コラム

2014年10月27日

”100万回再生”の壁を越えるには – 共感と時間の長さが動画マーケティングを左右する

posted by VIDEO SQUARE 編集部

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昨今、ユーザーの趣味志向の細分化・コンテンツに触れるデバイスの多様化により、企業の発信する情報がユーザーに届きにくい状況が生まれつつあります。

そうした状況のなかで、ユーザーへ商品・サービスを確度高く訴求させる手法として”共感マーケティング“というものが注目されています。

企業がユーザーとの間に共感を作るには、

1、コンプレックスや精神的なもの、人生経験といったユーザーのバックグラウンドに訴えかける
2、ユーザー視点に立ち、先回りしてユーザーの課題を発見し問題の提起をする

という2つの方法があります。

上記の「共感の作り方」を踏まえ、今回は複合機や複写機を製造・販売するコニカミノルタ社の動画を取り上げます。

コニカミノルタの複合機に宿る妖精「コニカミノルタマン」のシリーズ2作目「いちばんはじめの社員」の動画を参考に、同社がどのように共感を作っているのかについて解説していきます。

コニカミノルタマンⅡ いちばんはじめの社員

企業名:コニカミノルタ
動画再生回数:約28万回再生(2014年10月時点)

コニカミノルタが展開する本動画は、約28万回再生されておりビジネスマンを中心に話題となった動画で、同シリーズは現在までに計3本展開されています。

コニカミノルタマン
https://www.youtube.com/watch?v=mUmmAS6u0Dc
コニカミノルタマンⅢ 大嫌いな上司
https://www.youtube.com/watch?v=16bJ_1XsF8U

動画のストーリー展開としては「起業したての主人公の会社が大きくなるまで、コニカミノルタマンがサポートし続ける」というものです。

コニカミノルタ社は「いつも身近なパートナーとしてお客様の役に立ちたい」という想いを持ち、コニカミノルタマンの動画を通して伝えています。

日本人の性質を掴んだ共感の誘発

コニカミノルタマンの動画がヒットした理由として、「日本人のコンテクストを掴んだストーリー設計」であることが挙げられます。

具体的に日本人のコンテクストとは、日本が元来資源のない国であることから、できるだけ長くモノを使おうとする性質になります。加えて、長く使うために耐久性のある高品質の製品や商品を好む傾向があります。

コニカミノルタマンの動画では、その”高品質を求める” “長くモノを使おうとする“という性質を持つ日本人に対して、受け入れられやすい形で展開されています。

「高品質」について、資料印刷や名刺印刷、スマートフォンからワンタッチ印刷ができるようになっています。また、オートローパワーやオートシャットダウンができるパワーセーブという省エネ機能があることで、「長く使い続ける」ことができると示しています。

そうした日本人の性質を押さえつつも、費用対効果や効率の良い製品を導入すべきだと考えがちな経営者が、「俺専用にするから」とプリンタに人格を持たせて大事にするストーリーが加わったことで、日本人の心を掴むことに成功しました。

100万回再生の壁は何か

本動画ではある一定の共感を生むことに成功しました。しかし、爆発的な共感を生むことには至っておらず、再生回数が数十万再生に留まっている理由として、「動画の長さ」が挙げられます。

デジタルマーケティングを行うUnruly 社が調査した「2013年に世界で最もシェアされた広告動画トップ20」のうち、ほとんどが「3分以内」で制作されています。トップ20の動画のうち再生時間が4分以上のものは、わずか3つしかありません。

対して、コニカミノルタ社は8分弱と長めの動画であり、企業とユーザーの間で共感が生まれる前に、ユーザーの離脱が発生していると考えられます。

現代の動画マーケティングにおいてコンテンツの時間が長過ぎることは、ユーザーの商品・サービスに対する深い理解を阻害しているのではないでしょうか。

まとめ

商品・サービス情報を効果的にユーザーへ届け、認知を獲得するには、ユーザーと企業の間で親近感や共感を作り、話題を増幅させていく方法が一つあります。

共感を作るには先述の
1、コンプレックスや精神的なもの、人生経験といったユーザーのバックグラウンドに訴えかける
2、ユーザー視点に立ち、先回りしてユーザー課題を発見し問題提起をする

を意識する必要があります。

そして、その共感を多くの人に広げるための重要な要素として「時間の長さ」についても意識する必要があります。

出典:ニールセン社「Life with Mobile」

出典:ニールセン社「Life with Mobile」

分析・調査をするニールセン社が10月21日に発表したデータでは、動画サービスの利用デバイスについてスマホの利用者がPCを上回ったという結果が出ています。

動画マーケティングを行う上で共感を意識しつつ、伝えたいことをきちんと伝える。そして、今後はスマホファーストを念頭におき、「時間の長さ」も意識した動画を制作・展開していく必要があるのではないでしょうか。

(編集:サムライト

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