Twitter動画広告の種類と成功事例4選を紹介

「Twitterでプロモーションしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。拡散力のあるTwitterでは、Web広告とは違ったメリットに期待できます。

一方で「具体的にどのような効果が得られるのか」「Twitter動画広告にはどのような種類があるのか」「どのような動画広告を制作すればいいのか」といった疑問も多いでしょう。

本記事ではTwitter動画広告の種類をふまえた上で、Twitter広告で得られる効果やTwitter動画広告で商品を紹介するメリット・デメリット、さらに成功事例、重要ポイントについて紹介します。

「Twitterでプロモーションを考えている」「Twitter広告で商品紹介動画の制作を考えている」方は、ぜひ参考にしてください。

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2024/11/2812:00-13:00

Twitter広告で得られる効果とは?

Twitterは、2018年時点で4,500万人の利用者がいるとのデータが公表されています。2006年にリリースされて以降、日本のみならず海外を含め老若男女に利用されているSNSです。

そんなTwitterは多くの人の生活に浸透するSNSであり、朝から夜まで1日中アクティブに利用されています。というのも、140字以内の短い文章や写真・動画で視覚的にも情報が吸収しやすく、伝達されやすいプラットフォームだからといえます。

Twitter広告はこれだけのアクティブなユーザーに対して、Twitter内で自然に表示されます。「今起きていることがすぐに話題になるリアルタイム性」といった特徴をもつTwitterだからこそリアルタイムに広告が表示され、かつアクティブユーザー数が多い点で多くのユーザーの目に触れることが可能です。

さらに、「リツイート」機能があることで広告が思わぬ形で拡散される可能性もあります。

つまり、Twitter広告は「多くの人にリーチしたい」「拡散性から認知度やコンバージョン率を上げたい」場合、効果に期待できる広告配信プラットフォームです。

Twitter動画広告の種類

Twitter動画広告には、主に次の5種類があります。

・プロモビデオ
・インストリーム動画広告
・Amplifyスポンサーシップ
・ファーストビュー
・プロモライブビデオ

Twitter動画広告で効果的に商品紹介をするには、最適な動画広告の種類を選択することがポイントです。各Twitter動画広告の特徴を押さえてみてください。

プロモビデオ

動画の長さ最大2分20秒
推奨動画サイズ1200×1200(最小600×600)
ファイルサイズ最大1GB(推奨:30MB以内)
ファイル形式MP4・MOV
動画ビットレート1080p:6,000〜10,000(推奨:6,000k)
720p:5,000〜8,000k(推奨:5,000k)
フレームレート29.97FPS/30FPS

プロモビデオはユーザーのタイムラインに表示される、最も一般的なTwitter動画広告です。通常のツイートと同じフォーマットであるため、タイムラインに自然に広告が流れ、ユーザーへの違和感を軽減してくれる点が特徴です。

広告が表示されると自動で動画が再生されるだけでなく、60秒未満の動画であればループで再生されます。また広告が気になったユーザーが動画をタップすれば、動画が音声あり・フルスクリーンで視聴可能です。

タイムラインに自然に表示されるため広告の不快感が軽減できる点、自動再生で動画を見てもらいやすい点がメリットです。

インストリーム動画広告

動画の長さ最大2分20秒(推奨:15秒以下)
推奨動画サイズ1200×1200(最小600×600)
ファイルサイズ最大1GB(推奨:30MB以内)
ファイル形式MP4・MOV
動画ビットレート1080p:6,000〜10,000(推奨:6,000k)
720p:5,000〜8,000k(推奨:5,000k)
フレームレート29.97FPS/30FPS

インストリーム動画広告は、コンテンツパートナーとしてTwitter社と提携している企業が利用できる広告です。企業の動画コンテンツの冒頭で、CMのような形で配信されます。

Twitterでは、ニュースやスポーツ、エンターテインメントなどさまざまな分野のコンテンツパートナーから集まった動画が配信されています。コンテンツパートナー数は厳選されているため、影響力のある企業の品質の高い動画コンテンツに広告が配信できる点が特徴です。

コンテンツパートナーにはさまざまな分野の企業がいるため、紹介したい商品と親和性が高いジャンルの動画コンテンツに広告を配信することがポイントです。またインストリーム広告はTwitter以外のプラットフォームにも動画広告が配信できます。

