学校紹介動画を制作するには?メリットや作り方、コツ、事例を解説

5G時代やコロナ禍の今、学校紹介動画にも注目が集まっています。入学を希望する学生や保護者にとっては、リアルな学校生活を垣間見られる便利な手段。どんな点を意識して制作することが望ましいのか紹介していきます。

学校紹介動画の需要が高まる背景

学校紹介動画の需要が高まる背景として、インターネットの普及によりパンフレットなど紙媒体で情報収集する入学希望者や保護者が減ったことが理由の一つです。さらに、近年のコロナ禍によって学校見学に気軽に行くのが難しくなったことも理由として挙げられるでしょう。

動画であれば、家からでも気軽にオンライン上で情報収集をすることができます。体験入学に似た疑似体験ができ、学校についての深い理解が得られるのも、動画の利点といえるでしょう。

学校紹介動画を活用するメリット

学校紹介動画は、活用の仕方によってさまざまなメリットがあります。ここでは、メリットを3つに絞って紹介していきます。

学校の雰囲気を伝えやすい

授業や部活動など、学校内での様子などは、パンフレットの文字や写真だけではなかなか伝わりにくいものです。また、文章や画像だけで伝えようとすれば、必然的に文章量や画像数を多く載せる必要があります。そして、学校側は文章や画像の用意する必要があり、手間も時間もかかります。

一方、動画は雰囲気といった抽象的なものも簡単に伝えることができます。視聴者にとっては学校の空気感も容易に把握しやすいというメリットがあるので、お互いにとって利点があります。

短時間で特徴を端的に伝えられる

少子化が進む中で保護者側も子どもの学校選びには慎重になっており、学校側でも生徒獲得競争はより一層激しくなっています。紙媒体でしか情報収集ができない学校と、より雰囲気が伝わりやすい動画媒体で情報を得られる学校があれば、後者のほうに興味を引かれやすいといえるかもしれません。

動画は短時間でわかりやすく学校の雰囲気を伝えられるので、利便性においてもリアリティにおいても、紙媒体に勝る情報伝達手段なのです。

<h3ブランドイメージの向上にもつながる

動画を制作してSNSやウェブサイトに掲載することで、多くの人の目に留まりやすくなるのもメリットのひとつです。

SNSの場合は特に、話題になったり魅力的だったりすると動画がシェアされて、より広い宣伝効果を得られる可能性があります。生徒や保護者以外の人にも動画を見てもらうことで、学校のブランドイメージ向上にもつなげられるでしょう。

説明会やHPで再利用できる

受験シーズンや周年行事などに向けて用意した動画を、1回きりの使用で終わらせてはもったいないです。

作成した動画をHPにアップしたり説明会で流したりすれば、より多くの人に観てもらうことができます。さまざまなシーンで活用するためにも、年号などは挿入しないか、もしくはその部分だけ簡単に編集できるような態勢を整えておくといいでしょう。

学校紹介動画の事例

学校紹介動画の具体的なイメージを高めるために、タイプの異なる3本の学校紹介動画事例を紹介します。
<関連サービス>Crevo(クレボ)の動画制作・映像制作実績

WEBオープンキャンパス用動画「学校法人星薬科大学」

出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺120秒~
費用レンジ100~299万

コロナの影響により大学へ見学に来てもらうオープンキャンパスを、非対面で実施できるようオンラインで実施することになりました。 実際に大学内の見学ができないため、研究内容や薬剤師の仕事の重要性を伝え、学生に興味・理解を持ってもらえることに重点をおいています。
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学生インタビュー動画「創価大学国際教養学部」


出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺120秒~
費用レンジ~49万

学生に対するインタビューを主体とした動画です。学部で学んだことや就活について、学生自身に語ってもらうことで、親しみやすくリアリティのある動画となっています。ところどころに授業中の風景や校内での様子を交えることで、メリハリがついています。
<関連サービス>49万円以下の動画制作・映像制作

プロモーション動画「杏林大学総合政策学部」


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺15~30秒
費用レンジ300万~

視聴者の認知拡大を目的として制作した動画です。最後まで見たくなるようなインパクトあるプロモーション動画にするため、レトロRPGゲームの世界観を通して、学部の魅力を訴求しています。遊び心のある1本であり、他の大学や学部との差別化に貢献しています。
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学校紹介動画の作り方

ターゲットを明確にする

基本的に学校紹介動画では、主に誰に発信するのか、ターゲットを明確にする必要があります。たとえば、相手は受験生など入学希望者だけなのか、もしくは生徒の保護者にもわかりやすいようにするのかは、担当者と検討すべき大切な項目です。

学校によってターゲットの年齢は異なることから、それに伴い視聴者が何に関心があるかも変わります。動画の構成やストーリーを訴求力の高いものにするためにも、ターゲットの明確化は必要不可欠です。

構成を考える

どんな学校であるかを知ってもらうためには、構内の様子を映しこむことはもちろん、授業風景や年間のイベントも紹介したいところ。

また、高等学校の紹介であれば卒業後の進路も訴求できるでしょう。視聴者の目線になって考えれば、盛り込むべきアイディアがたくさん出てくるはずです。それらをどんな順番で見せるといいか、絵コンテに描くなどして構成を考えます。

撮影する

必要なカットが決まったら、一つひとつ撮影していきます。

基本的には文字による構成や絵コンテに沿って撮影していきますが、映像をつなぎあわせたところ尺が足りなかったということもあり得るので、できるだけ多めに素材を集めます。さまざまな素材を集めておくことは、動画が単調に見えるのを防ぐことにも役立ちます。

