社長インタビュー動画の事例や作り方、質問例を徹底解説

企業の顔である社長がどんな人柄でどんな考えの持ち主か気になる人は多いはず。人となりや思想の魅力を伝えられたら、ブランディングや採用活動の効果が上がることもありえます。そこで今回は、社長のインタビュー動画制作に役立つヒントをお届けします。

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2024/12/11(水)13:00~14:00

社長のインタビュー動画を活用するメリット

動画には多様な表現方法が考えられ、また企業のブランディングなどにもたくさんの手法があります。そのなかで、なぜ社長のインタビュー動画に注目するのでしょうか。ここでは、社長インタビュー動画メリットについて3つのポイントから解説していきます。

①熱意や感情が伝えられる

企業のビジョンや方針などは一言で表せるようなものではなく、文字や画像で伝えようとしてもなかなか伝わりづらいことが多いです。文字だけによる説明だと、伝えたい内容によっては何十ページにも渡ってしまいますし、画像だけでは抽象的で理解しづらい可能性があります。

一方、視覚的な要素のみならず、音を組み合わせたり、ポイントを際立たせたりすることができる動画は情報伝達能力に優れているため、短時間でメッセージを伝えるのに向いています

社長のインタビュー動画を利用すれば、細かなニュアンスや社長の人柄まで伝えることができます。その結果、社長の熱意や感情が、視聴者となる顧客や社員にも浸透しやすくなるのです。社長だからこそ抱く思いを表明することで、共感を呼ぶきっかけを与えられるでしょう。

②企業ブランディングに効果を発揮する

企業のトップである社長のインタビュー動画を公開することで、企業ブランディングへの貢献が期待できます。

たとえば、どのような人物が社長をしているかは企業イメージを左右します。個性的な社長であれば、その企業にも個性的なイメージがつくことは珍しくありません。社長の顔や名前を会社の顔として覚えてもらうことができれば、ユーザーからの信頼や親しみやすさにもつながるのでしょう。

一般的に社長はその企業の代表であり、象徴や顔ともいえる存在です。社長が自ら顔を出してユーザーとコミュニケーションをとることで、企業全体の好感度を高めることにつなげられます。

③優秀な人材採用につながる

社長のインタビュー動画は採用動画としても活用することができます。

経営のトップである社長のインタビューを活用すれば、会社の役割や将来のビジョン、求める人材などについての理解を志望者に対して深めさせることが容易になります。その結果、共感した優秀な人材が集まりやすいので、企業にプラスの効果を与えてくれるでしょう。

また、社長のインタビュー動画を制作しておくと、会社説明会で社長のスケジュールが合わずに登壇できないような場合でも、動画を活用できるというメリットもあります。さらに、説明会で動画を使うことで、メリハリを持たせることもできるようになるでしょう。

社長インタビュー動画の事例紹介

まずは、社長インタビュー動画の好例を参照し、どのような構成や切り口があるのかを見ていきましょう。ここでは、2つの事例を紹介していきます。

丸紅株式会社


出典:Marubeni Brand Channel - 丸紅公式YouTubeチャンネル

メリハリあるおしゃれな映像構成が印象的な丸紅の社長インタビュー動画です。インタビュー構成に加え、カメラアングルや編集などもクオリティが高く、飽きずに見ることができます。趣味やお気に入りのランチなどの個人的な質問が多く、社長を身近に感じることができます。

株式会社村田製作所


出典:株式会社村田製作所 / Murata Electronics

質問内容や回答を絞り、冗長になりがちなインタビューを1分にまとめた動画です。さらに、メリハリのある編集を行うことで、集中して見ることができます。カメラアングルやシーンに大きな変化をつけられなくても、工夫次第で見ごたえある動画に仕上げられることがわかります。

社長インタビューの質問内容は?

