iMovieとは?使い方、動画編集機能、内蔵音源の著作権までを解説

iPhoneやMacで動画編集をするならiMovieがおすすめです。Apple製品にプリインストールされている動画編集アプリで、多彩な機能が搭載されています。この記事では、初心者でも簡単に操作できるiMovieについて、メリット・デメリットを踏まえながら解説します。

iMovieとは

iMovieとは、iPhoneやMacをはじめとするApple製品で使用できる動画編集アプリです。Apple製品を持っている人であれば、だれでも無料でiMovieを使用することができます。自身のiphoneで撮った動画を編集したい、と思ったらすぐ編集できる手軽さも魅力の一つでしょう。

さらにiMovieを使えば、編集の専門知識がなくてもプロさながらの本格的なムービーを作ることができます。iPhoneやiPadであれば、指で操作するだけで、動画を切り取る等の編集することができるため、初心者でも簡単に扱えるのも多くの人に利用されている理由であるといえるでしょう。

App Store:https://apps.apple.com/jp/app/imovie/id377298193

iMovieの使い方と機能

iMovieにはクオリティの高い動画編集を可能にする機能が数多く用意されています。ここではよく使われている機能と使い方をいくつか紹介します。

動画のトリミング・カット

トリミングとは動画の一部を切り出すということを意味します。iMovieのトリミング・カット機能では、取り込んだ動画もしくはiMovieで撮影した動画の無駄な部分の削除または分割が可能です。動画の必要となる部分の始まりの地点と終わりの地点を選択することで指定された箇所の動画を切り出すことができます。また、クリップ(切り抜いた動画)同士をつなぎ合わせることも可能です。

テキストの挿入

動画上に好きなテキスト(文字)を表示させることも可能です。フォントと色を選び、サイズを調整したあと、画面上の好きな場所に配置するだけで動画にテキストを挿入することができます。文字色、グラデーション、パターンを選択したり、表示時間を調整したりと自由度が高いため、個性を生かした動画編集を行えるでしょう。

音楽の挿入

iMovieのオーディオ内にはBGMが内蔵されている『サウンドトラック』と 音楽素材『サウンドエフェクト』、端末に保存されているBGMなどの音楽『マイミュージック』があります。

iOSの中に80以上のスマートサウンドトラックが用意されているため、動画内に挿入することで映像を引き立たせることも可能です。ちなみにiMovieに内蔵されている音楽については著作権フリーであるため、SNS等で共有する際も安心して使用できます

簡単な操作で音楽の長さを映像の長さに合わせられるため、映像だけでなくサウンドも魅力的なムービーが作れます。

フィルタの適用

10種類のクリエイティブなフィルタが内蔵されており、動画のイメージに合う好きなものを選べます。

昔ながらのサイレント映画スタイルや古めかしい西部劇風のルック、未来っぽいスタイリッシュなブルートーンなど、おしゃれなフィルタから自分の動画に合ったものを選びましょう。フィルタの適用は簡単でそれぞれのトリミングした動画にかけることも、動画全体に一気にかけることもできます。

エフェクト(トランジョン)の追加

クリップ(切り抜いた動画)同士をつなぎ合わせるために挟むエフェクトをトランジョンといいます。トランジションを使うことで、クリップ間を自然につなぎ合わせることができます。

トランジションの種類も豊富で、フェードイン/フェードアウトさせたり、クリップをほかのクリップに融合させたり、別のクリップ内にズームインさせたりと、様々な方法を使えます。さらに、手動でトランジションを追加するだけでなく、自動でトランジョンを追加するように設定することも可能です。

テンプレート

あらかじめ作られたテンプレートに自分の写真や動画などの素材を当てはめるだけで、簡単に映画予告風の動画を作ることができる機能です。2022年現在ではMac版で29種類、iOS版では14種類のテンプレートを使用することができます。素材を選ぶだけで簡単におしゃれなプロ風の動画を作ることができます。

動画の保存

動画の編集が終わったあとは、もちろん保存することが可能です。また、動画の一部のみを画像として保存することも可能です。動画の品質や解像度、圧縮も選ぶことができるため、用途に合わせて保存方法を選ぶと良いでしょう。さらには音楽のみ、ビデオのみ、と選ぶことも可能です。

編集した動画の共有

動画編集が完了したら、友達や家族に送ったり、YouTubeやTwitter等のSNSで共有したりすることができます。動画を保存した際に投稿したいSNSサイトを選ぶことができるため、簡単に共有することが可能です。共有機能を活用して、力作をいろいろな人に見てもらいましょう。

iMovieを使うメリット

無料で使える

iMovieはiOSとmacOSに標準搭載されているアプリです。そのためApple製品のユーザーなら無料で使えます。 無料で使える動画編集ソフトは機能が制限されていることがほとんどですが、iMovieなら基本的な機能は問題なく使用可能です。Appleユーザーで動画編集をしたい方は、まずiMovieを試してみましょう。

Apple製品との連携が簡単

iMovieはApple製品に備わっているアプリであるため、MacとiPhone別端末同士での連携が可能です。例えば、iPhoneで撮影した動画をMacで編集したい場合も、iMovieを共有することで簡単に行えます。もちろんiPadなどほかのApple端末でも連携は可能です。

しかし、連携させる端末同士のiMovieのバージョンが同じであることが必要であるため、注意しましょう。

直感的な操作が可能

iMovieは、動画編集が初めての人でも使いやすい操作性も魅力です。画面もシンプルで、初心者でも混乱せずに動画を完成させられます。iPhoneで撮った動画を簡単な操作で手早く編集できるため、動画を作ってすぐにSNSにあげたい人にもおすすめといえるでしょう。

映画のようなクオリティの動画が作れる

iMovieは4K動画を扱うことができるため、編集次第では映画の予告編のようなハイクオリティの動画を作ることもできます。

また、クオリティの高い著作権フリーの音楽や豊富なトランジション、フィルタ、テンプレート機能を活用することで、誰でも簡単にクオリティの高い動画を制作できます。

iMovieを使うデメリット

Windowsやアンドロイドでは使えない

WindowsやAndroidではiMovieは使用できません。そのため、スマホやPCをApple製品で統一していない場合は、iMovieの強みであるデバイス間の連携機能を十分に活かすことができなくなってしまいます。

文字入れ機能に制限がある

iMovieは文字を画面上に挿入する機能が搭載されていますが、形式に制限があり、自由な場所に配置することはできません。またフォントの種類も特に日本語の場合は他のツールに比べると少ないため、動画上でテキストを目立たせることができない点がデメリットとして挙げられます。

どんな動画でも作れるわけではない

どんな動画編集アプリにも言えることですが、iMovieではハイクオリティな動画を作ることができるものの、どんな動画でも作れるというわけではありません。

アプリによって使える動画や作れる動画のテイストには大きく違いがあるので、自分が作りたい動画に合わせて動画編集アプリを選ぶのがおすすめです。

<関連記事>【2022年版】おすすめ動画編集アプリ7選!YouTube動画をスマホ一つで

iMovieで動画編集をしてみよう!

iMovieは、機能が豊富で簡単も操作なため、誰にでもハイクオリティな動画をつくることができます。動画編集をしてみたい!と考えている人はまず、簡単にスマホ1台から始められるiMovieでの動画編集にぜひ挑戦してみましょう。

ただし、ビジネス目的の場合は、必然的に視聴者が動画に期待するクオリティは高くなることに注意が必要です。動画編集アプリは高機能とはいえ、プロが制作するような動画を初心者が制作するのは難しいといえます。自社にプロがいない場合は、動画制作サービスの利用も選択肢に加えることがおすすめです。

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