森永製菓の取り組みとユーチューバーから見るバズる動画の秘訣

 

森永製菓の取り組みとユーチューバーから見るバズる動画の秘訣

動画プロモーションの難しさとして、内容の質だけを追求しても思ったようなリーチが得られない、ということがいえます。

テレビ番組の制作ですと、「困ったときのA(Animal:動物)B(Beauty:美人)C(Children:子供)」という定番の番組制作があります。

また、ネットニュース編集者でもある中川淳一郎氏は著書『ウェブで儲ける人と損する人の法則』の中で、話題になる拡散されやすいコンテンツとして、(1)話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの (2)身近であるもの、B級感があるもの (3)非常に意見が鋭いもの (4)テレビで紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフートピックスが選ぶもの (5)モラルを問うもの (6)芸能人関係のもの (7)エロ (8)美人 (9)時事性があるもの (10)他人の不幸 (11)自分の人生と関係した政策・法改正など、という11箇条をあげました。

しかし、動画プロモーションではこれ以外にも複雑な要素が絡んできて、「バズる動画」を作ることは容易ではありません。

”バズられるために必要な動画プロモーションとは何なのか?”、人気YouTuberと広告業界人との対談「広告業界人が語る、バズるWeb動画とはをヒントにその方法を探ります。

記事の要点3●コンテンツを世に出しながら改善・更新していくことが重要
●メディアとしてのYouTuberとのタイアップ企画も有力な選択肢となる

バズる動画は、コンテンツを世に出しながら改善を繰り返すのが最適な方法

トライアンドエラーは、言葉の通り挑戦と失敗を繰り返しながら試行錯誤していいものを作り上げることです。これについて、グーグルの長谷川氏は対談の中で以下のように述べています。

==引用===

動画づくりでは、とにかくコンテンツを世に出しながら解決法を見つけていくのが最適な方法です。その意味ではこれまで蓄積してきているノウハウも含めて、YouTuberの取り組みは企業のマーケティング活動でのコンテンツ作りに参考になることが多いと思います。

==引用===

多種多様な投稿を繰り返す「トライアンドエラー」の方法論を自社の動画プロモーションに積極的に取り入れて一定の成果を出しているのが「森永製菓」です。

森永製菓のコーポレートコミュニケーション部 Webコミュニケーション担当の岩崎 育夫氏は「狙ったコンテンツが拡散されなかったり、思わぬものが拡散されたりと、マス広告に比べてコントロールが難しいのがWebの世界。」と述べ、以下のようなトライアンドエラーの手法を採用して動画プロモーションを行ってきました。

1.自動的にループ再生されるVineの特性を活かした6秒のループネタ

ハイチュウ

2.森永製菓の社員による、家庭用ビデオカメラを使ったピクセルアート

 

3.初回で感触をつかみ毎月2回のペースに育った「キョロちゃん劇場」

このトライアンドエラーの成功体験から、森永製菓では共感を呼び話題になる動画の特徴として下記の「ツボ」をつかんでいます。

・短尺で、わかりやすくシンプル

・広告色を前面に出しすぎない

・時には、手作り風の素人テイスト

自社で確かめた結果なので、自信を持ってこの方針で動画プロモーションが実行できますね。

ユーチューバーの動画がバズる理由は自分をメディア化しているから

トライアンドエラーという方法で、小さく始めてコツをつかんでいく方法とともに、バズる動画を考える際に見逃せないのが「YouTuber」の拡散力です。

たとえば対談の中では、YouTuberの”はじめしゃちょー”が作って全世界で支持を得た「コーラ風呂」について、こんな対話があります。

コーラ風呂に体中メントスで入ってみた 

Coca Cola mixed with Mentos mints in a 50 gallon bathtub

==引用===

「例えば企業がコーラ風呂に入った動画を作った時と、僕がコーラ風呂に入った動画を作った時では、僕のほうが再生されると思うんです。」はじめしゃちょー

「企業が束になって作った動画でも、はじめさんが一人で自宅のアパートで作った動画のほうが見られている。」グーグル長谷川氏

==引用===

YouTuberは試行錯誤を繰り返してコンテンツを作成するクリエーターであることはもちろん、ファンとのエンゲージメント力、拡散力が非常に強い「ひとつのメディア」として捉えることが大切だといえるでしょう。

しかし、いくら強力なメディアであっても訴求したい層と視聴者層が一致していなければ、良い効果は得られません。そこで、商品の魅力を訴求したい消費者像と、YouTuberの持つチャンネル登録者が重なる部分をターゲットとして、YouTuberとのコラボ動画を企画する方が、バズる動画プロモーションとしては有効だといえます。

まとめ

いかがでしたか?現時点で動画をバズらせるための定番のセオリーは存在しません。しかしトライアンドエラーで自社の成功のツボを発見した森永製菓や、メディア力を持つYouTuberとのタイアップ企画など、徐々に成功への方法論が見えつつあります。

自社の動画コンテンツを拡散させるためのヒントとしてぜひ参考にしてみてください。

動画制作におすすめのCrevo

Crevoメンバー

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

Crevoの関連サービス

YouTube(TrueView)動画広告制作

 

本コラムに関連する参考動画はこちら

用途別の参考動画

執筆者

VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

サービス・商品紹介動画の関連記事

ファーストビュー動画(FV動画)とは?メリットや制作ポイントを解説

広告・PR動画の関連記事

幅広い表現を活用した動画制作・映像制作


動画制作の目的や課題、予算、コンセプトなどに合わせて最適な表現方法をご提案します。

動画制作・映像制作をご検討の方
まずはお気軽にご相談ください!

050-1742-3575(受付時間/平日10:00~19:00)

動画制作・映像制作のCrevoとは
動画制作会社Crevo(クレボ)は2,000社10,000件以上のアニメーション・実写動画を制作してきた実績をもとに低価格・高品質な動画でお客様のビジネス課題の解決にコミットします。パートナー企業とも連携をし、動画を掲載する先のLPやサイト設計・ユーザーを集客するための広告運用までサポート可能です。また、全体的なプロジェクト総予算の配分見直しを行った上で、企画段階からの制作も、YouTube動画編集を部分的に依頼したいなどの一部業務のご依頼も可能です。
サービス紹介、アプリ紹介、YouTube広告、SNS動画、TVCM、インタビュー、展示会、採用、学校紹介、会社紹介、ブランディング、マニュアル動画を制作するために最適なクリエイターをアサインしてプロジェクトチームを作り、適切な価格で制作いたします。