社長のインタビューには、どのような内容を盛り込めばよいのでしょうか。ここでは、大きく3つに分けてご紹介します。

①経営方針や今後の事業展開に関する質問

経営方針や今後の事業展開に関する質問は、社長インタビューでは鉄板と言える質問内容です。

とはいえ、専門用語なども多くなりがちな質問であるため、インタビュー動画では単調にならないように留意する必要があります。特に社外向けの動画では、専門用語はテロップ等で解説する、長く尺をとりすぎないなどの工夫をしましょう。

さらに、会社や事業に関する情熱なども語ってもらうことで、見ごたえのある動画になります。

②社員への思いに関する質問

採用動画や社内向けの映像では、社員と社長のつながりを感じられる質問を多く盛り込むのがおすすめです。社員に達成してほしいこと、目指してほしい社員像や、社員への感謝などを話してもらいましょう。

③社長個人に関する質問

社長に人間味を感じてもらえるような、個人的な質問も程よく盛り込むのがおすすめです。創業時の思いや新人時代の話など、社会人生活に関する質問のほか、子ども時代の話や趣味の質問も、遠い存在に感じられがちな社長がぐっと身近に感じられるでしょう。

社長インタビュー動画の作り方

企画

社長インタビュー動画を制作するにあたっては、まずは動画の構成や内容を決めるために企画を立てます。

企画を立てるうえで必ず押さえるべきポイントは、「動画を制作する目的=誰に、どんなメッセージを伝えたいか」です。この部分が固まってくると、インタビューの際に投げかけるべき質問、映像の雰囲気もイメージが沸きやすいでしょう。

構成

企画立案時にすり合わせた内容に沿って、インタビュー動画の構成を考えていきます。

どんなカットがほしいか、どんな撮影場所がふさわしいを考えながら絵コンテを描いてみましょう。構成を決める際にもっとも大切なことは、視聴者の立場になって考えることです。どんな流れだとわかりやすいか、どんなことを盛り込めば共感を得やすいかなどを考えます。

撮影

構成で決めた絵コンテに沿って撮影を進めていきます。

必要なカットや演出したいイメージによって、そろえるべき機材や撮影方法は変わってきます。撮影の途中にも、イメージとの相違がないかどうかを画面でしっかりとチェックしましょう。また、インタビューを受けている社長が気持ちよくしゃべれるような気配りも重要です。

編集

必要なカットをすべて撮り終えたら編集です。

カットをつなぎ合わせながら、テロップやBGMを挿入するのにベストな個所を考えていきましょう。場合によっては、色調や音量を調整する必要もあるでしょう。また、編集を重ねるうちにさらなるアイディアが生まれてきて、インタビュー動画以外の動画を挿入することになる場合もあります。

社長インタビュー動画を作るポイント

社長インタビュー動画は、工夫次第でより見る人を惹きつけるかっこいいものにすることができます。ここからは、かっこいい社長インタビュー動画を制作するためのポイントをご紹介します。

①照明やカメラなどの機材にこだわる

照明やカメラ、マイクなどの撮影機材は、インタビュー動画のクオリティに直結します。

たとえば、照明機材を適切に使用することで、暗い場所でも被写体の顔に影がかかることを防ぎ、明るい印象の映像にすることができます。

カメラも、プロ仕様の機材を使うことで、高画質なクオリティの高い映像にすることができます。さらに、手ブレなども防ぐことができ、見ていて違和感のない映像にすることができるでしょう。

②メリハリをつけた構成にする

インタビュー動画は、編集等を工夫して見ていて退屈しないメリハリのある構成にすることが大切です。

撮影の際は、複数のカメラアングルから撮ることで、同じカットが続くことを防ぎ、メリハリをつけることができます。

編集では、インタビュー動画内にインサートカット(ひとつのシーケンスに別のカットを挿入して映像の流れに違和感をなくす編集手法)を使用すると、単調になりがちな動画を変化あるものにできます。また、強調したい箇所をテロップで表示すると、より社長の言葉が印象に残りやすい動画にできるでしょう。