Twitter上で認知度を高めるだけでなく、Twitter以外のプラットフォームからユーザー流入に期待できる点がメリットです。

Amplifyスポンサーシップ

動画の長さ6秒以内
推奨動画サイズ1200×1200(最小600×600)
ファイルサイズ最大1GB(推奨:30MB以内)
ファイル形式MP4・MOV
動画ビットレート1080p:6,000〜10,000(推奨:6,000k)
720p:5,000〜8,000k(推奨:5,000k)
フレームレート29.97FPS/30FPS

Amplifyスポンサーシップはインストリーム動画広告と同様に、企業の動画コンテンツにCMのような形で広告が配信できます。インストリーム動画広告との違いは、配信先の動画コンテンツです。

インストリーム動画広告ではコンテンツパートナーから関連するカテゴリーに広告が配信される一方、Amplifyスポンサーシップは指定したコンテンツパートナーの動画コンテンツにのみ広告が配信されます。いわゆるタイアップ動画のような形式です。

特定のコンテンツパートナーと1対1でスポンサー関係を結んで広告が配信できるため、コンテンツパートナーの影響力が大きいほどプロモーション効果に期待できます。だからこそ、紹介したい商品と関連性のあるコンテンツパートナーを見つけることが最大のポイントです。

ただしAmplifyスポンサーシップでは、広告主が直接広告を入稿することができないため、動画広告を配信する際は、Twitter認定代理店に問い合わせする必要がある点に注意が必要です。

ファーストビュー

ファーストビューは、タイムラインのトップに表示できる動画広告です。ユーザーがその日に初めてTwitterを開いた時にタイムラインに表示されるため、商品発売日に合わせた広告配信に最適です。

広告は1日1社、24時間限定の配信です。設定した配信日にTwitterにアクセスしたすべてのユーザーに対して広告が配信されます。24時間限定での配信ですが、全ユーザーに表示されるため、大規模なリーチを獲得できます。

ファーストビューはさまざまな形式の広告フォーマットが利用できるため、動画の長さやサイズ・ファイル形式は利用する形式によって異なります。紹介したい商品に合わせて、最適な広告フォーマットを選ぶことがポイントです。

また、ファーストビューはAmplifyスポンサーシップと同様に広告主側で入稿できないため、Twitter認定代理店への問い合わせが必要です。

プロモライブビデオ

オーディオビットレート最大128bps

推奨動画サイズ1200×1200(最小600×600)
ファイル形式MP4・MOV
動画ビットレート最大12Mbps(推奨:9Mbps)
フレームレート60FPS(推奨:30FPS)

プロモライブビデオは、ライブ配信という形の動画広告です。ライブ配信を視聴するユーザーとリアルタイムにやり取りできるため、即時的な集客に期待できます。

プロモライブビデオは大規模なイベントの配信・新商品の発表など幅広いシーンで活用されています。商品紹介の中でも、商品の使い方を説明する、インフルエンサーを起用して商品を紹介してもらうなど活用方法はさまざまです。

しかし、ライブ配信という特性上、配信を見てもらえないと動画広告の効果にも期待できません。そのためインフルエンサーを活用する場合は、事前にライブ配信を告知するなど配信にあたって工夫が重要です。

また、プロモライブビデオもTwitter認定代理店を通す必要があります。

Twitter動画広告で商品紹介するメリット

Twitter動画広告で商品紹介するメリットは、次のとおりです。

・拡散力が期待できる
・特定のターゲットへリーチが可能

Twitter動画広告で商品紹介するにあたり、メリットを押さえておくことも大切です。

拡散力が期待できる

Twitterをはじめ、SNSには拡散力がある点が特徴です。なかでもTwitterにはリツイート機能があるため、ほかSNSに比べて高い拡散力に期待できます。

Twitterのリツイートはワンタップで実行でき、ユーザーが良いと思った動画を直感的に拡散することが可能です。このように爆発的に拡散される現象を「バズる」といい、一般的な動画広告ではなし得ない圧倒的なリーチが獲得できます。もちろん、拡散した分は広告費には含まれないため、実質無料で多くのユーザーにリーチできるということです。

商品紹介動画はどれだけクリエイティブが良い動画が用意できても、見てもらわないことには商品の特徴や魅力が伝えられません。

ツイートを閲覧する感覚で自然と動画広告が目に触れるだけでなく、思わぬ形で拡散される力を秘めているのは、Twitter動画広告で商品紹介する唯一無二のメリットです。

