プロモーション動画とは?メリットとデメリット、活用事例を紹介

プロモーション動画とは?メリットとデメリット、活用事例を紹介

本記事では、プロモーション動画制作の「メリット・デメリット」や「活用方法ごとの成功事例」について解説します。
活用方法のほか、重要ポイントや目的、成果を達成するために必要な選択について紹介します。

  • プロモーション動画制作を検討している方
  • プロモーション動画制作で効果が上がる制作について知りたい方

に向けた記事になります。

動画プロモーションとは

まずは、動画プロモーションの定義について説明します。動画プロモーションとは、「動画を活用して広告宣伝活動をおこなうこと」です。
「文字を読んで理解する」など、観る人の能動的なアクションが求められる静止画と比べて、受動的な人にも届きやすいことから、近年、動画プロモーションを活用する企業が増えています。また、インターネットの普及によって視聴者にとって動画が身近な存在になったことも、動画プロモーションが増えている理由です。

動画プロモーションのメリット

動画プロモーションには6つのメリットがあります。

  • 短時間で多くの情報をアピールできる
  • 細かなニュアンスや雰囲気まで伝えられる
  • 視覚と聴覚の両方に訴えかけられる
  • SNSで拡散されやすい
  • 情報量が多い
  • 何度でも使える

それぞれ解説します。

短時間で多くの情報をアピールできる

動画プロモーションのメリットは、短時間で多くの情報をアピールできることです。
動画は、文字や画像だけでは伝えきれない情報や、雰囲気や感情を伝えられるため、文章で伝えるよりも視聴者に強い印象を与えられます。
たとえば、新製品の発表やサービスの紹介など、視聴者への説明内容を短い動画にまとめることで興味を持ってもらいやすくなります。また、社員紹介や企業理念を短い動画で表現することで、企業のイメージアップにつなげられるでしょう。
動画は一度の情報だけで視聴者側の文章を読む手間を省くことができるので、視聴者は情報を瞬時に理解しやすくなります。短時間で内容の濃い情報を得られるため、発信する企業としては自社の魅力をアピールしやすい傾向です。
企業や個人が情報発信をする際には、動画を活用することで、より効果的なプロモーションをおこなうことができます。

細かなニュアンスや雰囲気まで伝えられる

動画プロモーションは、単に情報量が多いだけでなく、映像や音声を用いて商品やサービスの細やかなニュアンスや雰囲気まで伝えられます。
動画は音声やBGMを用いることで、商品やサービスの印象をより深く印象付ける効果があります。商品の特長に合わせたBGMを使用することで、視聴者に商品の魅力をより効果的に伝えられます。
また動画は演出や映像技術を駆使することで、より高いクオリティで商品やサービスをアピールすることができます。たとえば、ドローンを使用して商品を上空から撮影することで、商品の規模感や特徴を効果的に伝えることが可能です。
自社の商品やサービスの類似商品があった場合でも、動画を活用することで差別化しやすくなります。ほかの商品では伝えきれていない、商品を使用した時の気持ちや雰囲気を表現することで売上拡大にも期待できます。

視覚と聴覚の両方に訴えかけられる

動画プロモーションのメリットは、視覚と聴覚の両方に訴えかけることができ、視聴者の記憶に残りやすいことです。
商品のデザインや色、サービスの操作画面など視覚的に映像で紹介することで、視聴者にとってわかりやすく印象的に商品やサービスをアピールできます。
また、商品やサービスの特長をわかりやすく説明する音声ナレーションを入れることで、視聴者に商品やサービスの魅力をより効果的に伝えられます。
動画プロモーションを制作する場合は、字幕のテロップを強調したい場所で挿入しましょう。さらに聴覚に訴えかけるためには、自社商品やお店のイメージに合わせたBGMや音声ナレーションを動画内に加えたり、視聴者の記憶に残りやすくなる工夫が必要です。
視聴者の視覚と聴覚の両方に訴えることで、購買という行動につながっていく効果も期待できます。