③極力カンペは使わず、自然に話してもらう

カンペを使うと、一言一句正確に話すことができますが、固い印象になりがちです。そのため、極力カンペは使わず、自然に話してもらうようにしましょう。

カンペがなくても言葉に詰まらないよう、インタビューの前には質問事項や構成をしっかり伝えておくことがおすすめです。そうすることで、社長が事前に答えを考えておくことができます。さらに、NGカットが出ることを見越して、インタビューの時間は長めに取っておくようにしましょう。

社長のインタビュー動画を制作する際の注意点

社長のインタビュー動画に高い効果が期待できるといっても、どのような動画でも良いというわけではありません。この段落では、2つの押さえておくべき動画を制作するうえでの注意点について説明します。

①目的やターゲットを意識してシナリオを練る

社長インタビューを行う際には、目的やターゲットをふまえたうえで臨むことが重要です。採用目的の動画ならターゲットは就活生になりますし、企業ブランディングなら顧客や取引先などがターゲットです。

また、動画全体の流れや構成を考えておくのも大事な要素です。質問が単発にならず、前の質問で述べた社長の言葉に関連性のある質問を次につなげると、動画の中でストーリー性を出しやすくなります。

目的やターゲットが異なれば質問内容が異なるのは当然です。インタビューの質問はあらかじめ準備し、全体のシナリオをどうするか考えておくとスムーズにことが運べるようになるでしょう。

②インタビュアーにこだわる

一般的に、インタビュー動画は誰がインタビューするかで印象が大きく違ってくるものです。社長へのインタビューも例外ではありません。たとえば、社員がインタビュアーとなる場合は、すでに関係性ができているので、全体として自然な印象になりやすいという特徴があります。

また、プロのインタビュアーに依頼する場合は、プロならではの質問の仕方や受け答えができるので、スマートな印象を受ける動画になる可能性が高いこともあわせて覚えておきましょう。

一方、コストを抑えたいのなら、外部から呼んだ撮影者をインタビュアーとして兼任させることも可能です。しかし、関係性が築けていないと受け答えがぎこちないものになりがちなので注意しましょう。

③活用法を考えておく

インタビュー動画をどう活用するかによって、適切な長さも見せるべきポイントも変わってきます。

たとえば、SNSで発信するなら理想的な長さは1分程度。また、たまたま目にした人にも興味を持って最後まで視聴してもらえるような内容に仕上げることが大切です。自社サイトへの掲載なら5分程度でも最後まで視聴してもらいやすいので、内容を厚くするのもいいでしょう。

社長の熱量が感じられるインタビュー動画にしよう

社長のインタビュー動画では、社長の思いの熱量を伝えるのが重要です。そのためには、ストーリー性やインサートカットの使い方がポイントになります。クオリティの高いインタビュー動画を求めるのなら、制作実績が豊かな動画のプロに頼むのがおすすめです。

動画制作サービスのCrevo(クレボ)でも社長インタビュー動画の制作が可能なので、ぜひ一度相談してはいかがでしょうか。企業イメージを高められ、視聴者へのインパクトも大きい社長インタビュー動画を作り、ビジネスに活用していきましょう。

Crevoで社長インタビュー動画を制作するメリット

ここからは、Crevoで社長インタビュー動画を制作するメリットをご紹介します。

メリハリのある効果的な演出をご提案

リアルな声を届けられるインタビュー動画ですが、最後まで飽きずに見てもらうためにはメリハリのあるストーリー構成が重要です。

インタビューシーンのみでは単調な映像になりやすくなりますが、視点を変えたシーンをいれることで、視聴者は社長の言葉を最後まで集中して聞くことができます。さらに、テロップやインサートカットなどの編集も駆使して、メリハリのある映像に仕上げます。

ローカライズや翻訳対応で、多言語対応が可能

言語・文化が違う社員にも社長の言葉を届けることで、社員のモチベーションアップにつなげることができます。

Crevoでは、ナレーションやテロップを他言語へ翻訳し、日本語を母国語としない視聴者向けに動画制作することが可能です。また、海外の動画を日本向けにローカライズすることも可能です。Crevoでは、英語・中国語・韓国語を中心に最大50カ国語への翻訳対応が可能です。

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執筆者

VIDEO SQUARE編集部
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