近年はオンラインやオンラインとオフラインを融合したハイブリッド型のイベント・セミナーの開催が増え、動画撮影を検討されている方も多いのではないでしょうか。また、展示会や講演会などで、文字だけでは伝わりにくい内容を動画で表現したいという希望もあるでしょう。動画制作や撮影を依頼すればプロのスタッフが加わり、品質の高いコンテンツ作成が可能です。
同じ制作会社でも、料金相場や対応できる範囲が異なります。イベント撮影の実績が豊富な制作会社であれば、プランが充実しており安心して依頼ができます。
この記事では、イベント撮影の費用相場について解説します。料金相場がわかれば、自社の予算に応じて撮影や動画制作の依頼が可能です。イベント撮影や動画制作で失敗しないための予備知識を身につけるためにも、この記事をぜひ参考にしてください。
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日時
2024/11/2812:00-13:00
イベント動画撮影の費用の相場「種類別」
実際に制作会社へ動画撮影を発注する際には、どの程度の料金がかかるのか気になると思います。一般的な撮影費用には、人件費や機材費が含まれることがほとんどです。
プロのカメラマンに依頼すれば、撮影の用途や目的に応じた印象深い内容に仕上がります。
ここでは、インタビュー動画とイベント・セミナー動画の2つに分けて、それぞれの撮影費用の相場を確認していきましょう。
インタビュー動画の撮影費用
インタビュー動画の撮影を依頼する場合、費用相場は5〜15万円程度です。編集作業を含めると制作期間が長くなるため料金も高くなります。
編集作業も含めたインタビュー動画の費用相場は以下のとおりです。
人数 | 費用相場 | 動画の長さ | 撮影条件 |
1人 (スマホ撮影) | 5~10万円 | 120秒以内 | ロケ:1ヶ所 キャスト:1人 機材:スマホ+固定 |
3人 (カメラ) | 10~40万円 | 240秒以内 | ロケ:1~2ヶ所 キャスト:3人程度 機材:1カメラ |
3人+演出 | 40万円以上 | 240秒以内 | ロケ:2ヶ所 キャスト:3人程度 機材:1カメラ |
インタビュー動画は3〜5分程度におさまることが多く、カット数も限られます。撮影時間は半日〜1日程度で済むため料金はそれほど高くありません。ただしインタビューする人数が多いほど費用相場も上がっていくと覚えておきましょう。
撮影だけであれば自社でも実施可能ですが、場所の確保など事前準備が必要です。全体の流れや企画もしっかり構成しなければ、クオリティが低くなる可能性があります。少しでも不安がある場合は、撮影から制作会社に依頼するのがおすすめです。
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展示会・イベント放映用の動画制作・映像制作
インタビュー動画撮影事例「働き方を考えるカンファレンス 2018」
表現 | 実写 |
制作費用レンジ | 50~99万円 |
長さ・尺 | 120秒〜 |
一般社団法人at Will Workは、さまざまな事例共有のプラットフォームとして、ノウハウの蓄積・体系化、そして迅速に共有することで「働きやすい社会」に貢献しています。
Crevo(クレボ)が制作したオープニングムービーは、テーマである働き方に対する想いをインタビューで紹介しました。そこに日常の働くシーンを盛り込むことで、働き方を考えることが生活の一部であることを視覚的に表現しています。
カンファレンスの幕開けを飾るため、いかに観客をテーマに引き込むかに注力しているのが制作ポイントです。動画全体を通して、働き方に対して深く考えるきっかけ作りになればとの想いで製作しています。
イベント・セミナー動画の撮影
イベント・セミナー動画の撮影を依頼する場合、費用相場は5〜50万円程度です。撮影するイベント・セミナーの規模・動画の長さに応じて料金が決定します。
イベント・セミナーの規模別の費用相場は以下のとおりです。
規模 | 費用相場 | 動画の長さ | 備考 |
観客0人 (配信用) | 5~15万円 | 30分 | カメラ1台固定 |
