PVとMVの違いとは?定義や種類、事例を紹介

アーティストの楽曲に合わせて制作された映像は音楽を楽しむコンテンツの一つです。しかし、PVとMV、2つの違いをご存知の方は少ないのではないでしょうか。この記事では、PVやMVのそれぞれの意味や特徴について解説します。

PVとは

「PV」はプロモーションビデオ(promotion video)の略称で、音楽系の映像に限らず、広義で宣伝・販売促進用のビデオのこと全般を指しています。

MVとは

「MV」はミュージックビデオ(music video)の略称であり、楽曲の持つ世界観を映像にするのが目的です。

曲の内容やメッセージを視覚的に訴求する役割を果たすMVでは、映像の内容が抽象的になることも多く、アート作品ともいえます。MVはアーティストの個性を表す表現手段として使われ、さまざまに趣向を凝らした映像があります。

また、MV自体は直接的な販売促進を狙うものではありませんが、斬新な演出で曲の魅力を引き立てたり、話題を呼んだりすることも多いため、結果的に楽曲の売上に貢献する側面もあります。

PVとMVの違い

音楽業界でもPVとMVの違いを明確に使い分けているわけではありません。MVとして制作しても、一部分をカットしてPVと呼ぶこともあります。それぞれにどのような違いがあるのか、3つのポイントに絞って解説します。

目的

PVとMVはそれぞれ目的が異なります。 PVは宣伝やプロモーションとして、MVはアーティストの世界観を表現するための映像作品です。PVは基本的に限られた時間のなかで宣伝する必要があるため、楽曲の一部分を使用することがほとんどです。MVは宣伝文句は用いずに、曲全体を使って映像を制作します。

公開される媒体

PVとMVは、公開される媒体にも違いがあります。 たとえば、PVは多くの人の目に留まるようにテレビCMや動画サービスの広告、大々的なプロモーションなら街中のビジョンなどで流されることもあるでしょう。 MVは曲の世界観を知ってもらうために、公式YouTubeチャンネルや音楽専門チャンネルで公開されます。

長さ

宣伝のために使われるPVとアーティストの世界観を表現するMVでは、動画の長さにも違いがあります。 PVは限られた時間内で流す必要があり、15~60秒程度と短めに作られています。MVは時間の制限がないため、曲全体の長さがある映像がほとんどです。また、楽曲よりも長めに制作されるMVもあります。

MVが台頭してきた背景

かつてはPVという呼び方が一般的だったのですが、MVという呼び方が最近では多くなっています。これは、YouTubeなどの動画サイトの普及がひとつの要因と考えられるでしょう。

動画サイト内にはたくさんの映像があるため、アーティストはその中で自分の映像がより目立つよう工夫をしなければならなくなりました。したがって、自分の楽曲に対する映像への注目度を上げるために、芸術性や話題性が高いMVを作るようになったのです。

動画サイトはテレビと違い、視聴者が好きな映像を自分で選択して視聴できるのが特徴です。そのため、長尺のMVでも最後まで視聴してもらえる確率が高く、このような背景もMVの芸術性を高めている要因となっています。

SNSなどを通して拡散される可能性が高い現代において、視聴者の関心をひきつけるのに映像のオリジナリティやクオリティは重要です。このような時代的背景もあり、MVというジャンルが浸透していきました。

PV・MVの種類

MV・PVの表現手法には様々な種類があります。ここでは、実写とアニメーションに大きくわけて紹介していきます。

実写

実写とは、実在する人やモノを撮影した動画や映像のことです。MVや音楽系のPVの場合、アーティストの曲だからといって必ずしも曲のライブパフォーマンスを撮影したビデオである必要はありません。曲のリズムや内容にあわせてアーティスト自身が演技するなど、曲の世界観にあわせてさまざまな工夫がなされます。

アニメーション

MVやPVには、2次元的な表現や3次元コンピューターグラフィックスなどを用いた動画・映像もあります。アニメーションやCG技術を使うと、実写では表現しきれないような世界観を具体化することができます。また、実写とアニメーションの技術を組みあわせた映像もあり、工夫次第で魅力的な映像に仕上げることができます。

PV・MVの事例紹介

ここでは、動画制作会社のCrevo(クレボ)が制作した、PV・MVの事例を紹介していきます。

DOTAMA「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」


出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺120秒〜
費用レンジ100~299万円

こちらは、ラッパーのDOTAMAさんが出演している、マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」の広告用PVです。ウェブ広告用のブランディング動画として制作された本動画は、サービスの広告という側面から、PVとしての役割を果たしています。

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SPECIAL NIGHT「Guess It」


出典:Crevo制作実績

動画の種類アニメーション動画
長さ・尺120秒〜
費用レンジ50~99万円

アニメーションで曲の世界観を表現しているこちらの映像は、女性ダンスボーカルグループ「SPECIAL NIGHT(スペシャルナイト)」のMV「Guess It」です。こちらは、モノクロを基調とした色彩の中に、徐々にカラフルな色彩が登場する個性的な1本です。

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MV風オープニングムービー「荒野 Championship-元年の戦い」


出典:Crevo制作実績

動画の種類実写動画
長さ・尺120秒〜
費用レンジ300万円〜

本動画は、スマホゲーム「荒野行動」のeスポーツ大会である「荒野 Championship-元年の戦い」のオープニングムービー用として制作されました。会場の雰囲気を盛り上げられるよう、アップテンポのメロディーやキレのあるダンスを取り入れ、MV風に演出されているのが特徴です。

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PV・MVを制作依頼する際のポイント

PVとMVには異なる役割があります。そのため、これらの動画を制作したいと考えている場合は、どのような目的で動画を作りたいのかをまず吟味しなければなりません。制作時には、MVとPVのうち、より適したものを見極めて動画制作サービスなどに伝えることが重要です。

また、結果を出す動画作りのためには、PVとMV双方の違いについての認識を制作会社とすりあわせる作業も必要となります。

楽曲の動画はPVとMVの違いを理解して制作しよう

PVとMVをきちんと使い分けることで、より効果の出るマーケティングが期待できます。動画制作サービスのCrevoでも、PV・MVの制作が可能となります。制作ご検討の際は、ぜひご相談ください!

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