タイムラプスとは?スマホ(iPhone、Android)での取り方やおすすめ撮影シーンを紹介
更新日2024年03月05日
公開日2022年03月10日
タイムラプス動画は、スマホのアプリなどでも撮ることができます。しかも、タイムラプスモードを使ったことがない人でも撮影は簡単。上手な撮影方法やおすすめの活用シーンを知ることで、動画制作を楽しんでみましょう。
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タイムラプスとは
タイムラプスは『時間(time)』『経過(lapse)』という意味をもっており、1枚ずつ撮影された写真をつなぎ合わせて、コマ送り動画にする撮影手法です。
タイムプラスでは1枚ずつ撮影されたきれいな写真で構成されているため、早送りの動画よりも鮮明な印象で撮影が可能です。ゆっくりと動いている物や風景を早回しで撮影できるので、身近な風景を新たな作品として生まれ変わらせることもできます。
一方で、視点が移動可能でより臨場感のある「モーションタイムラプス」という動画もあります。こちらはプロでないと制作が難しい部分があります。専用の機材が必要になり、一般的な動画とは制作のポイントも違います。モーションタイムラプス動画についての記事もあるので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
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タイムラプスで撮影するメリット
タイムラプスの特性を活かせば、通常の撮影モードで制作した動画とは一味違う魅力のある作品に仕上がります。
臨場感を出せる
アクションシーンやチェイスシーンなどの撮影に活用すれば、臨場感を演出することができます。
また、星の光跡やオーロラのゆらめきなどのダイナミックな大自然を映したタイムラプス動画なら、観る人の心の琴線に触れることもできるでしょう。
時間をコンパクトにまとめられる
通常モードで長時間撮影すると、動画のデータ量が膨大になります。
しかし、タイムラプスモードを活用すれば、長時間カメラを回しても動画は短いのは大きなメリット。データが重たくないため、編集ソフトなどに取り込むのにも時間がかからないうえ、編集作業にも時間を取られません。
タイムラプス動画の撮影方法
タイムラプス動画の撮影方法は機材によって大きく異なります。ここではタイムプラス動画の撮影方法を機材のジャンルによって説明いたします。
タイムラプスカメラ(定点観測用カメラ)
タイムラプスカメラの場合は、タイムラプスの設定項目がカメラ本体に内蔵されているのでガイダンスに従って設定していくだけで撮影ができます。
さらにパン機能と呼ばれる、カメラをゆっくりと動かしていく機能が内蔵されているため、タイムラプス撮影をしながらアングルを徐々にずらしていくことができ、映像に動きを加えることができます。
スマホ(iPhone、Android)
iPhoneの場合
iOS8以降であればカメラアプリに『タイムラプス撮影機能』が搭載されており、カメラを起動しタイムラプスモードに変更するのみで難しい設定はないため、簡単にタイムラプス動画を撮影することができます。
ただし、撮影時間が30分や1時間を超える動画は、自動的に30秒まで短縮されてしまいますので、1時間以上超える動画を撮影する場合は前述のカメラ等を用意することも検討すると良いでしょう。
Androidの場合
Androidの場合は機種によってタイムラプス撮影機能が搭載されていないものがありますが、google playには、Microsoft Hyperlapse MobileやFramelapseなどのタイムラプス撮影アプリがいくつか用意されているため、自分に合ったアプリをインストールし使用することでiPhone同様、簡単に撮影ができます。
デジタルカメラ
デジタルカメラに搭載されている「インターバル撮影機能」や「タイムラプス動画撮影機能」を使うことで簡単に撮影することができます。
インターバル撮影の場合は撮影した画像がグルーピングされ、タイムラプス動画のように視聴することは可能ですが、一度パソコンで動画を作成する必要があるため、前もってタイムラプス動画を作成できるソフトの準備をしておくと良いでしょう。
タイムラプス動画を撮影するときの注意点
タイムラプス動画の撮影は簡単です。しかし、上手に撮るために注意しておきたいポイントが三つあります。
スマホやカメラがブレないように固定する
