SNS動画広告の事例でわかる各SNSの目安時間と最後まで引きこむコツ

企業のマーケティング戦略の一つにSNSの活用があります。企業専用のアカウントを作成してオーガニック投稿やキャンペーンでフォロワーを増やすなどの方法がありますが、動画を制作して投稿するのも有効な手段として知られています。
ただ、闇雲に動画を配信するだけでは効果は期待できません。SNSで動画を配信するなら、どれくらいの長さの動画を用意すればいいのかを知っておくことが必要です。
本記事では、SNSの動画で短い尺が好まれる理由や最適な再生時間の目安などを解説します。また、これらを踏まえ、SNS動画広告の成功事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目的ごとでSNS種類選択や最適な動画の長さは異なる

SNS動画広告の最適な長さは、広告の目的やSNSのプラットフォームによって異なります。
たとえば、普段SNSの動画広告でよく見かける動画は長くて30秒程度のものが多いです。これはユーザーからの認知獲得を目的にしているからです。認知を獲得したいターゲット層は自社の商品を知らないので、長い動画を我慢強く見てくれることはほとんどありません。
対して、自社の商品やサービスに興味があり、もっとくわしく知りたいと感じているユーザーなら、10分の動画であっても集中して見てくれるでしょう。
また、動画の長さはプラットフォームの特性にも影響を受けます。顕著な例がTikTokとYouTubeです。
たとえば、TikTokに商品を詳細に説明する長編動画を投稿しても見られる可能性は限りなく低いでしょう。これは、TikTokユーザーのニーズに合っていないからです。仮に購買意欲の高いユーザーがいても「TikTokにこれを求めていない」となり、見られる可能性は低くなると考えられます。
逆に長時間の動画も短い動画も両方楽しむYouTubeであれば、YouTubeShortで認知を獲得し、そのまま長編の詳細説明動画に誘導するという導線を作ることもむずかしくないでしょう。

SNS動画広告で短い尺が好まれる理由

大前提として、SNS動画広告の長さは短いほうが好まれやすいです。 多くのユーザーは、短時間で大量のコンテンツを消費する傾向があります。

動画マーケティング企業の「Wista社」の調査データによると、動画の長さが1分以内であれば60％程度のユーザ－が最後まで視聴していることがわかります。 そのため、長い時間の動画だからといってユーザーの興味を惹きつけられるわけではありません。最後まで視聴してもらうなら、15秒以内で最初の数秒が勝負になってきます。

SNS動画広告における最適時間の目安

主なSNSにおける最適な時間の目安について見ていきましょう。ここでは、世界的にもユーザー数の多い主要SNSにスポットライトを当てて解説していきます。
「いいね！」やシェアをするか否かを判断する材料として、動画の長さは大変重要です。SNSに合わせた長さを選びましょう。

Facebook

Facebookの動画広告は種類によって最大240分までの投稿が可能です。しかし、長すぎると途中離脱の可能性が高まり、伝えたい情報が伝わらなくなってしまいます。フィードやストーリーズに表示される広告は、ユーザーが興味を持たなければスキップされるため注意が必要です。
最後まで見てもらうためにも動画の長さは15秒以内を目指しましょう。また、冒頭の3秒以内に重要・魅力的な部分を持ってくるなど興味喚起することが大切です。

Twitter

Twitterの動画広告は種類によって最大10分まで投稿可能です。しかし、2分以上の動画はエンゲージメントが大幅に下がるというデータもあります（※Wistina Blog調べ）。ですので、Twitterの公式で推奨されている、すべてのフォーマットで表示可能な「長さ15秒以下」を目安に動画を制作しましょう。
また、どうしても動画内で説明しきれない部分はテキストを活用したり、ウェブサイトを訪れるように促したりすると良いでしょう。

Instagram

Instagramの動画広告は最大120秒まで配信可能なので、ストーリー性の高いコンテンツを検討している担当者も多いのではないでしょうか。
一方で、Instagramのストーリーズでは15～45秒から先は「このまま見る」をタップして画面遷移してもらう必要があります。このような特性からも動画の15秒先からは見てもらえない可能性が高いでしょう。ユーザーの気持ちを惹きつけるためには、動画の長さを15秒以内に収まるようにテンポの良い編集が必要です。

