海外レポート発!数字から見る2019年動画市場・トレンドを振り返り
更新日2024年06月14日
公開日2019年12月19日
こんにちは!VIDEO SQUARE編集長です。
2020年は、いよいよ「5G元年」として通信環境がより改善され、動画活用がより活性化されることが期待されています。今回の記事では、インドネシアのアニメーション動画制作会社「Breadnbeyond」の行った動画市場に関する調査結果を元に、動画の市場状況やトレンドについて紹介します!
中堅・中小企業の採用担当者向け
【採用力アップ】魅力的な求人と動画で若手人材を惹きつける方法
日時
2024/11/2812:00-13:00
動画が視聴者の生活の一部となってきている
・78%の人たちは動画を毎週視聴しており、そのうち55%は毎日視聴しています。
・72%の消費者は、商品やサービスについて詳しく知りたいとき、動画を通して知ることを好みます。
・2022年には、インターネットを利用のうち、82%は動画視聴によるものになります。
8割弱の人たちは動画を毎週みている習慣があり、生活の一部として動画が親しまれていることがわかります。そして、約20年後にはインターネット利用の8割が動画の視聴を目的とし、動画はなくてはならない存在になっていきそうです。
企業の満足度も高い動画活用
・動画活用を行ったマーケティング担当者のうち、97%はユーザー理解を深め、売上アップに貢献したと満足しています。
・動画を活用したマーケティング担当者のうち、88%は次年度の動画マーケティングにかける予算を上げることを検討しています。
動画活用をしている企業の満足度は高く、次年度はさらに動画マーケティングを活性化させたいと前向きに取り組む傾向にあることがわかりました。
媒体によって異なる役割を果たす動画
ここでは、YouTube、Facebook、Instagram、Twitterの4つの媒体での動画活用について紹介します。
YouTubeにまつわる動画データ
・検索サイトとして、Googleに次いでYouTubeが活用されています。
・YouTubeの利用者のうち、半分以上が携帯電話などのモバイル端末から視聴しています。
Facebookにまつわる動画データ
・85%の視聴者は、音無しでFacebook内の動画を視聴することを好みます。
・動画付きの投稿が最もエンゲージメント率(※1)が高く、13.9%となります。
Instagramにまつわる動画データ
・広告のインプレッション(※2)のうち、65%はInstagramに掲載された動画からきます。
・75%の視聴者は、Instagramでブランディング動画を視聴者したあとに何かしらの行動を起こします。
Twitterにまつわる動画データ
・Twitterの利用者のうち、90%は携帯電話などのモバイル端末から視聴しています。
・82%のTwitterの利用者は、動画視聴をメインとしています。
YouTubeは検索エンジンとしての役割も果たすようになり、Facebookは消費者とつながる媒体としてエンゲージメント率が高く、デジタルマーケティング担当者にとってなくてはならない存在となりました。
Instagramはブランドストーリーを伝える媒体として企業の活用が進み、Twitterは動画視聴が利用用途のメインとして活用されています。
2020年はますますSNS媒体の特性を活かした動画活用が進みそうです。
※1:エンゲージメント率とは、SNS媒体においてユーザーが反応した割合となり、「いいね!」やクリックやシェアなどの行動を含みます。
※2:インプレションとは、広告の表示回数を指します。
インタラクティブ動画や360度動画の今後に期待
インタラクティブ動画
・インタラクティブ動画を活用しているマーケティング担当者は2%にとどまります。
・インタラクティブ動画を活用しているマーケティング担当者のうち、83%は満足しています。
・90%のインタラクティブ動画は、最後まで視聴されています。
視聴者のクリックなどのアクションによってコンテンツが変わる「インタラクティブ動画」は、まだ活用している企業が少ないものの、視聴完了率と活用満足度が非常に高いことが特徴的です。
動画を受け身で視聴するという従来のスタイルから、視聴者も参加する能動的なスタイルであることで、動画視聴中に起こりうる「飽き」がこないことがインタラクティブ動画の魅力だといえます。インタラクティブ動画のマーケティング活用がまだ2%と低いため、活用することで他企業と差別化するチャンスでもあります!
360度動画
・14%の企業が360度動画を活用しています。
・360度動画を活用しているマーケティング担当者のうち、74%は満足しています。
インタラクティブ動画と同じく、活用満足度は高い傾向にあります。施設紹介や不動産の内見紹介など奥行きのある場所の紹介に相性が良いです。現状は、2割弱の活用にとどまっており、360度動画を活用する必要があるか熟慮したうえで導入の検討を進めることが重要です。
インタラクティブ動画や360度動画は、まだ活用率は低いもののこれから活用が進むのではないかと、期待しています!
コミュニケーションを後押しする動画
消費者や潜在顧客とコミュニケーションを取る手段として、動画はマーケティング施策として2020年はさらに活用が進むのではないでしょうか。通信環境の改善も後押しもあるので、まだ動画活用をしたことがない方にとっても2020年は動画活用に挑戦する良いタイミングかもしれません!
VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、国内外約5,000名が登録している独自のクリエイターネットワークを生かして、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
参考記事
・Video Marketing Statistics that’s Going to Rock 2020 [INFOGRAPHIC]|breadnbeyond
幅広い表現を活用した動画制作・映像制作
動画制作の目的や課題、予算、コンセプトなどに合わせて最適な表現方法をご提案します。