地域×スタートアップでイノベーションのきっかけとなるイベントを
―まずは、御社の事業について教えてください。
吉村様:山口キャピタル株式会社は、山口フィナンシャルグループの投資専門子会社としてスタートアップ企業に対しての投資と、地元山口県をはじめ広島県や北部九州のエリアの企業様に対しての事業承継投資を手掛けています。
私の所属するスタートアップ投資事業では「スタートアップ企業の成長」と「地域の変革」にコミットするというミッションを掲げて様々な活動を行っています。具体的には、スタートアップ企業による最先端のテクノロジーやプロダクトなどを地域に普及させていくことで、スタートアップ企業と地域両方に貢献していきたいと思っています。
―イベント開催を企画された背景について詳しく伺えますか。
吉村様:「地域の変革」ということをミッションにも掲げていますが、地域の活性化については地方銀行として常に考えていかなければならない課題です。地域経済の活性化のためには、地域の関係者とスタートアップ企業を繋ぐことでイノベーションを起こすことが不可欠であると考えています。その想いから、地域とスタートアップによる地方創生サミット「Shimonoseki Add-venture Summit」を今年1月に初開催しました。
日本政府は昨年2022年を「スタートアップ創出元年」と位置づけましたが、同じく私たちもスタートアップ企業はイノベーションの担い手だと思っています。実際に、日本でも大企業の成長戦略のひとつとして、スタートアップ企業との共創事例がたくさん生まれています。しかし、そういった事例は都市部が中心で、私たちが担当するエリアや地方においてはまだ少ないことに課題感を持っていました。
そこで今回、私たちのメインエリアである「下関」にフォーカスし、スタートアップ企業と地元の企業や行政が繋がることで新しいイノベーションを生み出す機会創出ができればと思い、オフラインでネットワーキングができるイベントを主催しました。
ブランディングを深化させた動画コンサルティング
―イベントに動画を活用されたきっかけは何でしたか。
吉村様:このようなスタートアップ企業のイベントは地方ではまだ事例がなく、加えて「イノベーション」というテーマなので、ワクワク感といいますか、これまでにない「新しさ」を感じていただけるようなブランディングをしたいと考えていました。そこで、東京を中心に開催されているスタートアップ関連のイベントを参考にさせていただく中で、このようなイベントに参加したことがない方たちのモチベーションを高めるためには、動画を用いた情報発信が重要だと考えました。
こういったイベントは単発で終わらせるものではなく、定期的に開催していくことで効果が最大化していくという風に考えています。継続開催していった先に、最終的に「Shimonoseki Add-venture Summitといえば山口フィナンシャルグループ」と想起していただけるようなブランディングをしていくためにも、動画を使ってより深く印象付けていきたいという狙いがあいました。
―数ある動画制作会社の中で、Crevoを選んでいただいた理由を伺えますか。
吉村様:私たちはこれまで動画を作った経験がなかったので、大上段から細かい部分までご相談できるような「相談対応の良さ」と、もうひとつは「価格」を比較検討要素として動画制作会社を探していました。その中で、Crevoさんの対応の早さと、これまでの実績から「質のいい動画を適正価格で」提供していらっしゃるところが決め手になりました。
―実際の動画制作についてはいかがでしたか。
吉村様:一言でいうと、完璧でした!初めての動画制作ということもあり、初回ヒアリングの時は「どう伝えたらクリエイターの方に汲み取っていただけるだろう」と手探りの状態で少し不安もあったのですが、Crevoさんはまずコンセプトの段階から非常に丁寧なヒアリングでリードをしていただけたのですごく助かりました。
私たちが「何を伝えたいのか」という部分も打ち合せの中で十分に汲み取っていただきましたし、それを実際の表現にどう落とし込むかというところでも、Crevoさんの豊富な制作実績から適確なものをご提案いただきつつ進められたので、非常にわかりやすく安心できました。「例えばこういう動画・音源はどうですか?」というすり合わせを高頻度でしてくださったことで、イメージ通りの満足のいく仕上がりになりました。
