殿堂入り記事

2015年05月13日

ちゃんと効果測定できてる? TrueView広告「YouTubeアナリティクス」の見方

posted by VIDEO SQUARE 編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加
配信するだけで満足?動画広告は効果測定が大切

電通は、今年の2月24日に「2014年日本の広告費」を発表しました。

そのレポートによると、2014年(1~12月)の日本の総広告費は6兆1,522億円で、インターネット広告費は1兆519億円(前年比112.1%)と順調な伸びを見せています。

総広告費が増え続けるインターネット広告のなかでも、ここ数年話題となっている手法が動画広告です。ただ、企業の動画広告対する取り組みの多くが、「取りあえず制作する」ことで留まる傾向にあります。

その結果、動画広告の効果測定がしっかりできず、宣伝効果が実感できないという企業も出てきています。

そこで今回は、動画を配信する際の起点であるYouTubeの効果測定ツール「YouTubeアナリティクス」の見方について紹介していきます。

今まで、ただただ配信するだけであった動画広告をしっかりと分析し、宣伝目的を達成できるようにしていきましょう。

YouTubeアナリティクス設定方法

まずはYouTubeでアナリティクスを使えるよう、Googleアカウントを作成する必要があります。

アカウント作成からアナリティクスの利用までを、以下の手順に沿って見ていきましょう。

001
Googleアカウントを作成し、YouTubeにログインする。

002
クリエーターツールを開き、「動画」をクリックする。

003
「チャンネルを作成する」をクリックし、登録を行う。

以上の設定でYouTubeに動画を投稿できるようになり、動画ごとのアナリティクスも閲覧することができます。

YouTubeアナリティクスの見方

YouTubeアナリティクスを開くと、その中に多数のカテゴリが存在します。まずは、どのカテゴリにどういったデータ(数値)が表示されるのかを確認していきましょう。

1.概要

004

https://www.youtube.com/yt/playbook/ja/yt-analytics.html

概要レポートは、YouTubeにおける動画の効果をざっくりとまとめた統計情報です。気になるデータのボックスをクリックするとその詳細が表示されます。

2.リアルタイム

リアルタイムでは、直近で公開した動画5本の推定視聴回数が表示されます。データは2つのグラフに表示され、「過去48時間」「過去60分」ごとのデータがまとめられています。

3.視聴回数

005

https://support.google.com/youtube/answer/1714329?hl=ja&ref_topic=3029003

視聴回数では、チャンネルまたは動画の再生回数が表示されます。注意すべきは、アクティブな再生のみがカウントされるということです。つまり、自動再生設定にした動画からの再生回数は含まれません。

