アニメーション動画がプロモーションの主体となってきた今、動画制作を依頼する前に疑問を解消しておきましょう。
今回はアニメーション動画制作のフローについて、制作開始から納品までとその制作体制、費用を紹介していきます。
アニメーション動画制作の依頼までの流れ
では、Crevoでアニメーション動画を制作する際どのようなフローで作られるのかご説明していきます!
アニメーション動画制作の流れ①初回打ち合わせ〜発注まで
動画制作のご相談をいただいたら、まず制作したい内容を一緒に整理させていただきます。
目的・納期・制作本数・用途・予算感・ターゲットなど制作に必要な情報をお伺いし、それらの要素をもとにお見積もりとスケジュール感をお出しいたします。制作する動画の内容によっては、必要に応じて企画のご提案と合わせてお見積もりの提出も可能です。
アニメーション動画制作の流れ②制作前のヒアリング
ご発注後、制作を行う前段階として動画化したいものの内容について具体的にヒアリングをさせていただきます。
「商品を紹介し、認知拡大につなげたい」「言葉では説明しづらいサービスを動画として視覚化し、理解促進につなげたい」など制作目的はさまざまです。意図したものを制作するために方向性のすり合わせはとても重要となります。
アニメーション動画制作の工程
ヒアリング後、実際にアニメーション動画の制作に移っていきますが、制作工程は大きく分けて、
「絵コンテ制作」「グラフィック制作」「アニメーション制作」の3つに分かれます。
アニメーション動画制作の工程①絵コンテ制作
簡単にいうと、アニメーション制作の基盤となる台本のようなものです。ヒアリング内容をもとに伝えたいことをストーリーに落とし込み、原画やレイアウトがどのような構図になるのか細かく伝える役割があります。
絵コンテがあることで出来上がりの「完成イメージ」が共有できるため、作業に関わる人が共通の認識で制作を進めることができます。
アニメーション動画制作の工程②グラフィック制作
トンマナ(トーン&マナー)を意識し、制作する動画のキャラクターや背景を作り込んでいきます。
アニメーション動画制作の工程③アニメーション制作
グラフィックで制作したキャラクターや背景などの絵を、連続的に表示し少しずつ変化させることで絵を動かす工程です。
ナレーションをいれる場合は、グラフィック制作と同時並行でナレーターの選定を行っていきます。Crevoでは実際にサンプル音声を聞いていただき、動画にいれる音声を決定します。
ナレーションによって動画の与える印象が大きく変わるため、動画を見せるターゲットや動画のテイストによって音声を変える必要があります。
アニメーション動画制作の工程④編集
ベースとなるアニメーション動画が完成したら、適切な箇所にナレーションやBGM、セリフ、効果音などを挿入していきます。
さらに、それぞれの音の音質やバランスを調整しながら最終的な仕上げをしていきますが、この工程を「MA」といいます。MAは“Multi Audio”の略で、アニメーション動画の完成度を大きく左右するとても重要な工程。作業は映像を映す画面とモニタースピーカーの両方があるスタジオで行われることが多いです。
アニメーション動画制作の工程⑤納品
MAが終わったらアニメーション動画の「納品」となります。
納品前には、完成したアニメーション動画に問題がないかどうかをチェックします。「絵コンテと異なる」「イメージと違う」などの気になる箇所があれば、指摘し修正を加えていきます。場合によっては、「セリフを変えてほしい」「BGMを差し替えてほしい」などもあるでしょう。
修正後、再びチェックしていただいて問題がなければ「納品」となります。
アニメーション動画制作費用の相場
どのようなものを作るかによって金額は変動しますが、80秒ほどの簡単なアニメーション動画であれば、Crevoでは29万円から制作することができます。金額は、尺の長さやグラフィック・アニメーションのクオリティに比例して変動していきます。
アニメーション動画の費用に見る制作事例
Crevo(クレボ)におけるアニメーション動画制作実績を費用別に見てみましょう。
費用〜49万円の制作事例
ミツバチプロダクツ株式会社「ショコラリスタパートナー」紹介動画
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 120秒~ |
費用レンジ | ~49万円 |
「チョコレートドリンクで新しい食文化を」という想いを動画に載せられるように実際のお店やドリンクをもとにイラストに起こす等、細かい表現にこだわって制作されています。またナレーションは、代表取締役社長自身が行なっている作品です。
Crevoのアニメーション動画制作において49万円以下の限られた予算では、メッセージを絞った動画が中心となります。シンプルなキャラクターイラスト、もしくはピクトグラムを使った表現での制作が可能です。
費用50万円〜99万円の制作事例
株式会社オーシャンブリッジ「ISL Online」サービス紹介動画
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 60~120秒 |
費用レンジ | 50~99万円 |
株式会社オーシャンブリッジのサービス紹介動画です。サイトになじむようなテイスト、トーン&マナーで先進性を意識しキャラには表情をつけることで親しみを感じらるよう調整しました。
Crevoのアニメーション動画制作において、予算が50〜99万円程度の動画制作は、デザイン性に富んだイラストでの制作が可能になります。またアニメーションにストーリーやイラストに合わせたバリュエーションのある動きをつけることが可能です。
