コラム

2015年06月17日

【前編】会員数6千万、売上高15億ドル誇る”Netflix”とは

posted by VIDEO SQUARE 編集部

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NTTドコモが運営する国産動画配信サービス・dTVは、今年の4月に自宅のテレビで視聴することを可能にするアダプタ「dTVターミナル」を発表しました。

さらに同サービスはユーザーが選択したチャンネルにおけるオススメコンテンツの予告編が次々に配信される「ザッピングUI」を導入するなど、大きな変化を遂げました。

また、昨年2月に日本テレビが日本市場向け事業を承継することを発表したHuluは、2015年3月に国内ユーザー数が100万人を突破し、同5月には同業他社のフジテレビとコンテンツの相互供給を発表するなど、国内の動画配信サービス事業者はさまざまな動きを見せています。

そうしたなかで、動画配信サービス領域において世界最大手のNetflixが今秋、遂に日本市場へ参入します。

そこで本連載では、Netflixのサービス概要や他社との違いといった基本的な情報に加え、同社サービスの肝であるレコメンド機能や画期的な動画制作方法など、さまざまな角度からNetflixのサービスを前編後編にわたり、解説していきます。

Netflixのサービス概略

netflix

そもそもNetflixとは

アメリカを拠点に活動するNetflixは1997年に創業した企業で、世界で50を越える国においてオンラインDVDレンタル事業および動画ストリーミング配信事業を展開する会社です。

同社が配信する作品は、ハリウッド作品の配信はもちろん、動画ストリーミング配信事業を行う会社では珍しい、独自制作のドキュメントやドラマ、映画といった映像作品も配信しています。

そういった映像作品を見ることができるデバイスは約500近くあり、ユーザーは主にPS3やXbox360といったネット接続されたゲーム機器、そしてPCなどを通して視聴しています。

これまでのサービス変遷

現在、Netflixが語られる場合の多くは、動画ストリーミング配信事業についてですが、創業当初はオンラインDVDレンタル事業を軸に展開していました。

現在では国内最大手のレンタル事業者・TSUTAYAも取り入れている手法で、Netflixは創業当初からオンライン上でDVDレンタルの予約を受付け、自宅へ配送、ポストでDVDを返却させるという仕組みを採用していました。

そうしたオンラインDVDレンタル事業から現在取り沙汰されている動画ストリーミング配信事業へビジネスモデルの移行をしたのは、2007年になります。

以降は同サービスを拡大し続け、動画配信最大手の地位を確立するに至ります。

Netflixの売上・会員数状況

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世界最大手と称されるNetflixの最近の売上高や会員数は、どのように推移しているのでしょうか。

2014年、2015年の売上・会員状況の推移について

創業から18年経ち、未だにサービスが伸び続けているNetflixが、2015年4月15日(現地時間)に2015年第1四半期の決算を発表しました。

2015年第1四半期の決算によると、ユーザー数は約6,230万人となっており、2014年第1四半期のユーザー数が約4,840万人であったのに比べ、1年で約1,500万人もユーザー数が増加していることがわかります。

そのユーザー数を分解すると、米国内の動画ストリーミング配信サービスに登録しているユーザー数は、2014年に約3,570万人であったのに対して、2015年は約4,140万人と、約600万人近く増加しています。

また、現在Netflixが力を入れている海外展開については、2014年の約1,270万人に比べ、2015年は約820万人のユーザー数増の約2,090万人となっています。

また、売上高については、2014年第1四半期の約12.7億ドルに対して、今年は約15.7億ドルと、約3億ドルの増加となっています。

国内で展開するHulu、dTVとNetflixの違いは

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今秋から日本展開を進めようとし、多くのメディアで取り上げられているNetflixですが、既に国内の動画ストリーミング配信事業を行うHuluやdTVとどう違うのでしょうか。

ビジネスモデルの違い

まずビジネスモデルについて、NetflixはSVODと呼ばれる定額制動画配信で収益を得ており、ユーザーは毎月一定額支払えば、いくらでも動画を視聴することができます。

Netflixが日本国内の動画配信事業をするにあたり、競合とされるサービスのHuluやdTVは、Netflixと同じくSVODでマネタイズをしています。

ただし、dTVについては、SVODの他に作品ごとに都度、視聴料金を支払うTVODにも対応しています。

料金の違い

3社の料金の違いについて、Huluは約1万作品を提供し月額933円(税抜)となっています。次にdTVは、約12万作品を提供しながらも月額500円と、圧倒的な低価格と作品数を実現しています。

そうしたなかでNetflixは、未だに日本国内での価格は発表されていないものの、米国での価格を参考にすると、ハイビジョン画質に対応していないベーシックプランが月額7.99ドル。

ハイビジョン画質に対応し、同時に2つのデバイスで別動画を視聴できるスタンダードプランが月額8.99ドル。そしてウルトラハイビジョン画質に対応し、同時に4つのデバイスで動画を視聴できるプレミアムプランが月額11.99ドルとなっています。

そしてNetflixの作品数は、映画が5万作品以上、テレビ番組は1,500作品以上配信しております。

まとめ

今回は、Netflixを歴史や数字といった視点から紹介させていただきました。

Netflixは、もともとDVDレンタルを行うプラットフォームを提供する企業でしたが、近年では、そこで培ったデータに加え、動画ストリーミング配信で得たデータを軸にサービス展開をし、成長を続けています。

次回の記事では、同社がデータをどのように活用しているのかを紹介していきます。マーケターの方にとっては、「データはどのように扱い、サービスに反映させるのか」という視点で参考になるのではないかと思います。

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