観客30~50人 (中規模セミナー) | 15~30万円 | 40~60分 | カメラ2台 |
観客100人以上 (大規模イベント) | 50万円以上 | 60分以上 | カメラ2台以上 音声機材が必要 |
会場が大きくなるほど音を拾うための機材を用意しなければならず、料金も高くなります。イベント・セミナーでの撮影は短くても1時間以上になることが多く、複数のスタッフが必要です。インタビュー動画と比べるとトータルの費用は高くなる傾向にあります。
注意点として、機材の台数や特殊機材を使用するケースでは、搬入・設置費用が別途かかることです。料金は1万円未満が相場ですが、見積もりの際に確認しておきましょう。これに加えて、撮影するエリアによっては出張費用がかかることもあります。
大和財託株式会社 セミナーのオープニング動画「不動産投資セミナー」
表現 | 実写 |
制作費用レンジ | 50~99万円 |
長さ・尺 | 120秒〜 |
大和財託株式会社は、資産運用サービスを提供する企業です。不動産投資や土地活用など、資産運用商品の購入から運用、売却までのトータルサポートを行います。
Crevoが制作したオープニング動画は、セミナー参加者に向けて、信頼と安心を届けたいという想いを動画に反映しました。4人の立場の異なる社員にスポットを当て、それぞれがお客様と真摯に向き合う姿を紹介するストーリーです。社内メンバーと意見交換するシーンやお客様と実際に話すシーンを盛り込むなどの工夫をしています。
社員のリアルな声をインタビュー動画を通じて紹介したのが制作ポイントです。視聴者であるセミナー参加者に信頼と安心感を与えられるようにこだわっています。動画の最後にはインタビューでクローズアップされた社員だけでなく他の社員も笑顔で紹介し、社員一丸となってお客様と向き合っているというメッセージを視覚的に表現しています。
全体を通して、お客様に寄り添うことをセミナー参加者に印象づける動画内容です。資産運用を安心して任せられるような雰囲気を動画全体で表現しました。企業として与える信頼感はもちろんのこと、社員ひとり一人の想いが伝わる構成となっています。
web動画の撮影
web動画の撮影を依頼する場合、費用相場は30〜80万円程度です。映像の長さや撮影方法によって費用がかなり大きく変わってきます。たとえば、ドローンでの空撮やVRコンテンツとして配信する場合はさらに料金が高くなることも想定しておきましょう。
インターネット環境やソーシャルメディアの発展にともない、日常的に多くの動画に触れる機会が増えています。web動画を撮影する際は、視聴者の目を惹きつけ最後まで見てもらう工夫が必要です。カメラ1台あれば手軽に撮影できるものではないため、制作会社に依頼してプロのカメラマンに撮影してもらいましょう。
web動画を撮影する目的は、商品の販促やブランディングなどさまざまです。動画による効果を得るためには、制作前に動画の目的を明確にしておく必要があります。
イベントの記録映像「Ruby bizグランプリ2015」
表現 | 実写 |
制作費用レンジ | 50~99万円 |
長さ・尺 | 120秒〜 |
島根県が主催する「Ruby bizグランプリ2015」の表彰の際のイベント記録映像です。ビジネスの領域においてプログラム言語 Ruby の特徴を活かし、新たなサービスを創造し世界へ発信している企業、団体及び個人を対象としたグランプリとなっています。
「Ruby bizグランプリ2015」における表彰時の審査員長の総括の映像をCrevoが撮影・編集しました。本イベントの様子を海外にも展開するため、英語の字幕を入れています。
審査員長による総括だけでなく、後半にはインタビュー動画も含めているのが制作のポイントです。映像を通して、当日参加できなかった方もじっくり総括コメントを聞けます。
オープニング動画と比べると記録映像はシンプルになりがちです。カメラを複数台使用することで視聴者を引き込ませる工夫をしています。話し手である審査員長の表情もうかがい知ることができ、当日の参加者もまた違った側面を発見できるでしょう。
イベント動画撮影の費用の相場
イベント撮影といっても、カメラマンの撮影だけでは終わりません。制作会社に依頼する場合は、打ち合わせ・撮影・編集作業などさまざまな工程が必要です。先ほど紹介した動画撮影の費用相場と合わせて、料金がどのくらいになるのかを把握しておきましょう。