4.ユーザー層

006

https://support.google.com/youtube/answer/1715072?hl=ja&ref_topic=3029003

ユーザー層のカテゴリでは、以下のデータを閲覧することができます。

性別分布
視聴者の男女比が表示されます。男性・女性ボタンをクリックすると、各性別の視聴者の年齢層をグラフで確認できます。

年齢分布
青の棒グラフは各年齢層の男性視聴者の割合で、オレンジの棒グラフは各年齢層の女性視聴者の割合を表しています。

円グラフ
男女比を円グラフで表しており、青が男性、オレンジが女性を示しています。

視聴回数が上位の地域
視聴者数の多い地域が表示されます。

チャンネル登録者のユーザー層
動画視聴者のうち、チャンネル登録しているユーザー層を確認できます。

5.再生場所

再生場所レポートでは、動画が視聴されたページ・サイト・デバイスを確認することができ、表記方法は以下の通りです。

・YouTube動画再生ページ
・YouTubeチャンネルページ
・YouTubeの他のページ
・他のウェブサイトの埋め込みページ
・外部アプリ

6.トラフィックソース

007

https://support.google.com/youtube/answer/1714921?hl=ja

トラフィックソースでは、視聴者が動画を何経由で見つけたかがデータとして表示されます。経由した場所は以下のように表記されます。

YouTube検索
YouTubeのサイト内検索から視聴されたことを意味します

YouTube関連動画
別の動画の関連動画としてレコメンドされるサムネイルからの視聴を意味します

YouTube−その他の機能
アップロードページなど、その他のYouTubeの機能からの視聴を意味します

YouTubeチャンネルページ
チャンネルページからの視聴を意味します

YouTubeガイド
YouTubeトップページからの視聴を意味します

YouTube再生リスト
再生リスト内での視聴を意味します

不明−直接
ブックマークやURLを直接コピー&ペーストで貼り付けによる視聴を意味します

不明−埋め込みプレーヤー
他のウェブサイトに埋め込まれた動画からの視聴を意味します

7.端末

008
https://support.google.com/youtube/answer/3044697?hl=ja

端末では、[端末のタイプ]のタブをクリックするとパソコン・モバイル・ゲーム機・その他の端末について再生回数・推定再生時間(分)が表示されます。

また、[オペレーティングシステム]のタブをクリックすると、端末の種類の詳細を表示されます。詳細でわかる端末は次の通りです。

パソコン:
Windows、Macintosh、Linux

モバイル:
Android、iOS、Blackberry、Windows Mobile、Symbian、Bada, Linux

タブレット:
Android、iOS、Blackberry

ゲーム機:
Wii、PlayStation、Xbox、Windows Mobile

TV:
SmartTV、Android、iOS

8.視聴者維持率

009
https://support.google.com/youtube/answer/1715160?hl=ja

視聴者維持率とは、「その動画がどれだけ視聴者の注目を維持できたか」を表す指標です。「絶対的な視聴者維持率」と「相対的な視聴者維持率」の2種類あります。

「絶対的な視聴者維持率」は、動画の各時点での視聴回数を動画全体の視聴回数で割った割合です。

例えば、動画の15秒たったところで視聴維持率が80%ならば、動画を再生した80%の人は15秒たっても動画を見ていますが、20%の人は別のページに飛んだり、ブラウザを消したりしてしまったということを意味します。

「相対的な視聴者維持率」は、動画の各時点での視聴回数を同程度の長さの動画と比べたものです。つまり、グラフで値が高い部分は、他の同じ長さの動画と比べ、より多くの人が見ている部分ということです。

010
https://support.google.com/youtube/answer/1715160?hl=ja

また、トラフィック種類別の視聴者維持率というものも見ることができます。トラフィックは3種類に分けてあります。

自然検索
ユーザーが動画を検索したり、関連動画やチャンネルから来るなど、ユーザーの操作によるものです。

TrueViewインストリーム
動画の前に自動再生される広告で、5秒たったらスキップできたり、見終わるまで視聴目的の動画をみることができなかったりします。

TrueViewインディスプレイ
YouTubeの検索結果に現れる広告と、関連動画欄に現れる広告を合わせたものです。

このデータによって、動画広告再生中にどの時点で視聴者が減少するかがわかります。

9.登録者

011
https://support.google.com/youtube/answer/1714347?hl=ja&ref_topic=3029004

登録者は、動画・地域・期間ごとにチャンネル登録者数の増減が表示されます。チャンネル登録者というのは、定期的に動画を再生してくれる傾向があり、どの地域でどういった動画が人気あるのかなど、確認することができます。

10.評価

012
https://support.google.com/youtube/answer/1715144?hl=ja

評価は、動画に高評価・低評価をつけた人の数が集計し、ページ下の表には[反応数]というものが表示されます。これを見ると、どの動画が視聴者にとって人気があり、反応がよいのかが分かります。

