視聴者置いてけぼり… YouTubeで不評な世界の動画マーケティング失敗例5選

マーケティングとは本来新しい消費者層にリーチするための手段としてあります。しかし、マーケティングによるアプローチの方法によっては”新しい消費者層にリーチする”どころか、むしろ”商品やサービスのイメージを低下させてしまう“ことがままあります。

これから紹介する記事では、実際に商品やサービスのイメージを低下させた事例として存在し、YouTube上でのdislike数を10%以上集めている動画になります。動画マーケティングの失敗事例として有名な5本の例を見ながら、その”失敗“の原因について解説していきます。

意味がわからない – Kmart “Giffing Out”

米大手ショッピングセンターKmartがクリスマス商戦の時期に放映した”Giffing Out”と銘打たれたこのCM。ひたすら短い動画アニメのように動く夫婦はおそらく”Gifムービー”をイメージしたと考えられますが、なぜ彼らがこんな動きをしているかについての説明はCMを通して全くなく、ただ不気味な印象を受けます。

失敗ポイント
プロモーションで伝えたい内容が不明で理解不能

キャラクターの性格が悪い – GEICO “Pig Latin Maxwell Pig”

本来、緑色のイモリをメインキャラクターに据える、米GEICOが放映したこのCM。生意気な”ブタ”が登場し、ファストフード店の店員に延々とGEICOのタブレットアプリを説明するこの動画では、視聴者にサービス自体の良し悪しよりもキャラクターの不快さをアピールしてしまっているようです。

失敗ポイント
商品の良さを伝えるつもりが、不快なキャラクターで商品へのネガティブなイメージを植え付ける

退屈 – Bud Light “Cool Twist”

 

米・ビールブランド「Bud Light」を抱える、バドワイザーが放映したこのCMでは、ビールそのものではなく、アルミニウム製の再密封可能な容器の機能性についてフューチャーされています。クラブミュージックに合わせてリズミカルに容器が踊る様子を見て、ビールのおいしさを想起する視聴者はとても少かったようです。

失敗ポイント
飲料の中身ではなく容器をプロモーションし、商品の打ち出す箇所を間違えた

過度に刺激的 – Go Daddy “The Kiss”

米レンタルサーバーメーカー、Go Duddyが放映したこのCMでは、”セクシーさ”と”スマートさ”を兼ね揃えた自社サービスをアピールする名目で、ビロンドの美女と巨漢の技術者が10秒間ディープキスさせられています。確かにインパクトはありますが、テレビで放映するには刺激が強すぎたようです。

失敗ポイント
見苦しいキスシーンで視聴者が不愉快に感じる

メッセージが難しい – Facebook “Chairs are like Facebook”

日本でも絶大な支持を集める、SNSサイトFacebookが10億ユーザー突破を記念してTVにて放映したこのCMでは、世界中どこでも使われている”椅子”と”Facebook”を重ね合わせてその有用さについて語られています。しかし、「椅子はフェイスブックに似ている」というメッセージは簡単には理解しづらく、その主張に”?”を浮かべる視聴者も少なくなかったようです。

失敗ポイント
共通点の作り方が雑で、意図が伝わりづらい

失敗には”パターン”がある

これらの動画に共通していることとは、”視聴者のメリット”を第一に考えていないということだと思います。”インパクトを与える事”や”商品やサービスの強みを伝えること”も重要ですが、それらに重きを置きすぎると、視聴者を置いてけぼりにしてしまいます。

“企業が伝えたい事”と”視聴者が喜ぶ事”をバランスよく盛り込んだCMこそ、新しい市場を切り開くマーケティング施策となるのではないでしょうか。

(編集:サムライト)

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