費用100万円〜299万円の制作事例
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「知財創造教育コンセプト動画」
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 120秒~ |
費用レンジ | 100~299万円 |
この動画ではターゲットそれぞれが持っている課題を明文化し解決するようストーリーを組み立て、情感に訴えられるようエモーショナルな表現がなされています。
Crevoのアニメーション動画制作において、予算が100~299万円程度になると、アニメーションのクオリティが大幅に変わってきます。デザイナーをアサインすることができ、オリジナルキャラクターの制作を依頼したり、シンプルな3DCGの制作も可能になります。
<関連サービス>100万円から299万円の動画制作・映像制作
費用300万円の制作事例
株式会社Paidy 決済サービス「Paidy」コンセプトムービー
動画の種類 | アニメーション動画 |
長さ・尺 | 30~60秒 |
費用レンジ | 300万円~ |
株式会社Paidyによるサービス紹介動画ではシンプルなアニメーションと複雑なアニメーションの演出を交互に見せることで、「Paidy」のサービスのシンプルさと「Paidy」の裏にある複雑なテクノロジーを表現されています。モーショングラフィックを活用し、「Paidy」が提供するサービスがいかにシンプルであるか視覚的に表現しています。
Crevoのアニメーション動画制作において、予算が300万円以上になると、さまざまな表現技術を活用できるので、ウェブ広告にとどまらず、テレビCMとして活用できるハイクオリティ動画を制作できます。また、動画の活用提案も含めた企画段階からのトータルプランニングをさせていただきます。3DCGをフル活用したアニメーションの制作も可能です。
アニメーション動画制作チームの体制と役割
ひとつのアニメーション動画を制作するにあたって、ひとつの制作チームを都度組んで制作にあたるのですが、それぞれチームのメンバー(クリエイター)ごとに役割が異なります。各々どのようなことを担当していくのかご紹介いたします。
ディレクター
制作の責任者になります。依頼主の要望に対して、主に演出全体を指揮していきます。
イラストレーター
依頼主の要望に応じて、イラストを描く仕事を担当します。グラフィック制作の際、絵コンテの内容を元にキャラクターや全体のテイストを描いていきます。
アニメーター
制作したグラフィックに動きをつけていきます。キャラクターに演技をつける演出者としての能力も要求されます。
ナレーター
ナレーションを行う語り手です。動画に息をふきこみます。
デザイナー
主に動画における視覚的な設計を担っていただきます。
アニメーション動画は静止画を複数制作し動かすことで作られます。デザイナーは、その静止画のレイアウトや文字デザイン等を設計します。
Crevoは4,000社以上の動画制作実績があり、特にアニメーション制作では業界トップクラスの実績を誇ります。もし少しでも動画制作をご検討されているようであれば、是非一度Crevoにご相談を!
アニメーション動画制作にまつわるよくある質問
制作の流れを紹介したところで、ここからは動画制作にまつわるよくある質問をピックアップしてご説明します。
制作から納品までにかかる期間はどれくらい?
基本的にアニメーション動画の制作は、1分〜1分30秒ほどの動画であれば、2ヶ月ほどで制作が可能です。制作期間は、尺の長さ・グラフィックの書き込み量・アニメーションの動きの質など制作内容によって変動していきます。
「2ヶ月以内で制作することはできないの?」と思われるかもしれませんが、そこはご安心ください。必要に応じて対応できるプランをご提示させていただくことももちろん可能です。
「初稿」と「完パケ」の違いって何?
アニメーションが完成したらまずは初稿を提出します。初稿は読んで字のごとく、「最初の原稿」を意味します。すなわち、制作したグラフィックにアニメーションの動きがついた初出しのデータです。
それに対し完パケは、「完全パッケージ」の略で、使用目的に合わせて完全に仕上がったもの(最終完成版)になります。完パケデータが納品されたら制作完了です。
動画の納品形式は?
動画制作会社Crevo(クレボ)では基本的にはmp4で対応させていただきますが、指定いただければご指定のファイル形式で納品可能です。使用メディアによって適した媒体があるので最適なものを選ぶことをオススメします。
制作物のキャラクターをチラシなどに使いたいけど可能?
納品データの使用用途は問いませんが、キャラクターなど制作物のロイヤリティについては基本的にクリエーターに帰属しています。
動画のキャラクターを切り取ってチラシなどで二次利用したり、編集して一部修正したいという場合はCrevoにご相談いただければ対応可能です。
Crevoの動画制作体制と強み
VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約10,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!
またCrevoスタッフが制作進行と品質管理の両面でサポートをさせていただきますので、動画制作が初めての方でもご安心ください。
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<筆者プロフィール>
小林 竜哉
あだ名:こばやん
出身:佐賀県
好きな食べ物:お寿司
一言:動画制作のご依頼お待ちしてます♪