※[反応数]=高評価数+低評価数+お気に入りの追加件数+削除件数+共有数+コメント数+登録者数+登録解除者数

11.お気に入り

013
https://support.google.com/youtube/answer/1715147?hl=ja

お気に入りは、動画をお気に入りに追加したユーザー数と、お気に入りから削除したユーザー数が表示されます。

また、期間と場所を選択し、お気に入りの累積数を確認することができます。

12.再生リストに含まれている動画数

014
https://support.google.com/youtube/answer/6191703?hl=ja

再生リストに含まれている動画数は、自分の動画が再生リストに追加された回数と、削除された回数を確認できます。

期間と地域を選択して、再生リストに追加された動画数も確認することができます。

13.コメント

015
https://support.google.com/youtube/answer/1715149?hl=ja

コメントは、動画にコメントした人の数が集計されます。画面下部の表には[反応数]が表示されています。

016

14.共有

022
https://support.google.com/youtube/answer/1733022?hl=ja

共有は、[共有]ボタンによって動画が共有された回数と視聴者が動画の共有に使用したサイト(Facebook,Tumblr,Bloggerなど)が表示されます。

15.アノテーション

017
https://support.google.com/youtube/answer/2683267?hl=ja

アノテーションとは、動画の上から吹き出しのように文字やリンクを貼ることができる機能です。その画面上には、「クリック率」と「閉じた割合」が表示されます。

16.カード(ベータ版)

018
https://support.google.com/youtube/answer/6165415?hl=ja

カードとは、アノテーションに今後取って代わるもので、現在(2015年5月8日)はまだベータ版となっています。

まずカードティーザーというタブの形で動画の右上などに登場されるので、それをクリックするとカードという商品広告が表示されます。

また、カードティーザー・カードともに表示回数・クリック率・クリック数が表示されます。

動画広告の効果を向上させるにどのカテゴリを見ればいいのか

019
https://creatoracademy.withgoogle.com/page/lesson/using-analytics?cid=viewership-bootcamp&hl=ja#yt-creators-best-practices-3

YouTubeアナリティクスで、どこに何のデータがあるかはわかったけれども、どのようにその数値を上げていけばいいのか理解しない限り、有効な改善策を打つことはできません。

そのため、動画が視聴者に届くためにはどのようなデータを組み合わせて考えていけばいいのかを以下に挙げてみました。

STEP1.視聴者がどうやって動画を見つけるのか理解する

020

分析に使えるカテゴリー:ユーザー層・トラフィックソース・再生場所・端末

視聴者に動画を気付いてもらうためにタイトルや説明文、サムネイルなどを変えてみながら、そのデータをもとにどういったアピールをすれば動画を見てもらえるのか、ノウハウを効率的に蓄えることができます。

STEP2.視聴者を惹きつけるポイント

分析に使えるカテゴリー:視聴者維持率

視聴者を惹きつけるため必要なことは、動画の中でどの部分が一番多くの視聴者の気を引いているかが視聴者維持率を把握することで見えてきます。

STEP3.再生セッションを理解する

021

分析に使えるカテゴリー:アノテーションのクリック率・再生リスト

1つの動画を見てもらえることはもちろん良いことですが、その動画を見た後にさらに多くの動画を見てもらうことで、ユーザーとのエンゲージメントが高まります。

エンゲージメントを高めるには、動画ごとに設定したアノテーションのクリック率からクリエイティブの最適化をし、別の動画を勧めてみるなど工夫をしてみましょう。

STEP4.チャンネル登録者について知る

分析に使えるカテゴリー:ユーザー層・登録者増加数・チャンネル登録者による視聴回数

チャンネル登録者は、自分の発信する動画に興味を持っている人たちです。登録者がどういった人たちで構成されているのか分析することで、ファンの期待を裏切らない動画を配信することができます。

まとめ

今回は、YouTubeアナリティクスを使って動画広告の効果を検証する方法を見てきましたが、YouTubeアナリティクスはグラフや表のスタイルなどさまざまなデータをまとめて見ることができます。

データを参考にどんどん改善すれば、より高い広告効果も望めるため、この記事をきっかけにYouTubeアナリティクスを使ってみましょう。

関連記事

Crevoの動画制作・映像制作が選ばれる3つの理由

  • 29万円から制作できる実施しやすい金額
  • 2,500名以上のトップクリエイターから選べる豊富なバリエーション
  • 初めての動画制作・映像制作でも安心のサポート体制

ご相談はこちら