事例付・電車内動画広告とは?メリットや価格、制作のポイントを解説
更新日2024年06月10日
公開日2022年03月25日
電車内で流れる動画広告は不特定多数の乗客の目に触れるため、活用方法次第では有効なプロモーションツールになりえます。そこで今回は、どんな動画が理想的であるのかを、電車内に動画広告を出すメリットや動画制作時のポイントなども交えながら紹介します。
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電車内動画広告とは
電車内動画広告とは、電車内のドア上部や窓上に設置された液晶ディスプレイ(デジタルサイネージ)に表示される広告のことです。乗客が自然と見やすい位置にあることに加えて、紙の広告よりも鮮明であるため視認性に優れているのが特徴です。
電車を利用するビジネスパーソンや学生や主婦など、性別問わず幅広い世代の多くの視聴者にリーチできます。時間帯や曜日を絞れば意図的に視聴層を絞り込むことも可能です。たとえば、朝と夕方の通勤時間を選べばビジネスパーソンを狙って視聴させることもでき、週末であればファミリー層に視聴してもらえる可能性が高まります。
電車内動画広告のメリット
高い視聴率が期待できる
電車は交通機関の中でも利用者が多く、電車内動画広告も安定して高い視聴率が期待できます。特に都市部では通勤通学のために利用する人がさらに多くなっています。
たとえば、山手線群における一週間の延べ利用者数は3,181万人、京浜東北線群は3,149万人、中央線は3,065万人(2019年時点)と、非常に多くの人が利用しています。
路線や時間帯でターゲティング可能
電車内動画広告は、路線や時間帯などでターゲティングして広告を配信できる点もメリットです。学生が多い路線、サラリーマンが多い時間帯など、路線や時間帯にはそれぞれ客層に特徴があります。そのため、自社の製品やサービスに興味を持ちそうな客層に狙いを定めて広告を打つことができます。
さらに、毎日同じ路線・同じ時間帯に電車に乗る人が多いため、狙ったターゲットに繰り返し訴求ができる点もメリットです。
コンバージョンが高い
広告は視聴されるだけでは十分とはいえず、実際にターゲットの行動にまで結びつけることが最終的なゴールになります。電車内動画広告では、電車内でスマートフォンを使用している人も多いため、気になった広告をその場で調べてもらいやすいといえます。
さらに、電車内動画広告は、他の広告に比べても自然と目に入りやすく、習慣的に見る人も多いため、広告に対する忌避感を抑えつつアプローチすることが可能です。
電車内動画広告のデメリット
費用対効果が分かりづらい
Web広告であればコンバージョン率、TVCMであれば視聴率などの具体的な数値を知ることができますが、電車内広告は正確な効果測定が困難です。 そもそも、広告が流れている時間に該当の電車に乗降した人の数もわかりませんし、動画広告を観てくれた人がどんなアクションをとったかも知ることが難解です。
Web広告に比べ掲載までに時間がかかる
電車内広告は、申し込みから掲載までに時間がかかります。 なぜかというと、公共の交通機関に掲載することから、掲載内容が厳しくチェックされるためです。審査の結果、修正を支持されたり再審査に回されたりすることがあるため、すぐにでも展開したい広告には向いていません。
電車内動画広告の価格
電車内動画広告の価格は、広告の種類や路線などによって大きく変わります。例えば、同じ1週間・15秒のCMでも、中央線快速は110万円、常磐線は20万円となっています。(※2022年3月現在)
そのため、広告費を抑えたい場合は、路線を上手く選ぶと限られた予算で高い効果を得ることができるでしょう。
以下に首都圏の路線における電車内動画広告の例を出したので、参考にしてください。
路線 | 販売単位・秒数 | 費用 |
山手線 | 13週間・15秒 | 3,000万円 |
中央線快速 | 1週間・15秒 | 110万円 |
埼京線 | 1週間・15秒 | 55万円 |
常磐線 | 1週間・15秒 | 20万円 |
電車内動画広告を制作する際のポイント
ユーザーの役に立つコンテンツ
電車内では多くの乗客がスマートフォンを触っており、電車での移動中など空き時間にはスマートフォンを使って自分に有益な情報を探すことが習慣化しているといえます。つまり、電車内動画広告においても乗客にとって役に立つコンテンツを提供することを心がけることが大事です。
日々電車を利用していることから、ふとしたときに電車内動画広告を見上げる癖がついている人も多く、ためになる情報であればより多くの視聴者に関心を持ってもらえます。また、商品やサービスの認知度を高めることにもなり、企業のブランディング効果も期待できます。
スマホで詳しく調べたくなるコンテンツ
広告にとって大事な広告到達率を高めるためには、スマートフォンで思わず調べたくなる工夫が大事です。なぜならば、多くの乗客はスマートフォンを手にしているので、動画広告視聴後にスマートフォンで検索するという流れを作ることで、広告効果が高められるからです。あえて電車内の動画で全て完結させずに、続きをスマートフォンで調べたくなるストーリーを作るというやり方もあります。
あるいは、動画の最後に検索キーワードを大きく表示することで、自然とスマートフォンで詳細を検索したくなるように誘導するのもテクニックのひとつです。せっかくスマートフォンで調べてくれているターゲットを逃さないためにも、スマートフォン用のサイトは必ず用意しておきましょう。
路線や地域性を意識したコンテンツ
電車内動画広告は路線を指定することでターゲティングできるというメリットがあるため、路線や地域性を意識してコンテンツを制作することでより効率的な訴求が可能です。具体的には、路線沿いで開催されるイベントの告知や店舗のリニューアルオープンなどの情報は乗客の興味をひきやすく、実際の行動にも移しやすいといえます。時間がある人であれば、そのまま電車に乗って来場してくれる場合もあります。
ドア上部の動画広告はもっとも視認率が高いとはいえ、電車内には中吊り広告などさまざまな広告がありますので、充実した質の高い動画を流して乗客の注目を集めましょう。
電車内動画広告の事例
効果の高い動画を制作するためには、成功事例をチェックしておくことも大事です。最後に、動画制作サービスのCrevoで制作した電車内動画広告で意識すべきポイントをしっかりと押さえた事例を2つ紹介します。
電車内動画広告 駐車場サービス「タイムズのB」
出典:Crevo制作実績
動画の種類 | アニメーション |
長さ・尺 | 15~30秒 |
費用レンジ | 100~299万円 |
駐車場サービス「タイムズのB」のサービス紹介動画です。「Q.問題です」と冒頭からクイズが始まり、視聴者の興味を喚起しています。サービスの認知拡大の他にも最後に「タイムズのB」の検索シーンで締めることで視聴者へサービス名の検索という行動喚起も促しています。
<関連サービス>100万円から299万円の動画制作・映像制作
電車内動画広告 薬酒「養命酒」
出典:Crevo制作実績
動画の種類 | アニメーション |
長さ・尺 | 15~30秒 |
費用レンジ | 50~99万円 |
薬酒「養命酒」の電車内動画広告です。特性上、音による訴求はできないため、視聴者への問いかけも文字で訴求しつつ、文字数が多くなりすぎないようにシンプルにまとめました。
ポイントを押さえて電車内動画広告を制作しよう
電車内動画広告の効果は動画の内容に大きく左右されます。せっかく目にとまっても、内容が視聴者を満足させるものでなければ、肝心の広告到達率につながらないどころか、企業のブランドイメージを損なう恐れもあります。成果につながる電車内動画広告を制作するためには、動画広告の制作実績が豊富なプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
動画制作におすすめのCrevo
VIDEO SQUAREを運営する動画制作サービスのCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約10,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
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