SNSで拡散されやすい

視聴者に興味を持たれたプロモーション動画は、SNSで拡散されやすい傾向があります。
SNSで視聴者から共感を得られた動画は、ユーザーが投稿をリツイート・シェア・いいねすることで、多くの方に情報をリアルタイムで発信することが可能です。
さらに、SNSで拡散され続ければ“バズる”可能性があります。その結果として、フォロワー数が増えたり、自社の製品やサービスを宣伝する機会を増やせます。
ただし、SNSは拡散されやすく多くの視聴者に知ってもらえるメリットの反面、投稿の炎上には注意が必要です。過激な表現は、一部の人にとっては不快感を与えかねません。
炎上を回避するためには、投稿する前にチェックする仕組みを整備することが必要です。
SNSで動画が拡散されることで、商品サービスの認知度やコンバージョン率の向上を期待できます。視聴者の感性をくすぶることで、思わぬ宣伝効果を生むこともあるのが大きなメリットといえます。

情報量が多い

効果的なプロモーションをするためには、限られた空間でより多くの情報をユーザーに提供することが大事です。
テキストのみの広告の場合、情報を詰め込みすぎると読み手に飽きられてしまうため、最低限の言葉で宣伝しなければなりません。一方で、動画を活用したプロモーションなら、短い時間で多くの情報を伝えられるのがメリットです。動画になると文字や画像に音声も加わるため、視覚と聴覚の両方で訴えかけることができます。

何度でも使える

動画の制作は手間がかかる一方で、一度作れば何度でも使うことができるのはメリットです。
動画制作には、さまざまな費用がかかります。たとえば、撮影機材や照明機材・音響機材など、必要な機材や設備のレンタル費用が必要です。また、撮影にかかる人件費や、編集作業にかかる時間も必要となります。しかし、一度制作した動画を何度も使いまわすことで、同じコンテンツを繰り返し制作する必要がありません。
一度、制作した動画は、対面営業やオンラインだけでなく、イベントや展示館でも使えるでしょう。同じ動画を繰り返し使用することで、ブランドのメッセージやイメージを統一でき、視聴者に対してブランドの信頼感を高められます。
動画プロモーションを使いまわすことによって、コスト削減や時間の節約、ブランドの一貫性の維持などメリットが多数あるといえます。

動画プロモーションのデメリット

動画プロモーションの活用にはメリットだけでなく、企業にとってデメリットもあることを理解しておかなければなりません。
ここでは、特に注意すべき以下2つのポイントと、それぞれの対策について詳しく紹介します。

  • 技術力が必要になる
  • 悪印象を与えてしまうことも

技術力が必要になる

社内に動画制作のノウハウがなく、取り組むためのハードルが高いことはデメリットの一つです。
初心者が調べながら制作しても「動画のクオリティが低い」「目的と演出がかみ合わない」といったことが起こる可能性があります。そのため、時間をかけて動画制作をしたにもかかわらず、予想していた効果が見込めないといったケースも少なくありません。自社で動画を作るのは高い技術力が必要なため、制作会社に外部委託することをおすすめします。

悪印象を与えてしまうことも

動画プロモーションの効果はその質によって大きく左右されます。メリットの一つに「SNSで拡散されやすい」ことをあげましたが、これは悪いケースにも当てはまります。
クオリティの低い動画や不適切な内容を含む動画は、視聴者に悪い印象を与えてしまい、拡散されてしまえば予期せぬダメージになることもあります。それを防ぐためにも、質の高い動画を制作できるプロに依頼するのがベターです。

プロモーション動画の作り方ポイント

プロモーション動画をユーザーに視聴してもらうための媒体はさまざまです。ここでは、制作したプロモーション動画が集客につながる有効的な4つの活用方法を紹介します。

  • プロモーション動画の目的を明確にする
  • 5W1Hを整理する
  • 伝えたいメッセージは1つに絞る
  • 視聴者が得られるものは何かを分かる構成が重要

プロモーション動画の目的を明確にする

動画プロモーションを制作する際は、目的を明確にすることは非常に重要です。
動画プロモーションの目的を明確にすることで、プロモーション動画で何を伝えるべきかを理解しやすくなり、視聴者が受け取るべきメッセージを正確に伝えられます。
たとえば、商品販売が目的のプロモーション動画であれば、商品の魅力的な特徴や利点を伝えることが目的です。また、ブランド認知が目的とするプロモーション動画であれば、ブランドのイメージや価値観を伝えなければなりません。
さらに目的を明確にすることで、プロモーション動画の効果測定も明確になります。
プロモーション動画の制作プロセスがスムーズに進むように、必ずプロモーション動画の目的を明確にしてから制作をおこなうようにしましょう。