編集する

撮影した動画や写真をもとに編集を開始します。

動画および写真をつなぎあわせるだけでなく、BGMや字幕、ナレーションを挿入する作業も必要です。インパクトのある動画に仕上げるために、CGやVR、360度動画を活用することもあります。進学率や部員数などを図や表を使ってわかりやすく伝えるために、インフォグラフィックを活用してもユニークに仕上がります。

学校紹介動画に盛り込むべきコンテンツ

学校紹介動画にはいくつかの種類あります。ここでは、代表的な3つの種類とその特徴を紹介していきます。

部活や学部の紹介

部活や学部の紹介動画では、学校内の雰囲気や活動の様子をよりわかりやすく伝えられます。動画を見ることで普段の学校生活はどのような雰囲気なのかを把握できるため、学校生活をより楽しみたいと考える生徒に訴求効果が期待できます。

部活や学部はとりわけ生徒にとって、学校生活の中でも大きいウェイトを占める要素です。そのため、学校紹介動画には欠かせない要素となっています。

施設紹介

施設紹介の動画では、各教室や図書館、体育館などを紹介します。施設案内においては、学校独自の施設を紹介することで、他校との差別化を図ることが可能となります。

たとえば、教会や音楽ホールなどユニークな施設を持つ学校は、それ自体が学校のイメージと結びつきやすいので大いに活用していきましょう。施設紹介動画は、保護者が「どのような環境で子どもが教育を受けられるのか」を知るうえで役立つという特徴があります

学校生活の紹介

学校生活を紹介する動画では、実際に生徒がどのように学校生活を送っているのか、授業風景などを撮影するのが一般的です。授業風景の紹介シーンでも、教室内で行われるものだけではなく、課外学習や実験の様子など様々なタイプを紹介することも可能です。

また、生徒の登校から下校まで、1日の全体像を見せると、さらに視聴者は雰囲気をつかみやすくなるでしょう。学校生活全般も、生徒と保護者の双方に高い関心があるテーマなのが特徴です。

校長や教員の紹介

学生にとっても保護者にとっても、入学後、どんな教員から学ぶことができるのかは気になるところです。

インタビューなら、教員の担当科目や出身校などの表面的な情報だけではなく、人柄まで伝えることができます。学校を代表する校長のインタビューでは、教育理念も含めたメッセージを伝えることが理想です。

進学先や就職先のデータ

入学後の学校生活だけでなく、その先の進学先や就職先についてもデータとともに紹介するのも大切です。学校で学べることや就職に活かせるスキルを関連付けつつ、卒業後の進路についてもPRしましょう。
進学先や就職先のデータを収集しインフォグラフィックスなどを用いてまとめれば、視覚的にわかりやすく情報を伝えられます。

学校紹介動画の制作を依頼するときのポイント

動画制作会社に学校紹介動画の制作を依頼するとき、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、2つのポイントを紹介します。

生徒に対して積極的に出演を依頼する

実際に生徒が出演すると、よりリアルな雰囲気を伝えられるようになります。とりわけ、授業風景や部活動の様子の動画については、積極的に出演を依頼することがポイントです。

また、動画に生徒のインタビューも含めると、視聴者は生の声を知ることができ、よりリアルな学校生活をイメージしやすくなります。

動画はカテゴリー別にわけて制作することを考える

ひとつの動画に対してさまざまな情報を詰め込みすぎると、視聴者に大切な部分が伝わらない可能性が出てきます。そのため、学校紹介動画では、施設紹介や授業風景などの情報量が多すぎる場合、それぞれをカテゴリーにわけて依頼することが大切です。

「部活」「授業」「施設」などのカテゴリーを作り、それぞれを短時間でまとめることで、視聴者にとって理解が進みやすくなります。

学校紹介動画の制作を依頼するときに気をつけること

制度など抽象的な内容はインフォグラフィックを積極的に活用

学校の制度や仕組みなどについては、文字のみの訴求だと伝わりづらい傾向にあります。そのため、インフォグラフィックを活用し、視覚的にも訴求効果を高めることが大切です。

一方、抽象的な事柄については、パンフレットで文字情報としても伝えることを意識する必要があります。動画ですべてを詳しく説明しようとし過ぎず、概要を簡潔に伝え、「詳しくは学校公式サイトへ」などと誘導するのもひとつの方法です。
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学校側で作ったセリフを無理に生徒に喋らせないようにする

動画に生徒を出演させる際にセリフを無理に喋らせてしまうと、「演技させられている」と不自然な印象を与える可能性が出てきます。そのため、生徒を出演させるときは可能な限り自然体で自分の言葉で話すようにすることが重要です。

生徒を映すシーンの演出については、プロに相談しながら決めると失敗が少ないでしょう。

学校紹介動画の制作費用の相場

学校紹介動画にかかる費用相場を表にまとめました。

動画相場動画の尺制作期間
画像によるスライドショー~30万円~120秒2週間~1か月
学校風景を交えたインタビュー動画30~80万円~120秒1~1.5か月
学校生活を交えたコンセプトムービー80~200万円~180秒1.5~2か月
CGなど特殊技術を用いた動画200万円~~180秒3か月~

動画制作において、費用に大きく関わるのは撮影の規模です。スタッフの人数、構成、必要機材が変わると、費用は大きく変わります。
予算内で動画制作を進めるにはどのような方法を取るべきか、作りたい理想の動画との擦り合わせが重要です。
作りたい動画、伝えたい内容、予算などから、丁寧に打ち合わせができる動画制作会社に依頼することで、完成度も予算も満足いく学校紹介動画を作ることができるでしょう。

学校紹介の動画制作ならCrevo

学校紹介に動画を活用することで、視聴者にわかりやすく学校の雰囲気を伝えられるようになります動画制作サービスのCrevoでも、学校紹介の動画の制作を手がけています。訴求力の高い動画を求めているのなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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VIDEO SQUARE編集部
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