イベント動画撮影では、以下のような費用が追加されます。
・企画・ディレクション費用
・シナリオ作成費用
・撮影費用
・編集費用
・音響効果・ナレーション費用
すべての項目が必要になるわけではないですが、見積もりの際に確認しておきたい費用ばかりです。ここでは、それぞれの費用相場と内容について解説します。
企画・ディレクション費用
映像制作には納品までにいくつかのプロセスがあります。その土台となるのが企画・ディレクションです。企画・ディレクションの費用相場は5〜25万円程度となっています。
企画・ディレクションは動画のクオリティを左右する重要な工程です。社内での要望にズレがないか、制作ディレクターと十分な話し合いをしましょう。
動画の内容が複雑であるほど料金は高くなる傾向にあります。たとえば、構成がシンプルなインタビュー動画は多くの費用はかかりません。一方で、ストーリー仕立ての作品・VRコンテンツ・ドローン撮影をともなう動画などは料金も高額になります。
発注者との打ち合わせをもとに、制作ディレクターが動画の構成やコンセプト・撮影方法などを決定する流れです。必要なスタッフを人員配置し、撮影場所やスケジュールまで落とし込んでいきます。
シナリオ作成費用
企画・ディレクションで決定した動画構成をもとに、台本や絵コンテを作成します。シナリオ作成と呼ばれるこの工程の費用相場は5〜10万円程度です。
シナリオはストーリー性のある動画には欠かせません。シンプルなインタビュー動画ではシナリオ作成の工程が省かれることもあります。イベントのオープニングムービーを制作するのであれば、シナリオ作成に実績のある業者に依頼しましょう。
動画の台本や絵コンテの作成は、シナリオライターが担当することがほとんどです。制作会社によっては、制作ディレクターが兼任することもあります。
ストーリー仕立ての動画は魅力的ですが、目的とズレが生じると意味がありません。制作会社が作成した脚本を入念にチェックすることが大切です。動画の効果を上げるためにも、シナリオの内容があいまいにならないよう注意が必要です。
撮影費用
イベントやセミナーなど、開催当日の模様を撮影するためにかかる費用です。撮影するためには人件費と機材費がかかり、一般的な費用相場は5〜50万円となっています。「カメラの台数」「イベントの規模」「カメラマンの人数」の3つが費用変動の要因です。
条件に応じたおおまかな撮影費用の相場を以下で確認してみましょう。
撮影条件 | 時間 | 費用相場 |
1カメラ 1カメラマン | 90分 | 5万円~ |
2カメラ(定点・移動) 1カメラマン | 90分 | 8万円~ |
2カメラ(定点・移動) 1カメラマン | 120分 | 10万円~ |
3カメラ(定点・移動) 2カメラマン | 120分 | 18万円~ |
3カメラ(定点・移動) 2カメラマン | 180分 | 25万円~ |
人件費とは撮影スタッフにかかる費用のことで、カメラマン・音声・照明・アシスタントなどが含まれます。小規模のイベントでカメラマンが1人で対応できれば料金も最小限に抑えられるでしょう。複数のスタッフが必要な場合は費用相場も高くなりがちです。
機材費とは撮影に必要な機材にかかる費用のことで、カメラをはじめとした照明機材・音響機材などがあげられます。会場の大きさに比例して機材も増えて費用が高くなるため注意が必要です。カメラを遠隔操作できるなどの特殊機材には追加料金がかかります。ダイナミックな演出が可能ですが、見積もりの際にいくらになるのか確認するようにしましょう。
編集費用
ただ撮影するだけでなく、動画素材を編集する作業を終えてはじめて納品に移ります。編集工程にかかる費用の一般的な相場は5〜25万円程度です。動画編集の作業は専門のスタッフが担当することが多く、視聴者に伝わりやすいように仕上げていきます。
費用が変動する要因の一つが編集方法です。素材をカット編集したり、テロップを付け加えたりします。編集方法に応じた費用相場は以下のとおりです。
編集方法 | 費用相場 |
タイトル・簡易的なカット編集 | 4万円~ |