5W1Hを整理する

動画プロモーションを制作する際に、5W1Hを整理します。
5W1Hとは、Who(誰が)・What(何を)・When(いつ)・Where(どこで)・Why(なぜ)・How(どのように)の頭文字を取ったもので、情報を整理するための基本的な手法です。
まず、Who(誰に)・What(何を)について整理することで、プロモーション動画のターゲット層やプロモーション動画で伝えるべき情報を明確にできます。誰に何を伝えるかによって、動画の制作方針や構成、映像素材や音声素材の選択が変わってきますので、慎重に決めることが必要です。
次にWhen(いつ)、Where(どこで)について整理することで、プロモーション動画を公開するタイミングやプラットフォームを考慮できます。動画を公開する時期や場所によって、視聴率や反響が大きく変わってくるため、適切なタイミングや場所を考えなければなりません。
最後に、How(どのように)について整理します。どのような映像素材や音声素材を使用するのか・どのように編集するのか・どのように配信するのかによって、プロモーション動画の品質や効果が大きく異なります。
プロモーション動画の制作方針や目的・目標を明確にするために、5W1Hは整理するようにしましょう。

伝えたいメッセージは1つに絞る

動画プロモーションを制作する際に、伝えたいメッセージは1つに絞ります。
製品のプロモーション動画を制作する場合、製品の機能や特徴・価格・販売店舗・購入方法など、様々な情報を伝えたいと思うかもしれません。しかし、すべての情報を1つの動画でつめこみすぎると、視聴者は混乱し、何を伝えたかったのかが伝わらなくなってしまいます。
一方、1つのメッセージに絞ることで、視聴者が動画から得る印象や感情が強くなります。たとえば、製品の特徴の1つである「使いやすさ」に絞って動画を制作すると、視聴者はその製品が使いやすいという印象を強く持ちます。このように、1つのメッセージに絞ることで、視聴者に強い印象や感情を与えることが可能です。
動画で伝えたいメッセージは1つに絞ることで、視聴者に強い印象や感情を与え、制作の効率化につながることに期待できます。

視聴者が得られるものは何かを分かる構成が重要

プロモーション動画を作成する際に、視聴者が得られるものは何かを分かる構成が重要です。
視聴者の問題や欲求に焦点を当て、それらを解決するための商品やサービスがどのように役立つかを具体的に伝えることが必要です。また、視聴者が商品やサービスを使った際の体験やベネフィットを想像しやすいように、ストーリー性や感情的な要素を取り入れることも効果的です。
たとえば健康食品のプロモーション動画を作る場合、視聴者が抱える健康上の悩みや問題を明確にし、その悩みや問題を解決するために、健康食品がどのように役立つかを具体的に説明することが重要です。
また、その健康食品を使った人たちがどのような変化や効果を得られたかを実際の声や写真・動画などで示すことで、視聴者が自分自身に置き換えて想像しやすくなります。
プロモーション動画を制作する際には、視聴者の問題や欲求にフォーカスし、具体的でストーリー性のある内容を作ることで、ユーザーの購買意欲を高められるでしょう。

動画プロモーションの活用事例(媒体別)

プロモーション動画をユーザーに視聴してもらうための媒体はさまざまです。ここでは、制作したプロモーション動画が集客につながる有効的な9つの活用方法を紹介します。

YouTube

まずは、YouTubeに自社のチャンネルを作って動画を掲載する方法です。
プロモーション動画を定期的に更新することでユーザーへの認知度アップにつながり、ファン作りが期待できます。また、過去の動画も一覧からすべて見られるので、見やすさという点では利点といえるでしょう。ただし、YouTubeは毎日たくさんの動画が更新されており、埋もれてしまう可能性があります。解決策として、SNSを上手に活用しながらPRすることをおすすめします。

PR動画(プロモーション動画) カードゲーム「Blade Rondo 〜Night Theater〜」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
費用レンジ〜49万円
長さ・尺〜15秒以内