制作に関しては、初回からイメージしていた通りの内容だったのであまり修正はしていないのですが、細かい修正の依頼をいくつかさせていただいた際にも、レスポンスがかなり早くて驚きました。結果、当初想定していた納期よりも相当早く仕上げていただくことができました。
―動画に対する反応はいかがでしたか。
動画の詳細はこちら
吉村様:社内でも「すごくかっこいい!」と評判でした。当日の参加者の方からも、「かっこいい」、「記憶に残る」など嬉しいコメントをいただきました。「新しさ」に加えて先進的でスタイリッシュなイメージを表現したかったので、まさにぴったりの動画に仕上がったと思っています。
こういった反響をいただけたのも、Crevoさんが私たちの想いをヒアリングの中でうまく引き出してくれたおかげだと思っています。また、ランディングページとのイメージの統一などを含めて、ブランディングの観点からも様々なアドバイスとご指導をいただき、非常にありがたかったです。結果としてすごく芯の通ったクリエイティブになりました。
地方創生に向けた機会創出への手ごたえ
―イベントは大盛況のようでしたが、どのような成果がありましたか。
吉村様:当日は約1,000名の方に会場にお越しいただき、盛況のうちに終えることができました。また、満足度も非常に高く、アンケートでは全体の約9割の方が「非常におもしろいイベントだった」と回答いただき、また、ほぼ全員の方が「次回も参加したい」という回答で、満足感と次回への期待も感じていただけているようでした。
参加者の心境の変化も私たちとしては非常に嬉しい結果でした。参加前は「スタートアップ企業は自分と関係がない」と思っていた方が全体の約4割だったのに対して、実際のスタートアップ企業の取り組みを知り接点を持ってもらった参加後のアンケートでは、8割くらいの方が「スタートアップ企業となにか一緒にやってみよう」とポジティブな反応を持っていただけたようです。この結果から、今回のイベントでスタートアップ企業の認知向上と関係構築のきっかけづくりができたのではないかと思っています。
地方では珍しくキーノート、ピッチ、パネルディスカッション、ネットワーキングと会場全体を周遊するイベントとなりましたが、このようなイベントに馴染みがない方たちに受け入れてもらえるのか、企画段階では不安もありました。ただ、実際の参加者の反応を見て、本当にやってよかったと感じました。
また、このイベントの目的は「スタートアップ企業と地域によるイノベーションを生み出す」ことなので、「スタートアップ企業と地域がどれくらい接点を持ったか」ということをKPIとしていたのですが、当日だけで200件ほどの接点を生み出すことができました。スタートアップ企業と地域の双方を高めていく、私たちならではの価値が提供できたのではないのかなと思っています。
―今後の展望を教えてください。
吉村様:イベントについては、今後も毎年開催していくことを予定しています。今回はゲストも素晴らしい方々を本当にたくさんお招きできたので、それを超えていくのはまあ大変だなと思っているのですが…。回ごとに求められるハードルが高くなる中で、さらにレベルアップしたものをお届けするために、次回に向けて企画を練っていきたいと思います。
Crevoさんには、次回以降もブランディングに繋がるような動画制作をご相談したいと思っています!
投資企業としては、今、優秀なヒト・モノ・カネがスタートアップ企業に集まってきているなと非常に感じています。そういったイノベーションの担い手であるスタートアップ企業の成長力やテクノロジーを、不足している地域に持ってくることで、地域をより良くしていきたいと思っています。引き続きイベントも含めて、私たち流の地域活性化や地方創生に貢献する取り組みに邁進していきたいです。
山口キャピタル株式会社さまHP https://yamaguchi-capital.co.jp
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Crevoでは、「企業成長を支援する」動画コンサルティングおよび動画制作を行っています。イベント動画以外にも、サービス紹介動画、YouTube広告、SNS動画、TVCM、採用・営業動画など多岐に渡る動画を制作しています。「動画を活用してブランディングをしていきたい」というご相談も、ぜひお気軽にこちらからお問い合わせください。