カット編集+テロップ挿入 | 8万円~ |
カット編集+テロップ挿入+トランジション | 10万円~ |
カット編集+テロップ挿入+トランジション+資料挿入 | 15万円~ |
編集はこだわるほどクオリティも上がりますが、手間をかける分だけ費用も膨らみます。制作ディレクターと相談しながら、妥協点を見つけていきましょう。
音響効果・ナレーション費用
動画編集が完了したら、BGMや効果音などの音響、ナレーションを付け加える段階に入ります。音響効果・ナレーション費用の一般的な相場は5〜25万円程度です。
著作権で保護されている音源を使用する場合は、手続きと支払が別途必要です。JASRAC(日本音楽著作権協会)などが管理するアーティストの楽曲を使用する際は、事前に確認しておきましょう。最近では、無料でダウンロードできる楽曲も少なくありません。
ナレーション費用はスタッフの人件費と収録スタジオの利用料がかかります。原稿のボリュームや収録所要時間によって料金が変動するため注意が必要です。また、担当するナレーターのランクによっても費用が異なります。たとえば、アニメーション動画でプロの声優を起用する場合は、別途アテンド費用やギャランティが発生することを覚えておきましょう。
制作会社ごとに費用相場が異なる理由
映像作品を制作する場合、依頼する制作会社ごとに費用相場が異なります。自分で制作会社の料金を比較して、その差に驚いた方もいるのではないでしょうか。
動画の制作費は機材費によって大きく左右されます。カメラや音響をはじめとする撮影機材は制作会社によってさまざまです。ENGカメラや4Kカメラ、ドローンなどの高性能カメラを使用すればそれなりの料金が発生します。制作会社のなかには100万円を超える機材を複数常備しているところもあり、クオリティの高い動画制作が期待できます。
次に、人件費による費用相場の違いです。たとえば、有名クリエイターが所属する大手プロダクションに依頼すると料金が高くなる傾向にあります。とはいっても、人件費によって制作会社ごとの費用に大きく差が生まれることはほとんどありません。
上記2つ以外にも、制作会社ごとに費用相場が異なる理由がいくつか存在します。それぞれの項目がどのくらいの違いがあるのかを把握することが大切です。各企業の予算に応じた依頼ができるように、大きく5つの項目に分けて解説します。
撮影人数で費用相場は異なる
動画制作をする際、撮影人数で費用相場は異なります。たとえばインタビュー動画を発注するときの料金は、インタビューを受ける人数に影響するという意味です。1人の単独インタビューであれば費用相場は5〜10万円、3人以上だと10〜40万円程度かかります。撮影料金は「1人×撮影料金」ではなく「まとめていくら」で提示する制作会社がほとんどです。
多くの制作会社では、インタビュー動画というカテゴリーで料金設定を行っていません。会社紹介などのカテゴリーのなかに、インタビュー動画が含まれます。同じ映像制作でも、撮影人数によって費用相場が異なることは認識しておきましょう。
社内の風景をインサートしたり、多人数のインタビューを組み合わせたりすると、追加料金がかかることもあります。動画の構成をこだわる際は、撮影料金に注意が必要です。
撮影場所で費用相場は異なる
出演者の撮影場所はどこにするのかでも費用相場は異なります。屋外で撮影を希望すればロケハン費がかかり、天候によっては予定日では終わらないこともあり注意が必要です。少しでも料金を抑えるなら、自社オフィスの活用をおすすめします。移動にかかる交通費を抑えられるだけでなく、余計な撮影時間をかけずに撮影が可能です。
自社オフィスで撮影する場合も、撮影する場所をコロコロ変えないようにしましょう。素人の感覚だと、場所を変えるだけなら問題ないと思ってしまいがちです。しかし、プロの撮影では場所を変更するたびに微妙なセッティングを強いられます。結果として撮影時間が長くなり、同じ尺の映像作品でも費用相場が高くなることがほとんどです。
撮影の時間を短縮するためにも、事前に制作会社と打ち合わせをしておきましょう。撮影場所を移動することで費用がどの程度違うのかも確認しておくと安心です。
カメラマンの人数とカメラの数で費用相場は異なる