カードゲーム「Blade Rondo 〜Night Theater〜」は、7枚の手札で戦うカードゲームで、株式会社風栄社の手がける商品です。
Crevoでは、YouTubeのバンパー広告としての活用を想定し、6秒版と30秒版の2種類をプロモーション動画として制作しました。
このプロモーション動画は、ゲームの鍵となるカードを7本の剣として描き、最後にゲームの名前を印象づけ、インパクトの残る映像に仕上げています。
また黒背景で神秘的な世界観を動画で演出し、視聴者をゲームの世界に引き込むことを意識しました。バンパー広告という特性上、音のない環境でも動画の魅力が伝わるようにキーワードとなる文字を大きく入れていることもポイントのひとつです。

Facebook

国内で約2,600万人が利用するFacebookでの投稿も動画プロモーションの活用方法の一つです。
Facebookは20代〜40代のユーザーが多く、SNSのなかでは比較的年齢層が高めなのが特徴です。また、原則として実名での登録なので、ユーザー情報の信頼性が高いこともあり各社がプロモーションを行っています。また、「いいね」した投稿は友だちにも通知されるため、コンテンツが拡散されやすいのも特徴です。

制度紹介動画「日経育英奨学制度」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
費用レンジ50万円〜99万円
長さ・尺30秒〜60秒

「日経育英奨学制度」は、日本経済新聞育英奨学会が運営しています。
「日経育英奨学制度」の制度紹介動画は、返済不要・利息なしで奨学金がもらえる日経の新聞奨学生の認知拡大を目的に制作されました。
この動画では、ストーリーが会話形式で進行し、視聴者に共感してもらいやすいような構成を意識しています。また、キャラクターのコミカルな動きや表情で、「日経育英奨学制度」の認知拡大と理解促進を図っています。
拡散力のあるFacebookやTwitterなどのSNS広告を想定して制作することで、世間的に奨学金をもらうことができないが、夢に向かって頑張りたい多くの学生にリーチすることが実現しました。
さらに重要なポイントは大きめの文字で示して理解を促し、日経の新聞奨学生に対するポジティブなイメージを訴求していることも、大きなポイントになっています。

Twitter

国内4,500万人が利用するTwitterでの投稿も動画プロモーションの活用方法の一つです。
ユーザーは「ツイート」と呼ばれる140文字以下の短いメッセージを投稿します。「リツイート」や「いいね」ボタンを活用し、世界中のさまざまな人々が情報やニュースをシェアできることが、Twitterの特徴です。
ビジネスやマーケティングにおいても、オンラインでリアルタイムの情報共有やコミュニケーションを行うことができるために、ブランディングやプロモーション目的で利用している企業が多いです。
Twitterでは匿名性が高いために、どのSNSよりも拡散力が高いことが大きな特徴といえます。

SNS用プロモーション動画 ミールキット「キットオイシックス」(夫婦編)


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ100万円〜299万円
長さ・尺30秒〜60秒

ミールキット「キットオイシックス」は、オイシックス・ラ・大地株式会社の提供するレシピ付き献立ミールキットです。
ミールキット「キットオイシックス」のプロモーション動画は、食材宅配サービスOisix(オイシックス)で購入し、20分以内で主菜と副菜が作れる特徴を強調した動画になっています。
実際に「Kit Oisix」を使っている夫婦の日常シーンを活用することで、視聴者により商品に対して親近感を持っていただけるように工夫しました。
SNS広告は、広告色が強いストーリーは避けられる傾向があるために、自然と日常生活に溶け込みやすい動画を意識して制作していることがポイントにあげられるでしょう。
実際のお客様の声を導入することで、商品・サービスや会社自体への安心感や信頼感を高める効果も実現しています。

LINE

国内だけでも8,300万人のユーザーを誇るLINEを活用した動画マーケティングも有効です。
LINEは登録者の8割以上が毎日利用しているほど、アクティブユーザーが多いのが特徴。LINEで動画を掲載する方法は企業アカウント内での配信と、LINE動画広告の2つです。
特にLINEで動画広告を出す場合、LINE NEWSやタイムライン、LINEマンガなど豊富な配信先があることが魅力です。そのため、新規ユーザーを獲得しやすいメリットがあります。