タイムラプス動画の撮影は長時間であることが多いです。そのため手持ちで、普通のビデオ撮影のような感覚でタイムラプス動画を撮ると、手ブレして見づらい動画になってしまいます。
通常の動画撮影でも同じですが、定点撮影する場合、とにかくスマホやカメラがブレないようするだけで動画がキレイな仕上がりになります。スマホやカメラを固定するために三脚を使いましょう。三脚を使用することで撮影角度が固定されるため、綺麗なタイムラプス動画を作れます。
最近では持ち運び簡単なミニ三脚や安価な三脚もあるため、用途に合わせて用意していつでもすぐにタイムラプス動画を撮影できるように準備しておくと良いでしょう。
バッテリー、容量の残量を管理する
前述のとおりタイムラプス動画の撮影は長時間に及ぶことがあります。バッテリーの充電が足りず、撮影途中の動画が止まってしまう、保存できないという可能性があるため、前もってスマホやカメラのバッテリーの充電を満タンにし、残量を管理する必要があります。
併せて容量の管理も欠かせません。長時間の動画ともなると容量も大きくなってしまいます。そのため、あらかじめ空き容量を増やしておくか、空のメモリーカードを用意して撮影に臨みましょう。
撮影間隔(インターバル)を調節する
撮影間隔(インターバル)とは動画を撮影する時間(速度)の間隔のことを意味します。タイムラプス動画では撮影間隔を調節することで、動画の仕上がりが変わるため、撮影したい動画のイメージに合わせて撮影間隔を調節しましょう。
撮影間隔が短ければ対象物がゆっくり動いて見えるため、変化がわかりやすく動画が滑らかになります。一方撮影間隔が長ければ対象物の動きが早く見えるため、大きな変化を感じ取ることができます。撮影する状況に応じて、撮影間隔を変更しタイムラプス動画のスピード感やダイナミックさを演出しましょう。
タイムラプス撮影おすすめのシーン
タイムプラス撮影におすすめなのは時間経過とともにゆっくりと状況が変わる対象物です。その中でも特におすすめのシーンをいくつか紹介します。
空模様
ゆっくり動く雲の動きや、日の出や日没とうの空模様の移り変わりする様子はタイムラプス撮影に最適のシーンといえるでしょう。タイムラプスで時間を縮めて見ることで、空のダイナミックさを感じられるでしょう。
料理
YouTubeやInstagramなどのSNSに投稿されているレシピ動画のなかでも、タイムラプス動画は人気です。
調理工程が早送りで説明されているため、気軽に通しで確認することができるので、自分にも簡単に作れそうな料理であるかどうかイメージしやすいのが魅力。食料品メーカーなどもこぞってタイムラプス動画を制作・公開しています。
絵
イラストや水彩画などの制作過程をタイムラプスモードで記録したメイキング動画もSNSで人気です。
レシピ動画の場合、視聴者に真似して作ってもらえるよう、工程をわかりやすく説明することを重視している一方、メイキング動画は、「こんなに緻密な作業を重ねるなんてすごい!」などインパクトや驚きを与えるものであることが多いです。
街並み
人々が行き交う街並みを定点でタイムラプス撮影するのもおすすめです。旅行先や人通りの多いところでカメラを向けてみてはいかがでしょうか?完成した動画はコマ落としの映画を見ているような面白みがあるでしょう。
タイムラプス動画の活用事例
では実際にタイムラプス撮影を活用している動画の事例をご紹介します。
タイムラプスムービー 株式会社ビクセン(Vixen Co., Ltd.)
星空のタイムラプスムービーです。短いながらも星が大空を動いているかのような迫力溢れる映像です。動画の後半では雲がすばやく動く様も捉えられており、長い時間をぎゅっとまとめたことがよくわかります。
【タイムラプス】 2012 微速度撮影 総集編 Japan TimeLapse 【HD】
出典:spskent
様々なシーンをタイムラプスで撮影した動画です。まるでアニメかのように行き交う車や人々の動きはユーモアに溢れてずっと見ていられるような面白さがあります港に停船している船がゆらゆらと揺れている様子もタイムラプス動画で見ることで、初めて気付ける点ではないでしょうか。
タイムラプス動画をマスターし、動画制作を楽しもう
タイムラプス動画は、ここでこれをした、あれを買った、そのシーンは見たといったように、参加していた自分と重ね合わせることができ、動画が共有の思い出になります。使い方をマスターして、作った動画をSNS等で共有してみてはいかがでしょうか?本記事で紹介した注意点も参考にし活用していくことがおすすめです。
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