イベント撮影に限らず、基本的にはどの撮影もカメラマン費と機材費がかかります。
カメラマン費とは、撮影スタッフ(カメラマン・音声・照明・アシスタント)にかかる人件費のことです。人件費は撮影に必要な時間と人数によって変動します。インタビュー撮影など少人数で行う撮影であれば、料金は安く抑えられるでしょう。一方で、イベントなどの大規模な撮影では複数のスタッフが必要となり、撮影費用は高くなります。
カメラマンの料金は1日あたり8〜15万円程度が相場です。アシスタントの場合は、1日あたり3万円程度が必要になります。撮影スタッフが制作会社に属しているのかどうかでも費用相場が変わってくるため、見積もりの際に確認しておきましょう。
機材費とは、カメラをはじめとする撮影に必要な機材にかかる費用です。たとえば、カメラはハンディタイプの手軽なものから、プロ仕様の本格的なモデルまで幅広く存在します。カメラによって画質が大きく異なり、クオリティを求めるほど料金は高くなりがちです。機材費は、撮影で使用するカメラ台数によっても費用相場は異なります。
イベント規模で費用相場は変わる
撮影対象となるイベントがどの程度の規模なのかによっても費用相場は変動します。イベントの規模が大きくなるほど、撮影スタッフと機材が多く必要になり料金は高くなりがちです。撮影時間も編集作業にかかる工程が関係してくると考えればわかりやすいでしょう。
小規模セミナーやトークショーの場合、会場の規模も大きくなることはありません。定点カメラで対応でき、撮影スタッフも1〜2人と最少人数で対応することがほとんどです。イベント動画の編集作業まで依頼しても、費用相場は15万円程度で済みます。
出演者が多い大規模イベントの場合、一般的な費用相場は30万円程度です。必要となる撮影スタッフや機材が増えるため、トータルの料金は小規模セミナーより高くなります。イベントによっては1部と2分でセッティングを変えることもあるでしょう。撮影するための作業工程が多くなるほど費用相場は高くなり注意が必要です。
大規模イベントを撮影する際は、登壇者の音声を拾うための技術力も欠かせません。音響スタッフが加わることから、その分の料金も追加されると想定することが大切です。
拘束時間や出張費用によって費用相場は異なる
イベントなどの撮影では、撮影スタッフの拘束時間や出張費用によっても費用相場は異なります。制作会社ごとに料金体系は異なるため、事前に確認しておきましょう。
撮影スタッフの拘束時間とは、撮影にかかる時間のことです。小規模セミナーであれば2時間程度で終わりますが、大規模なイベントだと3時間以上かかります。プロカメラマンの料金設定は「1時間の料金×撮影時間」というケースが一般的です。半日程度の撮影であれば費用相場は5万円程度、1日がかりの撮影だと7〜15万円程度が目安です。
遠方地へ出張する場合は、その分の追加費用がかかることにも注意が必要です。スタッフの交通費はもちろん、ホテルの宿泊が必要になることもあります。交通費・宿泊費は実費になることがほとんどですが、距離に応じた金額が設定されるなどさまざまです。近隣への出張撮影は交通費無料とするカメラマンも少なくありません。
制作会社に見積もりを取る際は、基本料金に何が含まれるのか事前確認が大切です。あとから請求されるケースもあるため、料金の内訳などはしっかりと見ておきましょう。
イベント動画制作で失敗しないための注意点
イベント動画の撮影や制作する際、何を重視するかによって制作会社の選定も変わってきます。検討すべき項目はいくつかありますが、料金の安さで選んでいる方も少なくありません。費用が安くなるほどクオリティが下がり、動画効果が薄れる可能性もあります。
制作会社に依頼する場合は、料金以外にも比較することが大切です。最後に、イベント動画制作で失敗しないための注意点を解説します。
目的や計画を明確にする
イベントやセミナーを開催する目的があるのと同様に、動画を撮影し制作する目的も明確にしておくことが大切です。依頼者側の目的がはっきりしないと、最終的に成果物をどのようにしたいのかが見えてきません。制作会社へ依頼する前に、社内で動画を活用する場面をイメージしながらどのように活用するのかを話し合っておきましょう。
動画制作を行う目的は以下のようなものがあげられます。