TikTok

15秒〜60秒のショート動画を手軽に制作・投稿できるTikTokは若年層を中心に人気の高いSNSです。
中高生をはじめとした若年層にリーチできるため、プロモーション動画を利用したSNSマーケティングとしてTilTokを活用する企業は増え続けています。また、TikTokは動画に特化したSNSであるため、他のSNSよりもユーザーが動画を視聴する傾向にあります。

Instagram

10〜20代の若い女性を中心に人気のInstagramも、動画プロモーションの活用に向いているメディアです。
特に、女性をターゲットにした商品やサービスを扱っている企業に適しているでしょう。
Instagramでは写真と動画の両方を活用した視覚的な訴求ができるため、海外ユーザーへもアプローチできるのは魅力です。

自社のWebサイト

自社のWebサイトに制作した動画を埋め込むことも活用方法の一つです。
自社サイトにプロモーション動画そのものを埋め込むだけでなく、YouTubeに掲載したプロモーション動画を埋め込む方法もあります。
自社のWebサイトですので、YouTubeに掲載して埋もれる心配はないものの、自社のWebサイトの集客力がなければ、プロモーションとして成り立たない懸念はあります。

自動車パーツ製品紹介動画「FLEX A」「EDFC ACTIVE PRO」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション
費用レンジ50万円〜99万円
長さ・尺60秒〜120秒

「FLEX A」「EDFC ACTIVE PRO」は、株式会社テインが提供する自動車パーツです。
「FLEX A」は、フル乗車でも全席快適にするストリートユース車高調で、「EDFC ACTIVE PRO」は、走行中、常に乗り心地を自動調整するパーツです。
「FLEX A」「EDFC ACTIVE PRO」の製品紹介動画は、帰省中の家族のドライブシーンを去年と今年で比較することで製品の魅力を訴求しています。
今年は、「FLEX A」を搭載したことで突き上げと跳ね返りの不快な揺れを軽減でき、「EDFC ACTIVE PRO」でカーブの不快な揺れを緩和したことで快適な乗り心地を実現した様子が描かれています。
店頭POPでの放映やウェブサイト掲載を想定しているために、思わず立ち止まってしまう表現を採用しました。
アニメーションで躍動感を表現し、インパクトの残る動画に仕上げたこともポイントのひとつです。

イベント・展示会

オンライン・オフラインのイベントや展示会などでプロモーション動画を活用する方法もあります。
自社のブースなどで、制作した動画を流すことで効率的な宣伝が可能です。動画の内容だけでなく音楽やナレーションなどを工夫することで、人目を惹きやすくなります。
通常の展示会からオンラインでのイベントまで幅広く活用できることも動画のメリットです。ただし、あくまでも参加者にしか見てもらえないため、広く拡散されることは期待できません。

プロモーションムービー 「東京芸術祭2017」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション、実写
費用レンジ50万円〜99万円
長さ・尺30秒〜60秒

「東京芸術祭」は、東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指した、都市型総合芸術祭です。
「東京芸術祭2017」のプロモーションムービーでは、「演劇」に対する古臭いイメージを取り払い、革新的なアートが行われている場であることをモーショングラフィックを活用し、表現しました。
グローバル化への対応を視野にいれて、東京の芸術文化にスポットを当て、その多彩さと奥深さを日本をはじめ世界中の方々に発信したいという想いを込めています。
この動画では、シンプルかつインパクトあるテイストに、海外からのお客様向けにノリの良いリズムや和太鼓を取り入れ、和のイメージをしっかりと残したことがポイントです。

OOH広告

駅前などに設置される街頭ビジョンからラッピングカー、駅構内や電車内で流れるデジタルサイネージ、タクシーに乗ってるときに流れる動画まで、屋外に設置された広告をOOH(アウト・オブ・ホーム)広告と呼びます。
広告を設置する場所によってターゲットを絞れる点がメリットです。また、OOH広告が通勤や通行エリアにあれば、広告の印象が残りやすくなります。

タクシー広告動画制作「splashtop(スプラッシュトップ)」


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ100万円〜299万円
長さ・尺15秒〜30秒

本動画は、タクシー広告やWebサイトへの掲載による認知度向上を目的に制作されました。
動画の内容は、テレワークを手軽に導入できるsplashtopを活用し、「働く場所に縛られ、大切なことを諦めているすべての人にsplashtopを届けたい」というメッセージを伝えるストーリーです。

