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2015年08月17日

Facebookも活用か、マーケツールとしての「ライブストリーミング」評価再燃

posted by VIDEO SQUARE 編集部

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ライブストリーミングをマーケティングツールとして活用する動きが高まっています。これまでも「ユーストリーム」やグーグルの「ハングアウト オンエア」といったサービスは世界中で利用されてきており、目新しさがあるとは言えないかもれしません。

マーケティングツールとしてのライブストリーミングが見直されるきっかけとなったのは、先日もお伝えした「ミーアキャット」と「ペリスコープ」という二つの専用アプリです。

前者は今年の2月、後者は3月にサービスを開始したばかりですが、ミーアキャットはすでに200万人のユーザーを獲得しており、ペリスコープは、はじめの10日間だけで100万人もが利用を開始。ともに爆発的な普及を見せています。

今回は、急成長中しているこれらのサービスを中心に、マーケティングにおけるライブストリーミングの活用事例を紹介したいと思います。

一番乗りは

ミーアキャットは先月、初めてスポンサーをつけたイベントを開催しました。ケーブルチャンネルCMTと、飲料メーカー「マウンテンデュー」の協賛のもと、バンド「フロリダ・ジョージア・ライン」のライブ会場の最前列をアプリユーザーに解放。バンドが新曲を演奏する模様を撮影させ、主催者のツイッター、フェイブックのアカウントで配信しました。

ペリスコープ上で初めてキャンペーンを展開したのは、食品・飲料会社メーカーのネスレ社。6月にインフルエンサーたちを雇い、遊園地や、プールなどでアイスクリームを食べる光景をおよそ20パターン配信。結果として、約12時間で5000人以上が視聴し、「いいね!」に相当する「ハートマーク」は64000個以上付けられました。

ネスレ社のキャンペーン。インフルエンサーたちが様々なロケーションでアイスを食べている様子を投稿した

ネスレ社のキャンペーン。インフルエンサーたちが様々なロケーションでアイスを食べている様子を投稿した

フェイスブックも

フェイスブックは8月上旬、ライブストリーミングアプリ”Mentions”を導入しました。現時点で利用できるのは、米国で認証済みの公式ページを持つマライア・キャリー(歌手)や、リカルド・カカ(サッカー選手)といった一部の有名人のみ。

一般のユーザーたちは、コメントや「いいね!」をつけることができるほか、シェアすることが可能。フィルタリング機能もあるので、悪意のこもったコメントは投稿できないようになっています。

フェイスブック上では、およそ800万人が個人のアカウントで、有名人と繋がっているとされています。同社の公式アナウンスは「『交流』というアイディアを持ちこむことで、有名人とファンがより密な関係を築ける」と自信をのぞかせるに留まり、マーケティングに関する声明は発表していません。

しかし、利用を求める「著名人」はフェイスブックに申請することも可能で、さらに多くの有名人を囲い込もうとしていることは明らかです。このことからも、マーケティングツールとして活用されるのは時間の問題だろうという見方もあります。

「著名人」は自らフェイスブックに利用許可を申請することもできる

「著名人」は自らフェイスブックに利用許可を申請することもできる

ユーチューブは

ユーチューブはライブストリーミング機能”Youtube live”を13年に一般ユーザーに解放しており、ここに来て目立った動きはありません。

しかし、13日に発売されたサムソン社の携帯電話”Galaxy Note 5″と” Galaxy S6 Edge+”には、同サービスに直接、ライブストリーミングを行える機能が搭載されています。このことからも、ユーチューブが引き続きライブストリーミングを重視している姿勢が垣間見えます。

エンゲージメント向上には不可欠

ライブストリーミングを主要なマーケティングツールとして、いち早く取り入れたのはファッション業界といえるでしょう。

デザイナーのアレキサンダー・マックイーンは、09年に春夏コレクションを全世界に向けて配信。その意図を「ブランドに興味を持ってくれる世界中の人たちに新作を見てもらいたかった」と語っています。

招待客しか観覧できなかった「ファッションショー」という閉じられた世界に日の目を当てたことは画期的でした。しかし、それだけではありません。ライブストリーミングされたその模様は、ユーチューブ上で350万人以上が閲覧しました。つまり、一次情報を届けることがエンゲージメントの向上にも繋がったのです。

アレキサンダー・マックイーンのショーでは、2台のロボットアームがその模様をユーチューブにライブ配信した

アレキサンダー・マックイーンのショーでは、2台のロボットアームがその模様をユーチューブにライブ配信した

この動きは、すでにファッション業界では一般的になっており、数多くのトップブランドも採用しています。2月に開催されたニューヨーク・ファッション・ウィークでは、60のショーがライブストリーミングを実施。一つのショーの平均視聴者は14000人で、イベント全体では、840,000人に達しました。

この動きについて、ファッション・ジャーナリストのPaul Farkas氏は「トップブランドのコレクションを最前列で観ることは、一つのステータスであり続けるでしょう」と断った上で、「一般的な顧客のエンゲージメントやローヤリティを高めるにはライブストリーミングは不可欠」とその重要性を強調しています。

まとめ

現時点で、ライブストリーミングの必要性を確信しているマーケターは少ないかもしれません。視聴者と、ターゲットを高い精度で一致させるなどの課題が残されているからです。ただ、技術者の試行錯誤もそう長くは続かないはずです。

すでに、各サービスが有名人の囲い込みを始めたとも噂されています。来年までには、ライブストリーミングがマーケティングの必須ツールになっている可能性は大いにあると言えるでしょう。
(編集部=赤坂祥彦)

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