・自社商品のPR
・会社紹介
・企業のイメージアップ
・知名度を上げる
しっかりと目的を明確化することで、動画の内容が定まりやすくなるのがメリットです。インタビュー形式にするのか、ストーリー仕立てにするのかなど、動画の内容も大きく変わります。イベント動画制作の目的が明確になっていれば、制作もスムーズです。
動画制作で何がしたいのかだけでなく、いつまでに納品してほしいのかも決めておきましょう。スケジュールがしっかりとしていれば、何をすべきかが明確にできます。計画がはっきりとしていなければ、制作に時間がかかり結果として費用も高くなります。
制作会社の得意分野を確認する
依頼する制作会社の得意分野を見極めることも、失敗しないためには重要な要素です。イベント動画を制作する場合は、比較的尺の長い作品を得意とする制作会社を選びましょう。自社が想定するスタイルの動画撮影に十分な実績があるかが選定するポイントです。
多くの方は、制作会社を選ぶ際に実績を重視するのではないでしょうか。豊富な制作実績があれば、自社の求めるイメージに近いイベント動画が完成する可能性は高まります。
制作会社によっても得意な分野とそうではない分野があり注意が必要です。イベント動画の撮影を得意とする制作会社に依頼すれば、イメージのすり合わせや修正する回数を最小限に抑えられます。
制作実績については、制作会社のホームページで確認可能です。ただし、先方企業の事情などでホームページで公開できないケースもあります。特に実写の場合は、動画で起用するモデルとの契約上から非公開になることも多くあることは覚えておきましょう。
依頼したい動画と同じジャンルの制作実績があるかどうかを確認することが大切です。方向性の不一致を防ぐために、イメージに近いサンプル動画を選んでおくと安心です。
付帯サービスが充実しているか確認する
動画制作会社に依頼する際は、どこまで対応してくれるのかも確認しましょう。動画を制作して納品までなのか、その後のアフターフォローなどの付帯サービスです。
納品後に、テロップやナレーションの修正を行う場面は少なくありません。納品データの保管まで依頼できれば、いざという事態でも対応できます。修正対応をしてもらえないというケースを防ぐためにも、納品後の保管期間を確保している会社に依頼すると安心です。
動画の制作には、スムーズな納期の実現も重要です。いつまでに納品してもらえるのかの確認はもちろん、スケジュール管理を徹底する制作会社を選びましょう。また、万が一の事態が発生した際でも、迅速な対応ができることもポイントの一つです。
事前に音響にこだわるか決める
動画制作では視覚的な効果ばかりに目が行きがちです。しかし、動画と音を上手く組み合わせることで、より印象的な動画に仕上げられます。特に、イベント撮影では映像の鮮明度よりも、きれいに音が拾えるかが重要です。会場や参加者の声が雑音として入れば、動画としてのクオリティも下がる可能性があります。
当日の撮影では、どこまで音響にこだわるのかを打ち合わせで決めておきましょう。音のこだわり具合によって、撮影費用も変動します。たとえば、100人規模の会場だと専門の音響スタッフが必要となり、アシスタントも含めて人件費は8〜11万円程度です。
動画の音には「イメージの誘導」や「感情の誘導」など、さまざまな効果があります。インタビュー動画などでは、耳への訴求にこだわった動画制作がおすすめです。
まとめ
イベント動画制作で大切なのは、依頼する制作会社選びです。映像を作る目的と利用方法を明確にしたうえで、複数の制作会社に見積もりを取りましょう。費用相場を比較することはもちろん、どのような分野が得意なのかも確認が必要です。
見積もりを提示してもらったら、各項目の根拠も説明してもらうことをおすすめします。費用感の納得が生まれるだけでなく、担当者の雰囲気もチェックすることができます。
本記事で紹介した内容をぜひ動画制作会社探しの参考にしてみてください。
事例でも紹介をした動画制作サービスのCrevo(クレボ)でも、多くのイベント動画を制作しています。動画制作をお考えの方はぜひお問い合わせください。
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