社員の実体験をもとに、サービスの利便性をわかりやすく訴求している動画です。

動画プロモーションの活用事例(用途別)

動画を使った販促においていくつかのポイントがあります。ここでは、実際に動画プロモーションを活用する方法について具体例を挙げながら詳しく説明します。

企業ブランディング動画

動画プロモーションは、企業のブランディングを高めるのに活用することができます。具体的な企業プロモーション動画の活用方法と事例について見ていきましょう。

活用方法
動画には訴求力が高いという特徴があるので、企業のブランディングやプロモーションに活用できます。インターネットの普及によって、さまざまな企業の広告がネット上に掲載されています。そのなかで、オリジナリティにあふれた動画を制作することができれば、自社ならではのイメージを視聴者に訴求することができるのです。消費者が商品やサービスの購入を行う場合には、商品が持つ機能面や費用面だけではなく企業自体のブランドへの共感も鍵になります。つまり、企業の信頼感があるのかどうかも重要になるのです。
そのため、自社の理念やビジョンを広く発信することも大切になります。
消費者が自社商品のビジョンや理念に共感することで、リピーターとして今後の購買効果も期待できるでしょう。そのためには、クオリティの高い動画の制作が必要になるのです。

ブランディング動画「ワインすき!」


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ100万円〜299万円
長さ・尺60秒〜120秒

「ワインすき!」は、メルシャン株式会社の運営するワイン情報サイトです。
この動画は、メルシャンのブランドサイト「ワインすき!」のサイト掲載用動画として作成されました。
女性の主人公を中心に、「ワインをもっと気軽に、もっと自由に楽しんでもらいたい」というサイトコンセプトを反映し、自分で料理できるワインに合うレシピやワインを楽しむコツなどそれぞれの場面で、活用できる「ワインすき!」の機能を関連付けて紹介しています。
また、動画をアニメーションではなく、実写で表現することでより視聴者が自分ゴト化し、「ワインのある生活っていいな」と思っていただけるようにこだわりました。
サイト掲載用動画で、「ワインすき!」の世界観を表現し、ブランディングをより効果的につなげられています。

商品・サービス販売促進動画

ここからは、商品やサービスの販売促進のために動画を活用する場合の方法や具体的な事例について説明します。

活用方法
企業が継続して売上を上げるためには、効果的なマーケティングが欠かせません。そのためには、動画が商品やサービスの価値訴求に貢献することができます。
動画を制作する際は、徹底的にユーザーの視点に立つことが重要になります。そのうえで、ユーザーが必要だと感じる情報のリサーチとともに、どのような内容を聞いたら買いたいと思ってもらえるのかを徹底的に考えましょう。
ユーザーは商品の理念やビジョンに共感をすることができれば購買意欲が高まるといわれています。そのため、動画の豊富な表現手法を駆使して商品やサービスの魅力を伝えることが大切です。

販売促進動画「Poji」


出典:Crevo制作実績

表現アニメーション、実写
費用レンジ50万円〜99万円
長さ・尺120秒〜

「Poji(ポジ)」は、株式会社MOGUが提供している体幹筋サポーターです。
この動画は、POJI(ポジ)の腰の筋力を補う世界初のサポーター「体幹筋サポーター」の3DCG商品説明動画として制作されました。
動画冒頭から「腰痛にお悩みではないですか?」という問題提起からはじまり、日本人の腰痛の現状から問題点を伝えています。動画前半で視聴者の共感を得られたところで、腰痛に悩みを抱える方に向けて全く新しいサポーターとして、POJIの「体幹筋サポーター」を紹介するようなストーリーです。
「Poji(ポジ)」の商品紹介動画では、視聴者との共感や解決策の提案など、徹底的にユーザーの視点に立つことを意識しました。
さらに数字での客観的なデータや3DCGを駆使したリアルな表現を通して、興味を引くような内容に仕上げられています。

