マーケティング

2014年05月21日

なぜEvernoteは自社サイトに172本もの動画コンテンツを置いているのか?最先端の動画マーケティング手法に迫る

posted by VIDEO SQUARE 編集部

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様々な事柄をスマートフォンやPCで簡単に記録出来るEvernote

Evernoteはそのコンセプトや機能をわかりやすく、手短に伝える手段として動画の活用に注力しています。

サイト上では様々なシーンで動画を利用しており、youtubeのチャンネル上にアップされている動画の総数は日本向けで65本アメリカ向けではなんと172本に及びます。

一体、Evernoteはそれだけの動画をどのようにマーケティングに活用しているのでしょうか?

ここでは、シリコンバレーを代表するサービスに成長したEvernoteの動画マーケティングに迫りたいと思います。

ユーザーの目的別に動画を設置

Learn How to Use Evernote

現在、コーポレートサイトのビデオカテゴリーは、

・TUTORIALS
・STORIES AND TIPS
・PRODUCTS WE LOVE



の3つのカテゴリーに分かれており、ユーザーは目的別に動画を探せるようになっています。

それでは、それら3つのカテゴリーについて詳しく見ていきたいと思います。

1.TUTORIALS
見れば納得!使い方は動画で覚える

Learn How to Use Evernote2

製品のマニュアルを読むのが嫌いという方も多いのではないでしょうか?
説明文もわかりにくいことが多いため、途中で読むのを諦めてしまった経験は誰にでもあると思います。

使う側のそんな気持ちを理解してか、この「TUTORIALS」のカテゴリーには34本のビデオがアップされています。

Evernote自体の使い方についての説明ビデオが12本、残りの22本はEvernoteを利用した関連製品の紹介とその使い方についてです。

また、各ビデオは1分程度でまとめられており、実際の利用画面を用いながら音声とテキストにより使い方の手順などを伝えています。

関連製品については、製品の紹介と共にどんな職業の人がどのような使い方をしているのか、実際に使用している風景を交えて説明しています。

まずは、一番スタンダードなEvernoteの紹介ビデオを見てみましょう。

50秒の動画の中にEvernoteが出来ることや特徴、機能をわかりやすく詰め込んでいます。

この動画を見れば、Evernoteを使ったことのないユーザーでもEvernoteがどんなサービスか、自分だったらどういう使い方をするかを簡単にイメージすることができるようになります。

次に、関連製品の中からノートブックなどで有名なイタリアのMoleskine社のEvernoteスマートノートブックに関する動画をみていきましょう。

この動画は、Evernoteスマートノートブックを日常的に使用しているデザイナーを起用し、実際の現場風景を映しながら、スマートノートの機能をどう作業に反映させているかを紹介しています。

ノートにデッサン画を描き、そのデッサン画の上に検索しやすくするための専用ステッカーを貼り、スマホで撮影。
その画像を取り込んだ後、ステッカーを貼った部分を検索という一連の流れを紹介し、利用状況をイメージできるものとなっています。

Evernoteのようなサービスは、テクノロジーの進歩を背景として急速に機能、用途が多様化していっています。
そのため、機能などを一つ一つマニュアルに組み込んでいくということは難しく、かつ、ユーザーにそれらを全て読んでもらうのは不可能に近いような状況となっています。

だからこそわかりやすく、手短に、楽しく必要なことを伝えられる動画を活用するということのニーズが高まってきていると考えられます。

また、動画を用いることで、手軽にユーザーの理解促進を図ることができる一方で、カスタマーサポートにかかるコストを削減することにもつながっているという側面も忘れることはできません。

2.STORIES AND TIPS
私もこんな使い方が出来る!様々なストーリーを紹介し、自分ごと化

Learn How to Use Evernote   Evernote

「STORIES AND TIPS」のカテゴリーでは19本の動画が紹介されています。
Evernoteを利用する人のStoryを紹介しているものが6本。個人の投稿による使い方Tipsが13本となっています。

ここでは、「How a pop-up restaurant works with Evernote」というビデオをみてみたいと思います。

ベトナムの屋台からインスパイアされた若いアジア系の女の子2人が、空きスペースを使った即席のカフェを作り、自分たちで経営するというストーリー。

彼女達のEvernoteの活用方法は次の移動先の候補地の撮影、レシートの画像をまとめて保存、買い物リストを作成というもの。
マーケティングから買い出しまでの全ての作業を2人で行うためには、Evernoteのような1つのプログラムで全てできるサービスが非常に効率が良いと動画の中で語っています。

一見、彼女達の仕事をEvernoteと結びつけるのは困難に思いますが、この動画を見た個人経営の食堂やこれからオープンするカフェの経営者は、自分の利用シーンと重ね合わせ、「自分もこんな風に使ってみようかな」と思うことでしょう。

製品利用における先入観や固定観念を取っ払うことは、利用シーンの拡大はもちろん、ユーザー層を広げることに役立ちます。
Evernoteの場合もITビジネスシーンで利用されるものと思われがちですが、このカテゴリーでは、牧場経営者、先生、デザイナーなど、あまり馴染みがなさそうな方を選んで紹介しています。

このような意外なユーザーや利用シーンの紹介は、新規顧客の開拓に有効になるのではないでしょうか。

3.PRODUCTS WE LOVE
Evernoteからできた関連製品の紹介

Learn How to Use Evernote

「PRODUCTS WE LOVE」で紹介されているのはEvernoteをプラットフォームとして生み出された関連製品やサービスです。
ここでは6本の動画で5つの製品やサービスが紹介されています。

5つのサービスの中の1つであるShoeboxedというサービスについて見てみましょう。

Shoeboxedは、請求書やビジネスカードなどスキャンしたい書類を専用の封筒に入れて送るとデータ化してくれるサービスです。
Evernoteをビジネスツールの軸として活用しているユーザーや企業は、このように自分たちの手間を軽減してくれるサービスを重宝するはずです。

また、このようなEvernote関連サービスを使ってもらうことは、EvernoteにとってもユーザーのEvernote依存度を高められるというメリットがあります。

そのため、Evernoteが関連サービスを応援していくことには意義があります。

自社単体で成長していくのではなく、周りのパートナーも巻き込んでコミュニティ全体で成長していくという姿、これこそシリコンバレーのスタイルと言えるかもしれません。


まとめ

以上、Evernoteの動画マーケティングについてみてきました。

Evernoteでの動画の活用目的は、

・新規顧客の獲得
・既存顧客の利用促進
・カスタマーサポートのコスト削減


の大きく3つに分類出来そうです。

その用途の多様性からも動画マーケティングの可能性が垣間みれたのではないでしょうか。

2017年までに世界のデータの2/3は動画になると予測するデータもあります。

言葉を連ねて説明する時代から、動画で説明する時代へ

動画マーケティングは、この先さらに注目を集め、進化していくことでしょう。


(編集:サムライト)


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