コラム

2014年06月30日

動画の枠から飛び出した新しいマーケティング手法。プロモーション事例から見るプロジェクションマッピング

posted by VIDEO SQUARE 編集部

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プロジェクションマッピング

最近、耳にすることも多いのではないでしょうか。

東京ディズニーランド シンデレラ城に投影されるアトラクション「ワンス・アポン・ア・タイム」などの登場により、2014年はより一層の盛り上がりを見せるであろうプロジェクションマッピング。

ここでは、エンターテイメント、観光、医療などさまざまな分野で活用されているプロジェクションマッピングが、企業のマーケティングにも応用され始めていることをいくつかの事例とともに紹介していきます。併せて、どのようなフローで制作し、どれくらいの費用がかかるものかも見ていきましょう。

無限の可能性を秘めるプロジェクションマッピング

そもそもプロジェクションマッピングとは、ビデオやCGなどの映像を、プロジェクターのような映写機器を利用し、建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称を指すようです。

昨今、スマートフォンの普及と共に、動画マーケティングが普及する中、プロジェクションマッピングという技術は、デバイスやディスプレイに捉われることなく、世の中にある全ての物体を視聴メディアとして活用可能な点が1つの大きな特徴と言えるでしょう。

また、その表現力はさることながら、顧客自身が投影先である「場」や「物体」に目的を持って来ているケースが多いため、その「場」や「物体」のコンテクストを活用することで、絶大な訴求力やインパクトを視聴者に残すという点も忘れてはなりません。

それに加え、そのエンターテイメント性、話題性、SNS上での拡散力を考慮すると、プロジェクションマッピングを活用した動画マーケティング、または映像マーケティングの無限の可能性を感じずにはいられません。

プロモーション事例

そんなプロジェクションマッピングの導入事例が今年に入り続々と登場しているため、早速、その具体的なプロモーション事例について見ていきましょう。

■KDDI×講談社×ショッピングモール



2014年4月、講談社とKDDIにより、ラゾーナ川崎プラザにて「au スマートパス presents 進撃の巨人 プロジェクションマッピング」が実施されました。漫画の世界観を存分に表現する約9分の大作。「auスマートパス」会員向けに、プロジェクションマッピングの迫力を味わえる特別観覧チケットのプレゼントも実施されました。

 

■モンデリーズ・ジャパン×ソニー・ピクチャーズ×映画館



2014年4月、菓子ブランド「メントス」と映画「アメイジング・スパイダーマン2」のコラボレーションにおけるキャンペーンの一環として、「アメイジング・スパイダーマン2」試写会で本編上映前にプロジェクションマッピングを活用したメントスCMがオンエアーされました。

「映画館では、劇場への入場導線上でメントスのスペシャルサンプリングも実施し、プロジェクションマッピングと併せて五感で感じるエンターテイメントを提供」(キャンペーン担当者/Agency=ビーコンコミュニケーションズ、プロダクションパートナー=レイ+AOI Pro. +シネブリッジ)と、商品をサンプリングで受け取った直後にインパクトのあるCMを見てもらったことで、商品に関するSNS上での口コミも多く生まれたそうです。


■日清食品×駅ナカ

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日清食品がJR渋谷駅で展開している「どん兵衛屋 渋谷駅ナカ店」が2014年6月にリニューアル。店内にて、商品の歴史や販売中の商品の紹介ムービーなどをプロジェクションマッピングで上映中です。駅ナカのレストランという滞在時間が比較的短い環境でありながら、商品の印象を強く残すことの出来る施策と言えるのではないでしょうか。


■リゾートホテルBREATH HOTEL×部屋の中

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2014年6月、鵠沼海岸にオープンしたばかりのリゾートホテル・BREATH HOTEL。オーシャンビューの部屋が多い当ホテルの中で『唯一海が見えない部屋を「内装=マッピング」で特徴をつけることに発想を転換』(ネイキッド プレスリリースより)。部屋に入ると演出が展開され、終了後も部屋の中のボタンひとつで楽しむことが出来るそうです。


■ベーネコスメティクス×部屋の中



同じく「部屋の中」という視点では、「風呂ジェクションマッピング」と題し、お風呂の楽しい世界観を表現すべくWEBムービーの中でプロジェクションマッピングを活用する事例も登場しています(ベーネコスメティクス)。これまで主だった「大規模な建造物」のみならず、場所や規模がより身近な形となってプロジェクションマッピングの活用が広がっているのが、今年の傾向といえるでしょう。

 

プロジェクションマッピングの実施フローと費用

ディスプレイの中にとらわれず、壁面や立体物があればどこでもできるプロジェクションマッピングですが、実際にマーケティングで活用するとなると、どういった制作フローで、どれくらいの費用がかかるのか紹介していきます。

一般的な実施フロー

1、企画立案
企業へのヒアリングのもと、開催場所・期間・映像の規模(投影サイズ)・コンテンツ内容・上映時間を相談し、プロジェクトの大枠を決めていきます。

2、現地での投影場所の選定・調査
投影する建造物の具体的な選定およびその図面の入手、投影場所に遮蔽物はないのか、プロジェクションマッピングに影響を与えるような電光はないのか、法令・条例に反しないのかを調査します。

3、見積もり
コンテンツ制作費用や企画費、当日使用する機材レンタル費や投影場所の許諾手続きなどを含めて算出します。

4、コンテンツ制作
入手した投影場所の図面や周辺状況を加味しつつ、投影対象物のサイズに合わせた動画制作やシナリオ作成、音響などを制作していきます。

5、シミュレーション
制作した動画コンテンツを投影対象物の模型を利用して、動画自体の修正やプロジェクターの設置場所などのシミュレーションをします。

6、投影デモ
依頼主を交えた、デモ会を行いコンテンツに問題がないか最終確認をします。

7、現地での施行、リハーサル
機材の設置やコントロールルームの設営を行い、実際に映像を投影し、周囲の電光による干渉や動画自体のズレはないか、音響の聞こえ具合などを確認し調整していきます。

8、本番
人の誘導といった現場ディレクションやプロジェクションマッピングの実施をします。

費用感

1、小規模プロジェクションマッピング
(5mサイズの対象物へのプロジェクションマッピング)
目安金額:300〜500万円

2、中規模プロジェクションマッピング
(6〜15mサイズの対象物へのプロジェクションマッピング)
目安金額:500万円〜1200万円

3、大規模プロジェクションマッピング
(屋外建築物へのプロジェクションマッピング)
目安金額:1200万円〜

まとめ

いかがでしたでしょうか。動画マーケティングならぬ映像マーケティングの可能性を感じていただけたのではないでしょうか。

制作の費用感が比較的割高であることや、まだまだ確立されていないマーケティング手法であるため、プロモーション事例は多くはありませんが、その訴求力、エンターテイメント性、話題性、SNS上での拡散力に魅力を感じていただける場合は、ぜひ一度導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。

(編集:サムライト

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