何よりの強みである同社で働く”人”の魅力を伝えたかった
―まずは、御社の事業について教えてください。
石田様:私たちは「いい未来を、共に生みだす。」というビジョンのもと、戦略立案から実行までを一貫して行うコンサルティングをメインの事業としています。弊社のコンサルティングは「お客様の本質的な経営課題の解決」を目的としており、お客様の課題や成し遂げたいことに対して柔軟で包括的な支援をしながら実行・解決していくという点を強みとしています。部分的な支援ではないからこそ、8割以上のお客様にリピートいただくなど、徹底的に顧客に寄り添った伴走型のコンサルティングスタイルをご評価いただいており、臨機応変な対応が求められる新規事業の立ち上げをご依頼いただく件数も非常に増えています。
―一気通貫の柔軟なご支援だからこそ、自社のコンサルタントに求められることも多くなってくるかと思いますが、採用における課題はありましたか。
石田様:仰る通り、コンサルティング事業においては一人ひとりの力が最も重要ですので、採用はスカイライトの未来をつくる重要な仕事だと思っています。そのため以前からコンサルタント採用には力を入れており、採用セミナーは定期的に行っていました。
一方、弊社独自の特徴や考え方、どんな素敵な社員が働いているのかを伝える説明会や面接で、資料を用いて言葉でいかに表現をしたとしても、実際の魅力を存分に伝えるには限界を感じていました。かといって、毎回現役コンサルタントから基本的なカルチャーなどを話してもらうのも本来のコンサルティング業務で忙しい中で申し訳なく、何か良い方法はないかと模索をしていました。
―そのような中、動画制作を検討されたきっかけを教えてください。
石田様:弊社内でも事業紹介などの動画活用をするようになっていたこともあり、動画がテキスト以上に伝わるものがあると感じていました。その中で、スカイライトは”人”で評価されることが非常に多いので、その魅力をよりダイレクトに表現できるツールだと思ったことが、採用の課題解決に向けて動画を取り入れるきっかけになりました。
目的に対して効果を最大化する動画制作
―今回の動画制作で印象に残った点を教えていただけますか。
石田様:動画制作は初めてで全くイメージが持てなかったのですが、Crevoさんに目的や期待する効果など「動画を通して実現したいこと」を企画段階でまずご相談したところ、それをきちんと理解した上で様々なご提案をいただけたのが非常に良かったです。また、採用プロセスごとの目的に沿った効果的な動画を、他社様の事例も見せていただきながら様々なパターンでご提案をしていただいたことも動画への理解を深めるきっかけになりました。
進行に関してもCrevoさんの方ですべて段取りをしていただき、スケジュールに余裕を持つことができたのがすごくありがたかったです。英語版も制作していただいたのですが、同時並行で問題なく進めることができました。
―動画の評判はいかがですか。
石田様:社内外問わず非常に好評です。特に面接に進む前の段階で必ず見てもらうようにしている社員座談会の動画は候補者にとても評判がよく、「入社前に社員と既に顔見知りの状態」になるといいますか、実際に人事と役員以外にはほぼ会わずに「動画を見て、働いている人と社内の雰囲気が掴めたので大丈夫です」と入社を決定してくれる方も多くいます。
Crevoさんにご提案いただき座談会形式の動画にしたことも効果的で、テキストだけでは見えてこない社内の雰囲気やカルチャーが社員同士の掛け合いから伝わっていて、実際に働くイメージを持ちやすいのだと思います。一人ひとりの魅力はもちろん、集合体としてのスカイライトの魅力が詰まっている動画になりました。
弊社代表の羽物のインタビューでは、スカイライトのビジョンや大事にしている考えを話していますが、社長の想いを肉声で届けられる機会は採用プロセスにおいては面接以外でなかなか持てないので、より理解を深めてもらうことができたと思います。
「等身大のスカイライト」動画が採用プロセス全体の質・量の向上に貢献
―動画をホームページに掲載することで、どんな効果がありましたか。
石田様:効果の中でもインパクトが非常に大きかったのは、ホームページのリニューアルと共に動画を活用することでホームページ経由の応募が急激に増えたことです。今までは採用媒体からの応募がほとんどだったのですが、比率が大きく変化しました。採用では売り手市場が続く状況の中、他社との違いや独自の魅力をしっかりと訴求できていることが良い結果に繋がったと思います。
もう一つの良い効果としては、応募者の選考通過率が他の媒体と比べて高いことです。まず、本人の意志をもってスカイライトという会社を見つけてくれたという温度の高い状態から、さらに動画で理解度が高まったことで他の媒体に比べて応募者人材の質が非常に高く、実際に自社ホームページ経由の応募から入社に繋がる確率も高いです。
また、面接時の応募者とのコミュニケーションの質がかなり向上したように感じています。動画によって応募者がスカイライトのカルチャーや働く人の人物像を事前にイメージできるようになったため、説明に割く時間を圧倒的に減らし、具体的な業務の事や本質的な話を深くできるようになりました。
さらに、社員から入社前と入社後の「ギャップが少ない」ということをかなり言われるようになりました。一般的には動画を含む採用ツールだとよりよく魅せようとしてしまうこともあると思うのですが、あえてカジュアルに社員同士が語り合う形式にしたことで「等身大のスカイライト」が伝えられていると思います。
動画を活用した採用活動は、質の高い母集団形成の面でも入社後のギャップを少なくするという面でも、あらゆる採用プロセスで本当にたくさんの効果をもたらしてくれたと思います。
―大きく変化したコロナ禍の採用においても、動画による効果は感じられましたか。
石田様:コロナ以後の課題としては、候補者との接点をいかに増やすかということでした。以前から地方在住の方とはオンラインと対面を組み合わせて面接をしていたのでコロナ禍による面接の影響はあまりなかったのですが、この数年で採用プロセスがほとんどオンラインに置き換わったことで、やはり対面でお会いするのに比べてコミュニケーションの濃度が薄まってしまっていることを感じていました。それを補うべくオンライン説明会の回数を増やして開催していたのですが、動画が候補者とスカイライトとの+αの接点となる役割を果たしてくれて、オンラインで行う採用コミュニケーションを補完できていたと思います。
―今後の展望を教えてください。
石田様:現在スカイライトが展開している様々な事業はすべて”人”が重要な資源となり生み出されています。コンサルタントが活躍し成長することで、お客様やひいてはその先の消費者の方々の幸せに繋がると思っていますので、今後も「誰かのためになりたい」と熱い想いを持ち、お客様の社会課題に対して貢献できるコンサルタントの採用や成長支援を地道に行っていきたいと思っています。
今回の動画制作では本当に多くの効果が実感できましたので、今後も機会があれば、ぜひCrevoさんにお願いしたいと思っています。
スカイライト コンサルティング株式会社さまHP:https://www.skylight.co.jp/