LINE

LINE広告の再生時間は最低5秒以上、最大120秒までです。3秒到達率が高い動画は、より配信効果が出やすい傾向にあると公式サイトで開示されています。
その傾向を踏まえた機能が「動画3秒の最適化機能」です。LINEが保有するデータに基づき、動画を視聴する可能性が高いユーザーに対して、最適な広告が配信される仕組みです。テスト配信では、手動入札の広告配信と比べて動画の3秒再生数は200％増加、3秒あたりの動画再生単価も約35％改善する結果が出ています。

TikTok

TikTokの動画広告は、種類によりますが5〜60秒の長さで投稿可能です。ただし、ユーザーの縦スライドのアクションで次の動画にスキップされてしまうため、TikTokの公式では9〜15秒のショート動画を推奨しています。また、スキップされないためには、最初の1〜2秒で最大限の工夫をすることが大切です。
動画の始めでどれだけユーザーを引き込めるかがカギとなってくるので、伝えたいことをインパクトのある形で表現するクリエイティブを作成することを心がけましょう。

YouTube

Youtubeは動画コンテンツに特化している媒体です。動画広告の時間が1〜2分。パソコンやタブレットといったデバイスだけでなくスマホからの視聴率が高いことが特徴です。
最後まで見てもらえるような工夫や興味を持たれる構成は重要になります。インパクトのある動画を広告で流すことで高い効果を期待できます。

コンテンツ別のSNS動画広告の最適な長さ

動画の最適な長さは掲載先だけではなく、もちろんコンテンツによっても変わります。ここでは動画広告を3つのカテゴリにわけ、最適な時間について説明していきます。

商品紹介系

商品やサービスの内容を紹介する動画の長さは、45～90秒程度が目安になります（※イロドリ調べ）。商品やサービスに対してすでにある程度興味のある人は、インパクトがあるだけの短尺動画では情報量が足りないと感じてしまいます。とはいえ、長すぎても途中で飽きて離脱されてしまうため、長くても90秒程度に収めましょう。
また「1分でわかる◯◯」など、具体的に何分程度の動画かを数字で冒頭に示すことで、最後まで集中して見てもらいやすくなるでしょう。

プロモーション系

プロモーションやキャンペーンの告知は、15秒程度の短尺にまとめるのが最適です。長過ぎるとスキップされる確率が上がるため、確実に見てもらえるよう短くする必要があります。ただし、15秒以内だと視聴者の好意や行動の変化などが少なくなるとされており、短くしすぎないことも重要です。
ポイントは、動画だけですべてを伝えきろうとせずに、興味を訴求するような内容に絞って行動を誘導することです。SNS媒体の中にはサービスサイトへのリンクも掲載できるものが多いため、動画内の情報だけで足りない場合はそちらで補足すると良いでしょう。

シリーズ物系

シリーズ物コンテンツとして商品により愛着をもってもらうことを目的にした動画の場合は、プロモーション的な見せ方は避けることがポイントです。むしろ、ウェブ限定ムービーといった形でプレミアム感のある動画を用意することが成功の秘訣となります。

SNS動画広告の推奨サイズ

SNS動画広告のクリエイティブでは、動画の長さのほかに動画のサイズも重要になります。動画サイズはSNSのプラットフォームごとで異なっており、もし合っていなければ動画が再生されないどころかアップロードすらできないので注意が必要です。
動画サイズはピクセル数で表されているので、SNS動画広告のクリエイティブ制作では最適な長さとともに、プラットフォームごとの推奨サイズも必ず把握しておきましょう。
また以下の規格の数値も、プラットフォームごとに合わせる必要があります。

