旅館の魅力を動画で発信しよう!動画を活用するメリットと事例
更新日2024年08月30日
公開日2019年08月20日
旅館の経営において新規顧客の獲得は重要です。インターネットの普及に伴い、誰でも手軽にスマートフォンから旅行先の情報を調べられるようになっています。旅館の魅力をしっかりと訴求し、肝心の集客を成功させるためには、インターネットとも相性の良い動画を活用することが重要です。この記事では、旅館紹介に動画を活用するメリットや参考になる事例を紹介します。
旅館紹介において動画の活用が重要な理由
観光庁の発表によると、2019年上半期の訪日外国人旅行客が前年同期比で4.6%増の約1,663万人と過去最高を更新しました。主にはアジア圏からの個人旅行者が増えており、中国で1月にビザの発給要件が緩和されたことやベトナムから日本への直行便が増えたことなどが大きく関係しています。さらに、2019年秋にはラグビーワールドカップが日本で開催予定であり、下半期においても訪日外国人旅行客増加の勢いが続く見込みです。まさに、宿泊業界においては絶好のビジネスチャンスが到来しているといえます。多くの外国人旅行客を受け入れ、さらに競合他社との差別化を図るためにも、動画で旅館の魅力を伝えることが重要です。
旅館紹介で動画を活用するメリット
旅館紹介において動画を活用するメリットについて詳しく紹介します。
旅館の雰囲気を魅力的に伝えられる
まず、旅館の雰囲気をより魅力的に訴求できることがあげられます。文字や写真だけのパンフレットを活用した旅館紹介では届けられる情報量に限界があり、旅館の魅力を十分に伝えることができません。その点、動画であれば美しい映像によって料理や部屋の雰囲気をわかりやすく伝えることができ、さらに映像に適した音楽やBGMで旅館の世界観を作ることで視聴者の気分を盛り上げることができます。
インバウンドにも訴求できる
次に、動画であればインターネットを通じて世界中の人に簡単に旅館の魅力を届けることができます。旅館紹介の動画においては、今後もさらなる増加が見込まれているインバウンドも意識して制作を行う必要があります。動画に外国語の字幕やナレーションを加えることによって、日本語に馴染みが薄い外国人旅行客にも訴求することが可能です。洋式のホテルにはない日本らしさが詰まった旅館の雰囲気は、外国人には新鮮に映ります。
旅館紹介の動画活用のアイデア
ここでは、旅館紹介向け動画を制作する際に活用できるアイデアを紹介します。
スタッフの紹介
旅館の場合、接客の質も宿泊客の満足度に影響します。そのため、スタッフがそろってお出迎えをしたり、最後までお見送りをしたりしている様子を通じてスタッフの人柄や雰囲気を伝えることも大切です。日本らしさの象徴であるおもてなしの精神を随所に盛り込むことで旅館の魅力を際立たせることができます。
周辺エリア紹介
宿泊先の旅館において、周辺にどんな観光スポットがあるのか気になるという人も多くいます。神社やお城など周辺の観光スポットを動画に取り入れることで、旅館の魅力も引き立ちますし、映える被写体を選ぶことで映像も華やかになります。さらに、「観光スポットAは旅館から徒歩10分」というようにアクセスの良さをアピールすることもアイデアのひとつです。観光スポットに興味がある人が、「それならば便利なこの旅館に泊まろう」と思ってくれる可能性も高まります。
バーチャルツアー
360度で動画を撮影し、バーチャルツアーを展開する方法も効果的です。室内の広さや雰囲気、客室からの眺望などがわかるバーチャルツアーを展開することで、視聴者は自分が旅館に泊まっているかのような疑似体験をすることができます。リアリティを感じられるので予約しようという気持ちも高まりますし、期待値とのズレも生じにくくなります。
施設・料理紹介
視聴者にとっては、旅館にはどのような施設があるのかも気になるところですので、温泉や売店、宴会場といったニーズの高い施設の紹介も行っておくと親切です。特に、天然温泉やスパ、キッズルームなど、他社と差別化できる施設については積極的に紹介しましょう。さらに、料理の内容だけでなく、普段は見ることができない厨房の様子も動画に取り入れると、視聴者の興味を引きやすくなります。たとえば、料理人が一品一品丁寧に盛り付けを行う様子などは、旅館のこだわりへのアピールにもなります。