観光プロモーション動画

ここからは、観光プロモーションのために動画を有効に活用する方法や具体的な事例について見ていきましょう。

活用方法
観光地をPRするためには、何といっても観光地の雰囲気やその土地ならではの雄大な自然を伝えることが重要です。観光地に人を呼ぶためには、行きたいと思ってもらうことも重要なのはもちろん、観光地を訪れた際に安心して楽しむことができると感じてもらうことも大切になるでしょう。特に、自分が行ったことのないような観光地の場合には、事前に情報を提供することで安心して旅行先に選んでもらえる可能性が高くなります。
その点、動画は最適です。観光地の雰囲気や景色、音などを視覚や聴覚に訴えかけることが可能です。視聴したユーザーに「この場所に行ってみたい」「安心して旅行ができそうだ」などと思ってもらえることにつながるでしょう。そのためには、ほかの観光地とは違う訴求ポイントを伝えることも重要です。

観光プロモーション動画 「茨城県石岡市」


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ300万円〜
長さ・尺60秒〜120秒

茨城県石岡市のYouTube掲載用に作成した観光プロモーション動画です。
こちらの動画は若い女性をメインターゲットとして、今までよりも幅広い層に石岡市のユニークな魅力を伝えるために制作しました。
「石岡とマッチしない?」という気になるキャッチフレーズがサムネイルになっています。マッチングアプリを取り入れた印象に残るストーリーで、他の観光PR動画との差別化を図りました。
YouTubeに投稿してから10日間で20万回再生の反響があり、石岡市の魅力が伝わった手応えを感じていただきました。

プロモーション動画 「福岡PARCO」 (らーめん二男坊編


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ〜49万円
長さ・尺15秒〜30秒

「福岡PARCO」は、株式会社パルコの運営するショッピングモールです。
この動画は、福岡パルコに店舗を構える「らーめん二男坊」のインバウンドに向けたプロモーション動画として制作されました。
実写にてラーメンを調理しているシーンを映し、BGMも日本らしい和太鼓や、店員さんの元気な声を使うことでテンポよく臨場感のある映像になっています。
実際の店員さんのかけ声を使うことで、そのラーメン屋ならではの雰囲気を身近に感じることができ、外国人も安心してお店に来店することができるような配慮をしました。
さらに動画の最後の方に完成されたラーメンの動画を入れることで、視聴者の記憶にのこりやすいように工夫しています。
短い尺の映像でも、最後に筆文字で大きくPARCOという文字を全面で見せることで印象に残る表現に仕上がっていることが制作のポイントのひとつです。

啓蒙動画

ここからは、啓蒙活動をするにあたって動画はどのような点でメリットになるのか、その具体的な活用事例と合わせて紹介します。

活用方法
啓蒙に関しては、物事の必要性や重要性を認識して記憶してもらうことが重要です。そのためには動画が高い効果を発揮します。具体的な方法としては、動画内でアニメやCGなどを駆使するといいでしょう。これらを使うことで、一見難しそうな内容もわかりやすく相手に伝えることができるようになるのです。

 東京慈恵会医科大学「弱視見逃し防止」


出典:Crevo制作実績

表現実写
費用レンジ50万円〜99万円
長さ・尺30秒〜60秒

「弱視見逃し防止」は、東京慈恵会医科大学の啓蒙動画です。3歳以下の子どもを持つ母親に対して、啓発を目的として制作されました。
この動画は、3歳児検診で実施される視力検査の重要性や、検査結果が弱視であった時に放置した場合の危険性を啓発する動画です。
動画の特徴は、3歳児検診ではほとんどのケースで見逃されてしまう現実を、アニメを使ってわかりやすい動画で仕上げています。さらに子どもを持つ両親、特に母親に動画を見ていただけるように、柔らかく、優しいトーンにすることで女性に受け入れられやすいテイストに工夫しました。
また、啓蒙動画特有の物事の必要性や重要性を認識して記憶してもらうために、冒頭で「STOP!弱視見逃し」とストレートに注意喚起をしています。
弱視の現状を伝えつつ、弱視は早期発見すれば治療することができるというポジティブなメッセージを残すことで、視聴者の不安を取り除き寄り添いながら、同時に検診を推奨することで啓発につなげています。