もし動画の数値がプラットフォームに合っていなければ、アップロードや再生する際に支障が出る可能性があるので注意してください。
特にデータ量が大きすぎるとスマートフォンユーザーのデバイスによっては正常に再生されないこともあるので、必ず合わせておきましょう。
これらの内容は、動画マーケティングを行う際には必ず意識しておいてください。

SNS動画広告の成功事例

動画制作会社Crevoで制作したSNS広告動画事例をご紹介します。

ブランディング動画 タクシー配車アプリ「DiDi」 物語篇

タクシー配車アプリ「DiDi（ディディ）」の事例は、弊社動画制作会社Crevo（クレボ）の制作事例です。CrevoはVIDEO SQUAREを運営する動画制作会社です。数多くの動画・映像制作にたずさわっています。
動画の種類はアニメーションで、長さは33秒です。アニメーションはCrevoの強みのひとつです。
ストーリーは昔話のシンデレラやウサギと亀をモチーフにしています。シンデレラや亀がシチュエーションに合わせてタクシー配車アプリであるDiDiを使い、ユーモラスに問題を解決する内容です。
「平均5分でタクシーが到着すること」「使えば使うほどポイントが貯まること」などを訴求しています。

開業サポートサービス「開業freee」

「開業freee」は、freee株式会社が提供する開業サポートサービスです。具体的には、個人事業主向けに開業に必要な届出や青色申告承認申請書などの書類を簡単かつ無料で一括作成できるサービスになります。
この動画は「開業freee」のFacebook広告用に用意したもので、表現方法はアニメーションを使っています。長さは36秒です。
ストーリーは、まず冒頭部分でターゲットの注目を引くメッセージを投げかけています。FacebookなどのSNSのタイムラインに表示されることを想定し、モーションタイポグラフィで動きをつけることで、無音環境でもターゲットの目が留まるように工夫しています。
その後は、開業届の内容や提出するメリットを伝え、個人事業主になるなら開業freeeを使って開業届を出そうという構成です。
ポイントは、キャラクターやアイコンに特徴的な絵柄を使うことで、SNSのタイムライン上でターゲットの目を引く表現に仕上げていることです。

制度紹介動画「日経育英奨学制度」

「日経育英奨学制度」は株式会社日本経済新聞社が運営している返済不要の奨学金制度です。全額無利息で借りることができ、新聞配達に従事することで給与ももらえます。
この動画は「日経育英奨学制度」のプロモーション動画です。夢に向かってがんばる学生をターゲットとして、日経の新聞奨学生の認知を拡大する目的で制作しました。主にTwitterやFacebookなどのSNS広告への出稿を想定しています。
表現方法はアニメーションで、長さは39秒です。
ストーリーは、経済的な理由で東京の大学への進学を躊躇している主人公に先輩がアドバイスする内容です。日常の一コマを切り取ったシチュエーションを採用し、見る人が感情移入しやすくなるよう工夫しています。
ポイントは、ストーリーを会話形式にすることで共感を得やすくし、青を基調にしたイラストを使うことで爽やかな印象を与えるようにしています。

訪日旅行者向け旅行プランニングサービス「BINDAN」

「BINDAN」 は、ネットムーブ株式会社が提供する訪日旅行者のための旅行プランニングサービスです。
この動画はBINDANのサービス内容を紹介する動画です。Facebook広告に出稿することを想定して制作しました。表現方法はアニメーションで、長さは43秒です。
ストーリーは、BINDANが間違えやすいサービス名称なので、あえてサービス名称を間違えてカップルが喧嘩をする内容にしています。あえて動画内で間違ってみせることで、見る人にサービス名を正確におぼえてもらうことをねらいました。
ポイントは、表情が豊かなキャラクターを採用することでシーンにメリハリが出るようにし、Facebookユーザーにシェアされるようコミカルなストーリーを採用していることです。
また、台湾での放映も予定されていたため、セリフ・ナレーションはすべて台湾語で収録しています。