旅館紹介の動画事例
それでは、早速旅館紹介のために制作された動画の事例を4つ見ていきましょう。
京都符「旅館こうろ」
出典:旅館こうろ
英語ナレーションで日本語字幕を取り入れ、インバウンド旅行者向けにも活用できる動画です。古都京都の説明から始まり、近隣の観光スポットやそれらへのアクセスの良さにも触れたうえで旅館の紹介へと移る流れもスムーズです。すべて和テイストに統一された京都らしい客室や施設を、日本の伝統的な文化や職人の技術力をアピールしながら訴求しています。
鹿児島県「霧島温泉旅館協会」
出典:霧島温泉旅館協会
霧島温泉旅館協が制作したインバウンド向けの動画です。全編英語で、霧島に旅行に訪れた外国人男性の視点から、外国人には馴染みの薄い温泉のマナーをわかりやすく紹介しています。九州の雄大な自然や霧島温泉旅館で働くスタッフの笑顔を最後に紹介しており、初心者でも安心して霧島温泉の旅館を訪れたくなるような内容に仕上がっています。
ProPILOT Park RYOKAN
出典:日産自動車株式会社
日産自動車社がプロデュースした、ユニークな旅館のプロモーション動画です。日産自動車のプロパイロット技術を取り入れた旅館で、玄関に散らかったスリッパや、室内の座布団などをボタンひとつで簡単に元の位置に戻せることを紹介しています。箱根温泉の老舗旅館「塔ノ沢一の湯本館」で撮影されており、伝統的な日本のおもてなしと最新の技術との融合を軽快なBGMに乗せて紹介しています。日産自動車の最先端技術と塔ノ沢一の湯本館の風情がマッチした洗練された面白みのある動画です。
旅館紹介動画の制作を依頼するときのポイント
制作会社に旅館紹介動画の制作を依頼するときのポイントについて説明します。
出演する従業員を決めておく
まず、出演する従業員をあらかじめ決めておき、出演を依頼しておくことです。建物や周辺の自然を見せるだけでなく、実際のスタッフが働く様子やインタビュー動画を盛り込むことでより温かみのある映像に仕上がります。制作にあたっては、積極的に従業員に出演を依頼し、さらにアイデアも募りましょう。たとえば、登場シーンの内容については、制作側が演出を行うのではなく、自然体の普段のシーンを採用することでより魅力的な映像に仕上がることもあります。
アピールしたい旅館の強みを把握しておく
次に、アピールすべき要素をあらかじめ整理しておくことです。料理や温泉、景色など旅館によって強みは異なります。自社の強みとなる要素を中心的に動画に取り入れることで他社との差別化につながり、結果としてより訴求力の高い動画になります。あまりにも長すぎると最後まで見てもらえない可能性もあるため、アピールポイントが複数ある場合は、カテゴリーごとにわけて動画を制作するのもひとつの手です。
内容に合ったBGM・ナレーションを取り入れる
最後に、意図した雰囲気を視聴者に正しく伝えるためには、内容に適したBGMやナレーションを選ぶ必要があります。たとえば、格式ある雰囲気を伝えたい場合は、落ち着きのあるBGMを選びましょう。また、必要に応じてナレーションも加えることで、よりわかりやすく旅館の魅力を伝えられます。不自然にならずに、動画の魅力を高められるBGMやナレーションを選ぶことが大事です。また、視聴者の母国語を考慮した言語でのナレーションをいれることで、より動画の良さを引き立てることができます。
旅館紹介は動画を積極的に活用しよう
旅館のプロモーションにおいて、動画は活用する価値の高いツールだといえます。旅館の魅力を存分に伝えることができ、旅館と親和性の高いインバウンドにも訴求することができます。また、ネットにアップすれば一気に世界中に向けて訴求できます。今回紹介した事例や制作するうえで意識したいポイントなどを参考して、ぜひ紹介動画を制作してみてはいかがでしょうか。
動画制作サービスのCrevo
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