくなってしまいます。多くの人たちに印象付けるためには、インパクトが強く、話題性が高い動画にすることが重要です。
では、どのような動画であれば話題にあがりやすいのでしょうか。たとえば、SNSで影響力をもつ地元出身のYouTuberやタレントを起用することで、話題性をもたせるのもひとつの手法です。
また、動画はどんどん拡散されることで、より多くの視聴者に届きますので、返礼品を盛り込んだレシピ動画をレシピサイトやSNS上で拡散させるといった手法も有効です。
動画のストーリー性を活かし、寄付者の感情に訴求するようなブランディング戦略を行うことを心がけましょう。
ふるさと納税プロモーション動画の事例
実際にどのような動画が制作されているのでしょうか。ふるさと納税プロモーション動画の具体的な事例を3つ紹介します。
佐賀県上峰町「あたらしいふるさと」
出典:上峰町ふるさと納税
映画監督の菊地健雄さんが監督を務めた佐賀県上峰町のブランデッドムービーです。佐賀県上峰町に引っ越してきた親子が主人公です。全編を町内で撮影した動画なので、佐賀県上峰町の豊かな自然の風景や、町の雰囲気がそのままストレートに心に響きます。
動画の最後に、ふるさと納税による寄付金が子どもと町の未来のために使われているメッセージが入り、「上峰町 笑顔をつなぐ ふるさと納税」と具体的に寄附への申し込みにつなげています。佐賀県上峰町の魅力を優しいテイストで伝えた印象に残る1本です。
公開は1年たたずに再生数が100万回を突破しており、これからもさらに視聴回数を伸ばすことが期待されます。
千葉県旭市「素敵なモノがたくさん こんなにあったか!あさひ」
出典:cityAsahi
千葉県旭市のふるさと納税プロモーション動画は、千葉県旭市の特産品である返礼品を余すとこなく紹介しています。美味しそうな果物やお肉といった食べ物から、花やバッグなどまでバリエーション豊かな返礼品が紹介されています。
旭市のイメージアップキャラクター「あさピー」もところどころで登場し、生産者や声も紹介するなど、旭市の魅力がたっぷりで、親近感がもてる見せ方になっています。
鹿児島県曽於市「”柚子胡椒バター”で!曽於市特産鹿児島黒牛ステーキ」
ふるさと納税をレシピ動画としてアピールです。鹿児島県曽於市の特産は、きれいな霜が自慢の市内産の黒牛です。このステーキ肉を、同じく特産品の柚子(ゆず)こしょうを使って、おいしいひと皿に仕上げていく様子が動画で紹介されています。
この鹿児島県曽於市のプロモーション動画が配信された配信月の寄付金が対前年比140%を超え、財源増加に大きく貢献する結果となりました。
ふるさとの魅力がつまった動画で心をつかもう
ふるさと納税のプロモーションの手法として、動画活用の魅力を紹介させていただきました。動画制作サービスのCrevo(クレボ)でもプロモーション動画の制作が可能ですので、制作ご検討の際は、ぜひご相談ください!
動画制作サービスのCrevo
VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
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