就職支援サービス「ミドルの転職」

「ミドルの転職」はエン・ジャパン株式会社が提供するミドル専用のハイクラス転職サイトです。ミドル専用なのでメインターゲットは30代・40代。各専門分野に精通したエージェントが登録者の転職活動を支えます。
この動画は、「ミドルの転職」のFacebook広告用に用意したもので、表現方法はアニメーションを使っています。長さは15秒とショートムービーの中でも短めです。
ストーリーは、冒頭で「30・40代の方に朗報！！」と文字を使って大きく打ち出し、ミドル世代の興味喚起をねらっています。その後は、男性が年齢を重ねながらも多くの求人情報が届くという構成です。
ポイントは、Facebook広告への出稿を想定しているため、無音でも訴求できるようにすべて文字だけで内容を伝えています。ナレーションは収録していません。
また、年齢を重ねながらも男性のもとにたくさんの求人が届いている様子を手紙が届く演出で表現しています。その後に「ミドル世代のための求人が約30,000件！！」と打ち出すことで、求人数の豊富さを伝えています。

採用サイト制作支援ツール「エンゲージ」

「engage（エンゲージ）」はエン・ジャパン株式会社が提供する採用支援ツールです。採用サイトの作成から求人掲載など、採用活動に必要な機能を無料で利用できます。
この動画は、「engage（エンゲージ）」のFacebook広告用に制作したもので、表現方法はアニメーションを使っています。長さはバンパー広告のため、6秒と非常に短いです。
内容は、「採用ホームページが無料で作れる！」というメリットを短い時間で端的に伝えています。スマートフォンでの表示に対応していることもクリエイティブで表現しています。
ポイントは、6秒というバンパー広告の短さに対応するため、伝える内容をもっとも訴求したい部分にのみ絞り込んだことです。
また、最後に『エン・ジャパンの「エンゲージ」』とサービス名を大きく出して見る人にインパクトを与えています。

ネットショップ作成サービス「BASE」

「BASE（ベース）」は、BASE株式会社が提供するネットショップ作成サービスです。専門知識やスキル、時間、お金などが原因でECサイト運営をあきらめていた人たちのニーズを満たせるサービスです。
この動画は、「BASE（ベース）」のYouTube広告（TrueView広告）用に制作したもので、表現方法は手書きイラスト風のアニメーションを使っています。長さはYouTube広告の動画なので、一般的なSNS広告動画よりも長めな1分4秒です。
内容は、冒頭で「30秒であなただけのショップがすべて無料で開設できる。」と伝えて見る人の興味を引いています。その後、サイト開設までのステップを紹介して簡単に始められることをアピールしています。
最後にオリジナルデザインのTシャツやハンドメイドのバックなどを販売できるなど、ECサイト運営のメリットを訴求して見る人の「やってみたい！」を後押しする構成です。
ポイントは、文字にモーショングラフィックで動きをつけていることです。ショップ開設がいかに簡単かをテンポよく見せてサービスのシンプルさを表現しています。

YouTube広告動画 「Story Writer」

「Story Writer」は、ONE NATION株式会社が提供する旅やおでかけを楽しく記録・共有できるショートムービーコミュニティのアプリです。
この動画は「Story Writer」のアプリ紹介動画で、YouTube広告で利用することを想定して制作しました。表現方法は実写で、長さは一般的なSNS広告動画と同程度の30秒です。
ストーリーは、仲のいい女子2人組が東京都内のスポットを楽しむ内容になっています。3部構成のようになっており、「旅前・旅中・旅後」それぞれの時間をStory Writerで楽しむ様子を描いています。
ポイントは、東京都内在住の人でも知らない隠れスポットや、知っているけど行ったことのない穴場スポットで撮影していることです。この動画をきっかけに旅やおでかけをしたくなるような見せ方を意識しています。