特定のターゲットへリーチが可能

Twitterはユーザーが興味関心にまつわる行動を起こし、その上でユーザーの興味関心に合わせたコンテンツ表示機能に優れているSNSです。

この特性を活かし、Twitter動画広告でも広告に興味関心をもつであろう特定のターゲットに対してリーチできるメリットがあります。

時にターゲット外の思わぬ層から需要があるケースも見られますが、基本はターゲット層に購入してもらうことがゴールとなるはずです。
そのゴールを達成しながら効率的にプロモーションをするには、特定のターゲットへリーチする方法が有効です。Twitter動画広告であればターゲットに確実に情報を届け、かつ拡散力を活かしてターゲット外の幅広い層にまでアプローチできます。

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Twitter動画広告で商品紹介するデメリット

一方で、Twitter動画広告で商品紹介するデメリットには、次のことがあげられます。

・ターゲット層の年代が制限される
・特定のユーザーに不快感を与える可能性がある

ここでは、デメリットについても詳しく解説します。

ターゲット層の年代が制限される

Twitterは幅広い年代層のユーザーに利用されるSNSである一方、利用ユーザー層の年代層は低めです。

総務省「令和3年度情報通信メデイアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Twitterの年代別利用率は次のとおりです。

10代20代30代40代50代60代
67.4%78.6%57.9%44.8%34.3%14.1%

総務省「令和3年度情報通信メデイアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

Twitter利用ユーザーのメイン層は10〜30代となり、40代以降は利用率が低下しています。

Twitterは特定のターゲットにリーチできるメリットがある一方、ターゲット層の年代が制限されるデメリットもあるのです。10〜30代の年代層をターゲットにする分には効果に期待できる反面、40代以降の層をターゲットとしたプロモーションは難しい可能性があります。

そのためTwitter動画広告で商品紹介するにあたって、商品のターゲット層とTwitterの相性を確認しておくことが必要です。

特定のユーザーに不快感を与える可能性がある

タイムラインに自然に流れるとはいえ、広告と認識されることで特定のユーザーに不快感を与える可能性があります。

また、インストリーム動画広告のように目的の動画を視聴する前に流れる広告は、スキップできるとはいえスムーズに目的の動画が視聴できないことで、不快感を与える可能性も高まるでしょう。

商品紹介の動画広告で不快感を持たれてしまうと、最悪のケースではその商品自体に不快感を覚えてしまうリスクも考えられます。広告の不快感を軽減するためにも、広告らしさを感じさせない商品紹介動画の制作が重要です。

Twitter広告を活用した商品紹介の成功事例4選

Twitter広告による商品紹介で効果的なプロモーションを実現するためには、Twitter動画広告のメリットを発揮できるかが重要です。

Twitter広告での効果的な商品紹介をイメージするためにも、4つの成功事例をご紹介します。

プロモーション動画 スキンケア美容家電「LUNA mini2」

表現実写
制作費用レンジ100万~299万円
長さ・尺60〜120秒

出典:Crevo制作実績

ヤーマン株式会社が日本正規販売代理店として展開する「FOREO(フォレオ)」から登場する、音波振動スキンケア洗顔器「LUNA mini2」のプロモーション動画の事例です。

店頭での放映も想定して1分24秒の本動画を制作したほか、Twitter動画広告でも利用できるよう15秒版・30秒版の動画も制作しています。

すべてのバージョンの動画で清潔感のある洗練されたテイストに統一し、ターゲットである女性が商品に親しみをもてるよう工夫している点がポイントです。15秒版・30秒版の動画では、「LUNA mini2」の特徴・使い方が簡潔かつ具体的にイメージできる内容となっています。

SNS用プロモーション動画 ミールキット「キットオイシックス」(夫婦編)

表現実写
制作費用レンジ100万~299万円
長さ・尺30〜60秒

出典:Crevo制作実績

オイシックス・ラ・大地株式会社が提供する「KitOisix(キットオイシックス)」のSNS用プロモーション動画の事例です。

Twitterの性質を加味し、セールス色の強いストーリを避け、実際にKitOisix(キットオイシックス)」を使用している夫婦の日常シーンを起用しています。実際に商品を使っているシーン、その感想を紹介することで短い動画のなかでもKitOisix(キットオイシックス)」の特徴や魅力が伝わります。