成功させるプロモーション動画の制作方法

ここから成功させるプロモーション動画の制作方法を解説します。

制作会社に作成してもらうとクオリティが担保される

プロモーション動画を制作する場合は、制作会社に依頼することも検討してみましょう。
制作会社は、専門知識を持っており、豊富な経験を持っています。クオリティの高い動画を制作ができ、映像表現や音楽の選択など、専門知識を活かしたアドバイスが受けられます。
また、動画にはストーリー性や映像の構成など、多くの要素が必要です。制作会社は、すべての要素を総合的に考慮しながら制作するため、効果的な動画プロモーションを制作できます。さらに制作後もアフターフォローしてくれる制作会社もあるために、失敗するリスクも下げられます。
動画プロモーションは、制作が不十分であったり、配信方法に問題があると、逆効果になりかねません。
制作会社に作成してもらうとクオリティが担保され、トータルのコストを抑えられる可能性もあります。
社内の制作や運用のリソースが心配な場合は、ぜひ一度、制作会社に見積もりを依頼してみましょう。

制作会社によるプロモーション動画制作の工程

制作会社によるプロモーション動画制作の工程は下記のとおりです。

  • 1.まずは、制作会社を選定します。過去にどのようなプロモーション動画を制作していたのか、またしっかりサポートしてくれるのかを確認します
  • 2.制作会社が決定したら、クライアントとブリーフィングをおこないます。制作の目的や要望、ターゲット層などを共有します
  • 3.制作会社がブリーフィングを踏まえ、コンセプトを考案します。ストーリーや映像の構成、音楽の選定など、プロモーション動画の基盤を作ります
  • 4.コンセプトに沿ってストーリーを作成し、台本を書きます。脚本には、映像や音楽、ナレーションの流れが詳細に書かれています
  • 5.ビジュアルデザイン、アニメーション、音響などを制作します
  • 6.依頼したプロモーション動画になっているか検品をします
  • 7.納得できるプロモーション動画が完成したら納品です

失敗したプロモーション動画にならないように、制作を丸投げしたりせずに、制作会社と密にコミュニケーションを取ることが大切です。

プロモーション動画は自作でパソコン(スマホ)で制作できるか?

スマートフォンでもプロモーション動画を制作できます。スマートフォンには高性能なカメラや編集アプリが搭載されており、比較的かんたんに動画制作が可能です。また、スマホ用の動画編集アプリも多数あり、ビジネス用途に特化したアプリも存在しています。
ただし、スマホで作成する場合は、クオリティの面で制作会社に依頼する場合に比べ、制限があることを覚えておく必要があります。たとえばスマートフォンで撮影した映像は、プロ用の高性能カメラで撮影した映像に比べ、画質が劣ることがあります。また、編集の自由度もやや制限されます。
高品質なプロモーション動画を求める場合は、制作会社に依頼することを検討することをおすすめします。制作会社は、高性能な機材やスキルを持っており、より高品質なプロモーション動画の制作が可能です。
プロモーション動画は自社のブランディングにも関わってきますので、制作会社でクオリティーの高い動画を制作することが重要です。

まとめ

この記事では、動画プロモーションについて解説しました。
動画プロモーションは、自社の商品やサービスの細かなニュアンスや雰囲気など多くの情報をユーザーに与えることができるために、自社の売上アップにもつながります。また、自社にあった適切な媒体を選ぶことでブランディングも期待できます。
ただし、動画プロモーションを行う際には、専門的な知識や技術が必要だったり、動画の活用方法や目的を意識して制作しなければなりません。
そこで、制作実績が豊富なプロに頼むのがおすすめです。紹介した動画の制作なども行っている、動画制作サービスのCrevo(クレボ)では豊富な制作実績があります。数多くのプロモーション動画の制作も行なっているので、一度どのような動画を制作したいのか問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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執筆者

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VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

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動画制作・映像制作のCrevoとは
動画制作会社Crevo(クレボ)は2,000社10,000件以上のアニメーション・実写動画を制作してきた実績をもとに低価格・高品質な動画でお客様のビジネス課題の解決にコミットします。パートナー企業とも連携をし、動画を掲載する先のLPやサイト設計・ユーザーを集客するための広告運用までサポート可能です。また、全体的なプロジェクト総予算の配分見直しを行った上で、企画段階からの制作も、YouTube動画編集を部分的に依頼したいなどの一部業務のご依頼も可能です。
サービス紹介、アプリ紹介、YouTube広告、SNS動画、TVCM、インタビュー、展示会、採用、学校紹介、会社紹介、ブランディング、マニュアル動画を制作するために最適なクリエイターをアサインしてプロジェクトチームを作り、適切な価格で制作いたします。