YouTube広告用動画　ブックオフ宅配買取サービス「宅本便」

「宅本便」は、ブックオフオンライン株式会社が提供する宅配買取サービスです。売りたい本やCD、DVD、ゲームなどを箱に詰めて送るだけで買い取ってくれます。
この動画は「宅本便」の利便性をPRするためのYouTube広告用動画です。表現方法はアニメーションで、長さは37秒です。
冒頭で本やCDの置き場に困っている女性を描くことで、同じような悩みを持つ人の興味を引いています。具体的には、見る人に「私もあの本やDVDをなんとかしないと…」と自分ゴト化させるねらいです。
この悩みに応えるサービスとして、買取の流れを4つのステップでシンプルに説明することで利便性を表現しています。
ポイントは、メインターゲットである30代女性に受け入れられるよう可愛いイラストを採用していることです。また、猫も登場させて親しみやすさも演出しています。

オンラインプログラミングスクール「デイトラ」

「デイトラ」は、株式会社デイトラが提供するオンラインプログラミングスクールです。アプリ開発やデザイン、Web制作などのスキルを格安で学べます。また、最新のフリーランス事情について発信するメディア「TOKYO FREELANCE」も運営しています。
この動画はプログラミングスクール「デイトラ」の認知拡大のために制作しました。YouTube広告での活用を想定しています。表現方法は実写で、長さは30秒です。
ストーリーは、オンラインで学ぶプログラミングスクールのレッスン内容やサービス内容を実写でわかりやすく伝える内容になっています。
ポイントは、Twitterで話題になったことを強みとして訴求し、安心して利用できるスクールであることを伝えていることです。

YouTube広告用動画 辰巳法律研究所「松本基礎講座」

「松本基礎講座」は、辰巳法律研究所が提供する国家試験の対策講座です。辰巳法律研究所は難関試験の受験指導機関として、40年以上の実績と伝統を誇っています。
この動画は司法書士試験対策講座をPRするもので、YouTube広告での活用を想定しています。「既存の動画のつかみとなる動画が欲しい」という企業様のニーズにもとづいて制作しました。表現方法はアニメーションで、長さは1分10秒です。
ストーリーは、質問に回答する形式で松本基礎講座の合格実績、カリキュラム、受講スタイル、テキスト、サポート内容などを伝えています。
最後はWebサイトへ誘導する流れで締めています。
ポイントは、資格試験に挑戦したい人の疑問や不安を解消できるよう、実績やカリキュラムなどをアニメーションとナレーションでわかりやすく訴求していることです。

プロモーション動画　スキンケア美容家電「LUNA mini2」

「LUNA mini2」は、スウェーデンの「FOREO（フォレオ）」が提供する音波振動のスキンケア洗顔器「LUNA」シリーズの商品です。日本国内では、ヤーマン株式会社が正規販売代理店として取り扱っています。
この動画は「LUNA mini2」のPR目的で制作しました。実店舗での放映も想定し、実写映像を使っています。動画の長さは1分24秒のロングバージョンの他、15秒・30秒バージョンの3種類あります。
内容は、仕事に打ち込む女性が実際に洗顔するシーンを使い、後半で利用ステップを紹介する流れです。
ポイントは、清潔感のある洗練されたテイストに動画を仕上げ、ターゲットである女性に親しみを持ってもらえるように工夫しました。また、アニメーションで「LUNA mini2」を使うと毛穴の奥まで汚れが除去できることを伝えています。

SNS用プロモーション動画 ミールキット「キットオイシックス」（夫婦編）

「KitOisix（キットオイシックス）」は、オイシックス・ラ・大地株式会社が提供する食材宅配サービス「Oisix（オイシックス）」の商品です。商品内容はレシピ付き献立ミールキットで、20分で主菜と副菜を用意できます。
この動画は、「KitOisix（キットオイシックス）」のSNSでのプロモーション動画・夫婦編として制作しました。商材が食材サービスということもあり、実写映像を使っています。動画の長さは48秒です。
内容は、見る人の感情移入を誘うために、実際にKitOisixを使う夫婦の日常を撮影しました。また、KitOisixを使ってみた感想を紹介することで、リアルな使用感と親近感を持ってもらえるように工夫しています。
ポイントは、SNSでのプロモーションを想定し、日常生活に溶け込むような動画になるよう意識したことです。