広告感を軽減しながら商品の特徴を簡潔に説明し、かつユーザーに親近感を持ってもらうためには、実際の利用者を起用した動画が効果的です。

デジタルサイネージ用配信管理クラウドシステム「クイックサイネージ」導入事例動画

表現実写
制作費用レンジ〜49万円
長さ・尺120秒〜

出典:Crevo制作実績

ソフトバンク株式会社が提供する法人向けクラウド型デジタルサイネージ「クイックサイネージ」の導入事例の動画です。

実際に「クイックサイネージ」を活用している株式会社エッグセレントさまの声を、インタビュー形式の動画に落とし込みサービスの魅力を伝えています。また、導入前に抱えていた課題、導入後の効果が詳しく伝えられているため、「クイックサイネージ」を導入するメリットが理解できます。

インタビュー形式の動画は単調に続いてしまう傾向にありますが、こちらの事例では文字訴求を入れ込んだり、内容にメリハリをつけるなどして、視聴者が飽きない見せ方にこだわっている点がポイントです。

コンセプト動画 予約・キャッシュレス決済システム「hacomono」

表現アニメーション
制作費用レンジ50〜99万円
長さ・尺60〜120秒

出典:Crevo制作実績

株式会社まちいろが提供するフィットネスクラブ・ヨガスタジオ・インドアゴルフなどのための管理・予約・キャッシュレス決済システム「hacomono」のコンセプト動画の事例です。
動画の冒頭では3つのシステムのポイントを紹介。その後、具体的な解説につなげており、サービスの魅力や利用するメリットが簡潔にまとまっています。

また、動画は「hacomono」のコンセプトに合わせて、洗練された高級感のある雰囲気とシンプルな見せ方にこだわっています。実際のサービスに合わせたコンセプチュアルな表現を採用することで、「hacomono」独自のブランド訴求にも有効です。

Twitter広告で商品紹介する際の重要ポイント

Twitter広告のメリットを最大限発揮し、目的のプロモーション効果を得るには次の3つのポイントが重要です。

・商品の訴求ポイントを冒頭にもってくる
・商品に関係するキーワードを設定する
・商品紹介を視聴するユーザーを意識して制作をする

3つの重要ポイントを押さえて、Twitter広告の効果を最大化しましょう。

商品の訴求ポイントを冒頭にもってくる

Twitter動画広告はタイムラインで自動再生される、または6秒後にスキップ可能な強制視聴の形式がメインです。

Twitter動画広告に限らず、広告はユーザーが自ら進んで見るものではありません。その環境下で広告の内容に興味を持ってもらうためには、自然と目に入る・見る必要のある冒頭に商品訴求のポイントをもってくることが重要です。

冒頭で十分なアピールができれば、最後まで視聴してもらうことができなくとも商品が訴求できます。

商品に関係するキーワードを設定する

Twitter動画広告では、設定したキーワードからターゲットを特定して広告が配信できます。

そのため、商品のターゲット層を詳細に想定し、商品とユーザー層に関係するキーワードを設定することがポイントです。多くのキーワードを設定するほどコアな層にもリーチでき、本来リーチできる範囲より幅広いリーチの獲得に期待できます。

ですので、商品に関係するキーワードは30個以上設定することがおすすめです。

商品紹介を視聴するユーザーを意識して制作をする

Twitterを利用するユーザーのほとんどは、スマートフォンからタイムラインを閲覧しています。

そのため、Twitter広告に配信する動画はユーザーがスマートフォンで視聴することを意識した内容・構成で制作することが重要です。スマートフォンの画面は小さいため、あまり細かい文字や映像を詰め込んでしまうと、商品の何を訴求したいのかがわかりにくい動画となってしまいます。

ユーザーの視聴環境や広告を視聴するモチベーションも意識して、見やすい・わかりやすい・飽きない動画制作がポイントです。

まとめ

本記事では、Twitter動画広告の効果や種類をふまえ、メリット・デメリットや成功事例・重要ポイントについて紹介しました。

Twitter動画広告は特定のターゲットへリーチしやすいだけでなく、拡散力により広告効果を最大化する可能性がある点がメリットです。またTwitter動画広告用に制作した商品紹介動画は、その他動画広告やプロモーションにも活用できるため、高い費用対効果に期待できます。

現状のブランディングやプロモーションに課題がある方に、Twitter動画広告での商品紹介はおすすめの手法です。

ぜひ本記事で紹介した事例も参考に、Twitterで配信する商品紹介動画の制作を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者

VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUARE編集部
VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社(クレボ)」が運営しています。

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