SNS用プロモーション動画 「モスのネット注文」

「モスのネット注文」は、株式会社モスフードサービスが提供するオンライン注文サービスです。スマートフォンなどのデバイスからモスバーガーの商品を注文すれば店頭ですぐに受け取れます。
この動画は「モスのネット注文」のサービス紹介動画です。商材が食品関連ということもあり、実写映像を使ってサービスの魅力をテンポよく紹介しています。動画の長さは39秒です。
内容は、「モスのネット注文」の利便性を学生やビジネスマンといった立場の異なる4人が自分の言葉で語っています。
ポイントは、商品の美味しさを直観的に感じてもらうための映像を動画に採用したことです。具体的には、口元に寄ったハンバーガーにかぶりつくシーンや、口元についたソースをクローズアップしたシーンなどを使っています。
出演者もモスバーガーをよく利用する属性の人たちを起用することで、このサービスに親近感を持ってもらえるよう工夫しました。

SNS動画広告でユーザーを最後まで惹きつけるポイント

動画の内容によっては、最後まで見てもらうことではじめていいたいことが伝わるケースもあるでしょう。ここでは、視聴者を最後まで引きつける動画作りに欠かせない3つのポイントについて説明していきます。

それぞれ解説していきます。

サムネイルとテキストで興味をひく

SNSで動画を見たいと思ってもらうためには、最初にユーザーの目に入るテキストとサムネイルを工夫することがポイントです。テキストは簡潔にまとめ、直感的に動画を再生したくなるようなキーワードを盛り込みます。また、サムネイルはオリジナルのものに設定すると、再生回数増が期待できるでしょう。
Facebookなどでは自動再生前にサムネイルがユーザーの目に入るほか、サムネイルは各所で動画の顔として登場します。魅力的な視覚情報を持つ画像を選び、こちらも一目見ただけで直感的に良いと思わせるものにすることが大切です。

冒頭でユーザーの心をつかむ

視聴者の多くは冒頭の数秒で動画を見続けるかどうかを決めてしまうので、まずはオープニングでひきこんで「続きを見たい」と思わせることが重要となります。
そのため、動画冒頭では宣伝っぽさを極力抑えて、インパクトがあったり共感を呼んだりする内容にすることもひとつの手法といえるでしょう。ただし、逆に冒頭部分にサービスや商品の情報を簡潔に見せることもできます。
いずれの場合も動画のはじめの5秒でどのような動画かを明確にし、その後は流れに沿って違和感のないような編集をすることが求められます。

ストーリー性を持たせて最後まで見せる

SNSで動画を最後まで視聴してもらうためには、飽きさせないストーリー性やテンポの良さも重要となります。ストーリー性のある動画は共感を呼びやすく、拡散も期待できます。
ただし、動画にストーリー性を持たせる場合には必然的に尺が長くなるので注意が必要です。起承転結などをしっかりとさせて視聴者を飽きさせないような工夫をしましょう。また、画面の切り替えやテロップを効果的に用いることで、テンポのいい動画になります。

まとめ

SNS動画広告は、広告出稿の目的や利用するSNSプラットフォームの特性によって最適な長さが変わります。また、プラットフォームによって動画クリエイティブのサイズや規格も異なります。
SNS広告で使う動画を制作する際は、これらを踏まえた上で内容や長さを決めることが重要です。
たた、動画制作のノウハウや経験のない方が、動画のストーリーや演出を充実させつつ長さにも配慮するのはいささかハードルが高いといえます。
そこでおすすめなのが動画制作会社を活用することです。制作会社は動画制作を専門に行うため、ノウハウも経験も実績も豊富です。
弊社もこれまで紹介してきた事例のとおり、あらゆるシチュエーションやニーズに応えるSNS広告動画を制作してきました。
もし、「SNSの動画広告を利用したいけど、自社にノウハウがない…」とお悩みでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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執筆者

VIDEO SQUARE編集部

VIDEO SQUAREは、「動画制作・映像制作」「動画マーケティング」「動画活用」「動画トレンド」などに関連したトピックを取り扱うオウンドメディアです。 2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を持つ「Crevo株式会社（クレボ）」が運営しています。